さて、今回もifルートの誕生日編、海未ちゃんバージョンです。
きちんとしたお話が読みたい人、16話の読みたい人は3月21日の更新を待ってください。
締め切りの日付がヤバすぎてマジで焦りました…。
結構長めです。誕生日編は長くなる傾向にあるらしい。前のえりち誕生日編前編後編合わせて13000文字だしね…。それよりは短くなったのでよしとしましょう…。
そして後半だいぶシリアスな誕生日です。なんと私はシリアスを書かないと死んでしまう病に感染していました。ほんと、なんでこうなったんでしょうね…。
それでは、どうぞ。
―――そう、
★
2016年、3月15日、火曜日。
『ハッピーバースデー、海未ちゃん!!!』
この日、
「―――穂乃果、ことり…ありがとうございます!」
時刻は16時43分。
まだ十分に空は明るく、「
それに、外を飛び交うカラスのカァ、という鳴き声が、ただの縄張り意識だけでなく、東の空に見え始めている「
そんな鳴き声に追いやられて視線を部屋へと戻すと、オレンジを基調とした穂乃果の部屋を、色とりどりのカラーテープと、机の上に鎮座しているバースデーケーキ、そして何ともふやけたような音で鳴らされるクラッカーが、暖色、寒色お構いなしに彩を添えていた。
一言で表すとするなら、「
赤、オレンジ、青、水色、黄、桃色、緑、紫、白、灰色、黒。
およそこの世に存在するすべての色が、一堂に会したような今の情景。
それはお世辞にも「センスがいい」とは言えないが、どこかほっとする色の配置。
その「色」の中心でクラッカーを構えて微笑んでいるのは、「白」と「オレンジ」の女神にして、海未の大切な幼馴染、
しかし
勿論赤の他人も、自らの家族も、
つまり今回の誕生日会は幼馴染3人だけ。
気心の知れた、心の許せる、
そのささやかながらも華やかなもてなしに、海未は感謝の言葉と笑顔を浮かべる。
「―――じゃーん、バースデーケーキでーす!!」
「私が作ったの~♪」
海未のその笑顔に、もてなす側の穂乃果とことりもぱあっ、と顔を輝かせた。
少し残っていた不安が、今の海未の笑みで霧消したのだろう。
だからなのか、2人は穂乃果の部屋の中央のテーブルに鎮座するバースデーケーキを、同時にびしっ、と指さして、ふふん、と誇ったような顔をした。
ことり作らしいそのケーキは、「17」という数字のロウソクと、「誕生日おめでとう」とデコレーションされたチョコレートが乗っているところを除けば、一見何処にでも見るようなショートケーキに見える。
だが海未は知っていた。
ことりは魔法の使い手であることを。
「
これで美味しくないはずがない。
「…美味しそうですね…」
「ふふっ、海未ちゃんの誕生日だから、私、頑張って作ったんだ~♪」
「ことり…ありがとうございます。いつもいつも、頼りにしてしまって…」
「ううん、気にしなくていいよ?私だって海未ちゃんにはお世話になってるし、恩返ししたいなーって、思ってたから」
「…私も、海未ちゃんにはいーっぱい仕事させちゃったからね。遠慮なく食べてよ!…それにね、海未ちゃん。このケーキ、つまみ食いしたときも、すっごく美味しかったんだよ!!」
「穂乃果、また太りますよ…。…でも、これだけ沢山甘いものが目の前にあったら、それもあまり意味ありませんね…」
「それよりも穂乃果ちゃん?いったい、いつ、つまみ食いをしたのかな?」
「―――はっ!!しまった!!海未ちゃんのワナに引っかかってしまった!!」
「それを言うなら誘導尋問じゃないの~?」
「それに、私は別に何もしてませんよ?―――というか、もうロウソクを消してもいいですか?…正直、早くケーキを食べたくて仕方ありません…」
「わ、分かった!…じゃあ、電気消すね?」
「ええ」
うまくことりの尋問から逃げた穂乃果が、カーテンを閉めて、スイッチを押して電気を切る。
すると、光源だった蛍光灯と窓からの光が遮られ、部屋は炎でライトアップされただけとなった。
幻想的で、神秘的なその光景。
海未はそこにかつて神田明神で見た星空を思い返して、目を閉じる。
『ハッピーバースデー、トゥーユー、ハッピーバースデー、トゥーユー♪』
「…やっぱり、少し照れますね…」
『ハッピーバースデー、ディア、海未ちゃーん♪ハッピーバースデー、トゥーユー♪』
「…ふーっ」
そして、海未はロウソクの炎に息を吹きかけて、雑念を炎とともに吹き飛ばした。
とたんに真っ暗になる室内。カーテンと窓の隙間から光が零れて、自ら発光するように煌めいている。
そこに言葉が降りかかってきた。
『おめでとーーーっ!!』
拍手と歓声、心の底からの祝福に、海未は再び笑みをこぼす。
そして緩む頬を押さえながら、ケーキを切り分けるために、電気をつけた。
★
「…それでねー、
「すっごくいいタイミングだったんだよ、北村先生がこけたの。ちょうどチャイムが鳴ったのと同じタイミングでね?…あ、思い出したらまた笑えてきた…!」
「あの北村先生が?きちんとした先生ですよ、あの先生は」
「えー、私はなんかやだな、北村先生。ことりちゃんばっかり見てるんだもん」
「ぅえっ!!?わ、私…?」
「そーだよー。授業中も、休憩時間も、たまにことりちゃんのほうをチラチラ見てるし」
「…そういう穂乃果ちゃんだって、北村先生に見られてること、あったよ~?」
「私が~?それはないよー。それに居眠りしてるのバレちゃうじゃん!!」
「…穂乃果ちゃんはもうちょっと自分の魅力を分かったほうがいいと思うよ」
「そうかな~?…っていうか、見るなら海未ちゃんでしょー。海未ちゃん可愛いし、なんか、こう、大和なでこ?みたいな感じだし!」
「…私は別に可愛くなんてありませんっ!!…大和なでこじゃなくて
「ありゃ、そうだっけー?」
「そうですよ。…それに、先生から視線を感じたことはないです」
「…あ、そうか、海未ちゃんは隣に
「私のことはどうでもいいのです!!…でも、北村先生の授業は結構分かりやすいですよ?…質問すると親身になって答えてくれますし、アイドル活動にも興味を示してくれますし…」
「確かに、授業は分かりやすいもんね…地理は、私あんまり好きじゃないし、なかなか点数伸びないし…」
「私も地理は少し苦手です…。南米の地理、覚えるの大変でしたし」
「あそこ次テスト出るんでしょ?柊哉が『今度こそはきたむっちゃんにぎゃふんと言わせてやる!!』って猛勉強してたよ」
「そうなの?しゅう君、社会系統は得意だって言ってたけど…」
「柊哉さんが好きなのは日本史と世界史、それに公民の3つですよ、ことり。地理では70点を超えたことがないはずです」
「へぇ~。よく知ってるね、海未ちゃん」
「柊哉さんがいつも得意げに見せてくるんですよ…」
「しゅう君ってどこかおかしいよね…ほかの教科は軒並み60点台なのに、公民の小テストではいつも90点台、日本史と世界史の小テストはいつも100点満点なんて、普通は出せないよー」
「そこは柊哉がおかしいってことで!!…私も人のことは言えないけど」
「そういえば穂乃果、昨日の数学の小テスト、いい点数はとれましたか?」
「え、えーっと…い、一応、50点は超えたよ…赤点は免れてるよ…」
「…ことり、本当のところは?」
「え、数学の
「はぁ~、また補習ですか~…穂乃果、今回が2年生最後のテストだったんですよ?」
「し、仕方ないじゃん!!一番苦手な微分積分が出たんだから!!」
「開き直る前に勉強してください…」
そこから15分もしないうちに、3人はケーキやお菓子を食べながら、会話に花を咲かせていた。
日常の面白かったことの会話から、先生の話、勉強の話、そしてテストの話へと、話をつなげ、切り取り、パッチワークのように貼り付ける。
それがこの上なく楽しい、と、海未は感じていた。
やはり「友人との会話」こそが、最上級の
ましてや会話の相手は、最も長い時間一緒にいる幼馴染の2人。
海未も気兼ねなく話すことができるし、会話が弾まないほうが珍しいくらい、多くの話題を共有しているのだ。
つまり。
大好きな幼馴染と、大好きな環境で、大好きなお喋りをしながら、大好きな甘いものを食べる。
それが出来る今、海未は幸福感にとろけてしまいそうだった。
(―――他のメンバーがいないのは残念ですが…仕方ないですね)
ふとよぎった無念さを、海未は幸せで塗りつぶす。
確かに全員揃っていないと寂しいが、今の状況で海未は十分嬉しいのだ。
これ以上の贅沢を望んでは罰が当たってしまうだろう。
他のメンバーを悪く言うなんてもってのほかだ。
―――ただ、ひとりを除いて。
「―――それにしても、なんで柊哉さんは来なかったんでしょう?」
海未は感じた疑問をそのまま言葉に乗せた。
その疑問に、穂乃果もことりも「あー」と腕を組んで、考え込む姿勢になる。
海未のクラスメイトにして、女子高・国立音ノ木坂学院に通う唯一の
μ’sの10人目のメンバー兼裏方で、
「軽薄」という言葉が異常に似合う、だが「真面目」という言葉もたまに見え隠れするギャップの激しい男。
イメージカラーは「黒に近い灰色」と自称する、
そして―――不本意ながら、
(…というか、それ以前にどこにいるのかすら分かりませんし)
そんな彼―――柊哉は今、『今日の誕生日会は無理やもしれぬ!!…すまんな、海未』とだけメールで言い残し、行方をくらませている。
これは決して、嘘でも
柊哉は海未の電話どころかGPSにすら捕まらないのだから。
恐らく携帯の電源を切っているのだろうが、海未としては、「また面倒ごとの山に放り込まれているのですか…?」と、心配になってしまう。
前もそうやって無理をして、いっぱいボロボロになってきたのだから。
まして3年生が卒業して、柊哉のストッパーが減った今、柊哉が神経をすり減らすのは悪手でしかない。
しかし、柊哉はまた、海未に内緒でどこかへ行ってしまった。
その事実に海未は、「少しくらい相談してくれてもいいのに」と、柊哉に唇を尖らせる。
自分だって柊哉の横に立ちたいのだ。
柊哉を横で支えたいのだ。
それなのに。
それなのに。
(…柊哉さんの意地悪…)
そんなちょっとの
「柊哉さんだったら、こういうイベントには真っ先に駆け付けそうなんですけど…お休みだなんて、いったいどうしたんでしょうか」
その辛辣さに
隠しようのない大きな驚きを視線に内包して、海未の目をまっすぐに見ている。
穂乃果も信じられない、といった具合で海未のことを見やっていた。
言葉を挟むこともせず、ただ静かに、驚きながら、黙り込んでいた。
海未はその2人の反応こそ信じられなかった。
何故この質問に会話を返さないのか、と問いを浮かべるほどだった。
だがそのことについて何か言う前に、うつむいた彼女の口は言葉を紡いだ。
もう今は戻ってこない過去を悔いるように、あるいは
「…思えばいつもそうなんです。柊哉さんは、いつも肝心なところでぼかして、しゃんと決めてくれません…」
「「………………」」
「でも…柊哉さんも、柊哉さんなりに頑張っているのでしょう…というか、頑張らないと、μ’sの10人目なんて務まりませんし、私が務まらせません」
「「………………」」
「…ここは私がしっかりして、柊哉さんにビシッと言ってあげなければ…」
「「海未ちゃん」」
そんな海未の
おかげで海未の口は、次の言葉を紡ごうと口を開いたところで、ばっちり固まってしまっている。
(…しゃ、喋りすぎましたか…?)
海未は穂乃果とことりのほうを振り向いた。
心配と不安に駆られて、おずおずと顔を上げた。
下を向いている2人の顔はこちらからは見えないが、ことりの口元が、ぷるぷると少し引きつっているのが見える。
しかし何故か、海未にはそこに糾弾や弾劾の意思は窺えなかった。
代わりに見えたのは―――。
「「―――海未ちゃんって、柊哉(しゅう君)のこと、好きなの?」」
―――わずかな焦燥と、たくさんの疑問符だった。
「…なっ!?」
海未は2人の疑問に、目に見えて
「だ、断じてあり得ませんっ!!…わたっ、私がっ、柊哉さんを…すっ、好きだなんて、そんなことは、絶対に、ないですっ!!…確かに柊哉さんは、私のことを助けてくれましたけど、でも、それだけです!!私が柊哉さんを好きなはずがありませんっ!!」
海未は最後まで全力全開で、2人の言葉を
多少狼狽えながらも、自らの本当の気持ちを言葉から隠して。
未だにいやいやと手を振っているそんな
海未は手を振るのをやめて、小さくハテナマークを浮かべる。
そして穂乃果に「どういう意味ですか」と問い質そうとする。
だが穂乃果は、海未が何か言うよりも早く、普段通りのハツラツとした、太陽のような声音で、こう、言い放った。
「―――えー、私は柊哉、結構好きだよー?」
「………え…?」
海未はその声に、素っ頓狂な声を上げるほかなかった。
まるで騙された直後のような、「ほえ?」という、疑問を前面に押し出した表情にしかなれなかった。
穂乃果はそんな表情を見ているのか見ていないのか、一世一代の
「だって柊哉、一緒にいてすっごく楽しいもん!!」
「…ほ、穂乃果…?」
「…すっごく優しくて、すっごく面白くて、すっごく頼りになって…!どんな状況でも諦めようとしないし、自分が正しいと思ったらそこに一直線だし!」
「………………」
「それに…この気持ちを言わないで隠したって、結局すぐバレると思ったから。…そうでしょ、ことりちゃん?」
「…うん」
穂乃果は話す途中で、ことりへと話を振った。
海未は話の流れについていけずに、目を白黒させるのみ。
海未には穂乃果の確信を持った笑みが分からなかった。
何故ここでことりに話を振ったのか、その意図が分からなかった。
―――否。
それは正しい表現ではない。
―――海未は、分かっていない「
その事実を認めたくなかったから。
2人が自分と同じ思いを抱いていると、信じたくなかったから。
もっと言えば、
あけすけなその想いが、海未の目にすごく眩しかったから。
海未は白黒の裏に、紺色の嫉妬を隠す。
そしてことりの答えを、目を見つめて、じっと待った。
まるで天使に祈るように。
話を振られた
若干頬を赤らめて、うつむき加減の上目遣いで、それでも確固とした意志をもって。
「―――うん。私も、しゅう君のことが好き。…大好き」
(ことり…)
海未はふっと、肺にたまっていた息を
そうやってついた後に、彼女は自分が予想以上に緊張していたことに気づいた。
だが、それ以上に、目の前でことりが恥ずかしそうに、悲しそうにしているのが見えて、海未は何も言えなくなってしまった。
ことりはさらに言葉を続ける。
「しゅう君は、いつも私たちに優しくて、いつも私たちを助けてくれるの」
「…そうですね。柊哉さんはそういう人です」
「そうでしょ?…でも、でもね…」
「…?」
「―――…私には…たまに、しゅう君の背中が、すごく小さく見えるときがあるんだ」
「―――ええ…」
ことりのその万感をこめた一言に、海未は納得の感情をこめて頷く。
確かにその通りだ。
柊哉は非常に頼もしい。知恵が働くし、仕事のスピードも速い。海未自身も頼ってしまうことがあるほど、有能な人材。
そして、自分を犠牲にしてまでも人に尽くす、献身的で利他的な少年。
だが何故だろう。
ときどき、頼もしいはずの柊哉の背中が、酷く
ことりも思った疑問は同じらしく、海未に頷き返した。
「―――海未ちゃんもそう思う?…しゅう君はきっと、この音ノ木坂に転校してきたときから、ずっとひとりだったんだと思う。…ううん、言葉を変えるなら、ひとりに
「………………」
「…でも…でも、だからこそ、私はしゅう君が好き」
「…ことり?」
「しゅう君の隣に立って、しゅう君を支えたい、って、心の底から思えるから」
ことりはそこまで言うと、顔を上げて、海未をきっと睨みつけるように、鋭い視線をこちらに向けた。
「―――海未ちゃんだってそうでしょ?」
海未は、その責めるような問いに。
妥協しない強さに。
―――さりげない優しさに。
「心の底から」、
海未は自嘲気味に笑みをこぼす。
ここまで想いを隠してきた自分が可笑しく思えてきた。
他人の想いに見向きもせず、都合のいいように事実を解釈していた自分が。
柊哉は別に自分のものだけではないというのに。
いったいいつから
いったいどうして。
―――柊哉を好きだ、という気持ちを、
海未は
深く深く、身を沈めて、溶け込ませる。
その色は、「柊哉が好きだ」という、海未にとって大切な気持ちの色。
まるで本物の海のような色。
ぱっと見は透き通った藍色で、でも
―――ふとしたきっかけでさまざまに色を変えて。
甘くて、苦くて、切なくて、苦しくて。
美しくて、透き通っていて、冷たくて、
くすぐったくて、温かくて、心地よくて、嬉しくて。
広くて深いそこにいるのが、海未は大好きで。
―――共有したい。
―――分かち合いたい。
―――
気づけば海未は立ち上がっていた。
挑戦状を叩きつけるように、名乗りを上げるように、テーブルに手をダンッ、とついて。
前だけをじっと見つめて、声を張りあげていた。
「―――さっきは嘘をつきました。すみませんでした、穂乃果、ことり」
「「………………」」
「…だから、私も言います。…私も、柊哉さんが好きです!!ずっと、ずっと、柊哉さんが好きです!!…でも、この気持ちは、誰にだって負けるつもりはありません!!もちろん、穂乃果にも、ことりにも!!」
★
誕生日。
それは勇気を出せない人が、勇気を出すための
そして、
―――
園田海未の誕生日、3月15日。
この日、彼女はようやく、自分の想いを世界へ示そうと、
~Happy Birthday 海未~
神々の、祝福があらんことを―――。
だいぶ長いですね~…。8100文字なんて、久しぶりに打ちましたよ…。
そして後半のシリアスあれでいいのでしょうか…。不安にしかなりません…。
あと、ことりちゃんや穂乃果ちゃんをジロジロ見てる北村先生は私が殺す。異論反論は認めない。賛同者は挙手を。私とともにゆこうではないか。
これは名誉と笑顔のための戦いである!正当防衛だ正当防衛!!美少女を汚す奴は私が許さない!!
…すいません、少々取り乱しました。
高校入学のための宿題がなかなか終わらないので、ストレスたまってまして…。
北村先生、diaryかよちん編で名前しか出てきてないのに勝手に変態教師扱いして本当にごめんなさい。
感想、評価、心よりお待ちしてます。
それでは、また16話で。