早く先に進めたいけど文章力ないから文字が多くなってしまう現実。
前回までのあらすじ
深雪のクラスメイトである『光井ほのか』『北山雫』を加えて下校後、コミューターの中でエリカに告白されるが、そのエリカは偽物で殺し合いに。無事、偽物を取り押さえたが彼女が自白した瞬間、自壊術式で死亡。清夜は彼女が言い残した『零』という単語に嫌な予感を感じるのであった。
2095年4月5日 東京 八王子
偽エリカとの殺し合いの翌日
清夜は平然と登校していた。
といっても外面だけ、彼の頭の中では問題でいっぱいだ。
(入学式でエリカちゃんと再会、そして詳細不明の人物『司波達也』との接触。二日目でも結局、彼女たちと関わることになり、トラブルに巻き込まれ風紀委員長と会長に目をつけられる。ただでさえ問題が多いのに”零”まで絡んでくるとは・・)
なんてことを考えていると前方遠くから昨日聞いたばかりの声が聞こえた。
「た・つ・や君〜!!」
真由美の声だった。
センサーでも付いていたのか自然と清夜の足が重くなる。
(早速、出やがった悩みの種・・・というか、今の声はあきらかに彼氏を呼ぶ声だろ。すごいな達也。生徒会長、それも”七草”のお姫様にフラグを構築するとは・・)
別の意味でも達也を警戒していると
ほのかと雫を除いた昨日の下校メンバーが見えた。
もちろん真由美も一緒だ。
・・
・・・
「分かりました。では昼休みにお邪魔いたします。」
(まだ気付かれてなさそうだ、目の前の人混みに紛れ込めば回避できるはず・・・)
清夜はそろ〜と10人ほどの人混みに紛れ込む
達也たちからは見えない位置のはず・・・だった・・・
「あっ!清夜君だ〜おはよう!!一緒に登校しよ?」
だがエリカは人混みから清夜を見つけ強引に引き出す。
こいつも昨日と同じ偽物か!?と思ったがそうではないようだ。
そういうエリカは清夜に懐かしさを感じていた。
(やっぱり清夜君には懐かしい何かを感じるな〜心が温まるというか、なんというか・・昨日はトラブルだらけで聞けなかったけど今日なら聞けるかも・・)
「千葉さん!?え、ちょ!?」
「おう、清夜じゃね〜か!おはよう!」
「「おはようございます。清夜さん」」
「おはよう清夜。」
清夜が無理やり引っ張られると
美月と深雪が同じ挨拶で、レオと達也はそれぞれ違う挨拶をしてきた。
どうやら他のメンバーは気付かなかったらしい・・
なんで気づかれた?と考え込むが七草の挨拶で中断される。
「おはようございます。清夜君」
「あ・・はい。おはようございます会長。」
「ちょうど良かった。清夜君も誘おうと思ってたの。」
「はい?・・!!」
なぜか名前呼びになっているがここでは言及しなかった。
というよりエリカが急に不機嫌になり清夜を睨みつけたほうが気になった。
真由美が話を続ける。
「今日、昼休みに生徒会室で達也君と深雪さんを招待してランチをいただこうと思っているの。清夜君もどうかな?」
(いやいや、絶対何か面倒ごとに巻き込まれるだろ・・もうトラブルは勘弁・・というかエリカちゃんが睨みつけてくるんだけど!?ある意味もうトラブルだよ!)
と言うわけにはいかないので素直にに断ることにした。
「申し訳ありません・・お断りさせていただきます。これ以上の悪目立ちは・・」
「あら、そんなことにはならないと思うわ。それに生徒会の皆は清夜君の大学の卒業研究『仮想現実を使った魔法の遠隔発動』についてとても興味を持っているの。そのお話だけでもダメかな?」
「「「「「大学!?」」」」」
5人の視線が同時に清夜に移る。
清夜はたじろいながらも答えた。
「あ、ああ・・USNAの大学に通ってたんだ。」
「それで・・どうかな昼休み?」
と真由美は美少女パワーを使ったお願いを仕掛ける。
恐らく昨日は見逃したんだからお願いを聞いてと言いたいのだろう。
だが答えたのはエリカだった。
「いえ、清夜君は私たちと昼食を取るので行けません。」
「あら、そうなの?でも今日じゃなきゃいけないというわけでもないですよね?私は皆に三人を招くと言ってしまいましたし・・今日だけでもダメですか?」
もはや清夜の了承なしで話を進めてしまっている。
清夜は慌てて止めに入ろうとする
「あの、俺の・・」
「ダメです!私だって聞きたいことがあるのに・・昨日だって・・って違う!変な意味じゃなくて友達としてよ!友達として!というかアンタは聞くなバカーー!!」
エリカとしては過去に会ったことがないかとか聞きたかったのだが
この状況ではあきらかに誤解される。
恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤にしたエリカは鞄で清夜の頭を叩きつける。
「はい!?グハッ!」
ドガッ!
現代ではオンライン授業のため教科書などが入っていたわけでもないが十分に痛かった。
清夜は前のめりに倒れながらこう思った。
(俺、女性の扱いが下手なのかな?・・)
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2095年4月5日 第一高校 食堂
昼休み
最初に食べ終わった清夜は自分の頭を摩っていた。
「清夜さん、まだ痛みますか?」
「えと・・本当にゴメンね。そんな思いきりやるつもりはなかったんだけどね・・」
「清夜は可哀想だよな、何もしてないのに・・お前、もっとちゃんと謝れよ。」
「だからこうして謝ってるんじゃない!」
「ははは・・もういいから喧嘩はやめよう?まだ痛むけど保険医の先生も『すぐ治る』って言ってたし、俺は最初から怒ってないよ」
清夜は苦笑い気味ではあったが笑顔で許した。
清夜が倒れた後、何があったかというと・・
気絶はしてなかったが念のためということで皆で保健室に直行。
保険医の安宿 怜美は「あなたが一年生利用者一号ね」と笑いながら怪我を見てくれた。
ついでに言うとエリカは必死に否定し誤解を解くことができた。
そして真由美はというと清夜の無事を確認すると
「また今度、ゆっくりお話ししましょう?」
と清夜に囁いて去っていったのだ。
生徒会としてなのか七草としての話しなのか・・
どちらにしても面倒くさそうだと清夜は思った。
そして話題は清夜の話に変わる。
「にしても、清夜が大学を出てるとは思わなかったぜ。どうしてこの学校に通ったんだ?」
「衛星通信の教育だったけどね。工学科の勉強をしてる時に魔工師の方が儲かると聞いたんだ。それでモグリでも良かったんだけど・・せっかくだからと思って通うことにしたんだ。」
もちろん、そんなことは嘘。
実際はココにボスの威厳のためだなんだ言われて入っただけのこと
清夜としてはその分の時間を復讐に使いたいというのが本音だった。
「儲かるって・・清夜君、頭いいのに考えることが安直すぎない?」
「でもいいことですよね、目標を持つことは。」
清夜は自分の身の上話でエリカの記憶の封印が解かれるのを懸念し、すぐに話を切り替えた
「そういえば明日から部活動の勧誘週間だけど、皆はどこに入るか決めたのかい?」
「俺は山岳警備隊の志望だからな山岳部に決めてんだ。」
「私は美術部に入ろうと思っているんです。エリカちゃんも一緒に入りませんか?」
「ん〜私にはそういうのは無理かな。明日から適当に回って決めるわ。清夜君は?」
「俺は特に決めてないや。達也とかはどこに入るんだろう?」
魔法科高校とはいえ、高校は高校。
普通に放課後になれば部活に勤しむことができる。
しかも普通科にはない魔法競技系クラブが存在し人気を博している。
また美術部といった非魔法系クラブも多数存在し、総合的な一高生の入部率は9割を超えていた。
一同は考え込む。
「達也さんは科学部とかそういう所に入りそうですね。」
「いや、妹さんと同じクラブに入部するだろう。」
「でも深雪は生徒会に入るんでしょ?」
生徒会の話に疑問が浮かぶ清夜
「え、そうなの千葉さん?」
「うん。元々、昼休みのアレは深雪を生徒会に誘うために呼んだのよ。」
「じゃあ達也と清夜を誘ったのも生徒会に入れるためか?」
「いえ、確か二科生は生徒会に入れなかったと思いますよ。」
じゃあ何でだろう?と話ながら昼休みを過ごす一同だった。
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2095年4月5日 第一高校 生徒会室
エリカが清夜に謝っている頃
ダイニングサーバーから食事をもらった達也と深雪は真由美から他の4人の紹介を受けていた。
「手前から紹介しときますね。会計の市原鈴音。通称リンちゃん。」
「そんな呼び方をするのは会長だけです。」
あだ名が可愛い割にはキツめの印象の美人だった。
「隣はご存知ですよね?風紀委員長の渡辺摩利」
「改めてよろしくな」
すでに達也は昨日会っていたが改めて見ると
こちらも美少女というよりは宝塚のような美人。
「そして書記の中条梓。通称あーちゃん。」
「会長、後輩の前で『あーちゃん』は辞めてください!私に威厳というのが・・」
こちらは逆に見た目も身長も幼すぎて『あーちゃん』というあだ名が似合っている。
「最後に剣術部部長で部活連のアルテミシア・アシュクロフト。通称アルちゃん。彼女はあーちゃんと同じ二年生よ。」
「生徒会役員じゃないけど二人ともよろしくね。」
白い肌と碧眼、そしてハーフアップに括られた金髪が目立つ少女だった。
深雪は摩利の弁当も気になったがアルテミシアに質問する。
「アシュクロフト先輩は留学生なのですか?」
「ううん、普通に学生よ。こう見えてもハーフなの。3年前に日本に帰ってきたわ。」
現在の国際事情で言えば魔法師が国外に出ることは難しい。
国内の魔法関連の情報が流出する可能性の話もあるが、何より魔法は良くも悪くも力だ。
国の魔法師が海外への亡命などで力を削がれるの避けるために国外に出ることは基本できない。
また魔法師スパイなどの警戒で国外の魔法師が帰化する場合なども、例え血族が日本人であっても一般人より厳しい審査を通過しなければならない。
そういった事情で国内の、それも国立の魔法機関に外人のような人がいるのは珍しかった。
摩利が補足に入る。
「こんな穏やかな顔だが剣術の腕は達人級でな男子顔負けだ。そんな私も剣術の腕ではアルテミシアに勝てないんだ。」
「そうなんですか」
達也が驚きの表情をする。
それもそのはず渡辺摩利は高校生にして、すでに一流と言える魔法戦闘技能を持つ人物で有名である。
そんな彼女が剣術で勝てないからには余程の強さなのだろうと達也は思った。
「そんなことないですよ。それにまだ一回しか勝負してないじゃないですか。」
アルテミシアは謙遜というわけでもなく否定した。
真由美はコホンと咳払いをして本題に入る。
「それで本題に入りますけど深雪さん。これは入学主席に対して毎年聞いていることなのですが・・深雪さん生徒会の一員になっていただけませんか?」
深雪は達也を見た。
達也は快く頷く。
気後れすることはないお前ならやれると・・
だが深雪はこう思った。
(七草先輩がお兄様も呼んで生徒会役員の誘いの話をするということは、お兄様にも生徒会に入れる可能性があるのではないかしら)
深雪は出すぎた真似と分かっていても聞かずにはいられなかった。
「分かりました・・ですが兄と一緒に入ることはできないでしょうか!?」
「お、おい深雪!?」
(俺は妹にそんな悪影響を与えていたのか!?出すぎた真似は不快につながるとお前にも分かっているだろう!?)
「生徒会は一科生のみで構成されます。これは規則なので司波君を入れることはできません。」
鈴音はバッサリと切り捨てた。
深雪はションボリしながらも丁寧に謝罪した。
「・・・申し訳ありません。出すぎたことを申しました。」
真由美は思った。
(そうなのよね・・一科と二科で意識の壁があって『
そこにアルテミシアから提案が出た。
「摩利さん、そういえば生徒会選任枠の風紀委員は決まっていないですよね?」
「ああ、そうだが何で・・・ああ!そうか!真由美、風紀委員は二科生の縛りとかはないんだよな?」
達也としては嫌な予感しかなかったが
真由美はナイスアイデアと言わんばかりに立ち上がる。
「ナイスよアルちゃん!摩利、私は生徒会選任枠の風紀委員を司波達也君に指名します!」
突然の指名に達也から間抜けな声が漏れる
「はぁ!?」
深雪はというと
「まぁ!さすがですお兄様!」
達也の指名に喜びを隠せずにいた。
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2095年4月5日 第一高校 魔法実習室C
達也は順番待ちをしながら昼休みのことを話した。
清夜は笑いながらも褒めた。
「ははは、凄いね達也が風紀委員か。大出世だね。おめでとう!!そのアシュ・・なんだっけ?とにかく、その人たちに感謝だね」
(うわ〜予想と経緯が違うとはいえ行かなくてよかった。もし行ってたら雑用とかになってたかもな〜)
「アシュクロフト先輩だ。それにお前なぁ、絶対他人事だと思ってるだろう?」
それでも二科生から風紀委員が出たことは一度もない。
だからこそ美月も褒める。
「でも風紀委員へのスカウトは十分に凄いことだと思いますよ。」
エリカは意外にも面倒臭そうな顔をする。
「え〜でも基本喧嘩の仲裁でしょ?面倒じゃない」
レオは逆に予想通りの反応をする。
「そうか?結構、バトル臭くて楽しそうだけどな〜」
そんな話の中、清夜に一つの名案が浮かんだ。
(そうか・・喧嘩の仲裁、そして明日から勧誘週間か・・Bから聞いた話通りなら楽しいことができそうだ。)
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2095年4月5日 第一高校 図書館近辺
放課後になると達也は風紀委員の話の決着をつけに行くと言って教室を出て行った。
清夜はというと「今日は図書館に行くんだ」と言って他のメンバーと別れた。
「さて、今日は限定公開資料を読み漁りますかね・・・ん?」
図書館に入る直前ふと聞きなれた声が聞こえる。
「ぐすっ・・ひぐっ・・そんなことしなくたって・・」
「アンタ達!昨日の今日で反省していないの!?」
「はん!あんな脅しにもならない威力で倒れるんなら学校、いや魔法師すら辞めるべきだな。」
「テメェら!やっていいことと悪いことがあるだろうが!」
「ここにはカメラもないんだ。僕たち『
どうやら60m程先でエリカ、レオ、美月と昨日の一科生メンバーのうちの『森崎』を含めた5人でまた喧嘩しているようだった。
しかも話から察するに美月は魔法による攻撃を受けたらしい。
「いい加減にしなさいよアンタ達!」
「ならお前らも実力で黙らせてやるよ!」
森崎は魔法発動を素早く行うCAD操作技術『クイック・ドロウ』でCADを取り出す。
「二人とも逃げて!!」
「まずい・・レオ!美月をお願い!」
「バカ!お前こそ美月を連れて逃げろ!」
『クイック・ドロウ』の素早い操作で起動式が展開される
バックにCADをしまってあるのかエリカは迎撃ではなく二人の前にでて庇おうとする。
レオも仲が悪い(?)とはいえ友達を庇うために前に出る。
だが森崎の魔法が発動することはまたしてもなかった。
パリン!!
一瞬のうちに清夜が接触型術式解体を纏った右手でCADを奪い取ったのだ。
そして同時に起動式も接触型術式解体で吹き飛ばされる。
だが実戦経験が少しある程度の森崎達、ましては美月達には何が起こったのか分からなかった。
森崎は忌々しげに名前を呼ぶ
「式・・清夜!!お前一体どこから!?」
「こんな
「
逆にレオ達は驚きながらも感謝する。
「清夜さん・・ありがとうございます」
「ダンケだぜ清夜・・助かったぜ」
エリカに関しては疑問が出てきた。
「清夜君・・・」
(私・・清夜君のこんな姿見たことあるような・・つっ!?・・頭が・・痛い!・・)
清夜自身、無視するつもりだったので何故こんなことをしてしまったか分からなかった。
もしかしたら悪を憎む気持ちがそうさせたのかもしれない・・
とにかく清夜はそんな素振りを見せず美月達に話しかけた。
「えっと・・俺、女性の扱いが下手らしいから慰めることはできないんだけどさ・・いつまでも泣いてると惨めに見られちゃうよ?」
「は、はい・・ぐすっ・・すみません・・」
「おい!聞いているのか!?」
森崎は無視されたことに腹がたった。
清夜は馴れ馴れしく森崎の肩を掴んだ。
口調もそれに合わせて答える。
「まぁまぁ落ち着こうぜ森崎の旦那・・どうせ、また司波さん関係の話からこうなったんだろう?」
「そ、そうだ!実力のない奴が司波さんと仲良くすること事態おこがましいんだよ!というか肩を掴むな馴れ馴れしい!」
「まぁそう言わずに・・それでさ知ってるか?この学校には乱闘対策に模擬戦の制度があるんだよ。だから実力、実力言うんなら俺と模擬戦で決着をつけようぜ・・もちろん、そっちは5人がかりで構わない。そっちが負けたら司波さんのことで二度とつっかからないこと、美月に土下座で謝ること」
さすがの美月達も焦る。
「清夜さん!?」
「し、清夜君?」
「お、おい・・さすがにそれは勝ち目ないだろう!?」
森崎は清夜をバカにする。
「はん、そんなのしなくても実力の差は分かりきったことだろう?それに僕たちにメリットはない!」
「そう言うと思ったよ。ほら、一科生の皆さん、これを見てくださいよ」
「は?何を・・・!?」
清夜は普通のデバイスの映像を見せると一科生の連中は氷付く。
そこには昨日の対人魔法の一部始終が映っていた。
実は昨日、清夜がデバイスの電源を入れたのは録画のためだった。
森崎達は絶句している。
「な、お前・・・」
清夜は美月たちに聞こえないように小声で囁く
「これがネットに流れたらヤバイよな〜特に森崎の旦那・・ただでさえ護衛業界におけるMSSの業績がDSSのせいで落ちているのにお前がこんなことをしているのが世間にバレたら・・業績どころの話じゃないよな〜?つ・ま・り、この録画データがあるSDカードがお前たちの勝利報酬というわけだ。」
「いいだろう・・うけてやる・・『
もはやどちらが悪人か分からないこの状況。
すると騒ぎでも聞きつけたのか大男が現れた。
「部活連だ!お前達!そこで何をしている!?」
その声に一同は震えた。
清夜は小声で呟く。
「十文字克人・・移動型領域干渉を得意とする十師族序列第3位の十文字家次期当主・・」
清夜の言うとおり十文字克人だった。
肉体だけではない存在感そのものが大きい巌のような大男だった。
他の皆は震えていたため清夜が経緯を説明。
もちろん脅していることは除いて
「なるほど・・本来なら十師族として見過ごすわけにはいかないし、先月 魔法協会で魔法テロがあったばかりだから学校としても厳しく処罰する必要があるのだが決闘で決着をつけるというならいいだろう。柴田と言ったな。お前もそれでいいか?嫌なら風紀委員に引き渡すが?」
「いいえ、構いません。」
美月は昨日のような芯の強い姿勢で答えた。
清夜は口調を戻して聞く
「君たちは5人がかりでいいのかい?」
答えたのは森崎だった。
「いいや、俺一人で行く!人数を理由に言い訳されたくないからな!」
克人は二人を交互に見て宣言した。
「風紀委員長の課外活動認可が必要となるがここで宣言をしておこう。部活連会頭の権限に基づき一年A組・森崎駿と一年E組・式 清夜の模擬戦を正式な試合と認める!!なお事情が事情故この試合結果は非公開のものとする!」
雑草と花冠の戦いが始まる・・
悪目立ちしたくないと言ってこの体たらく。これが彼の弱さ、欠点かもしれませんね。
あと劣等生原作に出てこなかったキャラがいますね。ネタバレしてもいいなら検索してみましょう!
次回予告!
清夜、戦わない!
清「出番は!?」
お前の出番ねぇから!
次回もお楽しみに!
「これはダメじゃない?」、「これだと運営に取り締まられるんじゃない?」という場合には是非、メッセージなり感想なりで報告をお願いします。感想、誤字脱字、評価、アドバイスもお待ちしております。