―ガチャ 「ただいま~お母さん。」
「お帰り~帰って来てそうそう悪いんだけど今すぐ教団に行かなくちゃいけないから休んでられないからねぇ。」
「どうしてこんなにあわただしいの?」
「私もあなたが入団するついでに呼び戻されたのよ。」
まさか自由奔放に暮らしてたお母さんが呼び戻されるなんて...
これから大変なことになりそうだなぁ。
そうだ。一応お母さんに伯爵と会ったことを言っておいたほうがいいのかな。
「お母さん。一応報告だけど千年公と戦ったよ。」
「ホントに!?ノアの力とかはばれなかった?」
「ばれなかったんだけどなんか目をつけられちゃったよ。」
「なら少し警戒したほうがいいわね。クロスは何をしていたのかしらね。」
お母さんの背後に何かどす黒いものが見えたが気にしないようにしよう...
お母さんの準備も整い、私たちは黒の教団に向かうことにした。
私たちは馬車の中で色々なことを話した。師匠との修行や伯爵との闘いなど今まで一緒にいなかった時間を埋めるかのように会話をした。
教団は断崖絶壁の上にため、アレンは壁を上っていたが私はお母さんが教団の関係者なので地下水路から入ることが出来た。
「まずはコムイのところに行くから。」
私は頷きながらお母さんについて行った。道中いろんな人に見られていた気がした。私の存在もあるが一番の原因はお母さんだろう。今まで要請があってもめったに来ない人がここで暮らすからだろう。
―コンコン 「入るわよ~」 -ガチャ―
そこの部屋に入った瞬間、書類の束や報告書が山のように積み重なっていてビックリした。
「相変わらずここは汚いわねぇ。」
「そんなことはないよぉ~」
「そんなことはあるわい!」
何故かコントが始まった。私なんか置いてきぼりなんだけど...
「そうそう、紹介が遅れたね。僕はここの室長のコムイ・リーだよ。黒の教団へようこそ!ここをホームだと思って暮らしてくれ。」
「俺は、化学班の班長のリーバー・ウェンハムだ。何か分からないときは聞いてくれ。」
「私は有宮咲夜です。これからよろしくお願いします。」
「この子は一応クロスの弟子だ。まぁ私のほうがサクヤを鍛えてあげたけどね。」
「そうか。クロス元帥の...あの人は今どこで何しているんだろうねぇ。まぁそれは置いといてさっそくへブラスカのところにイノセンスを見せに行こう。」
私たちはコムイ室長について行き、へブラスカに会いに行った。
私はへブラスカの触手?みたいなもので全身をくまなく調べられた。
「これは!?」
「驚いたでしょう。この子はイノセンスを2つ持っているのよ。」
「本当なのかい!?へブラスカ」
「あぁ、本当だ。信じられない。」
「お母さん、それ言っちゃうの?」
「コムイとへブラスカが言わなければいいことじゃない。」
「なんで隠すんだい?」
「伯爵とかに目をつけられるからだよ。まぁ違うことで目をつけられちゃったけどね。」
「そうか。ならば公言しないことを誓うよ。」
「そうしてくれるとありがたい。」
話はついたようで私たちは、1人1人にあてがわれた部屋に通された。
今日はもう遅いので明日、教団内の案内をしてくれるようだ。私は、すぐに眠りについた
。