IS~精霊になり、大災害を体験せし、士道~ 作:kuuhaku
(さて、本当ならば、再開を喜び合いたいのだけれども、そうは行かないんだよな。今は崇宮白江なんだ。)
(さて、崇宮白江。元の名は、織斑一夏。私達の調べではブリュンヒルデの弟の一人との事。もう一人は幼少からの天才児。双子の兄で、表向きでは、出来損ないと言われている。でも実際は弟以上の天才児。これが本当ならば、かなりの役者ね。)
(さて、崇宮白江君。彼が五河君の力を持つかも知れない子ですか。経歴を調べましたがこれが本当ならば、かなりの役者ですね~。ボロを出すまでに気長に待ちましょうか。)
(なんて考えているんじゃないかな?そう簡単にはボロを出しませんよ?琴里?神無月さん?)
既にお互いの、考えを読み合いをしている三者。
「琴里、士道の伝言を聞くのではないのか?」
「ん?あぁ、そう言えば、そうだったわね。彼をちょっと試していたのよ?」
「ん?そうなのか?ならば、早く聞こうではないか!?」
「ハイハイ、わかったわ。今から聞くわ。」
「その必要はありませんよ?紙に書いて来ましたので。今から呼ぶので、名前を呼んだら、来てくれますか?まずは、五河琴里さん。」
そう言って、腰に持っていた大きめのポーチから、封筒を取り出した。
「あらそう?まぁいいわ。」
「では、次は夜刀神十香さん。」
「うむ、私だ。」
「次は、四糸乃さん。」
「あ・・・・、は、はい・・・・・。」[はいはーい。]
「では、次は八舞耶具矢さんと八舞夕弦さん。」
「我にもか?くくくっ。話では士道は瀕死だったと聞いたが、我らにも伝言を残すとは、随分と長い瀕死状態ではないか?」
「驚嘆。士道が瀕死状態だったのかが疑問に思います。」
「では、崇宮真耶さん。」
「えーと、私にもでやがりますか?」
「ええ、そうですよ。では、次、誘宵美九さん。」
「あっ、はい・・・・・・。」
「次、時崎狂三さん。」
「はい、どうもありがとうございますわ。」
「では、最後に鳶一折紙さん。」
「・・・・・・・・ありがとう。」
「これで皆さんに封筒の方は行きましたね?これより今後の事の話し合いをしたいので、手紙を読むのはあとにして下さい。内容に関しては五河士道君が言った言葉を分かりやすくしてありますので、彼らしくない言葉があるかも知れませんが俺が書いた物ですので悪しからず。」
「そうね。手紙はあとでも読めるわ。先に話し合いましょう。」
「うん、そうだね。では、済まないが全員私に付いて来てくれ。案内しよう。あぁ、そうだ。自己紹介が、遅れたね。私はここで解析官をしている村雨令音だ。よろしく頼むよ、嵩宮白江君。」
「よろしくお願いします。」
こうして、皆に嘘を付き、話し合いをするために歩き出した。
次回予告
嘘を付き、彼女達を騙しても己の心までは騙せない。
されど、僕は騙し続ける。自分の心さえも。
己を鬼と化としても、修羅で居続けよう。
それで彼女達の幸せが・・・、笑顔が見れるのならば・・・。
次回「話し合い~うそつき~後編」