おかしな学校でのある日常   作:rinta

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第七話です。
またまた更新遅れてすみません...


この学校の優等生1

前回のあらすじ

俺が風紀委員に入りました。

 

………いい加減このあらすじも必要なくなってきたな。いつかやめよう。うん、いつか………

 

 

閑話休題

 

 

俺がこのおかしな学校に入学してから早くも一週間の月日がたっていた。

人間と言う生き物は相手のことを表面上だけでも知るために一週間はかかるといわれている。(いない。)

そしてオレのクラスでもその言葉に習い、一週間の月日によって作られた小さなグループがぽつぽつと出来ていた。

現在は学校の昼休み。

そんな作られたグループに分かれてこの俺、能登良太郎も友人と仲良く談笑を………

 

 

「あれ、良太郎君また風紀委員室で食べているのかい?」

 

 

していなかった。

 

 

「あぁいや、ここが一番静かに飯食べられる場所でしたから」

 

 

はい、嘘です。(口には出さないけど)

現在俺が弁当を食べている場所は風紀委員室。俺のクラスとは別の棟で歩いて5分ほどかかる。

鍵は土器屋先輩がオレの風紀委員へと入る意志を聞いた後渡してくれた。(予備と合わせて二つ持っているらしい。)

そしてなぜ俺がその風紀委員室で弁当を食べているかと言うと………

 

 

「クラスで場所がなくなったのね。可哀想に………」

 

「「………」」

 

 

いきなり声が中から聞こえてきたので俺と土器屋先輩はその発生源となる人物を驚いていた。

 

 

「遥ちゃんいつの間にいたの………?」

 

「君たちがしゃべってる間に窓からコソコソと………」

 

「あなたは忍者ですか」

 

 

そんな俺のツッコミ颯爽と受け流し、持ち込みであるだろうインスタントコーヒーに委員室備え付けのポッドのお湯を入れる姿を見せるのはやはり我らが生徒会長、貝塚遥先輩だった。

 

 

「噂で聞いたんだけど、あの入学式の後一年生全員で打ち上げやったんだって?でもその時君ここでだべってたから参加してないでしょ。だからクラスの輪に入れないんだ」

 

「ぐっ!!」

 

 

何て的確にオレの痛いところを針でさしてくる人なんだろう。

そう、あの後打ち上げに行かなかった俺は一日経って、ものすっごく後悔したのである。

なぜならその日の話題はどこへ行っても打ち上げのことだったのでそれに参加してない俺は自然とその会話の輪からはみ出されてしまったのだ。

そしてその後も仲間内に入れず、ずるずると時間が経ち現在のようにクラスには居ずらいので、風紀委員室で弁当を食べるはめになっているのだ。

 

「こんなことなら行っとくべきだったか……。いやでもそれだとな―」

 

後悔後に立たずというが今の俺はもはや後悔するしか行動はなかった。

 

「まあまあそんな分かりやすく後悔せずに、前向きに生きなさいよ。あんたにはこれから仕事があるんだから。」

 

「仕事?」

 

初耳だぞ。

オレは土器屋先輩の方に視線をよこしてみる。すると土器屋先輩は飲んでたお茶を置いて言った。

 

「あれ、言ってなかったっけ?能登君にやってもらう仕事、それはね~「新しい委員の勧誘よ」………」

 

土器屋先輩、哀れし。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

「流れで請け負う形になったが、これ先輩の仕事じゃないのか………」

 

廊下を歩きながら一人哀愁漂わせ俺はつぶやく。(何かカッコいい)

現在俺のいる場所は放課後の教室棟の廊下。昼休みに先輩たちから与えられた仕事をこなすために目ぼしい新入生を探しているのだ。

採用基準はオレに任せるらしいが、あまりいれてほしくない人材については二人の先輩は口をそろえて言っていた。

いわく、頭の駄目な人、らしい。

 

「律儀にチラシ配ってもあまりいいような気もしないからな―。ここは自分の目を使って良い人材見つけ出すか」

 

いわゆるスカウトです。

そんなこんなで歩いてるうちに目的の教室、一年A組に着いた。

 

さて、なぜ俺がこのクラスに向かってたかは解説を挟んで説明しよう。

 

最早聞き飽きたであろうこの郡ヶ丘高校は特殊な制度がある。

それがこの成績別クラス分け制度なのだ。クラスは全部でAからIまであり、Aが総合特進、Bが文化特進、Cが運動特進クラスであり、それ以下が普通クラスなのだ。

特進クラスは文字通り優等生クラスであり、文理選択関係なしに全ての教科を教えられ、将来有望な人材を作るクラスなのだ。(この制度も人気の理由になっている)

 

「まぁ、いまさら美味しい人材が残っているとも思えないが………お、いたいた」

 

A組の中をのぞき、目的の人物が自分の席にいることを確認し、その人物の所へ向かう。

(向かう途中クラスの全員がこちらをいぶかしむ様な目を向けてきたが気にしない)

そう、俺は最初からこのA組で一人の人物しか狙っていない。

 

「あんた入試試験で一位とった九十九幽姫さん?」

 

「………えぇ、そうよ。」

 

相手はやっていた参考書から顔をあげ、きだる気にこちらへ返答した。

 

「単刀直入に言うが、風紀委員に入ってくれ」

 

「だが断る」

 

この学校の優等生は………なかなか手強そうだ

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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