魔法科高校の武器商人<修正版>   作:akito324

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24話です!鳥じゃないよ、カラスだよ!

前回までのあらすじ
森崎秒殺!じゃなくて・・暗殺者の情報を集めに新宿に訪れた清夜だが、そこに翠と藍を含める凶悪殺し屋女子高生を連れた『螢田みのり』と遭遇してしまう。そのままレストランでスイーツをいただくことになったが『螢田みのり』が席を外した瞬間、一触即発の睨み合いに発展する。そしてその間にもDEMに見知らぬ影が近づいていた。


24話 烏

2095年4月6日 日本 Pラボ

 

日付が変わった頃、研究員がいなくなり静かになった研究所。

この研究所は他のDEMの研究所と違い、定時になったら研究員を全員帰宅させ警備員だけを残す珍しいところだ。

 

そんな研究所に似合わない格好をした少女1人と黒服の大人4人が廊下を駆け抜けていた。

 

「まったく・・広いわね、この研究所は」

 

痛々しい(厨二病的な意味で)格好をした少女は『黒羽亜夜子』

今年3年生になったばかりの普通の中学生♪・・・

と言いたいがDEMの施設に不法侵入したところで普通の泥棒とすらいえない。

 

後ろをついてくる黒服達も同じ意見だ。

 

「そうですね。だからこそ今回は中を探るヨル様、ヤミ様、当主様の三チーム合計11人+外を警戒する20人なのでは?」

 

「だな。さすがは別名『Prometheus Laboratory』・・武器商らしい ふざけた名前だ。」

 

「だけど世界最強が抱える研究所よ。馬鹿にできないわ。」

 

「ああ、実際に警備員の中にも当主様達でないと倒せない手強い奴もいたしな。セキュリティは本家並みに厳重だ。」

 

世界最先端の技術を有するDEMの『Prometheus Laboratory』・・つまりは『プロメテウス研究所』と呼ばれるこの研究所には新人、下っ端とはいえ他のDEMの研究所と違いDSSの魔法師が直接警備を行っている。

だがその魔法師達はすでに彼らによって無力化(殺してはいない)されていた。

なので彼らが大声で喋ろうと警備員が駆けつけることはないのだ。

 

だがさすがに喋りすぎたか黒服達の主であるヤミから通信が入る。

 

『こら!喋りすぎだ。四葉本家の命でないとは気を抜きすぎだ!ヨル姉さんもボーとしないで注意してよ。』

 

中性的な声で通信するのは『黒羽文弥』。

亜夜子の双子の弟にして『四葉(・・)』ならびに『黒羽(・・)』の次期当主候補(・・・・・・)

服装や鬘は女性物だが決して女装趣味とかニューハーフというわけではない。

『黒羽』の仕事のために変装しているのだ。

 

黒羽家・・・

十師族序列一位の『四葉』は十師族の中で唯一”分家”を持つ一族で『黒羽』はその分家にあたる一族だ。

『四葉』の諜報部門を統括しており情報収集はもとより暗殺などといった裏の仕事をこなす。

 

余談ではあるが『ヨル』というのが仕事をする時の亜夜子の名で、『ヤミ』というのが文弥の名である。

 

今回は『四葉に襲いかかる脅威から四葉を守る』という『黒羽』、ひいては”分家”の義務感としてDEMの調査に来ていたのだ。

 

亜夜子は適当に答える。

 

「はいはい、わかったわよ。ヤミちゃん。』

 

といってもその顔は真剣そのもので今もこうして他に敵がいないか警戒していた。

亜夜子達はT字路の突き当たり一度止まる。

 

「どうやら先は回廊状になっているようね。一人ずつ手分けしてこのブロックの部屋をすべて調べましょう。研究資料はたくさんあるでしょうから価値があると思ったのだけコピーしときなさい。終わったらここに集合で。」

 

「「「「了解」」」」

 

〜数分後〜

 

亜夜子は部屋にあった紙の資料を漁っていた。

 

「データはたくさんあるくせに内容は四葉より劣ったものばかりじゃない・・DEM最強戦力の『Anti・Wizard(アンチ・ウィザード)』に関するものがあればいいと思ったけど・・ここもハズレね。本当にこの研究所には『プロメテウス』に見合うだけの研究はあるのかしら?まぁこの際、脅迫できるようなネタでもいいけど・・」

 

『Prometheus Laboratory』は別名と言ったがDEMでもこの名は使われている。

それでも各研究チームのリーダー以上しか知らないので外部の人間が知っていること自体ありえないのだが・・

つまりそれだけ『黒羽』の諜報能力が高いと言える。

 

「ダメね。次の部屋に行きましょう。」

 

そうして亜夜子は資料を元ある場所に戻し部屋を出る。

すると暗闇の廊下に見知らぬ男が歩いていた。

 

そもそも亜夜子が侵入者だから見知らぬも何もないと思うが少なくとも『黒羽』の人間ではなかった。

 

(嘘!外の連中は何してたのよ!?いや、こんな呑気に歩いている人間が気づかれずに入ってこれるわけがないわね・・ということは無力化し損ねた人間ね・・にしても間抜けそう。仲間がたくさん倒されたというのに気づいてすらいなそう。)

 

亜夜子も外に人がいることに気づかず鉢合わせという形で出てきたのだが

亜夜子は得意魔法である指定領域内における任意の気体、液体、物理的なエネルギーの分布を平均化し、識別できなくする収束系魔法『極致拡散(通称:極散)』を発動して行動したため気づかれなかったようだ。

 

(ごめんなさいお兄さん。眠って・・)

 

するとここで誰かから通信が入る。

誰かというのはジャミングでもかけられたのか音がうまく聞き取れないからだ。

 

『・・・!・・・!・・!!!・・!』

 

亜夜子は男を諦め通信を取るため一度その場を離れようとする。

だが男とすれ違おうとした次の瞬間・・

 

 

 

 

「み〜つけた」

 

 

 

 

ガシッ!

男は片手で亜夜子の首を掴む。

いや掴むなんて生易しいものじゃない握り絞めたと言ったほうがいいだろう。

それだけの握力を亜夜子は感じたのだ。

 

「カハッ!?」

 

「おやおや・・・ダメじゃないか?ここは関係者以外立ち入り禁止だよ、お嬢ちゃん。」

 

「ぐぁ・・・か・・ぁ・・・!」

 

(なんで!?極散で私の存在は認識されないはずなのに!?)

 

メギシィ・・・

 

男はさらに握力を強め質問を続ける。

 

「お父さんかお母さんと一緒かな?どこにいるか分かるかな?」

 

これだけ聞けば迷子を助ける優しいお兄さん。

だが現実は大人が子供を締め上げる悍ましい状況だ。

亜夜子は暗闇の中とはいえ男の正体に気づいた。

 

(アイザック・・・ウェストコット!!まさか最初からいたの!?他の皆は!?どうして誰もこないの!?)

 

男はアイク(清夜)だった。

亜夜子の『極散』は通信のため電波は対象に入れておらずアイク(清夜)は『電気使い』のBS魔法で電波の発信源を探知で亜夜子の姿を捉えたのだ。

 

メギギィ・・

 

「聞こえるかな?あ!お兄ちゃんとか弟と来たのかな?」

 

アイク(清夜)はさらに強めていく。

亜夜子は小声ながらも笑って答えた。

 

「ぁ・・・あ・・ら?・・・わ・・たし・・は・・これ・・でも・・中学・・生・・で・・してよ・・・一人・・に・・き・・ま・・」

 

メギギギギィ・・

 

「嘘はいけないな・・そうだ君はカラスが『カ〜』と鳴く理由を知っているかい?」

 

「・・・・?」

 

突然、意味不明な話に戸惑う亜夜子。

アイク(清夜)は話を始めた。

 

「これは神話の話なんだが昔カラスは人の言葉が喋れてたんだけどね。カラスはアポロン神に嘘をついてしまったんだ。嘘に気づいたアポロン神は怒ってカラスが人の言葉を喋れないようにしてしまったんだって・・」

 

「そ・・・れ・・・が?」

 

「つまりねDeus Ex Machina・・機械仕掛けの神である私が嘘つきカラスの君に罰を与えようということさ。」

 

ギギギギギギギギギギギギギィ・・・

 

締め上げる力がさらに上がっていく。

亜夜子は苦しみながらも逃げ出すために周りを見渡す

ここで気づいてしまった・・周りの悲惨な状況に

 

(なにあの塊?・・そして・・血?・・・・まさか・・この塊は!?原型すら留めてない・・これが同じ人間のやることなの!?)

 

そう周りにはここまで一緒に来た部下たちの無残な死体・・

いや亜夜子の言うとおりミンチとか肉片という言葉が似合う状況だった。

 

そこに自分を当てはめてしまった時、部下たちよりひどい結末が頭をよぎる。

 

(さっきから締める力が落ちない・・・窒息させると思ったけど違う!この人、最初から首を圧し折る気だ!!しかもその気になればいつでもやれるのに、あえてゆっくり圧し折る気だ!)

 

恐怖や窒息で尿や便が漏れ始める。

だが亜夜子にはそんな場合ではない。

亜夜子は神にすがる気持ちで問う。

 

「じょ・・・冗談・・でしょ?」

 

目の前にいるのは機械仕掛けの神は笑顔を向ける。

お世辞にも綺麗とは言えないものだったが・・・

 

「冗談?・・・そうだね・・部下とポテチ咥えながら話すぐらいには話題の種になるだろうね」

 

(た・・達也さん!)

 

亜夜子が思い人を心の中で叫んだ瞬間だった。

 

「姉さんを離せ!」

 

文弥が魔法を展開しながら廊下の角から現れる。

選択した魔法は系統外魔法『ダイレクトペイン』

人の感覚に直接痛みを与える文弥だけの固有魔法だ。

くらえば卒倒するほど痛みをくらう。

いや、すでに文弥は致死レベルの威力に設定している。

だが・・・

 

「おや、妹さんが向かいに来てくれたようだよ」

 

「だ・・・め・・・にげ・・て・・」

 

ガシッ!!

 

『ダイレクトペイン』をくらっても尚、亜夜子を握る力が落ちない。

それどころかアイク(清夜)は空いている手で亜夜子同様、文弥の首を握りしめた。

 

「がっ!?・・・バカ・・な・・直接・・痛みを・・・与えたん・・だぞ!?」

 

「ああ、もしかして殴られてもいないのに痛いのは君の魔法か・・」

 

メギギィ・・

 

アイク(清夜)は痛がる仕草すら見せない。

だがその顔は悲しみに狂うような顔だった。

 

「だけどね・・・そんな痛さよりも冬華が受けた痛みのほうが・・ずっと・・・ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとず〜〜〜〜〜っと・・・痛いんだ。だから私は君たち悪党を・・・・ぶつぶつぶつぶつ・・」

 

メギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギィ・・・・

 

(なんだこの握力は!?『ダイレクトペイン』を耐えた忍耐力といい・・狂っている!こいつは人間か!?これが・・絶対的な力の差・・)

 

文弥の鬘がとれる。

とうとう亜夜子も文弥も呼吸することすら難しくなってきた。

握力は未だに落ちる気配すらしない。

しかし機械仕掛けの神の罰は終わらない・・・

 

「おや・・君はお嬢さんかと思ったが坊やだったか・・まぁいい・・殺す前に保険をかけとこう・・」

 

「な・・に・・・・を?」

 

「い・・・・や・・・」

 

アイク(清夜)は無媒体で魔法を展開する。

発動するのは精神系干渉魔法『Nightmare Revive(悪夢再び)

 

「ひっ!・・・」

 

「や・・・め・・・」

 

アイク(清夜)の魔法をくらった二人に今まで以上の恐怖がわいてきた。

だがこの魔法はまだこんな優しいものではなかった・・

アイク(清夜)はトドメにかかる。

 

「では終わりにしよう。よかったじゃないか?姉弟一緒に死ねて・・・すこし羨ましいよ」

 

もちろん死ねて喜ぶ者などごく僅か。

二人は涙ながらに抵抗する。

 

「じにだぐない・・・」

 

「だずげて・・・だずやざん・・・」

 

もはやなんと言っているのかわからないがアイク(清夜)は決して許さない・・

 

「私は悪と判断したら例え子供であろうと容赦はしないんだよ」

 

ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギィ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悪だから殺すのかい?

なら今、殺すべきなのは君自身なんじゃない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然、後ろから声が聞こえる。

後ろを向くとそこには冬華が喰われた時の清夜がいた。

アイク(清夜)は震えながら質問する。

 

「お・・・お前は・・・誰だ?」

 

小さい清夜は不気味に笑いながらアイク(清夜)に近寄る・・・

なにが起きているのか理解できなかったが幸いにも考える暇がなかった。

 

「二人を返せ!!」

 

黒羽家当主の『黒羽貢』が現れたのだ。

遅れて翠と藍も現れる。

 

「待て!」

 

「カラスのくせにシツコイ!」

 

「ちぃ!」

 

バババババババ!

 

どうやら翠と藍から逃れて息子たちを助けに来たようだ。

だがアイク(清夜)に届く前に翠のアサルトライフによって攻撃を受ける。

これを貢は移動魔法で銃弾のベクトルをあさっての方向にずらした。

 

「ほら二人ともパパが向かいに来てくれたよ〜ご対面〜!あれ元気がないぞ〜?どっ!うっ!しっ!たっ!のっ!かっ!なっ!?」

 

アイク(清夜)は先ほどまでの動揺を隠し小馬鹿にするように気絶・・

いやすでに意識不明の二人を激しく揺らしてパペットのように話す。

 

「パパ〜会いたかでちゅ〜。僕泣いてないよ!偉いでちょ〜?」

 

「あのね〜わたちたち〜この親切なお兄さんに〜お世話になってまちたの〜」

 

貢は二人が弄ばれていることに腹がたつ。

だがさすがにプロ。

下手に動けばすぐ殺されることが分かっていた。

 

「くそッ・・・こいつ・・・」

 

貢に睨まれようとアイク(清夜)は人形劇を続ける。

余裕だから・・ではない。

アイク(清夜)は貢を見た瞬間に亜夜子達レベルが違うことに気づいたから相手から冷静さを奪うのだ。

 

「ね〜パパ〜喧嘩はやめようよ〜」

 

「そうよ。喧嘩よりも皆でダンスを踊りましょう〜そうすればきっと仲良くなれるわ〜」

 

そう言ってアイク(清夜)は二人の体をブラブラと揺らす。

 

ボキッ!

 

すると文弥の腕が勢いよく壁にぶつかったのか腕があらぬ方向に曲がった。

ついついアイク(清夜)は素の声で謝ってしまう。

 

「ありゃ?やばっ!腕折れちゃったかも!?ごめん!」

 

「キィィィィサァァァァァァァマァァッァァァ!!」

 

無論、そんなことで許す親などいるわけがない。

目的こそ調査だったが貢は全力でアイク(清夜)を殺しにかかる。

必殺の精神干渉系魔法『毒蜂』の起動式を展開する。

しかし・・

 

「キョフフ・・そんなことさせるわけないでしょう。」

 

パリン!

 

「なっ!?」

 

ガシッ!!

 

翠の術式解体により『毒蜂』の起動式が吹き飛ばされる。

二人を手放したアイク(清夜)が貢の顔面をつかんだ。

二人同様、貢の顔をものすごい握力で握られる。

アイク(清夜)の目が冷酷なものになり今度は清夜の口調で問う

 

「へ〜自分の子供弄ばれて怒るんだ・・でもさ・・・俺もさ・・あまり人のことを言えないんだけどさ・・あんた自分の子供にこんな仕事させて恥ずかしくないの?あんたが子供にさせているのは俺が二人を弄んだぐらい酷いことだよ?」

 

「うぐぉ・・・ぐぅ・・あ・・」

 

「まぁいいや・・話を変えよう。君はどうせこの研究所を『Prometheus Laboratory』と思っているんだろう?実際、私の研究チーム以外そう勘違いしているし。だけど残念。このPラボのPは『Pandora(パンドラ)』のPだ。」

 

「・・・!!」

 

貢はしゃべれない状態ではあったがこの研究所の意味が分かった。

そして自分たちが罠にはまっていたことにも・・・

 

「気づいたようだね。この研究所はプロメテウスという甘い名前に引っかかる裏切り者や愚か者を炙り出し処刑するための研究所なんだ・・でも『パンドラの箱』と違うところがあってね・・それは希望なんてものは一切ないことなんだ。」

 

アイク(清夜)は貢に『Nightmare Revive(悪夢再び)』をかける。

だが同時に貢も動き出していた。

 

「ひっ!ヒィィィィィィヤァァァッァァァ!!」

 

パッ!

 

「「「なに!?」」」

 

閃光弾が破裂しアイク(清夜)達の視界が奪われる。

その間にも貢は亜夜子と文弥を持ち上げ逃げた。

 

アイク(清夜)達の視界が戻る。

翠と藍はアイク(清夜)に謝罪する。

 

「「申し訳ありません」」

 

「まさか、怯えていても子供達を担いで逃げるなんてね・・油断してしまったな・・これじゃバルメやチェキータに地獄の特訓をさせられちゃうよ。でもまぁ保険はかけておいた。」

 

「先ほどの魔法でしょうか?」

 

アイク(清夜)は『Nightmare Revive(悪夢再び)』について解説を始める。

 

「あの魔法は禁忌である精神構造干渉と言ってもいいんだけどね。同じ精神干渉系魔法『ルナ・ストライク』だと精神に直接ダメージを与えて恐怖させるけどあの魔法だと精神に我々を恐怖の代名詞として灼き付けるんだ。もちろん、かかれば二度と逆らおうとすることはないだろうね。」

 

「で、では・・」

 

魔法の恐ろしさに驚きつつも藍が『追撃しますか?』と聞こうとした

だが『Nightmare Revive(悪夢再び)』の恐ろしさはまだこんなものではなかった。

 

「いや・・実はここまでだと1ランク下の『Nightmare(悪夢)』なんだ。『Nightmare Revive(悪夢再び)』だと間隔には差があるが平均で1時間のうち40分は我々に対する恐怖でのたうち回るし、寝た時は必ず悪夢として追体験することになり、まばたき以外で目を閉じるだけでもやられた時の光景が蘇るんだ。そうして心身共に弱っていき1〜2ヶ月の間には必ず死をもたらすんだ。治療法も精神構造干渉魔法しかない。終わったよ彼らは。」

 

「「・・・・」」

 

二人は絶句する。

まだ我が主人が恐ろしい魔法を持っていることに・・

 

「ああ、追跡は忘れずに。ジェシカ・ベイリーの部隊にやらせて。それと顔を見られたことなら大丈夫。あの魔法をくらうと、やられた時の恐怖で頭が一杯になって他のことなんて、すぐに忘れちゃうからさ。」

 

「「か、かしこまりました」」

 

翠と藍はかけ足でその場を後にした。

アイク(清夜)はそんな二人を見送ると後ろに振り向いた。

 

だがそこにはもう誰もいなかった・・・・

アイク(清夜)は一人つぶやく。

 

「殺すべきは俺自身か・・それでも俺は・・」




Nightmare Revive(悪夢再び)』の魔法をかけてしまったことで、後に最強の魔法師と殺し合う羽目になることを清夜はまだ知らない・・・

清夜自身、逃したことを反省していますが3人をすぐに殺さなかったのは・・・ネタバレになりそうだからやめます。まぁ予想はつくでしょう。

次回予告!

森崎秒殺のツケが回ってくる清夜!
そして清夜の悪意が動き出そうとする・・

お楽しみに!

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