構成はもう来訪者編まで考えてはあるんですが文章化させるとなると時間と文字がかかってしまいます。
前回までのあらすじ!
清夜が望む乱闘が発生、だが達也はこれを『キャスト・ジャミング』もどきで収めてしまう。そして清夜以外にも不穏な影が達也に近づいていた。
2095年 4月7日 第一高校 通路 クラブテント周辺
勧誘期間の2日目。
今日も達也は学校を駆け抜けていた。
目の前には魔法による喧嘩を始めようとしている生徒が二人
「風紀委員です!魔法の不適正使用をやめてください!」
「え!?・・しまった!」
一人の生徒が圧縮空気弾を打ち出す『エア・ブリット』の魔法を展開した状態で達也に振り向く。
そして制御ができなかったのか『エア・ブリット』は達也に向かって放たれた。
「!!」
普通の人間なら直撃もの
しかし忍術使いに鍛えられた達也には避けることができた。
(誤爆か!?いや、それよりも二人を確保・・)
「痛!気をつけろ!」
「すいません」
捕まえようとする達也だったが
一科の上級生とぶつかってしまう。
達也は条件反射で謝ってしまうがその間に二人の違反者に逃げられてしまう。
(ぶつかった上級生もグルなんだろうな・・明日からは人が多いところを避けるか。)
達也は先ほどの違反者を諦めパトロールに戻ることにした。
そんな様子を屋上から観察する人物が一人。
無論、清夜である。
「へ〜本当に『キャスト・ジャミング』は使わないんだね。全部、己の身体能力で乗り切る気か・・でも日を増すごとに一科の攻撃はエスカレートしていくよ。」
清夜はDEMで開発した熱光学迷彩機能のあるレインコートを羽織って隠れている。
ストーカーと言われればそこまでだが清夜としては戦力調査のつもりだ。
「君とは仲良くやりたいよ?でも俺の復讐に失敗は許されない。そのためにも君のような経歴すら怪しいイレギュラーは困るんだよ。君は俺の邪魔者なのかい?」
誰も答えてはくれない・・・
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2095年 4月9日 第一高校 校舎裏
(おかしい・・・)
達也は疑問に思った。
勧誘期間4日目。
昨日から人気が少ない校舎裏を中心にパトロールしてる。
三日目とも全く違う巡回ルート。
ルートは誰にも教えてはいない。
なのに日に日に誤爆攻撃は増えていっているのだ。
(2日目は3回の誤爆攻撃だったが今日はもう10回目だ。先回りされているのか?なら、どこからか情報がもれているのか?いや、今もこうして監視されているのか?)
達也は現実世界と
以外にも簡単に見つかった。
場所は昨日清夜がいた屋上。
乗馬部の服を着た女生徒一人、学校指定の運動服を着た女生徒二人の合計3人がいた。
(北山さんに光井さんか・・もう一人は知らないが。まさか彼女らが情報を・・なわけないか。初日は風紀委員入りしたことを知らなかっただろうし、性格からしても無理だろう。)
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2095年 4月9日 第一高校 校舎屋上
達也が気付いているとは知らない少女たちは双眼鏡を手に達也を見つめていた。
「何も近くから見ていなくていいのよ。遠くからでも十分に見えるでしょ?」
「うん、これなら私の光学魔法を使わなくても勧誘に巻き込まれることないし」
「ユニフォームはいい考えだけどエイミィの乗馬服は目立つと思う・・」
彼女たちは勧誘期間二日目に達也への誤爆攻撃を見て結成された自称『美少女探偵団』
現在は達也の襲撃者の証拠を取り押さえるために行動しているのだが
昨日まで勧誘に追われたりで証拠を抑えるどころか達也すら追えなかった。
そして今日は屋上で見つめているのだが未だ証拠写真が撮れてない現状である。
達也が探している人物
つまり、清夜はというと彼女たちのすぐ近くにいた。
(光井さんに北山さん・・・そしてあれはイギリスの名門貴族『ゴルディ』家の令嬢か・・・にしても『美少女探偵団』て・・ストーカーの間違いじゃないか。首ツッコミ過ぎて危ない目に会わなきゃいいけど)
二組とも五十歩百歩である。
とここで雫と清夜が気づく。
「あっ!実験棟の並木道のとこ。」
(あのメガネはこの前の・・それにあのリストバンドは・・)
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2095年 4月9日 第一高校 実験棟 並木道
ちょうどその頃、達也は通報を受け現場に向かっていた。
その途中、校庭の反対側の木の陰から魔法発動のサイオンを感じる。
対象は地面。
地面の土を掘り返す移動系魔法だった。
(俺を転ばせるつもりか・・今から避けるのは難しい・・ならば!)
達也は初日とおなじ『キャスト・ジャミング』もどきを発動する。
サイオンの波が魔法式を未発のまま霧散させる。
達也は方向転換すると魔法発動者の元まで駆け抜ける。
「待て!」
その相手も相手で逃げるように走り出す。
達也の身体能力なら充分に追いつけたのだが
相手のスピードが尋常ではなかった。
(移動系魔法と慣性中和術式を併用した高速走行か。短時間での追跡は無理だな・・)
追跡を諦める達也。
顔も見えなかったが手首に着けてる青白赤でトリコロールされたリストバンドだけは見えていた。
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2095年 4月13日 第一高校 E組
勧誘期間から1週間経ち、達也はようやく危ないパトロールから解放された。
勧誘期間で誤爆攻撃を受けた回数は合計48回。
この回数を深雪に聞かせていたならば学校はリアル氷河期を迎えていただろう。
だが回数を知らなくても噂は流れる。
達也のクラスメイトも例外ではなかった。
「達也、今日も委員会?」
放課後の教室、レオはそう言いながら振り向いてきた。
「いいや、非番。ようやく解放だ。」
「大活躍だったって聞いたよ。もうこの学校で知らない人はいないんじゃないかな?」
「少しも嬉しくないぞ清夜。」
達也はふてくされた様に清夜を見る。
襲撃の黒幕もとい清夜も愉快な気分ではなかった。
(俺もだよ。上級生を中心に随時達也の位置情報をバラしてやったのに出来たのは誤爆攻撃、しかも殆ど避けられて・・・避けなくても『キャスト・ジャミング』もどきだけで対処されるとか。使えないやつら・・。)
レオは笑いを堪えながら補足する。
「でも有名なのは事実だぜ。魔法を使わずに魔法師の有望株を連破した謎の人物ってな」
「『謎』ってな・・」
「とある筋からの話だと達也くんは魔法否定派からの刺客らしいよ。」
そう言って清夜の机に腰をかけたのはエリカだった。
カバンを持ってるところ帰りの支度が終わったのだろう。
「誰だよ。そんなデマ流したのは・・・」
「ふっふっふ・・それはこの私!千葉エリカです!」
「おい!」
「冗談。でも噂は本当だよ。」
出来れば噂の中身も冗談であって欲しかったと達也は思ったが
現実が厳しいのは誰も一緒。
「他人事だと思って・・・一週間で何度も死にかけてみろ。走馬灯が見れるはずだぞ。」
レオと清夜は顔を見合った。
二人とも考えることは同じらしい。
二人は「せ〜の」と言うと・・
「「真っ平ごめんだ!」」
と達也に返してやった。
達也はニヤニヤ顔の二人をブン殴ろうかと考えたが溜息をすることで我慢した。
すぐそこに『式 清夜』という噂の出処がいるとは知らずに・・・
権力はなくともこれぐらいのことなら清夜にとって朝飯前だった。
「で、でも今日からはデバイス制限がありますから大丈夫ですよ!」
「ありがとう美月。お前らも美月の優しさを見習え・・・」
「「「え〜」」」
なんて言いながらもエリカ、レオ、清夜は人の悪い笑顔をしている。
無駄と悟った達也は大人しく下校の準備に入った。
といっても深雪に生徒会の仕事があるため図書館にこもるつもりだ。
そんな時だった。
アルテミシアが教室に現れたのは
「ちょっといいかな?」
「はい?あっ、先輩」
彼女はまっすぐ清夜の元に近寄り話しかけた。
教室の視線が清夜に集まり始める。
視線と言っても嫉妬、興味、殺意など種類はたくさん。
それでも達也のようなことは起きなかった。
「十文字先輩の代理で話に来たんだけどね。ちょっとここじゃ目立っちゃうから学内カフェに行かないかな?」
十文字という名が出た途端に視線が散っていった。
安堵、興味が尽きた意味なんだろう。
その分かりやすい視線はどうかと思ったが清夜としても内心ホッとした
「分かりました。じゃあね皆。」
「ああ、またな」
「おう、じゃあな」
「清夜さん、また明日。」
「・・・」
エリカだけは清夜を睨みつけていたが気づかなかったことにした。
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2095年 4月13日 第一高校 学内カフェ
放課後のカフェは清夜が思っていた以上に混んでいた。
パッと見渡すとぎこちなく利用している生徒が多い。
アルテミシアの話だと毎年この時期は溜まり場として利用する新入生が増えるからだとか
清夜はドリップ・コーヒー、アルテミシアはキャラメル マキアートを手に席に着く。
「人気者ですね。アシュクロフト先輩は・・・」
「ん?そんなことはないと思うけど」
天然なのか小悪魔なのかよく分からない反応だが
先ほどから彼女に対する熱い視線は清夜の目に嫌という程入ってきている。
周りのひそひそ話しもアルテミシアに関するものだ。
あ!アシュクロフト先輩だ!やっぱり、あの笑顔は癒されるな〜
アシュクロフト君マジ天使!さすがは2年女子人気No1!
俺、映像で先輩を見てここにしたんだよね。そしてファンクラブに入会したぜ!
天使だ〜。同じ二年女子でも五月蠅い千代田とは大違いだ!←数分後、千代田にボコボコにされました。
とこんな感じだ。
彼女の人気は入学式で学生たちを魅了した真由美や深雪に負けないものだった。
おそらく十文字の代理のくだりの話しを周りに聞かせなかったら清夜は袋叩きにされていただろう。
(天使ね・・・俺にはそう思えねぇけど・・)
清夜は会話と同時に
「それで話というのは?」
『で?教室に直接来てまで俺に会うとは一体、何の用だい?アルテミシア・”
「その前に一口飲ませて、私キャラメル マキアートが大好きなの。」
『別にいいじゃないですかマスター。目立つ気満々ですし、私にもう少し構ってくれてもいいではありませんか。それにセシルもレオノーラもアシュリーもマスターが構ってくれないとボヤいてますよ。』
『ココと同じこと言いやがって・・俺はオモチャか犬か?君たちとの時間も取るから。で、何か報告とかあるんじゃないのかい?』
アルテミシア・”
これが学内護衛であるコード・ネーム”B”の本当の名前である。
見た目どおり温厚で平和主義の美少女だが敵には冷酷非情な傭兵である。
二人は飲み物を一口飲んで話しを続けた。
「今回は部活連のお誘いの話しなの。部活にはもう入ったよね?」
『その通りですが、部活連の話も本当ですよ。まずはつい先程、私に直接報告が来たジェシカついてです。先日のPラボ侵入者が長野の山奥でロストしたとのことです。』
「はい、幽霊部員でもいいと言われたので調理部の方に・・・」
『・・・逃したの間違いじゃないのか?』
DSSからの連絡は学校にいるときはアルテミシア、それ以外はエレンを通して清夜に届く。
アイクの正体を探られないためだ。
「実はね、生徒会を見習って今年から部活連でも新入生の幹部候補を作ろうと思ってるの。」
『お怒りはごもっともですが事実です。その件でジェシカがマスターに釈明したいとのことです。』
「それでまた自分なんですか?今回は先輩が推薦人ですか・・」
『いらない。俺にも落ち度があったから処分は無しだが、あまりにこういうことが多ければ切り捨てると言っておいて。あとロスト現場周辺にUAVを飛ばして熱源探査。もしかしたら隠れている可能性もある。』
「ええ、といっても今度の推薦人は私じゃなくて十文字会頭。やっぱり森なんとか君の一件で上級生の実力者に一目置かれたのね。」
『了解しました。でも仮にジェシカの油断があったとしても逃げられたのはおかしいですね。一体何者なんでしょう?長野・・・まさか四葉では?』
「何度も言いますがあの試合は『はったり』にすぎません。自分にそのような役目は重すぎますよ。」
『長野だけで考えるならね。実はそう思わせて四葉と戦争させたい奴らかもしれない。そう考えた場合、国内で言うなら十師族なら七草、軍なら情報保全隊、政府なら公安0課、内閣情報調査室ぐらいだろうなPラボに侵入できるのは。どこにせよ、しばらくは警戒レベルを上げる必要があるけど』
十師族、軍、政府と分けたが何も明確に敵対しているわけでも領分を分けているわけではない。
十師族の血族の中には軍や省庁に所属している者もいるし、軍も政府と協力して作戦を行うこともある。
だからと言って仲良しというわけでもない。
それぞれの思惑が複雑に絡み合って国家を運営するのは今も昔も変わらない。
「本当にネガティブなのね・・・でもね、部活連は風紀委員と違って武力行使とかを行う組織じゃないから、むしろ清夜君のような頭がいい子に入って欲しいの。」
『どこも怪しくて複雑そうですね・・・この学校の一科と二科みたいに簡単に分かれてくれるとやりやすいんですがね』
アルテミシアは少し悲しそうな顔をする。
まわりのファンも合わせて悲しい雰囲気になる。
「なにコイツ、教祖様?」とか「なんで名前呼びになってんだよ」と清夜は思ったが話すことはなかった
「はぁ・・では部活連は何をする組織なんですか?」
『国家や組織というのは『ジェンガ』ゲームみたいなものだ。金、権力、派閥といった多くの種類のパーツが組み合わさって出来て、崩れたら滅びる。複雑なのは当たり前だ。そして、その金のパーツを引き抜いて代わりに武器を上に乗せるのが我々、武器商人だ。国家のバランスを保とうしたり利用しようとする奴らが出てくるのも必然だ。』
「部活連は主に各部活動の運営監視をする仕事でね。他にも部活動の総合予算を会議で調整して生徒会に出したりするの。」
『そしてマスターの脅威を取り除くのが私たちの仕事ということですね。そういえば後でセシル達から詳しい情報がマスターに送られるそうですが、間村専務(15話参照)の件。どうやら七草と繋がっているようですよ。』
「勧誘期間の時は風紀委員の応援に行ったと聞きましたが?」
『唆したのは七草弘一だろうね。大方、アイザック・ウェストコットの正体を知らない間村が七草をバックにして俺を会社の正統後継者と仕立てあげるんだろう。その後、俺を傀儡にして七草に捧げるってところか。七草弘一も含め、身の丈に合わぬ欲を出すなんて馬鹿だね〜・・・まぁ時期を見て制裁を与えるとして。アル、入学前に報告してくれた話をしたいんだが』
「大丈夫。全員というわけじゃないし、もし行くことになっても私が守ってあげるから!」
『反魔法国際政治団体『ブランシュ』の下部組織『エガリテ』所属の生徒がいることですか?それとも、わ・た・し♪のことですか?』
そう言って清夜の両手を合わせて握るアルテミシア。
あきらかに誤解される状態だった。
そしてここにも誤解をする生徒が一人。
「なにしているんだ清夜?」
「・・・誤解だ達也」
達也だった。
なんでここにいるのか分からなかったが
後ろから達也の連れが現れることで理解する。
「どうしたの司波君?ってアルちゃん!?何してるの!?」
「ん?部活連の勧誘だけど・・・。サヤ(彼女がつけた壬生のあだ名)こそ何しているの?」
「達也まさか!?・・・」
「・・・誤解だ清夜」
達也も清夜と同じ反応を見せる。
まるで鸚鵡返しをされたような気分だった・・・
〜2分後〜
なんとか誤解も解け、達也が壬生に礼を受けていることも聞けた。
清夜は疲れながら話を続ける。
「先輩・・・誤解を招く行為はやめてください。」
『アルの話じゃない・・・『エガリテ』の生徒の話だよ。』
「私は別にいいんだけどな〜」
アルテミシアは小声で呟いて再び柔和な笑顔をむけてくる。
清夜は数秒だけテーブルに突っ伏した。
「話を戻しましょうか。とにかく危ない目にはあわせないから安心して」
『それで『エガリテ』がどうしたんですか?』
「それでも他の生徒には反感を買いますよ。達也でもたくさん誤爆攻撃されたんですよ?」
『昨日まで達也の監視をして思ったんだが聞いた話より人数が増えているし攻撃的になってないかい?君が報告してくれたブランシュリーダーの弟の司甲が達也を襲っていた。』
「誰だって最初は反感を買うわ。でも清夜君なら次のテストで結果を出して信頼を勝ち取れると思うの。もちろんそれまでは私が庇うし十文字先輩も守ってくれるそうよ。」
『そうですね・・実はあちらの席にいるサヤも『エガリテ』のメンバーのようです。攻撃的になっているのも否定できません。ただ弟がいるのは偶然か、必然か分かりませんけど。でも襲ったり、煽っている以上必然なんでしょうけど証拠がありません。』
「仮に1位を取れても不正じゃないかと疑われるのがオチですよ。」
『この調子じゃ何かしでかすかもね・・・普通なら傍観だが、それでボロが出てしまうのもね。確か情報部(正確にはサイモン)の調べだと去年の8月のテロは反魔法国際政治団体『ブランシュ』のテロ部隊の仕業だったよね?』
反魔法国際政治団体『ブランシュ』とは
魔法師が優遇されている行政システムに反対し、魔法能力による社会差別を根絶することを目的にデモ活動などをする善良な団体
というのが表向き。
裏では魔法師などを標的とした立派なテロリストで警察省公安庁から厳重にマークされているため
報道規制が行われており、名前が表立って報道されることはない組織である。
「その時は部活連での行動で示しましょう。私も手伝うから・・・」
『はい、そうですが・・・もしかして襲撃するのですか?』
「そこまで言われたら仕方ないですね。微力ながら頑張らせていただきます。」
『警察省も総理直轄の公安0課も知らないブランシュのテロ部隊の大きい拠点が一つある。そこを俺たち『
アルテミシア達が襲撃に不参加でもいいのは清夜のお気に入りだからではない。
彼女達は元々、冤罪で所属していたイギリス軍から殺されかけた孤児の魔法師。
それを武器商として訪れていた清夜が魔法力が高いと知り彼女達を匿ったのだ。
そして衣食住の保証と引き換えに魔法機器のテスターを兼ねた護衛として雇った。
その契約でアルテミシアは護衛以外の殺し稼業の拒否権を求め清夜はそれを受け入れたということだ。
アルテミシアはもう一度清夜の手を合わせて握った。
「ありがとう清夜君!!」
『今回は私たちも参加します。標的はテロ部隊ですし、『ブランシュ』からマスターとあの子達を守るためですから喜んで。』
アルテミシアは今日一番の笑顔を向ける。
まわりのファンはその笑顔でバタバタと倒れていく。
いわゆる「キュン死に」というやつだろう。
しかし清夜だけは彼女の目が怪しく光ったのが見えた。
今更ですが「」は普通の会話で『』は思考通信の会話です。
セリフと思考通信がくっついているのは同時進行で話しているからです。
新キャラ出てま〜す。彼女たちはデート・ア・ストライクのキャラとなります。
まぁ本編ではアルテミシアも優しいお姉さんですがこの作品ではたくさん人を殺します。
あと公安0課は架空の組織です。詳しくは緋弾のアリアで検索!
次回予告!
ブランシュお仕置きタイム!
清「だけ!?」
だけです。多分、前編、後編で別れるかも
次回もお楽しみに!
「これはダメじゃない?」、「これだと運営に取り締まられるんじゃない?」という場合には是非、メッセージなり感想なりで報告をお願いします。感想、誤字脱字、評価、アドバイスもジャンジャンお待ちしております。