魔法科高校の武器商人<修正版>   作:akito324

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10話でーす!

二日連続の投稿となりました。
今回は説明回ですね〜
挿絵を入れてみました。本当はもっとかっこいいはずだったんだが・・・自分の画力ではこれが限界です・・
もしかしたら挿絵変えたり消したりするかも・・

それではどうぞ!!


10話 対魔法師部隊

2092年 8月5日 日本 沖縄 国際通り

 

コンペが終了し佐渡の商談までオフとなった清夜はエレンと約束していた苺ケーキをおごるために国際通りに来ていた(ほかの護衛は各々オフを楽しんでいる。)。

 

「やはり苺ケーキこそ至高の美食!!まさに最強である私にふさわしい一品です!」

 

すっかりご機嫌がよくなったエレン。

清夜は思う。

 

(こんなんで機嫌が良くなるならいくらでも奢るんだけどな・・苺ケーキとか子供かwとか言ったら本当に殺されるから言わないけど。)

 

エレンが何かを感じ取る

 

「アイク、今、私をバカにしましたか?」 ゴゴゴ・・・

 

「い、いやしてないよ。マジで・・・・おっと」

 

心を読まれたことに焦ったせいか清夜は女性とぶつかり膝をついてしまう。

 

「奥様大丈夫ですか?僕も大丈夫?」

 

「えぇ私は大丈夫よ穂波さん。それより・・」

 

顔はまだ見えないが二人組の女性の一人にぶつかってしまったらしい。

ぶつかった黒い服の女性が手を差し伸べる。

 

「ごめんなさい僕。周りを見てなくて・・怪我はないですか?」

 

「俺・・いえ僕も前を見てなくてごめんなさ・・」

 

そういって女性の手を取ると女性と清夜の目が合う。

だがお互い次に取った行動は戦闘体勢だった。

 

「「ッ!?」」

 

黒い服の女性は曖昧ながら魔法的直感で危険性を、清夜は本能が嫌悪を感じた。

 

「奥様!?」

 

「アイク!?」

 

それぞれの付き添いの言葉で互いに我に戻る。

清夜と黒い服の女性は作り笑顔で取り繕う。

 

「ご、ごめんなさい。突然驚かれるので僕も驚いてしました。」

 

「い、いえ私も悪かったわ。」

 

周りの人たちが注目しているがそれでもお互い目を離さない。

そこに一つの怒声が響く。

 

「なんだとこの野郎!!殺すぞーーー!!」

 

見るとの酒にでも酔っているのか『取り残された血統(レフト・ブラッド)』の男がナイフを振り回していた。

 

キャーーーーーーー!!

逃げろーーーーー!!!

うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 

通り一体がパニックになり人ごみの波に流される4人

 

数分後・・・

 

なんとか人ごみから抜け出せた。黒服の女性達

だが抜け出せた時には清夜達は見えなくなっていた。

 

「奥様無事ですか?」

 

「えぇ助かったわ穂波さん。それでさっきの子達は?」

 

穂波と呼ばれた女性は周りを見渡す。

しかしどこを見ても見当たらない。

 

「いえ、消えてしまいましたね・・先程といい、何かあったのですか?」

 

「いないならいいの・・おそらく私が危険を感じたのは『取り残された血統(レフト・ブラッド)』の男ね。」

 

と言いつつも自分自身、腑に落ちない様子だった。

 

(あの子の目を見た時、達也が生まれた時以上の恐怖を感じた・・あれは気のせいだったの?)

 

黒服の女性は気付かぬうちに震えていた。

 

ちょうどその頃・・

清夜達も流されながらもなんとか脱出できた。

 

「うぇ〜苦しかった〜エレンいる〜?」

 

「は、はい・・なんとか。さっきの二人組はいなくなりましたね。敵だったんですか?」

 

「わからない・・だが見ただけ嫌悪した本能的に・・」

 

そう言って黙ってしまう清夜だった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

2092年 8月7日 日本 新潟 佐渡 某所

 

清夜達は足早に沖縄を後にして貸切にした佐渡のクロスフィールド(魔法戦技のサバゲー)場来ていた。

エコーは不満そうにしていた。

 

「なんでさっさと佐渡に来ちまったんだ?別にすぐ商談があるわけでもないのに。オフだろ?沖縄のビーチで楽しむのもありなんじゃないか?」

 

清夜は武器商人として答える。

 

「すまないとは思っている。だが今回は武器商の勘を信じて沖縄を離れた。」

 

この言葉にココやキャスパーを見てきたエコーとエレンが納得する。

だが残りの4人は首を傾げていた。

翠が質問する。

 

「根拠をお聞かせいただけないでしょうか?」

 

「勘に根拠はないと思うけどな・・そうだな強いて言うなら『取り残された血統(レフト・ブラッド)』だな。俺が見たほとんどの奴らの目が何かを起こすと物語っていた。」

 

すかさずエコーがフォローにはいる。

 

「こいつら武器商人の勘は大抵当たるんだ。終戦や内戦と言った”戦争関連”は特に。だから俺やエレンは夜坊の勘を信じる。」

 

エコーの話に説得力があったのか納得した4人。

清夜は別の話を始める。

 

「話は変わるが今日は部隊共通の新装備を試してもらう。」

 

「この前言ってたホログラム装置を使った装備っすか?」

 

「銃とかも変えるので?」

 

どうやらアーキンやホウの元デルタフォースには装備にこだわりがあるようだ。

 

「う〜ん・・銃にこだわりがあるなら別にいいけどCADは統一されるよ。」

 

「そんで?その装備はどこにあんだ夜坊?」

 

エコーは楽しみなのかキョロキョロしている。

 

「落ち着けエコー。まずは『ニューロリンカー』(8話参照)の右にあるボタンを二回押せ。そうすれば勝手に装備される。」

 

エレン以外がポチポチっと押す5人

するとパァと光が体を包む。

光が消えるとそこには装備された5人がいた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「「「「「おぉ〜!」」」」」

 

思わず感嘆の声をあげる5人

そして清夜の解説が入る。

 

「その装備の名はAMS-04(アムス04),潜入用にホログラム装置の応用で作られた機械的な『熱光学迷彩』が搭載されている。藍、『ニューロリンカー』から表示されているステルスのコマンドを選んでみろ。」

 

パシュンという音が聞こえると藍の姿が見えなくなる。

 

「あら藍ちゃんが消えちゃいました。」

 

「ヒョヒョ!!私はちゃんといるぞ翠」

 

解説が続いた。

 

「カメラはもちろんのこと、サーモグラフィーの類もごまかせる。今回は見えなくしたが当然、仲間内には見えるようにしてある。他の機能はサイオンを見る機能。これは装備しなくても『ニューロリンカー』でサイオン、そしてサイオン情報体である起動式、魔法式を見ることはできたんだが・・首前についている『CRユニット』と呼ばれるサイオン干渉装置で魔法と同じ感覚で見て念じるだけで起動式、魔法式を破壊することができるようになった。」

 

「へぇ〜・・ホウ、試しに魔法使ってみて」

 

「了解っす」

 

ホウが魔法を発動しエコーが壊してみるようだ。

ピッピッ・・CADを操作し起動式が展開される。

そしてパキン!エコーによって起動式が破壊される。

アーキンは素直に賞賛する。

 

「ほぉ〜サイオンを使わずにこれはすごいですね。他にも機能はあるのですか?」

 

清夜の解説が続く。

 

「耐熱、緩衝、対BC兵器、強力なパワーアシストもついてる。防御力で言えば銃弾はもとより戦車の砲撃も防げる仕様だ。少し痛いけどね。そしてこれがこの装備の最大の機能、魔法の”対象にならない”機能だ。」

 

最後機能にエレン以外の全員が驚く。

いつも落ち着いている翠も冷静にはいられなかった。

 

「”対象にならない”ってことは魔法が”効かない”ってことですか!?それに”戦車の砲撃も防げる”って・・それこそ魔法でなければ防げません!!一体どうやって!?」

 

そこで我に戻り恥ずかしがりながら頭をさげた。

清夜は手で制して翠の無礼を許す。

 

「無理もない反応だね。これは装備に使われている素材の力だ。」

 

ここでエレンが初めて質問する。

 

「私の『ペン・ドラゴン』、カレンの『メドラウト』そしてアイクの『メルディン』もAMS-04(アムス04)と”ほとんど”同じ機能ですが一体何を使っているのですか?そろそろ教えてくれませんか?」

 

清夜は少し考え込み答える。

 

「・・いいだろう。この装備は俺のもう一つのBS魔法『未元物質(ダークマター)』で生み出した素材で出来ている。」

 

「「「「「「未元物質(ダークマター)?」」」」」」

 

声がきれいに揃う一同。

清夜は初めて他人に『未元物質(ダークマター)』について教える。

 

「そうだこの魔法は”理論上ですらこの世に存在しない物質を生み出す”魔法だ。本来、この世のすべての物、事象にはサイオンで構成されたエイドスという情報体がついている。俺たち魔法師はこのエイドスを改変するわけだがこの魔法で生み出した物質は元々存在しないためエイドスがついてない。」

 

解説が多すぎたせいか清夜は一度、間をあけてから続ける

 

「よって物理法則に縛られず独自の法則が働き防御力が高くなる。魔法についても閉じた箱の中身が分からないのと同じで未元物質(ダークマター)というエイドスがない物に覆われているから他人には装着者のエイドスは分からず魔法の対象にならないというわけだ。」

 

今度はホウが質問する。

 

「ということは、この装備は魔法を装備してるのと同じだから・・時間制限があるってことっすか?」

 

「たしかに世界には時間的連続性を保とうとする修復力があるため、魔法式が”永続的に作用することはない”。だが『未元物質(ダークマター)』はエイドスがないうえに物質として事実、世界に存在してしまっているため私が消さない限り”永続的に存在し続ける”。だから時間制限の心配はない。」

 

清夜は手で『未元物質(ダークマター)』を出したり消したりとデモンストレーションする。

清夜以外の6人は口をポカンと開けている。

無理もない、要約すれば”魔法が効かないし独自の法則で高性能になるし、なにより魔法が永続的に作用する”という魔法の常識を覆すことなのだから。

 

ポカンとする6人、最初に口を動かしたのはエコーだった。

 

「ま、まぁ装備についてはよく分かったぜ・・。それでこんな装備させて部隊って言うんだ。部隊の名前とかあるのか?」

 

「あぁ。これから先、我々は魔法師と戦うことがあるだろう。だから対魔法装備も用意した。だが本来”一般人”が部隊を持つことはありえない。以上のことからこの部隊の名前は『対魔法師部隊Nameless(名無し)』とする。」

 

その後、新装備のテストを含めた訓練が始まった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

2092年 8月11日 日本 新潟 佐渡 某所

 

『アイザック・ウェストコット』に変身した清夜は商談なのになぜか基地ではなく料亭にいた。

 

「では商談は成立ということで・・これからもDEMをよろしくお願いします。」

 

そして頭を下げるアイク(清夜)

頭を下げた先には中高年ぐらいの女性がいた。

 

「はい、こちらこそよろしくお願いします。DEMの武器は我々も高く評価していますから」

 

この白髪の女性こそ軍の民間企業派の筆頭格である佐伯少将。

一見、優しい校長先生に見えるが参謀として色々な敵と知能で渡り合った強者である。

ゆえに味方といえど油断できない。

佐伯少将は先日のコンペに話を移す。

 

「先日のコンペも含め感謝しなければなりませんね。ありがとうございました。佐々木”元”大佐が失脚したおかげで十師族派の勢いが一気に弱くなりました。あなたは武器商よりも軍で参謀してるほうがむいてますよ。」

 

アイク(清夜)は呆れ顔の”演技”で嘘を言う。

 

「九島閣下も勘違いされていましたが私がやったのは他国に武器を売って情報をリークさせた”だけ”ですよ?私そんな悪人に見えますかね?」

 

佐伯少将は人の悪い笑顔をしている。

『そういうことにしときましょう。』というつもりらしい。この人もなかなかの悪人である。

 

「ふふふ・・そんなつもりではなかったのですがね。・・ん?九島閣下がいたのですか?」

 

「えぇ私と話がしてみたいとかで三矢さんと駆けつけてきました。まぁ嘘だとは思いますが」

 

だが佐伯少将は考える素振りをしてブツブツと呟く。

 

「いやそうではない・・・やはり閣下も・・・考えてる・・・ブツブツ・・」

 

佐伯少将が自分の世界に入ってしまったのでアイク(清夜)は疑問をぶつける。

 

「そういえば・・なぜこのような基地とは正反対の場所で話を?」

 

佐伯少将が我に戻る

 

「これは失礼を・・それでここはお気に召しませんでしたか?」

 

「いえ。ですがこのような場所での商談は初めてですから。」

 

佐伯少将は理由を話すことにした。

 

「・・・私の直感にすぎませんがここ最近、佐渡の軍内部で不穏な雰囲気でして・・その調査の関係でここにきました。ミスターにはここまでご足労してもらい申し訳ありません。」

 

「いえ、大丈夫です。・・そうですか佐渡”も”ですか・・」

 

ここで佐伯少将は”も”という発言に気づく。

やはり参謀少将は伊達ではない。

 

「!!・・”も”というのは?」

 

「えぇ・・私も武器商の直感にすぎませんが沖縄の『取り残された血統(レフト・ブラッド)』の様子が変でして・・もしかしたら何かをしでかすかも・・・」

 

ドーン!!ドカーン!!

 

「「!?」」

 

とそこにタイミングを狙ったかのように音が響く。

しかも普通の音ではない、あきらかに砲撃や爆弾といった武器の音だった。

 

この音が島中に響き渡るドラの音として”開戦”をつげる・・




まぁ結局二つ目のBS魔法も”とある”要素ですね。
次回は完成しているのですが、主人公とか『マーリン』の装備とか描いてみたいので少し間隔が空くかもしれません。

次回をお楽しみに!!

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