喫茶店経営している場合じゃねえ   作:気宇

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もうすぐハロウィンですね。街中(特にスーパー)ではもう既に関連商品が発売されています。いやはえーよホセ。

まあともかく、ハロウィンまでには一章が突破出来そうです。やっぱり記念日は番外編やりたいですからね。黒が増えてからが本番。
ごちうさ番外編も残ってたでござる。今しばらくお待ちくださいでござるよ。


進行

ーーーそれは自分自身を否定し合う争い

 

バーサーク・アサシン、真名カーミラ。狂ってなお血を求め続ける伯爵夫人。一方、実力的にも精神的にも自身の上位に位置するカーミラへ挑むのはランサー、真名エリザベート。そう、"どちらもエリザベート・バートリー"なのだ。彼女らの違いは呼び出された側面のみ。どちらにせよ"吸血鬼"である事に変わりは無いが、互いが互いを消し去りたい未来/過去。

 

 

打突。マイクスタンドも兼ねた、身の丈よりも大きいその得物をカーミラの喉元へ向けて突き出す。エリザベート自身、敏捷が高い訳では無い。故に自分にあって彼女に無い竜の尾を最大限活用し、立体機動も取り入れた空間的躍動を繰り返す。

カーミラは舌打ちをする。あの無知を屠り青春を謳歌するもう一人の自分がたまらなく憎い、そしてその自分に押されかけているカーミラ自身もまた、憎い。

 

カーミラは本来サーヴァントとしてのスペックは最低限に位置する。いや、彼女自身が戦闘に優れないのだ。彼女が真価を発揮出来るのは数多の拷問器具を用いたその吸血の瞬間、捕らえた者を痛みで狂わせる際にしか、彼女は彼女であれない。

 

それは宝具も同じ。生前愛用したと言われる鉄処女(アイアン・メイデン)。それが幻想骨子を得て宝具と化した幻想の鉄処女(ファントム・メイデン)が彼女の宝具。…すなわち、拷問器具。

その内部に敵を捉えなければ真名解放が不可能。いや、解放しても無意味。サイズこそ二、三人を丸呑み出来るが、いかんせん扉を閉める際にタイムラグが生じる。エリザベートの様に"ちょこまかと動く輩"にはこれ以上無い程相性が悪い。

 

 

それはエリザベートも知っていた。逆説。嫌でも理解していた。今はサーヴァントの枠柄に当てはめられ、全く違う人物となっているがその根源は、魂は同じ。故に互いが互いの記憶を有している。そう、エリザベートにはカーミラの宝具がいかなる物か、手に取る様に理解出来てしまう。

 

三次元機動もそれへの対策。あの鉄の中に押し込められない為の、敢えてのスタミナと魔力を割いた活発な活動。

 

 

ーーー憎い

 

いくら魔弾を飛ばしても、ナイフを投げても、奴は血を流さない。吸血スキルが発動しない。……否、それだけには止まらず。何故奴の槍が"自分の腿を貫いている"。

 

サーヴァントにも痛い、と言う感情はある。血も怪我もある。

カーミラはその傷口を目で見、脳に刻み付けてしまった。刹那に全身にまで痛みが奔る。意図せず、苦痛と哀を孕んだ呻き声が漏れた。ああ奴の槍は、自分の槍はここまで痛いのか。あの若さは、血の伯爵夫人である自分すら屠るのか。

 

 

「「認め無い……ッ!」」

 

 

同時に呟く。エリザベートからすればまだ倒れぬのか、その身は為す術をほぼ何も持たぬのに、まだこの身を滅ぼすつもりか。観念しろカーミラ、いやエリザベート・バートリー。拷問にしか脳が無い貴様には、貴様すら知り得ない新しい知識(アイドルの概念)をどこからか手に入れた自分には敵わぬ。

 

ーーー歌い続けてやる

 

フランスの地に現界したその瞬間から持ち得た、覚えの無い決意。それでもどこか、アイドルと言う響きに憧れを持った。否持っていた。マイクスタンドとランスの複合武器はその信念の現れだろう。

 

右足を前に、強く強く踏み込む。投擲された魔弾を尾で相殺し、苦手な竜の息吹を吐く。これ自体はどこか苦手で威力は心許ないが、ブラフには十分過ぎる。

迸るマナの息吹。カーミラの魔弾を消し飛ばし、エリザベートの前方の寂しい荒野に道を作る。未来否定の結末へ続く、乾いた道。

 

超集中状態への移行。視界の全てが色を無くし、鈍化し、まるで世界の主人公が自分だと思わせる。否、否、否。主人公はこのエリザベート・バートリーなり……!

 

乾坤一擲の最大牙突。やああ、と特大の叫び声ーー一種の自分への激励ーーを腹の底から絞り出し、その胸に、その穢れた身に、信念の槍を穿ち込んだ。

 

 

「じゃあね、悲しいぐらいに分離してしまった……もう一人の私」

 

ーーーー

 

ーー

 

どうやらこの身の敵は毎度毎度、王らしい。

 

モードレッドは奇妙な縁を感じていた。思えば生前は王に叛逆し、現界後は父と諍い、フランスの地を踏んだ後は彼のヴラド公と武を交えている。尤も、信念や騎士らしさなどそこなは無く、王は血を求める化け物に成り下がっているが。

 

だがそれでも彼のこと王は強し。狂ってなお衰えぬ至高の槍捌き。狂化の弊害を感じさせぬ一種の芸術。悔しいがモードレッドですら、あの槍の腕前を認めざるしか無かった。

 

 

穂先を剣の腹で遮る。足を大股に開き、柄を握る右手と刀身を支える左手に魔力を流す。ギリギリ…と得物同士が鬩ぎ合う音が厭に響いた。ここまでは前回と同じ。

 

……ならばどうするか。いかにするか。解は一つ。奴の知らないモノを叩き込む。

 

左手を刀身から引き離し、剥き出しの本能に従って一直線に、狂い無く、それでも理性的に正面へ突き出す。ーーー正拳突き。ありとあらゆる武の基本中の基本、ストレートパンチ。その何の変哲も無い、強いて言うなら魔力を帯びているのみの拳を躊躇無く、ヴラド公の美しい顔に抉り込んだ。

 

肉が擦れる音がする。本能に刻み付けられた動作である程、呼吸と同義に位置した基本中の基本である程、咄嗟に繰り出された際に理性は僅かなタイムロスを伴ってしまう。ゆえにヴラド公はまさか、ストレートパンチを顔面に入れられるとは思ってもおらず、防御手段無しに浴びてしまった。

 

 

ーー好機。左足をおおきく廻し、一蹴。間髪無しに王剣を剣道の払い面の要領で動作させ、ヴラド公の得物を叩き落とす。

とまらぬ。胸板を一閃。肉が抉れ、王がまさに欲する血液が、鮮血が、空を彩る。そのままモードレッドは、噛み付かん勢いでヴラド公に体重を乗せた衝突。王の足がおぼつかなくなったまさに刹那を狙い斬る。

 

 

ーーー乖離

 

 

ヴラド公の左腕が宙に舞う。ヴラド公はそれを認識出来なかった。否、その事実に目が行く前にモードレッドが攻め立てて来る。騎士道など眼中に無い拳、脚、をも含めたCQC。

白銀の鎧が返り血でその一部を黒く変色させる。それでも、止まらない。

 

 

ヴラド公はもう既に、とっくの過ぎにバーサーカーの利点を失っていた。本能に殉じる化け物が。その唯一の利点を盲目していた。

……美しい。

 

名も知らぬあの女騎士。その姿が、踊る拳が、弧を描く銀の剣が。その全てが美しいと感じた。曇り無く、歪み無く。ある意味恋にも似た尊敬の果てに生まれた武。モードレッドだけの、彼女だけの道。

 

とっくの昔に、ヴラド公の時は止まっていた。あるのは胸を焦がす何か。一つ大事な物を思い出せそうな、そんなジレンマ。

 

 

ヴラド公の停滞など意識の外。モードレッドは確実に自分より上の、国を治めた王を押していた。スマートかつワイルドに仕上げられた右拳を突き上げ、アッパー。同等の意思を込められた左拳を王の右頬にめり込ませ、全力で振り抜く。打ち抜く。ヴラド公の身体が一瞬、大地を失った。

 

 

ーーーそうだ

 

 

何故忘れていた。狂っていたからか?違う、狂いに負けたからだ。こんな姿を生前に飽きる程、それでも飽きない程見ただろう。純粋に鍛錬を積んだ戦士達。彼らが心底清々しい有様で互いの武を当て合い、魅せ合い、模擬戦。相手の血を吸う訳でも無い。相手を辱める訳でも無い。本当に相手を倒す為だけに。

自分を慕った臣下達も、あんな姿をしていたでは無いか。それなのにこの身は、我は、私は……。

 

余は……!

 

「余は吸血鬼では無いッ!」

 

 

その言葉を、怒気を孕んだ精一杯の否定をモードレッドは聞き逃さなかった。故に彼女はそれへの最大の賞賛を込めて、王の心の臓に王剣の切先を穿つ。

 

 

「ヘッ、よく言ったヴラド三世。叛逆の騎士に討ち取られた名誉、しかとその身に刻み付けろ」

 

「フ……。感謝するぞ騎士よ。おかけで本来の自分を取り戻せた。余は吸血鬼では無い、国を治めた王なり…」

 

「ああそうだろうな。今のお前は王だろう。安心して座に還りな」

 

 

ヴラド公は安らかな、まさに永遠の眠りに就く瞬間の様な穏やかさを帯びた表情を見せ、ゆっくりとその身を黄金の粒子に変えた。

 

 

ーーーー

 

ーー

 

バーサーク・セイバーは困惑していた。何故、何故この場に"彼女"がいるのだ。ああ何故、自分の彼女は敵対しているのだ。何故、何故、何故…!

答えは出ない。否、そこに強引な解を見出すのならば、これは運命だ。最悪の運命、自分に対する報復。生前を見失い、破壊の限りを尽くそうとした自分に対する、神からの天罰。

 

それと同時に嫉妬した。彼女の隣に立つあの黒いローブの女に嫉妬した。そこは自分の居場所なのに、平然と奪ったあの女が憎い。

 

 

バーサーク・セイバー…真名シュヴァリエ・デオンは猛虎の如く駆け出した。まさに黒いローブの女、アサシンを喰らい殺さんとする程の殺意と憎悪を振り撒き、一直線を辿る。

 

 

加速を保ちつつ右脚を力強く踏み込み、跳躍。握るレイピアをアサシンの首に穿たん、と雄叫びを上げ、落下速度を上昇させ彼女に接近して行く。ーーいける。

確信した。これ程までに身体が自由に動いた事は無い。肉体から乖離した精神さえもが、この身の変質に驚愕を示している。これも狂化の影響か。いや本来は憎むべき代物だろうが今だけは、この瞬間だけは、バーサークとなった自分を余す事なく受け入れた。

 

アサシンは腕を交差させ、こちらの攻撃に備える。……愚かな。ならばその腕の障壁ごと心の臓を貫いてやる。

 

 

バーサーク・セイバーは愚行を犯した。犯してしまった。そして彼女はその事に気が付いていない。アサシンはそのフードの中の顔を、口元を、微々たる物だが歪めた。

 

 

断想体温(ザバーニーヤ)

 

 

ーーーレイピアの切先が宙を舞う

 

「なっ……⁉︎」

 

 

刹那的な事象に思考が停滞した。理解不能から来る恐怖は肉体の枷となりそれを縛り付け、一撃で仕留められなかった屈辱がふつふつと湧き上がる。それでもそれ以上に、シュヴァリエ・デオンは恐怖した。一体どんな仕掛けをつかったなら、レイピアを折る程の硬度の肉体を手に入れられるのか。

 

未知の技程恐ろしい物は無い。どんなタネで、どんなテジナで、何を仕込んでいるのか知り得ないと言う事は、膨大なデメリットとなる。それはシュヴァリエ・デオンもよく知っていた。なのに彼女は、アサシンを分析する事を忘れ、嫉妬に身を委ね暴虐を尽くそうとした。それが彼女のーー最大の失敗。

 

 

「お前……未熟」

 

 

アサシンの言葉が脳を揺らす。こちらを屠る絶対強者の、最後の情け。言葉自体が心を抉るナイフの様に鋭い。

 

 

「ーーー妄想心音(ザバーニーヤ)…」

 

 

心臓が潰される。回避不可能の呪殺。デオンの口から多量の血が流れ出た。

 

 

「あぁ……、王妃……」

 

「もう、良いのですよ。頑張ったわね」

 

心臓を抉られ、実体を保つ事が不可能になりつつある自分へ、彼女が語りかけて来る。ああ、あの笑顔は。あの笑顔こそが。

 

「ごめん、ごめんなさい……」

 

「うんうん、お疲れ様。また後でね」

 

もういい、満足だ。彼女があの笑顔をもう一度自分に向けてくれただけで満足だ。デオンは肉体をゆらりと、風に溶かした。

 

 

ーーーー

 

ーー

 

 

ーーーあり得ない

 

どれか一つが脱落するならまだ分かる。とくにバーサーク・アサシンは加虐的とは言え、戦闘兵器サーヴァントとして見るならばその利用価値、戦闘能力は低い。彼女の脱落は決戦開始から視野に入れていた。

 

問題はバーサーク・ランサー、ヴラド三世とバーサーク・セイバー、シュヴァリエ・デオンの脱落。後者は歴史に名を連ねる英霊に匹敵する程の実力こそ無いが、生前の武と功績は十分目に止まる物。前者に至っては召喚地域が最適解の場所ならば最強クラスのサーヴァント。このフランスの地での召喚でも望んだ以上のスペックで現界した。

 

 

それがどちらともやられたのだ。後者は相性が悪い、と言えばそれで解決するのだが、前者の敗北は想定すらしていなかった。ヴラド三世の敵は向こうのセイバー、真名は叛逆の騎士モードレッド。あからさまに格下の、一介の騎士に国を治めた吸血鬼が敗北するなどあり得ない。いや、あってはならなかった。

 

 

『ジャンヌ!お戻り下さい!体勢を立て直しましょう!』

 

パスを通してジル・ド・レェから念話をかけられる。不服で屈辱だが、この時ばかりは撤退の方が理想的な戦術だろう。退屈なプライドでそれを無下にする程、黒いジャンヌ・ダルクは愚者では無い。素直に元帥の忠告を聞き入れた。

 

 

『ジル、海魔を。私が追加のサーヴァントを召喚する間の盾にしなさい。上手くいけば一匹や二匹、殺せるかも知れません』

 

『了解しました。召喚陣は私の方で準備しておきます』

 

 

 

 

 

 

「ッ!待て!」

 

黒い彼女を追跡しようにも、彼女の撤退と同時に出現し始めた、謎の蛸型生物に阻まれそうもいかない。奴らは斬っても斬っても、消えず、それどころか時が進むと共にその数を厭になる程増大させていく。

 

 

「ああクソッ!何だこいつら!」

 

「使い魔と見るべきでしょう。しかしこの数、一体どんな魔術式を行使すれば…!」

 

「駄目だマスター!討伐と平行して倍以上が出現する!」

 

 

蛸自体には全くと言っていい程戦力は無い。捕縛されれば危機に陥るだろうが、少なくともヒットアンドアウェイを繰り返せば精々、下級の魔獣程度。

だがその問題は数。既に戦場の四割は蛸に占領されてしまい、奴らは刻一刻とその領地を拡大して来る。時間稼ぎにしてはあまりにも強大。最終兵器にしては個々の戦力が貧弱。この蛸が一体どんな意図を持って呼び出されているのか、それすら掴めない焦燥が彼らに募る。

 

 

決断を迫られる。一つだけ、たった一つだけこの蛸の山を踏破する方法は鏡夜にある。しかしそれを行使出来るのは自分ともう一人の計ニ名だけ。つまり、彼らを見捨てる事になる。連れて行けるのは彼女だけだろう。

 

 

「…マスター、その顔、何か持っているな」

 

「……ああ。麗しのアタランテより託されたこの毛皮を用いれば、俺ともう一人だけならあの城に行ける」

 

「成る程。了解した、マスター。行ってくれ」

 

「ええ、鏡夜さん。行って下さい。ここは私達が。何、こんな蛸を倒すのに骨など折れません」

 

 

唇を噛み締める。彼らを見捨て、自分と彼女だけあの城に向かう事こそが確実な戦法。しかしそんな事など誰が出来ようか。そう、鏡夜にはそれが出来ない。サーヴァントを道具では無く、同じ人間と見る彼には、無数の悪が蠢く戦場に彼らを置いて去るなど出来ぬ話なのだ。

 

しかしそれでは、いつまで経っても好転も悪転もしない。いかなる結末を望もうとも、状況の打破にはそれが必須。

あるのは悔しさのみ。その選択した取れないこの身の非力さに対する、悔しさ。

背中を預けているジークフリートとゲオルギウスへは振り返らない。ただ一言、すまないとだけ言い残す。彼らとは正反対の方角へ駆けた。先からこちらを目指す白い彼女と合流する。

 

 

「ジャンヌ、城へ行く」

 

「……!分かりました、鏡夜(マスター)。この身は貴方と共に」

 

 

何も言わず、己が感情を察してくれた彼女に心の中でありがとう、と呟く。

ジャンヌを負ぶさる。背にしっかりと、離すまいと鉄の意志を込めて腕を回し、同時に最早損傷も良い所まで行った魔術回路をまた唸らせる。全身を強化し、内臓を保護し、視力を強化し。どれ程の速度が出ようとも対応してみせる、それへの準備を怠らない。

 

これより踏み込むのは英霊の域。この人の身で彼らの御業の再現。誰よりも、何よりも速く速く速く。負担など顧みず。ひたすら、この身を兵器として。

 

 

「諍いの戦利品……!」

 

 

後戻りはしない。声も送らない。それは彼らに対する冒涜と裏切りなのだから。何、サーヴァントを信頼してこそのマスターだろうに。そう強がって、奥歯を噛み締めて、鏡夜はジャンヌと共に、戦場を吹き抜ける風の如く走り抜ける。




ーーーすまない。何か手抜き感がして本当にすまない……。

言い訳するとデオンとカーミラ動かし辛えんですわ旦那。GOのバトルキャラしか参考文献がありませんのでね…。ああつれえわー、超つれえわー(JKジャンヌ感)

ここで一つ、没ネタご紹介コーナーに入りましょう。本編がアレなので中和剤です。

喫茶店&apo「「どーっちだ?」」
店長「右」
喫茶店&apo「「早⁉︎しかも正解⁉︎」」
店長「おう。簡単に説明すると、ウチのジャンヌは受肉しているから肌の質感が違う。後髪質も。良くも悪くも普通の人間のそれになってるからな、光の反射加減が微妙に違うんだ。後匂い。バイトはしてくれてるから珈琲の香りが微々たる物ながら染みついている。それと栄養摂ってるから身長がデフォルトと比較して0.43cm伸びてる。ああ、後そっちと比べて表情筋が0.0823°釣り上がってるぞ。生身の筋肉のクセがついた証拠だな。それとクセ毛がある。具体的には後頭部の辺り。二本跳ねてるぞ。後は……そうだ、普段使ってるあの少し高いシャンプーの香りが右からする。なるべく安い金で良質な珈琲豆を選ぶ事を強いられた我が鼻を嘗めるなよジャンヌ・ダルクッッ!」


店長変態化。前に思い付いた店長&ジャンヌがapo終了後のジャンヌとば出くわす番外編の中の台詞です。お目汚し失礼しました。

次回、一章最終回。店長&白ジャンヌvs黒ジャンヌ&旦那。これからノリノリで執筆するてござる。
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