えっ、シスコン魔王様とスイッチ姫みたいな力ですか?   作:のんのんびり

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第二話 神器

 

 

 

 結局、心の底から理不尽を叫びまくるだけした俺は、自転車で風を感じながら帰宅した。晩御飯も家族みんなで食べたが、正直上の空だったと思う。今日が金曜日で助かった。こんな状態で学校に行くのは、ちょっと遠慮したい。はっきり言って、俺の将来的に何も解決していない。ある程度、俺の今後を考えておかないと死亡フラグがどこで立つかわからないからだ。

 

 俺の頭が急によくなったのは、やはり前世の記憶で間違いないようだ。この世界が、『ハイスクールD×D』の世界だと自覚したと同時に、しっかり前世を認識できた。ただ、昔の俺の知識や記憶を受け継いだだけで、俺自身の精神に変わりはないのだろう。漫画やゲームが変わらず好きで、外で身体を動かして遊ぶのが大好きな小学二年生のままだ。まぁ、理解や感性はかなり影響を受けているみたいなので、融合したと思うことにしよう。少なくとも、俺は俺だと思う。

 

 前世を思い出したきっかけはわからないが、今回はありがたかったと思っている。そうじゃなきゃ、俺はこの先神器を持っていることを知らずに、のんきに過ごしていっただろうから。もちろん、一生神器に関わることなく人生が終えられたというのなら、前世の記憶なんてなかった方が良かった。だけど、そんな可能性の方が低いかもしれない。それなら、知識はあった方がいいだろう。

 

「うーん、だけど。まず俺って、何をすればいいんだろう」

 

 一緒に風呂に入ろうとした父親を「思春期だから」で一蹴し、一人風呂を満喫しながら俺はつぶやく。部屋には姉がいるし、多少ゆっくり一人になれるのがここしかなかったのだ。あと、父さんのショックな顔は、見なかったことにする。思春期って言葉、超便利。

 

 

「俺って、立場的にはオリジナル主人公ってことになるのか? 原作知識持ちの。しかし、オリ主って何をするんだ」

 

 『ハイスクールD×D』の世界に転生した主人公の行動を思い浮かべてみるが、大体は戦闘していた。この原作自体がバトルとエロ中心なのはわかっているけど、どこかに平和な二次小説で暮らすオリ主ものはありませんかー? ……わかっている、日常系のオリ主なんて書くより、戦闘してTUEEEする方が爽快に決まっている。俺がよく読んでいたのだって、そういう系統ばかりだ。それでも、溜息が漏れてしまった。

 

 本心から言えば、憧れはあるのだ。神器だって持っているんだし、カッコよく敵を倒すなんてすごいじゃないか。可愛い女の子だっていっぱいいるし、彼女たちの前に颯爽と現れてヒーローみたいに助ける。もしかしたら、俺のことを好きになってくれるかもしれない。恋人になってくれたら、すごく嬉しいだろう。

 

 だけど、そのために俺は命を賭けられるか?

 

「たぶん、無理だよな。情けないし、すごいチャンスなのかもしれないけど、……やっぱり無理そうだ」

 

 原作の流れを知っているから、助けを求める人たちを俺は助けられるかもしれない。だけどそれは、今の俺の全てを擲ってでもしないといけないことだろうか。優しい家族、守ってくれる社会、平穏で楽しい毎日。全体的に見れば、仮初の平和なのかもしれない。それでも、一度壊れれば元通りにはならないとわかっている平和を、わざわざ自分の手で壊したくない。

 

 何より、俺自身の命だって満足に守れるかわからないのだ。冷たいが、他人を気にしている余裕がない。いつ会えるのか、どこにいるのかもわからない相手のために動くなんて、この世界じゃ自殺行為だ。インフレだぞ、超インフレ世界だぞ。まずどう動くにしても、しっかりとした足場の確保が必要だ。

 

「となると、俺がまずやるべきことは情報収集か」

 

 まず安心したのが、俺が住んでいるここが駒王町ではなかったことだろう。これだけで、原作の危機の多くを回避できた。うん、駒王町の住民のみなさんの死亡フラグがやばすぎる。一ヶ所にフラグを集めすぎだ。

 

 駒王町が本当に存在するのか。駒王学園も存在するのか。そして、今が原作のいつなのかも大切だ。三大勢力が和平を結ぶ以前か、以降かで敵が大きく変わる。二次小説だと、主人公と同年代に生まれることが多いけど、どうなんだろう。できれば、原作なんてとっくに終わった数十年後とかが俺の希望なんだけど。モブに対して、もうちょっと優しい世界になっていたら嬉しいな。

 

 俺は七歳だから、まだ親の庇護がないと厳しい。お金もないし、一人で生きていくことはできない。つまり、俺が神器を持っていることを、どの勢力にも知られる訳にはいかないのだ。殺されたくも、連れ去られたくもない。だけど、逃げることもできないから。家族を人質に取られたら、もうどうしようもない。

 

 調べる時も、慎重にいこう。駒王町が本当に存在しても、すぐには足を踏み入れない。悪魔がいることは確実なんだから、もし神器の波動とかを察知されたら終わりだ。あとは原作の登場人物だけど、自分から会いに行くことはしないようにする。全員癖がありすぎる。まぁ、気軽に会いに行ける立ち位置の相手もいないし、これは取り越し苦労になるだろう。

 

 

「あとは、……神器どうしよう」

 

 俺もオリ主くんたちに倣って、修行とかするべき? 原作主人公のように、岩を背負いながら走り抜けるとか? 確かに俺の神器は、アーシアやギャスパーのような補佐や特殊系の神器ではない。系統的には、攻撃系だろう。だから身体を鍛えることは、必要ではあるかもしれない。

 

 しかし、現実的に考えてどうやって修行ってするの? 習い事として、空手や柔道を習って身体を鍛えることはできるだろうけど、それってたぶん違うよな。実戦的な戦い方を教えてくれる人なんて、そんなすぐに見つかる訳がない。独力で鍛えるなんて、もっと無理だろう。武術の武の字も俺は知らない。

 

 モブにまだ優しい世界なら、修行もそこまで本格的じゃなくてよかっただろう。しかし残念ながら、ここはモブにとって鬼畜の世界だ。はぐれ悪魔が「お腹すいたー!」で来るかもしれない。堕天使が「神器はっけーん! 消毒だー!」で来るかもしれない。教会は神様が死んでいることを俺は知っているし、神器所有者への扱いや人体実験、狂信者は怖い。テロリストなら「戦力だー!」で誘拐されて、下手したら精神崩壊だ。

 

 現実逃避して、後悔する結果になったら目も当てられない。故に、神器を使いこなせるぐらいの修行は必要だろう。体力があって困ることもないから、走り込みとかして、身体を鍛えることも始めよう。

 

 それにしても、俺の神器って正直どうなんだろう。シスコンだけど、超越者と呼ばれる魔王様と同じような力なんだから強いと思うべきか、それともスイッチ姫みたいに「あれ、乳以外に活躍……」的な微妙な立ち位置になってしまうのか。いやいや、彼女もすごかっただろう、必殺技とか。それなのに、どうしてそこばっかり覚えているんだ俺。とりあえず、俺の神器は神滅具(ロンギヌス)よりは下なのだろう。名前を聞いたことないし。

 

 とりあえず、自分の神器についてもっと詳しく知ろう。そんな風に考えて、俺は風呂から上がり、たそがれていた父さんを横目に見ながら、ベッドの中に入った。ちょっと考えすぎた所為か、実はのぼせていたのか、俺の意識はすぐに暗闇の中に沈んだ。

 

 

 

――――――

 

 

 

「結論として、これグレモリー兄妹より使い勝手が悪くね?」

 

 俺がまだまだ未熟なのもあるだろうけど、溜息が漏れてしまったのは仕方がないことだろう。思えば、消滅の魔力そのものを操り、圧倒した魔王様と違い、俺の消滅の力は俺の手に持つこの槍でしか発動しないのだ。槍で刺したものだけ、消滅できるようだ。二人のように、滅びの魔力を投げたり、形を変えたり、全身を覆ったりできない。点や線でしか消滅させられない俺と違い、面での消滅ができるのが二人の強みだ。

 

 消滅の力は強力だ。それはわかっているが、俺の上位互換のような人物がいるとわかっていると、やっぱりへこみたくもなる。攻撃面に関しては、完全に向こうの方が上だな。

 

「しかも、何でも消滅させられる訳じゃなさそうだ。今のところ、『これを消滅させろ』と意識を向けないと消せないし、一つのものしか消せない。……なんでもかんでも消さずにすむのは、安全上助かるけど」

 

 土曜日、友達と公園で遊ぶと親にごまかし、ついでにお昼ご飯も向こうで食べると言っておにぎりを作ってもらった俺は、自転車を走らせて山道を走り続けた。神器の修行は、絶対に人目に入ってはいけない。昨日神器を発現した広場だって、全く人が通らない訳じゃない。そのため、人がおらず、消滅の力を確認できるような自然物が多くある場所へと向かったのだ。

 

 自然を守ろう、という地域の方針で残されているこの住宅街から離れた小さな山は、時々伐採に来る業者の人間以外立ち入ることはない。足場も悪いため、子どもは危ないと言われ、歩くのにも適さないことから、大人も入ってくることがない。まさに修行場所にうってつけだろう。自然の障害物が多いと言うことは、俺の修行にもよかった。

 

 神器を取り出すのは、昨日より簡単だった。一度発現すれば、あとは自分の意思で発動可能とスイッチ姫が言っていた通りである。最初は、手に持った槍の先端を落ちている小さな石に当てたが、何も起こらなくて驚いた。しかし、「消えろ」と言いながら刺した瞬間、「シュン」と音が鳴ったと同時に消えたのだ。次は声に出さずに、心の中で思えば消えることが判明する。

 

 徐々に石の大きさを変えていくと、手のひらぐらいの石になったら石全体ではなく、先端に当たったところだけが消滅した。「全部消えろ!」と考えると、なんとか全部消せたが、そのすぐ後ドッと疲れが出てしまった。まるで全力疾走した後みたいだ。こうやって少しずつ能力を考察した結果が、最初に言った使い勝手が悪いであった。

 

 

「朝の内は息を切らして消せた大きさの石が、昼になったら少しの疲労で消せるようになった。つまり、この消滅は俺のレベルによって、消せる格っていうのが変わるって訳か」

 

 この槍を使えば、どんな強敵でも消せる。なんて、楽なことにはならないようだ。俺が弱ければ、弱いやつしか消滅できない。強いやつが現れても、ちょっと刺して終了にはならないってことか。それでも、点の攻撃に関しては、消滅の力が強く働くようだ。

 

「このおにぎりうっめ、うんうん。……さて、午後はどうするか」

 

 母さんが作ってくれた昼食を腹に入れ、水筒のお茶を喉に流す。この槍の能力をある程度なら理解できた。消滅の力に関しては、これからも継続的に練習し続けていくしかない。とりあえず、目標は手のひらサイズを疲れずに消せるようになることだな。

 

「消滅の力か、……なんか他に使えないかなー」

 

 はっきり言って、戦闘として使うにはこの槍はまだまだ俺には扱えない。無機物の石を消滅させるだけで、この疲労感である。生き物にはまだ試していないが、なんとなく今の俺の実力じゃ無理だとわかる。槍の先端を消そうと思うものに向けたら、「これは消せるけど、これは無理」みたいな感じがなんとなく感じ取れるのだ。しかし、このままじゃとてもこの世界で生き残ることなんてできなさそうで、ぶっちゃけ泣きそう。

 

 修行して、強くなれた後ならまだいい。だけど、もし修行中に敵が現れたらやばい。正直数年ぐらい頑張った程度じゃ、人外魔窟どもに勝てる気が全くしないのだ。

 

「一番怖いのは、神器が出すっていう波動なんだよな。兵藤一誠は、神滅具だったからかもしれないけど、発現すらしていない神器すら嗅ぎ取られた。なら、神器に覚醒してしまった俺が探知される可能性はなくはない。悪魔か堕天使か天使かテロ組織か、それこそまだ勢力があるらしいし、その内のどれかにもし見つかったら……」

 

 無視してくれるかもしれない、殺されないかもしれない、仲間として受け入れてくれるかもしれない。だけど、そんなもしもに縋るのはとてもできない。堕天使の総督や、魔王様たちや、ミカエルさんたちのような、良識的な相手ならいいが、揃いも揃ってとてもお近づきになれるような方々じゃない。何より一番出会いそうな下っ端が、最も怖い。他種族だけでなく、確か人間も神器に対して否定派がいたはずだ。

 

 考えれば考えるほど、深みに嵌まっていく気がする。どいつもこいつも、本当に安全圏がいない。

 

 

「……俺が、心配性なだけなのかなー」

 

 自分でも大きいと思う溜息を吐き、後ろにあった木にもたれ掛った。なぁ俺、もっと楽しんだってよくないか。前世の記憶があるんだぞ、この世界について知っているんだぞ、死ぬことばっかり考えなくてもよくないか。もっと気楽に考えたっていいじゃないか。何も起こらない可能性だって、ない訳じゃないんだから。可愛い女の子と出会えるかも、ぐらいの余裕があってもいいだろうに。

 

「わかっているけど、だけど……。せめて、何か心にゆとりが持てないと無理だ。俺だけじゃない、家族にまで迷惑がかかったら嫌だ。なんとか神器の波動だけでも、隠したり消したりすることは……、消す?」

 

 俺は勢いよく顔を上げた。できるのかなんてわからない。こんな突拍子もないこと、あのグレモリー兄妹だってしなかった。こんなことができる確証なんてない。だけどもし、……もし俺が消滅させられるものが、物だけじゃなかったら。

 

「確か、この槍は消滅するものを選択できた。これで、神器の波動を消すことを選択すればもしかして」

 

 神器そのものを消すのは、無理だとわかる。だけど、俺に漂う神器の波動だけを一時的になら消すことができるのではないか。そんな俺の思考と連動するように、不意に頭の中に肯定のような声が響き渡り、いけるような気がした。

 

 

「よし、消えろ! 俺の神器の波動よ! 消滅の紅緋槍、発動ォッ!!」

 

 痛ってェェッーー!! 普通に血が出たァァーー!?

 

 

 

―――――――

 

 

 

「そうか、俺自身に効果を及ぼすだけなら、槍のどこかに触れているだけでもいいのか。そうかそうか、マジ痛ェ……」

 

 手の甲に突き刺したことでなんとなく効果があったのはわかったが、刺している間しか効果はあらわれなかった。でも、ずっと槍を突き刺し続けるのは俺が死ぬ。出血多量で死ぬ。そう思っていたら、俺が消滅の選択を考えながら槍に念じ、それに触れることで効果が出ることに気づいたのだ。つまり、結果は刺し損だ。もう少し冷静になって対処することが大切だ、とよくわかる出来事である。

 

 ちなみに次にネックになった槍の大きさだが、午後は槍の大きさを変化できないかに時間を費やした。何度も槍を出しては、小さくなる様に訓練し続けたのだ。おかげで俺の身長よりもはるかに長かった槍が、ポケットの中に納まるぐらいには小型化できるようになったのだ。実際俺の身長的にも、使いづらかったしな。俺の執念の賜物である。

 

「正直滅びの魔力の劣化版かと思っていたけど、これは上手く使えば色々できるかもしれないな。物以外にも『消滅』が効くなら、使い方次第では安全を確保できる」

 

 思わず口元に笑みが浮かんでしまったが、仕方がないだろう。まさか攻撃一辺倒の代物だと思っていた神器が、思わぬ副次的効果を持っていたのだ。さすがは神様が作った代物、すごすぎる。初めて神様にちょっと感謝したよ、そもそも俺が神器を持つことになった原因は神様かもしれないけど。

 

 

「ちょっと、奏太。明日は怪我した手を見せに病院に行くんだから、早く寝なさい。大事にならなくてよかったけど、奏太の怪我にお母さん泣きそうだったんだからね」

「うわっ、姉ちゃん。ちょっとこけて刺しちゃっただけだから、そこまで大げさにしなくても」

「じゃあ、最初から怪我なんてしない! 次からは周りを見て、ちゃんと気をつけなさい。やっぱり、今度から私も一緒に遊んだ方が――」

「姉ちゃんは姉ちゃんで、付き合いがあるでしょ。男の子の遊びって、たくさん動くし大変だよ。大丈夫、次からはちゃんと気を付けるからさ」

 

 もう次からは、絶対軽率なことはしない。というより、怪我をしない様に気を付ける。家族を心配させたくないし、怒られるのはやっぱり嫌だ。行動を制限されたら、修行もできないからな。

 

 とりあえず、今日一日で神器のことや、これからの方針をある程度決めることができた。神器の波動をなんとかできたおかげか、かなり自分でも心にゆとりができたように思う。明日の午前は病院で潰れてしまうし、親からの注意もあるから、午後はこの世界のことについて調べてみよう。

 

 まだ、俺がこの世界でどうしたいのかは決まっていない。自分でも臆病だと思うし、情けない性格だとわかるけど、それでもこの世界を精一杯に生きたいのだ。前世の俺が死んだ時の記憶はぼんやりとしかなく、どうして死んでしまったのかは正確にはわからない。それでも、死にたくないという気持ちが強く残っているような気がするのだ。

 

 今の俺には目的がないので、とりあえず死亡フラグの全力回避を頑張るでいいと思う。記憶を思い出して、まだ二日。神器との付き合いも、まだ二日だ。焦らず、少しずつ前に進んでいこう。

 

「それじゃあ、俺は大人しく寝まーす。お休み、姉ちゃん」

「……うん、お休み。奏太」

 

 いつもならまだ起きているぐらいの時間だけど、ぶっ通しで修行したからか、すぐに瞼が重くなった。明かりの消えた部屋。微睡んだ意識の中、俺は寝巻のポケットに入っている神器にそっと触れる。俺にとって神器は、厄介事の塊でもあり、俺の唯一の生命線でもあった。俺にこの世界を教えてくれた存在でもある。どうせ俺から引きはがすことはできないんだから、一蓮托生だ。神器を引き抜かれたら、俺は死ぬしな。

 

「だからよろしく頼むからな、相棒」

 

 ポケット越しに一度だけ神器を強く握ると、俺はすぐに眠りに落ちた。

 

 

 

「痛ってェェェッーーーー!!」

 

 そして、寝返りで運悪くおしりに小型神器が突き刺さって、強制覚醒させられて三日目の朝を俺は迎えるのであった。ちなみに、二段ベッドの上で寝ていた姉に、この後こってり怒られた。やっぱり神器(こいつ)、疫病神かもしれない。説教と尻の痛みに憂鬱になりながら、俺はガクッと項垂れた。

 

 


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