おかしな学校でのある日常   作:rinta

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三話です。


この学校における勧誘の仕方

 

 

 

前回のあらすじ

土器屋先輩の頭には野良猫が住んでいる。

 

 

………いやねえよ。おかしいだろ常識的に考えて。頭に猫乗せてる高校生なんて聞いた事ねえよ。

 

 

「いや~、それほどでも~」

 

「ほめてませんよ」

 

 

褒められたと勘違いして、頭の後ろを掻く土器屋先輩。いや違いますから。逆に若干の呆れこめて言ってるんですから。

 

というよりどうやって猫に懐かれたんだよ。野良猫の警戒心なめるなよ。

俺昔、家の近くで群れてた猫と仲良くなろうとして全身猫じゃらしスーツ着たら、

その猫ども全員、俺を引っかき回してきたんだぞ。おかしいだろ。

 

 

「それは君がおかしいよ~」

 

「俺がおかしい訳ないじゃないですか。全身猫じゃらしですよ?猫なら普通じゃれるでしょう」

 

 

だから俺はおかしくないと自分で自分に納得してみれば、先輩が、君も大概面白いねぇ~、と

小言で呟いているのが聞こえた。だからおかしくねぇって。

 

 

「で、なんで頭に猫なんて乗せてるんですか?」

 

 

改めて最初の疑問をぶり返す。

すると先輩は………

 

「知りたい~?」

 

と、逆に尋ねてきた。

 

 

「………先輩、質問を質問で返すことほど失礼なことはありませんよ」

 

「そう?ごめんね~。それでこの猫のこと知りたいの~?」

 

 

………なんだ?何か先輩の様子がおかしいぞ。(頭に猫乗せてる時点で大分おかしいが)

 

 

「いや、まぁ、教えてくれるなら知りたいですけど「だったら!!」………」

 

 

俺が肯定の意を示すと、いきなり先輩が俺に台詞に割り込んでこちらに詰め寄り、

しかも先ほどからの印象とは明らかに似合わない大声を出してきた。

(ちなみに俺たちは今風紀委員室の中の机を挟むようにイスに座っている)

 

 

流石にこれには俺も面喰らって、少しの間呆けていると、先輩の方が先に正気に戻ったらしく、

ごめんね~と言いながらイスに座りなおし、そして

 

 

「えっと、なんだっけ~………良し、ゴホン。

モシコノネコノハナシヲシリタケレバ、フウキイインニハイルンダナ!!シンニュウセイ!!」

 

「………は?」

 

 

と、カンぺのようなものを取り出して何かを確認した後今度は先輩に似合わない言葉をとても棒読みに

言ってきた。

俺はというと、また、呆けるばかりである。

 

そうなってくると先輩もまたこんな事になるとは予想してなかったようで、あたふたと困惑する。

そうやって、なんともいえない空気を二人で作り上げていっていると、

 

 

「もう、何やってるのよ!!聡太!!」

 

 

と、風紀委員室のドアをおもいっきり開き、この空気を壊してくれる人物が、現れたのだ!!

 

 

………って誰だよ!!

 

 

_____________________________________________________________________

 

 

 

 

「いや~ごめんね。何かびっくりさせるようなことして。」

 

俺の向かいの席に座る女性の先輩はそう言いながら頭をそれほど深くもなく下げ謝っている。

 

 

「いや、そのことについては大丈夫なんですけど………」

 

 

俺はそのいきなり現れた女性の先輩………現生徒会長、貝塚遥先輩を見ながら現状を確認した。

 

………いやほんとに何なんだろうね。何で俺、生徒会長に頭下げさせてるんだろうね?

ちらっと、土器屋先輩の方を見てみると、なんだか申し訳なさそうな顔をしながら、頭の猫をなでていた。

 

「いやね、ちょっとした勧誘のつもりだったのよ。ほらこの学校委員会も勧誘しないといけないことになっているじゃない。

でも聡太が何か自信ないとか言ってたから、手早く新入生捕まえられる方法としてアドバイスしてあげたんでけど………」

 

何か失敗に終わっちゃった感じねー、と貝塚先輩は呑気そうに言っている。

まあとりあえず物事を整理してみよう。

 

 

貝塚先輩が現れた後、その場の空気はそりゃあカオスな方向へと、吹っ飛んでしまった。

 

土器屋先輩はいきなり現れた貝塚先輩に驚きを示していたが、その後にすぐ

ごめん遥ちゃん失敗しちゃった、と謝罪の笑みをむけていたし、

そんな土器屋先輩に今から突っかかろうとしていた貝塚先輩は、その邪気のない笑みに

何故か頬を赤らめ、そ,それじゃあ仕方ないわねと、返していたし、

そんな状況を一部始終見ていた俺は、いきなり現れた生徒会長の存在に対しもう頭が

フリーズを起こしていて、突っ込むどころか会話に参加することさえできなかった。

 

そしてその後は、貝塚先輩が色々と状況説明をしてくれて今の状況になったというわけだ。

 

 

「本当にごめんね~。遥ちゃんがこれなら絶対新入生取れるからって言うから仕方なく………」

 

「ちょっと私だけのせい!?聡太だって絶対上手くいくよって誉めてくれたじゃない!!」

 

二人の先輩が先ほどの出来事の責任のありかについておしゃべりしている。

まあ、今俺が気にしてるのはなぜ土器屋先輩があんな奇行に走ったかなんてことじゃないんだけどな。

 

俺が今もっとも気にしているのは………

 

 

「土器屋先輩と生徒会長は知り合いなんでs「それで君は風紀委員に入る気ある?」えっとぉ...」

 

 

貝塚先輩が俺の台詞に割り込み、俺が風紀委員入るか否かを聞いてきた。

ていうかこの学校、話に割り込んでくる人多いな。まぁおかしな人多いしな。

 

さてついに聞かれてしまったぞ。どうしたものか。

ここに連れてこられた時点で、何となく勧誘されるんだろうなぁということぐらいは見抜いてたぜ。

しかしこの委員に入るかどうかと聞かれれば俺の答えはもう決まっているんだが、タダ応えるだけじゃ何も面白くない。

さっきからボケられてばっかりなんだ。何か一つくらいボケを挟んで………

 

「答えはYESかNOだけでいいからね」

 

おぅふ、心を読まれたぜ。さすが生徒会長、読心術もできるのか。

 

仕方がない。もうはっきりと言ってしまうか。この俺能登良太郎がこの風紀委員に入るか否かと問われれば、もちろん………

 

 

 

 

 

「入りますよ」

 

 

 

 

 

俺も大概おかしい。

 

 

 

 

 

 

 




読み返してみて自分の文章がとても読みにくかったのがわかりました。
本当に申し訳ございません。

感想、批評、ダメ出しなど待ってます。
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