喫茶店経営している場合じゃねえ   作:気宇

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農民は強い(確信)

いつ見てもコジローのワイバーン返しは凄まじいですよね。今日だって襲い掛かってくるワイバーンを黙々と斬り落としていました。アレで☆1なんだぜ?信じられるかよ?

ジャンヌも農民でしたよね。あの世界の農民は何か特別な物を持っているに違いない。


俗世大好きジャンヌさん

「んー?食材が少ないな。おーいジャンヌ、買い物行くぞー」

 

「あ、はーい」

 

 

何でわざわざ着替えに行くんですかね?いや別に文句は無いけどさ。純粋に疑問に思っただけ。

とまあウチの聖女は着替えるのが物凄く早く、面倒そうなフリフリの服でもものの数分で着替えて来てしまうハイスピード・クローズチェンジャーだ。おかけで色々な場面でのタイムロスが少ない。まあ、今日定休日だから遅くても良いんだけどね。

そこまでお高く無い服から、ジャンヌが自身の給料を切り詰めて買ったであろう高そうな服に変えてきた。うん、時給を900円にまで上げておこう。良いもの見れた。

 

 

 

「さあマスター、行きましょう」

 

「外では鏡夜で呼べよな。俺達が喫茶店の店員だという事を知らない人達からすれば、女の子にマスターと呼ばせている時点で色々アウトだ」

 

「分かりました。では鏡夜君と。……なんかデートみたいですねえ」

 

 

分かったからそのニヤニヤした顔を引き締めろアポが。歴史研究家の皆様にご報告させて頂きます。ジャンヌ・ダルクはかなりのダメな奴です。人間性は良いしよく働いてくれているけど、おおよそ聖女とは呼べませんこいつは。もうお前聖人のスキル外して貰えよ。

 

 

「行こうか。ジャンヌ……ヴェールは買う物は?」

 

「特にはありませんよ。…あ、シャンプーが切れかけです」

 

「了解。ま、時間もあるし、ゆっくり回ろうか」

 

 

この街の人達は本当に良い人しか居ない。少なくとも俺はそう思う。八百屋さんから魚屋さん、スーパーの店員さんやたまたま通り過ぎた喫茶店のお客様。みんなが笑顔で挨拶をしてくれる。俺の実家のある地域ではそんな事は無いだろう。よく日本は人と人との繋がりが希薄になった……何て言われるが、なにも日本全体がそんな訳では無い。この街、冬木は暖かい。

今だって、行きつけの八百屋さんに行ったら「待ってたよ」と言われた。何と俺の買う物を予測して纏めてくれていたのだ。お礼を言い、代金を払う。もう少し店員さんと話していたいが、居座ったら商売の邪魔になる。また今度、話すのは時間がある時に。

ジャンヌもこの景色がお気に入りらしく、普段のはっちゃけた笑顔じゃなく、文字通り聖女の微笑で見つめている。ジャンヌもこれと似た様な景色を守りたかったのかも知れない。

 

 

「大方買い揃えましたね。次はどこへ?」

 

「一旦家に買った物置きに帰る。その後はお前の好きな所に遊びに行こう」

 

「本当ですか⁉︎ならゲームセンターに!最近入ったぬいぐるみが欲しいです!」

 

 

いようし任された。良い所見せてやろうじゃないか。

 

 

ーーーーーー

 

ーーーー

 

ーー

 

 

「さて、と。夕食の準備をしなきゃな」

 

 

あれ?ジャンヌどこ行った?水曜のこの時間ならリビングでクッキー片手にアニメ見てるはずだけど。部屋に篭ってる?あああれか、ぬいぐるみもふもふしてるのか。いや、ジャンヌだから別の可能性がある。例えば……ぬいぐるみを仮想敵とみなし右ストレートを叩き込んでるとか。無いな、うん。ちょっと様子を見に行ってみようか。

さて、この家。俺が実家の財産を一部分捕ったおかげで中々快適に出来ている。階段は段数を増やした代わりに一段一段の高さを限界まで削った。その為上り下りも楽だ。

一応ノックはしておこう。流石にそれを省く程礼儀無しでもない。時々いるよね、ノックしない奴。

 

 

「おーいジャンヌ、いるか?」

 

「あ、マスター?入って良いですよー」

 

 

お許しも出た所でお邪魔するか。よく考えたら俺ってジャンヌの部屋にあまり入った事無いんだよな。まあ俺とジャンヌの関係を兄妹とみなせばそれも当然か。

 

 

「………」

 

「ん?どうかしました?」

 

「なあジャンヌ、顔に付けている立派なガスマスクは何なんだい?君は今からバイオテロでも起こす気?」

 

 

何あれ。映画のワンシーンでしか見た事ねえぞあんなガスマスク。特殊部隊がテロリストかお前は。しかもその手には謎の銃型の何か、両手はゴム手袋、何故かレインコート。謎の機器。そして全開の窓。何をやっているんだいあんたは。

 

 

「あ、「何してんのてめえ」って顔してますね。じゃじゃーん!ジャンヌちゃんはプラモ作りに精を出しているのです!」

 

「プラモ作り…ああなるほど、塗装か?」

 

「ご名答です!近々コンテストがあるので応募しようと。ふふふ、大賞の限定ガンプラと賞金は私の物ですよ」

 

 

そう言えば最近ハマってたな。機動戦士なんたら。よくテレビからピチューンだのバシュィーンだの聞こえてたわ。

まあ何であれ趣味を持つ事は良い事だと思うよ。プラモ作りになら健全そうだし。シンナー中毒とかに気をつけてさえくれればね。しかしこいつって、観察すればするほど面白い事になるよな。

ああジャンヌ、人と会話する時はガスマスク外そうな。侵略者っぽいから。

 

 

「しゅこー」

 

 

どうやら俺の考えていた事を察したのか、なんかそれっぽい真似を始めた彼女。やめてくれジャンヌ、結構ギャップに笑いそうになるから。

っと携帯?珍しいな電話なんて。あれか?士郎から救援電話か?なら無視が安定なんだが……

 

 

「はあ⁉︎」

 

「どうしました?」

 

「爺さんだ……、ゼルレッチの爺さんから電話かかって来たぞ……」

 

 

え?今から来る?ちょっと勘弁して下さいよお爺さん……。ほらもう貴方歳でしょう?隠居して縁側で日向ぼっこしながら緑茶啜ってなさい。つまり何が言いたいのかと言うとだな、頼むから面倒事持って来ないでくれ。




無課金は辛い。

ジャンヌにアタランテにエミヤにアストルフォに……欲しいサーヴァントに対して石が足りなさ過ぎる。嫌だ!課金兵にだけはなりたくない!課金兵はパズドラで懲りたんだ!

えーと、石16個で1400円?なんだ、良心的じゃないか。コンビニに夜食を買いに行こう。1500円の夜食だ。少しリッチな気分だぜ。


話は変わってハッチャケお爺さん登場。主人公は爺さんに一食奢った経験あり。
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