喫茶店経営している場合じゃねえ   作:気宇

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聖人はダメな奴しかいない(大多数聖人への風評被害)

ネタバレは避けたいので、何のこっちゃと言う人はGOの団子イベントを進めて下さい。衝撃の真実ゥが浮き彫りに。

さて今回は軽く流し読みして下さいな。前回で魔力(文を書くスタミナ)を使い切ってしまったのでクオリティがガタ落ちです。次回から本気出す。閑話も大事。


一章: 第一特異点・邪竜百年戦争
休憩は大切


あれから約一週間、鏡夜達は聖杯の事を忘れのんびりと過ごしていた。それもそのはず、ゼルレッチから特に連絡が無いのだ。休める時には休むべきだろう。その観点から見れば、鏡夜達の生活は正しい。

 

現在時刻は夜の9時。喫茶店も閉店時間を迎え、特に仕事も無くなった三人。モードレッドは一人テレビゲームに集中し、鏡夜とジャンヌは互いにカードを並べていた。

 

 

「あ、これ私の勝ちです。サモンスプリートのおじさん召喚。効果で魔法を捨ててサモンスプリートのおじさん二人目です。おじさん効果でキャットちゃん特殊。キャットちゃん効果でベルンさんを二人。シンクロです。D・D・B!D・D・B!」

 

 

「あ、サレンダーで」

 

 

ーーーハネワタ握ってない方が悪い。

 

そんな感じでジャンヌが暴虐の限りを尽くしている中、モードレッドはひたすら敵をなぎ倒していた。どうやら現代娯楽はモードレッドの感性のストライクゾーンに嵌ったらしい。溶け込んでくれて良かったと思う反面、どこかの聖女の様に面影を無くしてしまわないか、鏡夜は少し心配になった。

 

隣でジャンヌがくしゃみをした。

 

 

「よしっ!いけ!そこだ!」

 

 

キャラの動きに合わせ、モードレッド自身の身体も右へ左へ移動しているのはご愛嬌だろう。一つだけ言いたいのは、リモコンがすっ飛ば無いように気をつけて欲しいだけだ。流石に意図せずとは言え投げられたらキツイ。

 

「よしジャンヌ、もう一戦」

 

「ふふふ…、私のDDBコンボは完璧ですよ」

 

 

ーーー脳死プレイなのは黙ってておこう。それが良心なる物に違い無い。

とは言え、同じ手で負けるのも悔しい。ならば趣向返し、相手の戦意を削ぐ勝ち方をしてやろうでないか。初手、初手さえ良ければいける…!

 

 

「んじゃスティーラー切ってクイック特殊、クイック指定スティーラー……」

 

「あ、サレンダーです」

 

 

勝った。とうとうあの聖女をこの手で下してやったのだ。身体が歓喜に打ち震える。まともに勝負をしていないのは黙っておくべきだろう。きっとそうなのだ。

 

 

「ところでモードは何やってんだ?」

 

「えーと…エクバだったかな?ジャンヌから借りた」

 

「良い買い物でした。たまたまゲームショップに中古が売ってたのですよ」

 

 

これも迸る聖女パワーの賜物なのだろう。生前はゲームなどとは縁が無さ過ぎる時代生まれなので、強い興味を示すのは充分理解できるが、どうにもおかしな気分になる。

 

よく考えれば目の前に格の高い英霊二人が並んでいるこの状況で、普段通りに過ごせる鏡夜のメンタルも凄まじい物かも知れない。

 

 

「なあキョーヤ、父上呼んでいい?」

 

「ん?ゲームするのか?別に良いけど」

 

「流石キョーヤだぜ!と言う事でもしもし父上?今からゲームしようよ。親子のふれあい」

 

 

この後飛んで来たアルトリアとモードによって、テレビが独占されたのは言うまでもない。

 

 

ーーーーーー

 

ーーーー

 

ーー

 

「へ?次の聖杯の位置を特定した?」

 

「うむ」

 

 

深夜、リビングで全員がくつろいでいた所へ、魔法使いがようやく接触して来た。どうやら予想以上に彼の仕事は早いらしく、このペースではまた数日以内に出発する事になるだろう。それならば良し。滅びが確定している世界ではあまり暮らしたくはない。

 

ゼルレッチの口から伝えられた座標はまさかのだった。オルレアン、聖女ジャンヌ・ダルクが生きた地。どこか思う所があるのか、ジャンヌは憂いを帯びている表情をしている。そしてその隣で、鏡夜がぐったりとうな垂れていた。ーーやはりジャンヌ・ダルクの伝説があるからだろう。あれはあまり気分の良い話では無い。

 

鏡夜も気分が悪くなっていたが、鞭打ちゼルレッチの話を聞く。本当なら今すぐにでも当時の関係者をぶっ飛ばしてやりたいが、我慢だ。

 

 

「了解しました。それじゃあ明後日、出ます」

 

「頼んだぞ。ああ、食料はその都度支給するから安心して良いぞ。明後日宝石剣を持って来る。それを使えば転移は可能じゃ。光栄に思えよ?」

 

 

少し憎たらしいゼルレッチの笑顔に、鏡夜も皮肉気な笑みを返した。

 

 

「ええ、非常に光栄ですよ」

 

 

目的地は定まった。何があろうと聖杯を回収しよう。モードレッドは待ち受ける戦いに期待を寄せ、ジャンヌは懐かしの地を踏む事に複雑な感情を抱き、鏡夜は何やら怪しい顔で思考を巡らせていた。




次回から本格的な第1章の始まりです。その前に簡単な説明をさせて頂きます。

Q.どうやってフランスに飛ぶの?
A.宝石剣です。

Q.宝石剣で飛べるの?
A.並行世界とはIFの世界。100年先だろうが前だろうが、IFならばIF。
宝石剣で並行フランスAを観測、現実化し、そのフランスAから聖杯のある元の世界線のフランスに飛ぶ……と面倒な手順を踏んで転移します。青さんも時間旅行は第二魔法の一部とか言ってました。

Q.カルデラは?
A.復旧作業中。現在はレイシフト関係を復旧させようと奮迅。

Q.次回更新は?
A.調整中。おそらく2〜3日間隔になります。


まあ細かい設定何てお気になさらず……と言いたいでござるよ。この様な形で進めてまいります。
勢いだけで書き始めたので過剰な説明不足です。何か疑問がありましたら感想欄でお答えします。それではまた次回。
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