というより皆さんついていけてるのか不安です・・
でも30話までこれたのは読者の皆さんのおかげです!ありがとうございます!
前回までのあらすじ
ブランシュが第一高校で何かをやらかすと予感した清夜は自身の部隊を率いてブランシュのテロ部隊の拠点を襲撃。逃げないように静かに殲滅していくのだった。
2095年 4月14日 日本 某所 ブランシュ拠点 司令室前
エレン達が外の警備を殲滅した頃
清夜とアルテミシアは司令室がある階から上の階まで人間を殲滅してから司令室前に到着する。
侵入してだいぶ時間が経ったのだが警報の一つもでない。
敵が無能すぎるのか、罠なのか・・・
どちらにせよ油断せず一方的な殺しをすることに変わりはなかった。
『それじゃ、さっきと同じく静かに開けてから入るぞ。』
『了解ですマスター。』
キィィ・・・
静かに開くドア、中には30人程いたが誰一人として開いたことに気づく者はいなかった。
だが異変に気づく者はいた。
その異変はモニターに映る映像のことだった。
「なぁ、おかしくねぇか?」
「んだよ?ねみぃっつうのに・・・」
「だってほら、13モニターに映るアイツって今は休憩のはずだろう?」
「・・・・・」
隣の仲間は何も答えない。
寝たのかと思ったのか怒りながら隣を向く。
「おい聞いて・・・うぁぁぁ!・・・」
シュパンッ!
隣の男は顔を俯かせていた。
睡眠しているわけではない。
隣の男は頚動脈を斬られて永遠の眠りについていたのだ。
異変に気付いた男は恐怖で声を上げるが直後に首を斬られて頭と胴体の二つに離れた。
「て、ててて敵襲ーーーーー!!ガヴァ!!」
「こちら司令室!な、なんだ通信が使えない!?・・ベャッ!!」
ブブブブブブス!
しかし、さすがに30人いれば殺される前に一人ぐらいは声を上げられる。
それでも増援が来ることはない。
なぜなら清夜のBS魔法で通信が妨害され、アルテミシアの強力な遮音障壁魔法によって声が部屋の外に漏れることがないからだ。
そして叫ぶ男達も清夜のサブマシンガンで殺される。
「撃て撃てーーー!」
パンパンパンッ!
今度は5人が拳銃で一斉射撃。
司令室に入って1分も経ってないが、もう生かして捕らえるつもりはないようだ。
「ぎぃあっ!!」
「ヴォバッ!!」
悲鳴は清夜達ではなかった。
あげたのは撃ってきた男達の方だった。
それもそのはず、銃弾を磁力のシールドで止めてそのまま撃ち返す清夜のBS魔法『電気使い』の応用魔法『磁力返し』が男達を撃ち抜いたのだ。
『『Hgイリュージョン』や『粒機波形高速砲』の応用で水銀か電子の盾を作った方が良かったのでは?というより防御しなくても平気ですよね?』
『フフーフン♪、平気だよ。それに磁力で物を引き寄せて盾にするのもアリだね。だけど相手を恐怖に陥れるならこれが一番有効的だ。殺されかけているのに「撃ったら死ぬ」なんて分かったら怖いだろ?』
『本当に敬服しますよ。マスターの戦術には・・』
なんて会話ができるほど余裕がある(されど油断と容赦は一切していない)清夜達。
対して生き残ってる男達は必死な顔でアンティナイトの指輪を取り出した。
「とりあえず『キャスト・ジャミング』をくら・・・べぎゃーーー!!!指がーーー!!バブハッ!!」
「姿が見えない!?ヴェギャ!!」
ザクッ! ブブブブブブス!
『本当にアンティナイトですね。全員装備していますよ。』
『発動前に殺せるだけ殺すぞ。発動されても他の魔法は使わず遮音障壁は張り続けられるようにしろ』
『了解』
といっても心配は杞憂だった。
『キャスト・ジャミング』の発動はバラバラで発動直後、または直前に殺しているので
『キャスト・ジャミング』を浴びたとしても非魔法師強5人分程度力。
強力な魔法力を持つ二人には魔法が発動できなくなるほどのものではなかった。
「なんで効かない!?そして見えない!え、なんだ体が飛ばされる!!」
「俺たちが一箇所に集まろうとしてい・・・ぎゃぁっぁ!!」
ズババババ!!
「た、弾が追いかけて!?グベバッ!!」
「ガハ!!」
アルテミシアの剣と清夜の銃の乱舞が止まらない。
アルテミシアは自分を中心とした人間の数に対し密度を高める収束系魔法『ヒューマン・サークル』を発動し周囲の人間をアルテミシアの元まで移動させ集める。
そして綺麗な太刀筋で次々と敵を切り裂いていった。
清夜も清夜で移動・加速系魔法『
ギリギリ生き残っている男は近くの装置に手をかける。
「せめて・・・ECM(電子攻撃または電波妨害装置)だけでも・・・」
『させないわ・・・』
シュパンッ!シュパンッ!
腕と胴を切り捨てられる男。
最後の抵抗もアルテミシアの斬撃により失敗してしまった。
それを最後に静かになる司令室。
「クリア」
「こっちもクリアだ。」
部屋の中は死体の山となり。
硝煙と血なまぐさい匂いだけがむなしく残った。
『まだ奥の部屋で寝ているのか、ここの司令官様は』
『そのようですね。早く終わらせましょうマスター。一緒に学校を遅刻するのはマズイですし・・』
『そうだな』
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2095年 4月14日 日本 某所 ブランシュ拠点 地下
バババババッババッバババババッ!!
『こちらCP。あ、あの何で物陰に隠れているのですか?』
『そうだぜ!こういう時はバァーーーー!とやっちゃうんだよ!』
そんな弱気な疑問と適当な指示がCPから届いた頃
エレン達の殲滅も終わりを迎えようとしていた。
が今は全員、敵の銃弾に釘付け状態になっていた。
仕方がない。これだけの人数だ。ずっと熱光学迷彩で暗殺していっても敵が仲間の死体を見つけ侵入に気づく。
といってもピンチというわけではなく、装備の防御力なら敵の銃弾は紙くず同然なのだが何故か全員動こうとしない。
『それじゃダメだ。装備の防御力に頼ってちゃ、いつか装備が使えなくなった時に簡単に殺られちまう。これはあくまで保険なんだ。そういう避けて守る技術も身につけねーとな新米共!』
『今回は
藍は背中にかけてあるマチェットと呼ばれる鉈を取り出す。
『ヒョヒョッ!連携ですか。』
『
翠はCADを操作し起動式を展開した。
CPの三人は何を言っているのか予想もつかないがエレン達四人はもう連携の役割まで決めているようだ。
『じゃあ、俺が弾丸担当か。いくぞ!go!go!go!』
エレンではなくエコーの掛け声で動き始める三人。
エコーは掛け声と同時に魔法を発動すると弾丸がピタリと止まる。
敵は魔法だと分かっても驚くだろう。
止まるだけならまだしも落ちてすらこないのだから。
これは移動・加速系減速魔法「
DEMが開発した機密術式の一つだ。
突然だが魔法には曖昧な部分がある。
例えば千代田家の『地雷原』という魔法だと材質などを問わず『地面』を、千葉家の『斬鉄』では魔法の定義を材質問わず『刀』という概念を対象にする。
つまり『概念』という曖昧なものでも魔法は使えるのだ。
この魔法はその発想を元に作られた設定した範囲内にある対象の慣性を停止させる魔法だ。
それは慣性が働けばどんな物でも通用し『弾丸』や『物』はたまた『生物』という概念でも発動できる。
無論、『人』でも通用するが人体への直接干渉になるので干渉力が必要になるし、あまりに大きい規模だと魔法師としてのキャパシティが足りなくなり発動できなくなるのだ。
エコーが魔法の対象としたのは『弾丸』。
口径、威力を問わずに『弾丸』を停止させたのだ。
ピカァッ!!
そして翠は前に出る二人の後ろから、すかさず『フラッシュ』を発動させて視力を奪い抵抗できないようにする。
「グァァァ!!目が、目がぁぁぁぁぁ!!べぎゅぁ!!」
ズバババ!!
「とにかく撃たなきゃ・・・な、撃つことすらできな・・いぶぅぁ!!」
シュパンッ!
そうして抵抗できなくなった敵を藍の『高周波ブレード』とエレンの『分子ディバイター』が切り裂いていく。
〜数十秒後〜
ここにもまた死体の山が積み上がる。
エレン達は無慈悲に終了を告げた。
『クリア』
『クリア』
『クリア』
『クリア・・・ではここからはハッキングが出来る
エレンがそう言うと全員コクリとうなづく。
そしてすぐにエレン・翠とエコー・藍のペアに分かれて動き出した。
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2095年 4月14日 日本 某所 ブランシュ拠点 司令官室
どがっ!!
この基地の司令にしてブランシュ日本支部リーダーの盟友である小松田は殴られたような痛みで目がさめる。
痛いモーニングコールは清夜からだった。
「おはよう。ミスター小松田・・でいいのかな?」
「そ、そうだが・・・誰だ貴様ら!?おい兵士・・ぐぉ!!」
「この階から上の人間はもう死んでるよ。下の人間ももうじき死ぬ・・・」
「どういう・・・」
ガシッ!!
「面倒くさいから早速、話を聞かせてもらおう。」
バチッ!!
一発殴ってから問答無用で頭を掴み『
さきほどと同じ内容
すぐさま小松田の目が朧げにになる。
「アンティナイトはどこから手に入れた?」
「・・・雇い主のスポンサーである大亜連合からもらった。」
「確か、本部もあそこでしたね。」
「まぁ、産出量はあそこが世界一だし日本とはまだ戦争中だからな。だろうとは思ってた。次の質問だ。ブランシュは第一高校で何をしようとしている?」
「第一目標は魔法大学系列だけで見られる魔法研究の確保・・・できるならば将来有望な魔法師の殺害、拉致。」
あまりにふざけた内容に清夜はブチ切れそうになるが
武器商人としてのスマイルを忘れずに質問を続けた。
「平等のための活動とは思えないないな。具体的な作戦内容は?」
「今回は司の主導で動いているとしか・・・弟の甲君を使うとか・・・」
「達也を襲ったアイツか・・これで確定だな裏と表のリーダーの司一は二科生を利用するために弟の甲を入学させた。」
ふと勧誘期間に司甲を見ていた『美少女探偵団』のことが清夜の頭をよぎる。
武器商人の勘が嫌な予感を知らせ気になろうとしていたが
それよりも隣でアルテミシアが不機嫌そうに体を震わせてる方が気になった。
「そのようですね。子供をテロに利用するなんて・・・ゴミ屑が・・」
「そうだな、お前ら子供を復讐に利用する俺も含めてゴミ屑だよ・・・本当・・」
フルフェイスヘルメットをしているため顔が見えないが
清夜が悲しい表情を浮かべているのが分かるアルテミシア。
すぐさま「清夜は違う」と言いたかったがエコーからの思考通信で遮られた。
『
『それは知っている。そっちの敵も何人か装備していただろう?』
『違うんだ・・・そうじゃなくて、
そうして仮想デバイスによって視界の端に写真が現れる。
それを見た清夜とアルテミシアは驚きを隠せなかった。
『!?・・な、なんて数なの・・』
『!?・・なんでこれだけの数が国内に流れているのに公安も軍も気づかないんだよ・・・』
清夜は「気のせいではないか」と思って目を閉じてもう一回資料を見つめる。
だがそれでも変わってない。
4万という国内の魔法師の数を上回る数字は・・・
『だろ?いくらなんでもおかしいぜ!』
『それはどこにある?物は確認したのか?』
『いや、まだだ。エレンたちと合流してからアンティナイトがある地下に向かう。』
確認しに行くのはエコー達だけでいいかとも思ったが
それでも、これだけの数となると無視できない。
清夜は決心する。
『よし、俺たちもホウ達と合流して司令官様とともに地下に向かうぞ!』
『了解!』
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2095年 4月14日 日本 某所 ブランシュ拠点 地下
『合わないな・・・』
『合いませんね・・・』
『数が全く合わない』
合流した一同はそんなことをつぶやく。
清夜達はアンティナイトが保管されているという大きな部屋を見渡す。
確かにたくさんのアンティナイトがあるのだが、それでも資料に乗っている数には遠く及ばないのだ。
エレンは頭をひねって考える。
『どういうことなんでしょうアイク?』
『これはもう素直に聞いたほうが早いだろうね』
清夜は連れてきた司令官を強引に投げる。
司令官は壁に激突して座るがその目は未だに朧げだ。
「なんで資料にある数と実際の数が合わないんだ?」
「・・・先日、司が持って行った。アンティナイトに関してはここは一時的な保管所だ。持って行った3割はある人物に売って、残り7割は一高の作戦から始まる戦いに使うとか・・・」
「3割も売ったのか?それは誰だ?」
小松田は何も答えない。
必要な情報は聞き出せるがそのさらに奥にいる何かを聞き出せないのは清夜にとって もどかしいものだった。
「質問を変えるぞ。大亜連合がお前らを差し向けたのは想像できた。だがブランシュに関わっているのは大亜連合だけか?他にも国家機関が関与しているんじゃないのか?」
「・・・・」
またしても何も答えない。
代わりにエレンが質問する。
「アイク、それはどういうことですか!?」
「大亜連合が関わっているとしても腑に落ちない部分が二つあるんだ。」
「どういうことだ夜坊?」
エコーは首を傾げる。
清夜は証拠も確信もない憶測を部下に伝えて変な印象や先入観を持ってしまうのは良くないかと思ったが適度な緊張を持たせるためにも憶測という名の情報をシェアすることにした。
「まず、この拠点。警察省どころか軍の情報保全隊、政府の内閣情報調査室、公安0課すら存在を認識すらできていないのはおかしい。そして日本が明確に敵視している大亜連合が日本でそんな情報隠蔽ができるとは思えない」
「では何故、我々DEMはここを突き止めることができたんですか?」
アーキンの言ったことは正しい。
軍でも政府の機関でもない民間企業ごときが何故見つけられるのか・・・
それは勿論、切札の一枚とも言えるサイモン・サイトウこと七賢人(8話参照)の一人が味方にいるからだが、それを知っているのは秘書のエレン、工作、諜報員として動いている翠、藍だけだ。
だから清夜はそれを伏せて答える。
「フフ〜フン♪俺には日本という国家機関以上の情報収集力があるからね。そしてもう一つは大量のアンティナイトの密輸入だ。これだけの量が税関や沿岸警備隊に気付かれず通れるはずがない。」
「ですが御主人様。小分けして何回かに分けて輸入したのでは?またはバラバラの場所から一斉に密輸したとか」
「魔法大国のテロ対策ゆえ、今や日本では指輪型を1個だけでも密輸するのは難しい。たとえ何回に分けようとバラバラの場所から一斉に密輸しようとしても無理だ。必ず、1回以上はどこかで税関や沿岸警備隊・・・いや、それこそさっきあげた諜報機関が嗅ぎつけて取り締まるはずだ。」
アルテミシアはおもわず息を飲む。
去年はそんなに根が深いことを想像すらしなかったと・・・
それでも聞かずにはいられない。
「どこですか、その国は?」
「税関や沿岸警備隊を潜り抜けられるのは『検査をある程度パスできる』といった日本が融通を利かす表面上、日本と友好的、または同盟の国。尚且つ、日本の諜報機関に負けない情報を隠蔽できる力を持つ国。そして最後に反魔法テロリストが暴れて魔法師が削られたり、研究がバラされるということは、日本の魔法という力を貶めたい国。」
CPを含め数名以外は予想がついた。
今度はCPのセシルから思考通信が入る。
『ある意味、内政干渉ですよね・・・!?マスター、まさかその国は!?』
「そう、日本の同盟国であり日本より魔法技術が少し遅れているUSNA。より正確に言うならば対外諜報活動と謀略活動を行える機関、隠語では『カンパニー』、正式名称は『Central Intelligence Agency』つまりは北アメリカ大陸合衆国中央情報局。通称『CIA』だ。」
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2095年 4月14日 ????
とあるホテルの一室
日が昇り出したころ。
ある女はデバイスと格闘していた。
隣には白髮の少女が寝ている。
「ちっ・・この様子じゃ潰されたな?・・何も言わずに情報隠蔽の手伝いをしてやったのに使えね〜。アンティナイトを持ち出せたのはいいかもしれね〜が・・もう期待できねぇ〜な。もって半年だろ。」
グ〜ガ〜グ〜ガ〜・・・
見た目こそビッチの金髪であるが
今日も今日とて愛する祖国のために仕事をする愛国者だ。
と突然デバイスが震えだす。
電話だ。
画面にはBOOK MANと書かれていた。
「げっ!フ◯ックマン・・・じゃないブックマン課長からか。はい、もしもし?」
『やぁ、あいかわらず日本とアメリカの間を飛びまくって頑張っているようだね。』
グ〜〜ガ〜〜グ〜〜ガ〜〜・・・
その相手はデブって一発で予想できるような野太い声だった。
女はこの男をよく知っているがゆえに、挨拶はしなかった。
「いいから用件言ってくださいよジョージ・ブラックNCS(国家秘密本部)欧州課長。」
『つれないとこも変わらないね君は。じゃあ聞くけど君さ日本で色々と工作活動してるじゃない?そこで変なとこにチョッカイだしてないかな?ってね。』
グ〜〜〜ガ〜〜〜グ〜〜〜ガ〜〜〜・・・
女はピタリと止まり数秒考え込む。
心当たりがあるがあるようだ。
変なとこにチョッカイではなく、ジョージ・ブラックが考えていることに。
「なるほど、噂の
グ〜〜〜〜ガ〜〜〜〜グ〜〜〜〜ガ〜〜〜〜・・・
『へぇ〜変なとこって言っただけでそこまで予想出来ちゃうんだ。それが分かっているならいいんだ。これからもそういうのはナシで頼むよ。それじゃ。』
ブツッ!プープー
電話の切れる音が聞こえたが切ろうとはしない
女はデバイスの画面を見つめる。
グ〜〜〜〜〜ガ〜〜〜〜〜グ〜〜〜〜〜ガ〜〜〜〜〜・・・
「たった3分の電話で封じ込めやがった。片腕をでっけぇピンで刺されて動けなくされた気分だ。要は下手に手出しして第二の四葉にするなってことだろう?まぁ私だって邪魔されない限りチョッカイだすつもりはねぇ。だがなブックマン・・・DEMに対する計画となるとHexとアンジー・シリウスが黙っちゃいねぇぜ。てかテメェ、うるせぇぇぇぇぇぇ!!」
ドガッ!!
女は隣の少女を思い切り蹴っ飛ばした。
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2095年 4月14日 USNA ????
ある一室では電話終えた男が一人。
声だけでも予想できる大食漢だ。
「Deus Ex Machina Industry、最早、力だけで見ても四葉に匹敵する『企業という体裁を取り繕った国家』だ。彼女が扱うには危険すぎる。まぁ釘は打っておいた。さて、次に彼はどっちのステージに出るのかな?日本の表舞台か、それとも日本の裏社会か、いいや彼は世界の舞台の方が性に合うはずだ。」
男は手元にある資料と睨めっこをすると不気味に笑い出した。
「出来れば君も日本語で言う『芋づる方式』で”
その資料にはココ・ヘクマティアルと式 清夜の顔写真が載っていた。
さぁさぁ、最後の人たちは誰なんでしょう?(というよりやっと絡められた)
ちょっと伏線はりすぎたかも?
次回予告!
達也も達也で先日の壬生について語るとブランシュの影が見えて来る。
そして達也は真由美達をも驚かす意外な推理を始める。
次回もお楽しみに!
「これはダメじゃない?」、「これだと運営に取り締まられるんじゃない?」という場合には是非、メッセージなり感想なりで報告をお願いします。感想、誤字脱字、評価、アドバイスもジャンジャンお待ちしております。