久しぶりのバトル回になります!
主人公はでませんが・・・
文字数はバトルより日常系の方が多いんですが・・
うp主としてはバトル書いてる方が楽しいですね。
デストロヒロインも魔法強くなっています!
それではどうぞ!!
2095年 4月3日 東京 某所
これは新宿で伊万里が翠と藍から逃げた後の話
伊万里は待ち合わせの車に乗ると運転席には若い男が一人がいた。
「伊万里さん。任務の確認をしますか?」
この男は洲央
伊万里の雇い主「仙崎」の秘書を始め、
「いらない。それよりも仙崎は来てないの?」
「仙崎がこの車に乗ったことはないでしょう?それでは目的地に向かいます。」
この会話だけで終わってしまい。
車の中は静まり返った。
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2095年 4月3日 横浜 某所
深夜
とあるビルに雨でもないのに赤いレインコートを羽織った少女が現れる。
それと同時にビルのあらゆるカメラのレンズから光が消える
少女の正体は、もちろん伊万里である。
伊万里の任務は麻薬に目がくらんだ警察官僚と売人の暗殺だった。
伊万里はターゲットが乗っているエレベーターに乗りあわせようとするとターゲットの他に大男2人が乗っていた。
(護衛・・・元国防軍と黒帯持ちね)
「すまない、お嬢ちゃん。この後のエレベーターに・・・」
「別にかまわん、乗せてやれ」
大男が乗り合わせることを拒もうとしたがターゲットが乗り合わせることを許した。
この選択が自分の死になるとは知らずに
伊万里は乗り込んで最上階を選択すると
バスッ!
ターゲットの首をサイレンサー装着の拳銃で撃ち抜いた。
「ウグォ・・・!?」
ターゲットは「えっ!?」と言わんばかりの顔する。
だが首を撃ち抜かれているので何も言えず尻餅をつく。
「クソッ!し・・・ウベァ!!」
バスバスッ!
「オラッ!!」
ドガンッ!!
元国防軍の男は撃たれた直後にCADを取り出そうとした。
だが伊万里は背中を向けたまま拳銃だけを男に向けてヘッドショットをして殺す。
その間に黒帯の男は自己加速魔法を使ったタックルを仕掛けようとするが伊万里の『術式解体』で魔法が失敗しバランスを崩した。
結果、あらぬ方向にタックルしてしまう。
男のタックルはエレベーターの壁を凹ませた。
「ウぁ・・・」
男はタックルの衝撃でよろけてしまう。
「異常を感知しました。緊急停止します。」
停止を告げる無機質な声がエレベーターに響く。
バスバスッ!!
黒帯の男の頭を銃弾が撃ち抜けた。
「おぁ・・・いぁ・・」
最後に残ったターゲットもすでに瀕死状態だった。
そこで何故か突然、伊万里の脳内に今日会った2人の殺し屋のことが浮かんだ。
「なんで今のタイミングで2人の顔が出てくるんだろ?」
バスッ!!
そんなことを呟きながらターゲットにトドメを刺した。
そこに洲央から通信が入る。
『お疲れ様です。伊万里さん。あとは火車で処理しておきます。』
彼女の仕事はまだ終わらない・・
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2095年 4月3日 横浜 某所
そんな事件があった頃、そのビルの地下駐車場では893による違法な薬で得た金の集金が行われていた。
ここでも凶悪な戦いが始まろうとしていた。
「もしもし、なに食べてるの蓮華?もしかしてリーフパイ?」
ビルから少し離れた場所に車が一台
車の中にいるのは如何にも雰囲気に合わない少女が二人。
電話をしている赤髪の少女は『佐久良南天』
美少女な見た目からでは想像できない男顔負け(正直そんなレベルではない)の怪力の持ち主。すべての系統は扱えないが加重系魔法を使いこなせる。今は学校に通いながら、ある893の組長の護衛をしている。
『うん、そうだよ』
その電話の相手は『市井蓮華』。
今はビルのロビーにいる。
金髪と青い目からロシア人などと間違われるが立派な日本人
特殊部隊出身のロシア人父に鍛えられている鉈の使い手。同じくすべての系統は扱えないが加速系統魔法の使い手で、今はある組長の護衛をしている。
「あたし達の分も買って来て」
そして南天の隣に座ってゲームをするオカッパ眼鏡のこの少女こそ二人の護衛対象である組長 『万両苺』(二人には姫や苺姫と呼ばれている)。見た目は根暗な美少女だが高校二年生にして中華街以外の横浜の裏を仕切っている大物だ。
組自体は看板を降ろしてはいるが未だに組織は麻薬を売って稼働し続けている。彼女自身は組織と組織の仕事を守れているのは先代からの呪いと言っているが間違いなく彼女の知力によるものだ。
彼女は魔法科高校に通っておらず肉体労働は不向きなものの魔法に関しては百家の数字付きでもトップクラスに入れるほどの実力。得意魔法は放出系魔法。
「おっ!?もう買ってきてるの?蓮華やるー!よっ!!大統領!!」
南天達はリーフパイの話などで盛り上がっていたが苺はあることに勘付いた。
「周りに気をつけるよう伝えろ南天・・」
「蓮華、姫が気をつけろだって」
『了解、南天ちゃん』
苺はゲームを前座席に叩きつけて怒り出す。
「あの腐れ豚野郎!!ルートの足引っ張っただけで死にやがって!!」
「護衛つけて死んじゃうんだ〜プロの殺し屋かな姫?」
「殺し屋もその背後にいるのもド級だ。つか殺し屋にアマチュアもクソもあるか!!このデカ乳星人!!」
モミモミと南天の胸を揉み始める苺。
どうやら冷静ではいたようだ。
組長としての器量なのか、男の死がどうでもよかったか、あるいは両方かは不明だが・・
苺には殺し屋については心あたりがあった。
最近、苺のルートが誰かに狙われているフシがあった。
なので、この日は月曜日だったが今日は木曜日にくる売人から金を集めていた。
ここで視点を蓮華に変えよう。
蓮華は電話越しにイチャイチャしている二人に嫉妬していた。
「む〜。ずるい二人とも!もう時間だから行くよ!」
『うん!サポートはこの南天さんに任せなさい!』
そこにリュックを背負った少女が現れる。
これも もちろん伊万里だ。
蓮華は伊万里を見て
「小学生?」
逆に伊万里は
「ロシア人?」
と呟く。
そこにそれぞれ通信がはいる。
『どうかしたの蓮華?』
「え、あ、いや何でもない」
『伊万里さん。そいつが集金人です。』
「へぇ〜・・」
ここで蓮華は伊万里の殺気に気づく。
あわてて伊万里を目で探すとドアを通り抜ける姿が見えた。
その伊万里はまるで蓮華に見せつけるかのようにリュックから拳銃を取り出していた。
「なっ・・!!あんな子が!・・姫!!姫!!」
『どうした蓮華?』
「姫!!殺し屋が出た!もう駐車場に入った!」
『落ち着け蓮華。絶対に殺し合うなよ。いいな?売人は期待できないから金を集めほしい。』
「わかった」
ババババッスッ!!
そうしている間にも伊万里は一台ずつ皆殺しにしている。
『残るは10台!!誰が最初に気づきますかね?いや気づけませんよね。ははは!』
「うるさい洲央。それに気づいても無理、車の出口はもう封鎖してある。」
バス!!バスッ!
次々と売人を殺していく伊万里。
その姿をバレないように隠れて金を集めながら蓮華はワクワクしていた。
(すごい魔法無しであんなに速い、射撃も正確、魔法に関しても無駄がなく浮遊術式の応用で着地も静かだ。殺気はお父ちゃんとは比べたくないし・・背は小さいけど・・間違いない!今まで経験した中で一番強い!)
残り1台になって売人は異変に気付く。
「な、なんかヤバくないか?に、にに逃げようぜ!!早く!!」
「わーってるよ!!いくz・・な、なんだ!?車の出口がしまってやがる!!」
そして車のドアをはさんで すぐ横に伊万里が現れる。
窓ガラスに銃口をつけると・・
ボスッ!バスバスバスッ!!
売人全員の始末が完了した。
伊万里は死体を見て叫ぶ。
「
突然、伊万里を頭痛が襲う。
この頭痛は彼女の
だが痛みを気にする余裕はなくなった。
蓮華が加速系魔法で速めた投げナイフで襲ってきたのだ。
シュッ!!
ガガッ!!
ドフッ!!
投げナイフ2本の内1本は避けられて車に刺さるが最後の1本が伊万里の拳銃のサイレンサーに刺さり壊れる。
伊万里は笑いながら折りたたみナイフを取り出す。
「加速系魔法・・キャハ!!命をドブに捨てるのかな!?」
「楽しそうだなって思ったから・・さ!!」
「っ!E6!」
キンッ!!ギンッ!!ガッ!!
蓮華はマシェット(鉈のようなもの)を取り出し勢い良く斬りつける。
普通ならどちらかの武器が完全に壊れる威力。
だが伊万里は音声認識の腕輪型汎用CADでナイフと壊れた拳銃に硬化魔法をかけて破壊を防ぐ。
「C2」
ドッ!!
ブゥン!!
今度は伊万里が跳躍の魔法を使い車を踏み台に三角跳びの要領で飛び上がり回し蹴りをする。
さすがに避けられないと伊万里は思ったが蓮華は自己加速術式で後ろに避けた。
伊万里は戦い方からあることに気づいた。
「その戦い方・・千葉流剣術か?」
「すごい!よく知ってるね。だけどこれは お父ちゃんが千葉家から盗んで改良しているんだ。」
今度は蓮華のターン。
蓮華は腕輪型CADを操作するともう一度自己加速術式を発動する。
伊万里は一度距離を置こうとしたが、蓮華は一気に詰め寄る。
すると蓮華は常人離れした剣速で袈裟斬りをしかけた。
バシュッ!!
伊万里の後ろにあった車に綺麗な切れ込みがはいる。
しかし伊万里はギリギリのところで避けて距離を置いていた。
伊万里のリュックサックの紐が3cmほど切れる。
「・・・」
「チッ!避けたんだ。だけどジリ貧なのは変わらねぇよ〜な!!」
再び距離を詰める蓮華。
しかし体勢を整えた伊万里にそれは愚行だった。
パァン!!
銃声ではなかった。
伊万里の『術式解体』が蓮華の自己加速術式を吹き飛ばしたのだ。
「なに!?バランスが・・いや魔法が消された!?」
「キャハハ!もう少し魔法について勉強するべきよ。あなた」
魔法が強制的にキャンセルされたことでバランスを崩した蓮華。
そこに伊万里の顔面めがけた強烈な飛び膝蹴りがくる。
ドガッ!!
「グォ!!テメェ!!」
蓮華は力任せに思いっきりマシェットを振る。
だが伊万里の下がる速さに追いつけずマシェットが空を斬った。
そして殺し合いが再開される。
ちょうどその頃・・
苺たちは地下駐車場の入り口兼出口にいた。
「シャッターが降りているだと!?南天!開けてこい!!」
「了解!姫」
南天は力を込めて持ち上げる
「んぎぎ・・!!」
だが怪力の南天を持ってしても上がらない。
そこで痺れを切らした苺が言う
「もういい!魔法使ってでも壊せ!!」
「うん!じゃあいくよ!」
南天はタブレット型のCADを操作し加重系魔法を発動。それを拳に乗せてシャッターに思いっきり殴りつける
「こんのっ!!」
ドカーン!!
まるで爆発したかのような音が響く。
だがそれでもシャッターは壊れない。
それもそのはず伊万里が硬化魔法で壊れないようにしているのだ。
だから地下駐車場は今、一種の処刑場となっていたのだ。
「ちっ!!クソが!硬化魔法だな!南天、車乗って銃を用意しろ。あたしがぶっ壊す!!」
苺もタブレット型のCADを取り出し魔法を発動する。
魔法は振動系魔法『共振破壊』
対象物に無段階で振動数を上げていく魔法を掛け共鳴点を探し、対象を振動破壊する魔法
だがシャッターは伊万里のパーツの分子の相対位置を固定する硬化魔法がかかっている。
魔法ではこういう場合、干渉力の高い方の魔法の事象改変が起こる。
苺は怒りのまま魔法を放つ。
「なんで私のシマでーーーーーーー!!」
ドガシャーン!!
干渉力の勝負が始まり、勝負は一瞬でケリがついた。
苺の魔法がシャッターを破壊したのだ。
そして苺が移動魔法で壊した瓦礫をどかすと車が走りだした。
一方、伊万里と蓮華の戦いは続いていた。
キンッ!ガキンッ!ガッ!キキンッ!!
蓮華は自己加速術式で剣速を速めている。
袈裟斬り、突き、回し斬りなど色んな攻撃をしかけているが
驚くことに伊万里は魔法無しで蓮華の速度についていってるのだ。
それどころか・・
シャッキン!!キキンッ!!
蓮華にナイフで反撃をしているのだ。
だがここで爆音が響く。
ドガシャーン!!
「ここまでか・・まさか硬化魔法がやぶられるなんてね・・お仲間も大した実力ね。」
「え!?帰るの!?もうちょっと戦おうよ!!手出しはさせないから!!あ!!せめて名前ぐらい・・」
「お断りよ。ば〜か!」
シュッ!!
最初のお返しと言わんばかりにナイフを投げつける。
蓮華は避けたが目線を伊万里に戻すと すでに消えていた。
それと同時に苺達を乗せた車が到着する。
「蓮華!無事!?」
南天はアサルトライフルを構えるがすでに敵は逃げている。
蓮華は状況を伝える。
「逃げられちゃった・・」
苺は呆れ顔になる。
「たく・・あれだけ殺し合うなって言ったのに・・」
そうして車は蓮華を乗せて去っていった。
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2095年 4月3日 横浜 某所
伊万里はすでにビルから離れたところを歩いていた。
すると洲央から詰問がくる。
『なぜピンクパーカーの女達を殺さなかったんです?』
伊万里は軽く受け流す
「そっちこそ忘れてない?ターゲットは警察官僚と売人よ。じゃ」
ピッ!
通信を切ると伊万里は帰宅するのだった。
予告と違ってごめんなさい!!
セリフ以外は間違っていないんですけど・・
なんだか書いてる時に『女子vs女子の魔法バトルがあるんだから魔法少女ものじゃない!?』と思ったら あんな予告になってしまいました。
次回はやっと4月4日。
といってもまた三、四話ぐらいつかいそうな予感・・
お楽しみに!
「これはダメじゃない?」、「これだと運営に取り締まられるんじゃない?」という場合には是非、メッセージなり感想なりで報告をお願いします。感想、誤字脱字、評価、アドバイスもお待ちしております。