インフィニット・ストラトス~やさしい世界で《さいこう》目指す~   作:星屑英雄

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グレンラガンを見ていたらロボものを書きたくなってしまいました。
不定期更新ですが、よろしくお願いします。

2017年6月16日 大幅に改変しました。



本編
テンプレなプロローグ


「転生?」

 

 目の前の神様は確かにそう言った。

 俺は ■野■樹(じ■の■■き)、仮面ライダーが大好きな、ただのオタクだ。

 今さっきまで寝てて、起きたら真っ白な空間にいたんだけど、神様が言うには死んだらしい。死因は、トラックに引かれそうになっている人を庇って、とかではなく、電気コードが絡まり合ってる所に首を突っ込んじゃったみたいで……そのまま、窒息死、らしい。

 ……それにしても、全く生産性のない死に方だな。いや、死に方に生産性を求めてちゃダメだけどさぁ。なんかあるだろ? 誰かを守るとか、何かを残すとか……

 

「おぬしには転生してもらう!!」

「あの二次創作とかにある奴?」

「分かっておるじゃないか!!おぬしはIS――インフィニット・ストラトスの世界に転生してもらうのじゃ!!」

 

 なんだか神様のテンションが高い……

 まあ、それは置いておいて俺もこのままじゃ死んでも死にきれない。それにしても、インフィニット・ストラトスの世界だと?

 読んだことがある、確か女にしか使えないISという兵器(厳密には違うが…)によって、女尊男卑となった世界で、ただ一人男性で動かした少年のハーレムアクションラブコメだったな……

 

 チョーイイネ!! サイコー!! 女の園……万歳!!

 

 ……踏み台的思考ですね。わかりますわかります。

 

「それで、特典とかは?」

「無しじゃ」

「無しか……ゑ?」

「おぬしにやる特典ねーからw!!」

「え、じゃあIS乗れないんじゃ…」

「そこは女になってもらうしかないのぉ」

「え、TSとか嫌だよ? 男のままがいいぜ、マイゴッド!!」

「ならば乗れないね!」

 

 TSとか、見るのは良いが自分がなるのは勘弁だ。

 しかし、それにしてもマジか……いったい何しに行くんだよ。IS乗れないんじゃ、ただ女尊男卑の世界に行くだけじゃねーか!!

 空を自由に飛んでみたいよぉ、ゴッドえもん~。

 

「ISに乗れないなら、チェンジで」

「HAHAHAHA、もう決まってるもの」

「マジでマジかマジだ……」

「ショータァイム!! と、いうわけでユー、 flyしちゃいなYO!!」

「どう……いうことだ……?」

 

 何か、足元から出てくる、それは―――

 

 でっかいスリングショットだった……

 

 俺は球を置く部分に乗っかり固定される。

 

「ちょっと!! 待って、MA☆TTE!!」

「3,2、1……ゴー……シュゥゥゥゥゥゥ!! エキサイティン!!」

「ベイブレードかと思ったら、ツクダオリジナルだった件……ウェェェェェェェェェェェェ!!!!」

 

 高速で景色が過ぎ去っていく……

 あ、駄目だ…意識が―――

 

 ――――――――

 ――――

 ―

 

 

 それから、十五年が過ぎた……

 

 いやもうほんと大変だった……

 赤ちゃんプレイから始まり、幼稚園児プレイ、小学生プレイ、中学生プレイなどなど。いじめにあったり、喧嘩して相手の前歯を折って冷や汗かいたり……

 

 ……うん、恥ずかしいことがあったけど、色々ヤンチャしすぎたかもしれない。

 

 それでも怒涛のような毎日で、十五年もすぐに過ぎ去った。

 

 そうそう、楽しいことももちろんあった。

 家の隣に可愛い女の子がいて友達になったり、いじめにあったときに庇ってくれるような友達もできたし……

 それと、結構女尊男卑もひどくはなかった。

 もちろん、「これ、あんたが直しておいて?」とか言う奴もいて、断ったら警察を呼ぶとか言われたけど、助けてくれる人もいたし、警察が来ても―――

 

 逮捕→連行→釈放

 

 の三連コンボだった。

 警察としては、またか……って感じで、逮捕しても警察署についたらすぐ釈放してくれた。

 お巡りさんも「またか、君も大変だな……」って言ってジュース奢ってくれたしな。

 ……お巡りさん!! 毎度毎度、本当にお疲れ様です!!

 

 とか、色々あったけど、只今絶賛ピンチ中です。

 拾ってきた兎さんに、敵意むき出しに変な道具で解剖されそう。ダレカタスケテー。

 

「君は何が目的なのかな? なんで束さんをこんなとこに連れ込んできたのかな?」

「え、だってそれは……」

 

 あれは数分前に遡る。そう、あの時……

 

 俺はすることもないのでだらだらと寝っ転がって、テレビを見ながら、本を読んでいた。

 

『この番組は、宇宙に夢を、星に願いを。最高のSatisfactionを貴方に……の、IS企業「ダディ」の提供でお送りしました』

「さてと、さっきメールでおやつ焼いたから食べにおいで~つってたし、幼馴染の家に行っておやつでも食べるてくるか……」

 

 そう言って、俺は携帯で家に行く旨をメールで伝えると立ち上がり、隣の幼馴染に家に行くため、外に出た。

 玄関をくぐり、門を開けお隣へ行こうとしたら……

 

「う、うーん。腹減った……」

 

 と、呻きながら倒れ伏す、兎――型人間、詳しく言えばおとぎ話に出て来るアリスのような服装で頭にうさ耳を付けた女性を発見……

 放っておくのも何か悪い気がして、腹が減っているようなので一旦家に上げよう。

 そう思って、家に上げた瞬間、兎さんが目を覚まし、どこかから出た機械の腕に押さえつけられ、今の状態に……

 

 うーん、なんだこれ? まるで意味がわからんぞ!? なんでこんなことに……

 

「なんでさ!! 俺はあんたが倒れていたからここに運んだだけなのに!!」

 

 なぜこんな生命の危機にあわなければならないんだ!!

 確かに、第三者が見たら誘拐にもとられかねないという事を頭の片隅に追いやりつつ、俺は抗議の声を上げる。

 

「これは、バナナ……罠だ!! 誰かが俺をキラとして陥れるためにやったんだ!!」

「黙れ」

「あ、はい」

 

 くそ、いったいどうすれば納得してくれるんだ……

 俺には分からない……何が正しいことで、何が悪い事なのか……

 

「……君は、私が倒れていたからここに運んだ、ということ?」

「あ、うん。お腹減ったって言ってたから何か食べさせてあげようと思って……」

「嘘だ!!」

「えー」

「そんな言い訳が通じると思ってるの? さあ、何が目的か言いなさい!! どうせ、あんなことやこんなことをしようと思って連れてきたんでしょう? エロ同人誌みたいに! エロ同人誌みたいに!!」

 

 そう言って、さらにメスやらを押し付けてくる兎。

 

 ええー!?こいつ、めんどくせぇ……

 

「そ、そうだ! 信じれないなら、こうすればいい。俺は何か食べ物を用意する、その時に見張っていて怪しかったら解剖でもなんでもすればいい」

「毒見もしなさい、私の前で」

「わかったよ!! だから、放してくれ…」

 

 そっと、押し付けていたメスと拘束が解かれる。

 俺は、メスやら刃物やらを背中に添えられるという多分稀有な体験をしながら、クッキングが始まった。

 

 数十分後、なんとか完成した料理を食卓に並べながら一息をつく。

 さて、毒見……どうしたものか……

 

「チャーハンだけど、毒見どうする?」

「私はマイスプーンを持ってる。だから、君が味見をしなさい」

「別に毒とか入ってないけどなぁ……」

 

 なぜマイスプーンを? とか、誰かの家に上がり込んで食べる気満々だったんじゃねえか!! とか思いながらも、俺はスプーンを自分の分を取りに行くと、チャーハンを一口食べる。

 

「もう一口食べなさい」

 

 スプーンに毒を塗っている可能性があるからだろうか?

 もう一口食べて、ゴクンッ!! と飲み込む。

 あ、なんか兎の口から一筋の涎が……

 控えめに言って、女性がしちゃいけないような顔をしている。

 

「大丈夫そうだね!!いただきます!!」

 

 ガツガツ、ムシャムシャ、パクパク……

 そんな音が聞こえるほどがっついて食べていた。

 

 数分後……

 

 そこでは兎が大満足(サティスファクション)していた!!

 

「ふぅ~、助かったよぉ!! えーと、名前は……」

「陣野央樹です。陣形の陣に、野原の野、中央の央に樹で、陣野央樹です」

「なら、オーくんね!! 君も知っているだろうけど、私の名前は」

「オーくん!? って、いえ、全く知りませんが…」

「なん……だと……」

 

 なんか、驚愕している。

 本当に誰だ? 俺も知っている?

 

「そんなぁ……やっぱりもっと自己主張していった方がいいのかな……でもでも、束さんは人見知りだし、指名手配されてるし……って、ん? 陣野……?」

 

 何かぶつぶつ言っている。

 しかし、束? どこかで聞いたような?

 

 ポクポクポクポク……チーン! と、俺と束さんは同時に思いついた。

 

「「あ!?」」

 

 思い出した、 篠ノ之束(しのののたばね)……IS開発者じゃねーかっ!?

 マジかよ!! なんでこんなとこに居んだよ!?

 

「もしかして……君の両親は 陣野 凌駕(りょうが)と陣野 優奈(ゆうな)って名前じゃ……?」

「ああ、そうだが……?」

「やっぱり、そうだ!! じゃあ、ここが凌駕博士と優奈博士の家!?」

「博士!?」

「うん、私の研究者仲間なんだ!」

 

 え、両親はどこかの企業で何か作ってるって言ってたけど……まさか、IS関係の企業!?

 

「……失礼ですが、確認します。あなたは篠ノ之束―――ISコアの開発者……ですね?」

「うん、そうだよ?」

 

 ……あっさりと認められた。

 

「じゃあ、両親との関係は?」

「うーん、一緒にIS開発をして、今は世界から匿ってもらっているってところかな?」

「今明かされる衝撃の真実ゥ!?」

 

 まるで、悪いバリアンに騙されたみたいだ……

 

「え!? 知らなかったの? 大IS企業『ダディ』の社長と秘書だよ!?」

「今明かされる衝撃の真実ゥ、パートⅡ!?」

 

 ええええええ!?

 父さんと母さんが、『宇宙に夢を、星に願いを』がキャッチコピーのあの大企業の社長兼研究者と秘書兼研究者!?

 

「ははははは、きっと夢だ、幻想だ、幻だ…こんなの絶対おかしいよ……」

「おーい、大丈夫?」

「いやいや、こんなの絶対嘘だ。きっとドッキリ大成功の看板を持ったテレビの人がいるんだ」

「もしもーし……」

「大体、篠ノ之博士がこんなにフレンドリーに話しかけてくる訳がない」

「あ、それは私は人見知りでねぇ……初めてあった人には攻撃的になっちゃうんだよ!!

でも、慣れるとこんな感じに話せるようになるんだ」

「おかしい、おかしいおかしい……」

「いやだから本当なんだよ!!」

「おかしい、おかし……お菓子食って腹痛いわ~」

「信じてないでしょ……しょうがないなぁ……」

 

 何か、四次元ポケットのようなものを取り出し、あさる兎改め、束(仮)。

 ん? 何か、巨大なものがポケットから……

 

「じゃんじゃじゃーん!! ISぅ~(ダミ声)」

 

 そう、現れたのはTVでしか見られないようなIS―――正式名称「インフィニット・ストラトス」女性にしか起動することが出来ないパワードスーツ状の、現代のどんな兵器や機体を超えるスペックを誇っている。元々は宇宙空間での運用のために作られた物であるが、上記の理由により兵器転用された。女性専用の究極の兵器。

 そのISがここにあった。

 

「ウェ!?」

「ふふ、これで信じてくれたかな?」

 

 ああ、信じるしかないだろうよ……こんなもん見せられたら。

 

「なあ、束さん」

「うーん、好きに読んでいいよ? オーくんとの仲だし」

「じゃあ、束……単刀直入に言う。どうしてここに来た?」

 

 そう、気になっていたのは……

 

 どうしてここに束が!? 逃げたのか!? まさか自力で脱走を!?

 

 と、いうことだ。

 ん? これじゃあ、意味が解らないな。

 つまり、なぜこんなところで倒れていたのかってことだ。

 もし、俺の両親の企業に身を置いていたのなら、腹が減ったら企業に帰って食べればいい……

 それができないってことは、企業が何かあったのか……また別の理由か……

 とにかく、聞かなくてはならない目的を!!

 

「なぜ、か……」

「忘れちまったぜ、そんなこと……とかは無しで」

「う、分かったよ。それは……」

「それは……?」

 

 ゴクリとつばを飲み込む。

 汗が出てきた。いったい何が目的なのだろうか?

 

「それは―――

 

 

追い出されたから……」

 

「は?」

 

 意味が解らず、目が点になった。

 

「だから、追い出されたの!! 食っちゃ寝の繰り返しで何も働かなかったり、自分の好きな実験ばかりしてたから!!」

「馬鹿か、こいつ」

「酷い!! 追い出されて、行く当てもなく彷徨ってたら、ここに来てついに力尽きたのに!!」

 

 本気で頭を抱えたくなった。

 

 ただの偶然かよぉ!! さっきまでのシリアスを返せ!!

 

「あ、でもここにいるってことが他の人に知られると不味いかな……ヤバイ企業が色々私を狙ってるから」

「マジかよぉ……拾って損した……どころじゃねーぞ!?」

「まあ、ばれなきゃ犯罪じゃない……もとい、心配ないよ」

 

 その時、玄関のドアが開き、バンッと扉を開けて―――

 

「大丈夫? メールが来てからずいぶん経ったから心配で見に来たん、だけ、ど……誰?」

 

 幼馴染の 立花陽(たちばなよう)が現れた。

 

「あっ!」

 

 ……速攻でバレてんじゃねーか!!

 

 どうなるのこれ!?

 

 

 




…やってしまった感がある。
他の連載あるけど、どうしても書きたかった…
筆が遅いし、夏休みも終わるのに…

だが、私は謝らない(キリッ

申し訳ございませんでした。
不定期で、こんな小説ですがよろしくお願いします。

それでは次回まで!!

次回予告

時は流れ、央樹は高校生活をエンジョイしていた。
だが、IS適性があることが分かってしまい、IS学園に入学することに。
早速、一夏と仲良くなった央樹は、一夏と共にクラスの代表候補を怒らせ、決闘を申し込まれてしまう。

次回、第一話 ここに伝説が始まる

デュエルスタンバイ!!





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