まずは申し訳ありません!!
前回予告のエリカどうこうは次回になっちゃいました!
手直ししてたら1万字いきそうだったんで二つに分けた結果こうなりました。
エリカの部分をカットしても良かったんですがヒロインなのでカットできませんでした!
今日はもうあらすじなしでどうぞ!!
2095年 4月14日 第一高校 カウンセリング室
清夜の昼休みは終わらない。
メールの内容から察するにカウンセリンング・・・
「いきなり呼び出してごめんなさいね。今日はカウンセリングの協力のお願いなの。とりあえず座ってくれるかな?」
という名の情報収集なのだろう。
少なくともこの女でないならそう思わなかったはずだ。
「失礼します。それで協力とは?」
席を勧められるのも協力されるのも昼休みだけでも二回目なのだが
勧められるなら巌より美人がいいとか、そこらへんは気にしないことにした。
「まぁまぁ、そんな急がなくても次の授業は遅刻しても出席扱いになるから安心して。それで学校生活にはもう慣れた?」
「その前に一つ聞いてもいいですか?」
「あら・・・どうしたの?」
自称カウンセラー(清夜にとって)の小野遙はかなり開いている胸元を見せつけるかのように前のめりに座り直し足を組む。
何も知らない男子生徒なら、いや知らなければ清夜も喜ぶのだろうが、
警視庁公安部の人間と知っている清夜は違った。
(会話での情報戦は基本、先に主導権を握ったほうが多く情報を得られる。こいつの場合、色仕掛けで主導権を手に入れるんだろうが・・・揚げ足を取られれば、たちまちに主導権を取られ踊らされるんだよね。俺の経験上は。)
「先生はストリッパーの経験があるんですか?」
「え!?なんでそんな話になるの!?」
思いの外、いい反応を見せる遙。
彼女は顔を真っ赤にして聞いてくる。
清夜は内心では勝ちを確信したがそれを見せないように冷静にふるまう。
「いえ、先生の格好は社会人としてTPOにあってないと思われますし。USNAにいたころ友人が先生のような格好をしたストリッパーを呼んだことがありましたので・・・」
「ご、ごめんなさい!そういうつもりじゃなかったの!!」
(なにこの子!?MITを次席で卒業とは聞いてたけど、ここまで人生経験豊富な15歳なの!?)
遥は慌てて胸元のボタンを閉め、組んでいた脚を揃える。
これ以上は変な目で見られると思った遙は本題に入ることにした。
「ご、ゴホンゴホン。えと本題なんだけどね。毎年、生徒の精神分析のために1割前後の生徒を選出して定期的なカウンセリングを受けてもらっているんです。それで式くんが選ばれたということなの。お願いできないかな?」
「なるほど、ですが自慢ではありませんが自分の経歴は少々特殊です。モデルデータとして扱うのはいかがなものかと・・」
「だからこそよ。君の経歴は見せてもらったわ。その上で来年以降、君みたいな子が来た時に役立てたいのよ。」
「分かりました。後輩のた・・・」
(ん?・・・この感覚は・・)
清夜のBS魔法による感覚が部屋にある物を感じさせた。
見た感じ遥自身、気づいてはいなそうだが・・・・
「どうしたの?」
「いえ、何でもありません。始めてください先生」
(どうやら自分で仕掛けたわけじゃなさそうだな・・・後でさりげなく教えてやるか。)
清夜は武器商スマイルを見せつける。
清夜からしてみれば敵意をぶつけているのだがそんなことを知らない遙はカウンセリングを始めた。
〜数分後〜
(普通すぎる!!!)
それが遙が質問を終えた時の第一印象だった。
遙は公安の人間として怪しい人間を経験則から来る勘で選んでカウセリングしていた。
清夜は
(経歴のわりには普通すぎる。付け加えるとしてもちょっと人生経験が多いぐらい・・・はぁ・・ハズレだったわねこの子は。怪しいと思った私がバカみたい・・。でも、違う話をしてもうちょっと引き出してみますか・・)
でも打ち解けてくれたと遙は思っている。
出来るならば、このまま仲良く続けて自分が捜査している案件などについて情報が手に入ればと・・
「質問はここまでね。にしてもUSNAで工学を勉強してたんだ〜頭がいいのね〜。先生機械音痴なところがあるから今度教えて欲しいな」
「い、いや〜そこまで言われると照れますね。そうですね〜・・・ああ、そういえばちょっと気なったというか、注意なんですけど」
清夜はデバイス充電用に使っている電源タップを指差す。
遥もつられてそれを見る。
すると遥は信じられないような表情になった
「コンセントを一つしか使ってないのに電源タップを使うのは良くないデータがたくさん出てます。火事とか爆発とか色々、危険がありますよ」
「え、あっ、そうなんだ〜タメになったわ〜・・・」
(嘘!?私あんなもの使っていない!!まさか盗聴器!?ブランシュや大亜連合の人間がこの部屋に入れるわけないし・・・エガリテのメンバーにも一層注意しているのよ!てことは私以外にも学校の中に国内の諜報機関の人間がいるの?内閣情報調査室と0課は上との話し合いで連携して動くことが決まっているから国防軍の情報保全隊か・・いや十師族の諜報組織かもしれない・・ブランシュを探っているの?・・でも根拠もないし・・)
「先生?」
清夜の声で現実に戻される遥。
清夜との話をどうするか・・・
とりあえず外国の諜報機関の可能性も考慮し話しても問題なさそうな話をする
「ご、ごめんなさいね。えと仕事の質問じゃないけど噂で清夜君は一科の生徒に勝ったて聞いたけど本当?」
「う、噂ですか・・それは多分、クラスメイトのモテモテ君の話ですよ。」
「モテモテ君?なになに聞かせてその子のこと!おもしろそう。」
「フフーフン♪秘密ですよ?実はクラスメイトの司波達也ってのが中々、面白くて。目立ちたくないのに風紀委員になっちゃったり、七草会長に口説かれたり」
遙は自ら情報をくれるなんてラッキーと心の中でガッツポーズをとった。
しかし、人生そんなに甘くないというのは遙自身知っているはずなのに・・・
「へ〜モテモテね〜。まだ何かあるの?」
遙はおもしろそうに話を聞く。
一応、話も面白かったと思っているが
内容が興味深かったのだ。
実は達也こそ遥が一番怪しいと思っている
だからこそ遙はさらに聞き出す。
「実はこの間、カフェテリアで剣道部の壬生先輩と達也が話してたんですよ。しかも壬生先輩の顔は真っ赤!たぶんアレは壬生先輩が達也に交際をお願いしたんですよ!きっと!・・・と・・・終わったのに居座り続けるのも悪いですね。先生、これで失礼します。」
「ふふふ・・・あ、そうね。じゃあ、また来てね!」
(本当にありがとう。おかげで『エガリテ』の壬生さんと司波君の情報が両方手に入ったわ・・・盗聴器の件も含めてね。意外と盗聴器関連の話を聞くのもいいかもしれないわね。)
遙は優しい笑顔で見送る。
それに対し清夜は遥かに見られない角度で口を歪ませる。
(どうやら俺への警戒はなくなったようだ。代わりに今後、達也の話をしなきゃいけなくなるが・・・。まぁいい、予定通り『エガリテ』の壬生と達也に注意を向かせたし、話せば話すほど達也に注意が向くはずだ。呼ばない可能性も最初は考えたが・・俺を呼ぶんだ、どうせ達也も最初からカウンセリング対象という名の要注意人物として呼ぶ気なんだろ?『エガリテ』捜査のついでで・・。せいぜい両方頑張って調べてくれや。そして達也を調べ終えたら『
静かに部屋を出る清夜。
だがその目は間違いなく狂気が孕んでいた。
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2095年 4月14日 第一高校 ???
盗聴器が発見された頃。
ある教室でのこと。
ある女性はデバイス片手にイヤホンで何かを聞いていた。
「あ〜あ・・・気づかれてしまったね。藤林さんからのお願いとはいえ、これは流石に無理があったか。まっ、喧嘩するのは上層部と公安部だし僕には関係ないか」
されども不満はない。
そういう目的ではなかったが才能ある人物を見つけたのだから
「式 清夜・・・へぇ〜式海運の元御曹司か。そこまでイケメンというわけではないが僕好みの男性だね。おもしろい・・・」
「いこうよ〜◯◯◯」
「ああ、今いくよ!マドモアゼル」
「だから私はエイミィだよ!」
少々、宝塚っぽい女性ではあるが・・・頭がおかしいというわけではない。
彼女はメガネを知的にクイッとあげて教室をでた。
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2095年 4月14日 第一高校 廊下
(外部の人間で知ってるのは天下りした元軍人ぐらいだがあの周波数は恐らく軍の情報部が好んで使われるやつの一つだ・・・まさか情報保全隊か?今、把握しているだけでもブランシュ、大亜連合、USNA、警視庁公安部、そして国防軍・・・この学校は思ったより多くの陰謀が渦巻いているんだな。それに、いずれ”零”も何らかの形で関わってくるのか)
なんてことを清夜は考えているが
未だ、教室には帰っていない。
亀のようにゆっくりと歩いている。
その理由はエリカにある。
実は昨日の帰りからエリカの機嫌が悪い。
清夜は特に何もしていなのだが朝になっても睨み付けたり、無視してくる。
それが距離を置くとか絶交とかなら清夜としては互いのためにもありがたいんだが、
しきりに清夜の机に座ったり、近づいたりして睨み付けてくるから困るのだ。
そのくせ話そうとしても『フン!』と言って話を聞こうとすらしない。
達也たち三人は気遣ってはくれるんだが彼らも原因分からないらしい。
いや美月は知ってそうな顔をしているんだが知らないの一点張り。
つまり今の教室に帰るのは清夜にとって気が重いのだ。
なので清夜は少し回り道をして帰ることにした。
とりあえずは目の前の問題のことを考える清夜。
ただしそれはエリカではなく『エガリテ』について
(さて、動いてくれと言われたがどうしたものか・・・。エスカレートして犯罪になる場合、そこまでして活動するとしたら演説か何か、それとも交渉か・・・いや両方というのもあるか。その場合、自爆テロの類は難しいな。爆弾持ちを入れるほど学校も間抜けじゃないだろう・・・ということは立てこもりか。そうなると学校中に演説などを伝えることができる部屋・・・学内放送ができる職員室か放送室か!)
とピタリと止まったのは偶然にも放送室前だった。
清夜は放送室のドアを見つめて思考を続ける。
(この二つに絞られるが・・職員室は教職資格のある高ランク魔法師が多い。仮にアンティナイトを持ったとしてもすぐに取り押さえられる・・・てことはここで何かを起こす確率の方がが高いか。)
清夜は通り過ぎようとした時、
自分の推理と夜明け前に聞き出したことの矛盾に気づいた。
(あれ?でも待てよ。司令官の話じゃ魔法研究資料の強奪が第一目標だったよな?じゃあ、図書館で犯罪?いや確かにブランシュは実際そういう組織だが壬生とかは純粋に意見を伝えたいはずだ。それに、あそこで立てこもりは難しいしな〜・・う〜ん・・・とりあえず、どっちで起きてもいいように用意しておくか・・)
「あれ?確か式くんだよね?」
横を向くと茶髪ロングの女性とがいた。
その女生徒には見覚えがあった。
「ああ、鈴野さんだよね?入学式で会った。」
「そう、G組の鈴野明菜で〜す!どうしたの?放送室に何か用?」
彼女は入学式であって同じクラスになれなかった女生徒だ。
清夜は適当に嘘をつくことにした。
「いや、入る気はなかったんだけど放送部にすこし興味があってね。ちょっと、どんなとこか見ておこうと思って」
「じゃあ中に入る?私、放送部に入ったの。」
「え?いいのかい?」
清夜にとっては願ってもない話だった。
「いいの、いいの!でも出来れば入部も考えてくれると嬉しいかな〜先輩も君を欲しがってたし。」
「う〜ん・・・分かった。考えてはおくよ。」
「本当!?イエイ!!じゃあ、入って入って。」
そうしてドアが開く。
清夜はボルトロックが入る穴にそっと手を掛けてから放送室に入るのだった。
エリカが物陰で見ているとは知らずに・・・
まぁ情報戦と言っときながら大したことは出来てないのです。
これは単にうp主の実力が足りないだけです
盗聴している人物は原作に出ていますが設定はうp主の予想にすぎません。
私はこいつこそが達也が九校戦のエンジニアとして出ることを風間達に教えた犯人だと思ってます!
外れたらタダの妄想だったと思ってください!!
次回予告!!
ふてくされるエリカに清夜はとうとう・・・
そして深雪はじめてのストーキング!!
次回もお楽しみに!!
「これはダメじゃない?」、「これだと運営に取り締まられるんじゃない?」という場合には是非、メッセージなり感想なりで報告をお願いします。感想、誤字脱字、評価、アドバイスもジャンジャンお待ちしております。