インフィニット・ストラトス~やさしい世界で《さいこう》目指す~   作:星屑英雄

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連日投稿!!
なんだか訳わからなくなってきましたけど、ついて来てくれたらうれしいです。
それでは、どうぞ!!

2017年6月16日 改正しました。


第三話 我がISの真価

両者は対峙していた。

一人は青のISを纏い、もう一人は赤のISを纏っている。

 

全身装甲(フルスキン)……それがあなたのISですか……」

「そうだ、これが、この姿こそが!! 俺のISだ!!」

「そうですか、なら、もう遠慮はいりませんわね!!」

 

そう言って、大型ライフルの『スターライトmkIII』を俺に向かって構える。

 

『バトル・スタート』

 

そのアナウンスと共に、セシリア・オルコットは『スターライトmkIII』を放つ。

 

「いきなりかよッ!!」

 

俺はとっさにガードの体制をとる。

が、取り切れず食らってしまう。

シールドエネルギーが()()に減ってしまった。

 

「踊りなさい、このセシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でる円舞曲(ワルツ)で!!」

 

そう言って、ビットを出してくる。

あれが、原作で自在にレーザーを曲げたりして操ることの出来る、第3世代型IS《ブルー・ティアーズ》のBT兵器『ブルー・ティアーズ』か!!

 

「踊りか……ダンスは苦手だな」

 

俺は『ブルー・ティアーズ』と『スターライトmkIII』から発せられるレーザーの嵐を、地面を滑るように回避する。

だが、長くは続かない。

 

「くそ、このレーザーの雨はきついな!!」

 

開始から数分が立つが、俺が『ブルー・ティアーズ』を地面でのホバリングで避けながら、『スターライトmkIII』を防ぐばかり……つまり、防戦一方だ。

 俺のISは鈍重で、そこまで早く動けるわけではない。が、ドラえもんの足ように微力な重力反発装置がついていて、地上で動く分には少し動きずらいだけで滑るように回避することは難しくない。

 だが、如何せんレーザーの数が多いので、苦しくなってくる。

 

「そのISは飛べないようですわね!!」

「っ!!」

 

 そう俺のISは飛べない。

 ブースターは積んでいるので、疑似的に跳ぶ(・・)ことはできるが……

 

 そう、飛べない俺は、今は避けるしかない。

 しかし、初心者の俺に完全によけきれるはずもなく、何発か被弾していく。

 俺は苦し紛れに、拡張領域(バススロット)からハンドガンを取り出しセシリア・オルコットに向かって、牽制の意味を込めて撃つ。

 当然、当たるわけもなく、そのまま弾は落ちていってしまう。

 

 実は俺の武装はこのハンドガンと切り札の二つしかない。

 これは俺の戦闘スタイルや要望によって増やしていくと、両親から言われたからだ。

 切り札もその俺の要望に応えたものである。切り札は文字通り、切り札にふさわしい威力を持つ、が、今はまだ切り札を明かす時じゃない。

 

「おやおや、どうしましたか? さっきまでの威勢は?」

「……」

「その様子じゃ、手も足も出ないご様子……正直、期待外れですわ。もう終わらせてあげましょう」

 

 セシリア・オルコットはビットを全方向に配置し、俺を囲むようにする。

 そして、『ブルー・ティアーズ』と『スターライトmkIII』から光が一斉に掃射される。

 

ッ―――!!一斉掃射――――

 

 

 アリーナの中心で爆発が起こった―――――――

 

 

 

~ピット内~

 

 爆発が起こったアリーナが映像に映し出される。

 一夏がバッと立ち上がり、画面に飛びつく。

 

「央樹!!」

「一夏!! 待て!! 何か様子が―――」

 

 爆煙が晴れると、そこには――――

 

「「「「え!?」」」」

 

 全く無傷(・・・・)の赤いISがそこにはたたずんでいたのだった……

 

 

~再びアリーナ~

 

「シールドエネルギーも減っていない……全くの無傷ですって!?」

「全くではねーけどな……」

 

 よく見るとほんの僅か、シールドエネルギーを削られている。が、それ以外は全くの無傷であった。

 

「一体どんなトリックを!!」

 

 そう言って、『スターライトmkIII』を撃つセシリア・オルコット。

 だが、俺はあえてそれを避けずに、

 

『受け止めた』。

 

 当然、無傷、シールドエネルギーも健在だ。

 

「な!?」

「……俺のISの名は赤最(せきさい)。正式名称は赤型最《こう》三式って言ってな。この機体には三つの《最こう》があるんだわ」

「どういう……?」

「その一つが《最硬》または《最鋼》。全ISの中でこいつの防御形態は一番の防御力を誇るのさ」

 

 明かされた俺のISの性能に観客がざわめく。

 ちなみに、最硬は実験での識別名、最終的な名称は《最鋼》だ。

 

「……その割にはダメージを食らっていたようですが」

「うん、《最鋼》と呼ばれる防御力を発揮するのはガードしたときのみだ」

 

 俺はあっさりとネタ晴らしをする。

 元々防御力は高いのもあるが、防御形態ではそれがもっとも顕著に現れる。

 俺の赤最の装甲はビームを半減させる特殊加工をしてあり、ダメージを抑えることができるのだ。

 そして、防御形態では機体の一切の動作を許されないが、防御性能がすべて二倍アップする。

 つまり、ビームは一切通さない。

 ちなみに、物理攻撃は80%減となる。

 

「……余裕ですわね」

「まあね」

「っ何処までも、わたくしを馬鹿に!!」

 

 これもまた作戦の内さ。

 怒ったセシリア・オルコットは『ブルー・ティアーズ』を俺に向かって再度差し向ける。

  

 でも……

 

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!!!!」

 

 防御形態に移行し、全部ガードをする。これぞ、亀の甲羅の術、ってかぁ?

 俺はガードの隙間から、セシリア・オルコットの動きを見る。

 『ブルー・ティアーズ』の位置もISで検索し把握する。

 

「どうしたよ? セシリア・オルコットォ、息上がってんじゃねえのか!!」

「っ黙りなさい!!」

 

 こうやって挑発を繰り返す。

 まどろっこしく思ったのか、ガードを崩すため、全ての『ブルー・ティアーズ』を差し向け、本人も近づいてくる。

 

「近距離なら、どうです!!」

「ああ、確かにそれなら効くだろうよ、特殊加工とはいえ十全には発揮できないだろうしな――――――――でも、いいのか? そんなに近づいて?」

「ッ―――――――」

 

 瞬間、俺のISの全身の装甲が盛り上がり、中から無数の鋭くとがった槍のように、

 

『ドリル』

 

が、突き出て来て、全ての『ブルー・ティアーズ』を貫いた。

 その『ドリル』は近づいてきたセシリア・オルコットにも当たり、装甲の一部を突く。

 周りのビットとセシリア・オルコットのISの装甲が爆発する。

 爆風が俺の姿を隠す。

 

 煙が晴れると、観客席から戸惑いの声が聞こえる。

 まあ、そうだろう。今の俺の姿は周りから見るとハリネズミみたいになっている。ISがこんな姿になっているのはみんな想定外……と言うか、想定することはまずない。

 

 しかし、これこそが、俺の切り札『ドリル』を使った技……『フルドリライズ』!!

 少し前、グレンラガンを見ていた時に、陽に「ISの初期武装に何がいい?」と言われ「ドリル!」と即答してしまい、丁度この技を使うシーンだったことから、俺のISにもこの技を搭載されることになった。

 ……うん、深夜のテンションだったんだ。それでも、ダメージを与えることは出来たので良しとする。

 

 それにしても、セシリア・オルコット気づいたのか……

 流石、代表候補生と言ったとこか。

 人に向けるのは危ないとは思ったが、人体に当たっても大丈夫なようにはなっているらしい。だから、半信半疑でやったが、少しでも技を緩めていたら、躱されていたところだった……

 恐るべき直感力と反射神経だ。

 

「こんな、奥の手を持っていたんですの!?」

「ああ、お前は俺の挑発に冷静さを失った……結果がこれだ。お前は様子見をするべきだったんだ」

 

 そうすれば、俺は動けず、徐々に押され、ジリ貧になっていただろう。

 だが、セシリア・オルコットは不用意に近づいてしまった……

 男だからと侮っていたのか、それとも動けないから大丈夫と思ったのか、なんにせよ人はそれを油断と呼ぶ。

 シールドエネルギーは残っていたが、《ブルー・ティアーズ》はボロボロであり、素人目に見ても明らかに試合続行不可能だと俺は判断した。

 

「終わりだ……降参してくれ」

「ッ!!」

 

 俺はもう戦う気はなかった。

 背を向け、ここから立ち去ろうとした。

 でも、そんな態度がいけなかったのだろう、その結果―――――

 

「あなたは……あなた方は!!! いつもそうやって、わたくしを馬鹿にする!!!」

 

 怒りに火を注いでしまった。

 

「まだ……まだ、ブルーティアーズは残っていますわ!!」

 

 ドンッと何か発射された音を聞いた時には―――――

 

 

 

俺を爆発が飲み込んでいた。

 

 

~ビット内~

 

「央樹!!」

 

 今度は、陽がモニター画面に飛びつく。

 付き合いの長い陽が焦っている。その様子に、相当不味いと感じた他の四人もどうなったか心配でモニターに集まる。

 

 いまだにモクモクと立ち上る爆煙で、モニターからは姿が見えない。

 

「そんな……央樹」

 

 陽が、ぺたりと座り込んでしまう。

 女子組はその陽の様子に、陽を助け起こすように集まる。そして、一夏は央樹はどうなったのかと、ジッと見続けていた。

 そして、画面の奥に何かが動くのを発見し、声を上げる。

 

「おい! みんな!!」

 

バッと画面をみんながのぞき込む。

 

 瞬間、螺旋を描き爆煙が晴れ、現れる!!

 爆煙を巻き込みながら高速回転する巨大なドリルを持ち、掲げる赤最の姿があった。

 

『わかったよ、決着をつけようか!!』

 

 彼の闘志に共鳴するように、より一層回転率を増し唸りを上げるドリル。

 

『さあ、行くぜぇぇぇぇ!! これで!! 最後だぁ!!』 

『そん、な……わたくしが、負ける……?』

 

 セシリアの呟きをかき消すように、央樹の叫びがアリーナを揺るがす。

 

『必殺ゥ!!!!』

 

 そして、ドリルを正面に構え、ブースターを吹かせる。

 ボッ、ボォォォ!!! と、ブースターが唸りを上げ、央樹の体を押し出し、跳ぶ(・・)

 この技の名前を魂の奥底から絞り出し、体を高速回転させ、一筋の流星――――あるいは、一本の巨大な壁を突くようなドリルになりながら、セシリアに向かって突き進んでいく。

 

「ギぃガァァぁぁぁドリルゥゥゥぅぅぅ、ブレイクぅぅぅぅゥゥゥゥ

!!!!!!!!!」

「う、あ、きゃああああああああああああ!!!!!」

 

 先ほどのダメージで動けなかったセシリアはそのドリルをまともに食らい、そのまま吹き飛ばされた。

 

 ―――ダメージが危険域に達したIS《ブルー・ティアーズ》が、自動解除されながら。

 

「あ、危ない!!」

 

 誰かが叫んだ。だが、セシリアには届かない。先ほどの衝撃により意識を失っているようだった。

 このままでは地面に頭から叩きつけられる!!

 

 皆、この後に起こるだろう悲劇を想像し、目を覆った。

 対戦者の央樹以外は……

 

~アリーナ内~

 

 ちぃ、ヤベぇ!! やり過ぎた、気を失ってやがる!!

 俺はドリルを投げ出し、ブースターを強制的に方向転換させる。

 強烈なGがかかりミシッと身体からやばい音がなるが、関係ない。これにより、速度を落とさずに方向を変えることができた。

 

 後は―――――――

 

「畜生、間に合えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 

 ガリガリと地面が装甲を削る衝撃に耐えながら速度を殺し、全力で地面を蹴り上げ、ブースターによりセシリアが落ちるであろう場所に向かって猛スピードで跳ぶ。

 精一杯伸ばした手が、セシリアの華奢な体が地面に激突する寸前に、ガシッとその体をキャッチする。

 

 よし! なんとか、キャッチ出来た!! あとは止まれば―――あれ?

 

「と、と、と、止まれないぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!????」

 

 結果……

 

 アリーナの壁には大穴が開きましたまる

 

 

 はあ、それにしても、ほんと人のこと言えねーな……

 俺も油断してたか……

 

 そう、俺は思いながら、意識を手放した。

 

 

 

『試合終了、勝者―――――――陣野央樹!!』

 

 

 勝利の余韻に浸りながら……

 

 

 




ウワアアアアア!!!!
戦闘描写難しすぎ!!
至らない点もありますがどうか、ご容赦を…

央樹のISの話ですが、一つ目のコンセプトは、硬くて一撃必殺です。
それとなぜあの技なのかと言うと…

私の趣味だ、いいだろう?

と、いう訳でございます。
趣味で他の技も使っていくと思うので、どうかご容赦を!!

それではまた次回!!

次回予告

なんとか勝利に終わった央樹。
次は俺だと、意気込む一夏だったが…?

次回 第四話 一夏VSセシリア

次回もリリカルマジカル頑張ります!!


クオリティが段々低くなってきているような気もします。
次回から、もう少し間隔が開くかも…
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