魔法科高校の武器商人<修正版>   作:akito324

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3話です。 Magic&Gunバトル・・・始まります!!それではどうぞ!


3話 genocide

2092年 7月30日 南アメリカ 某国 マフィア屋敷

 

春奈は目の前の状況(地獄)に混乱していた。

 

覚醒のパスワードを聞いた途端、アイク(清夜)のメイド達は覚醒する。

ディアスのメイド達は殺気にいち早く気づき物陰から飛び出し、一人が汎用型CADを、もう一人が拳銃を構えた。

これに対しのメイドは黒髪のメイドが特化型 CADを、茶髪のメイドがナイフを構える。

それぞれ片方が接近、もう片方が魔法を展開する形になった。

ディアスのメイドは清夜のメイド達に加重増大魔法、黒髪のメイドはCADを構えたメイドを拳銃を持ったメイドにぶつけるように移動系のランチャーの魔法を選択。

 

「うっ・・」

 

「きゃっ!」

 

結果、CADを構えるのはディアスのメイドが早かったが魔法の発動は黒髪のメイドの方が早かった。

そしてディアスのメイド達はぶつかって体勢を崩してしまい、魔法の発動も失敗してしまった。

その隙を見逃す清夜のメイド(殺し屋)達ではなかった。

 

ズパッ!!

 

すかさず茶髪のメイドは二人に近づき腕輪型CADで振動系魔法『高周波ブレード』を発動しナイフで二人の首を切り落とした。

 

パンパンッ!

 

その時、黒髪のメイドは拳銃も取り出しディアスに発砲した。

ディアスは間一髪のところで避けるが肩に被弾して赤ん坊の産声のような声をあげてしまう。

 

「オッギャーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

「な、なんなのよ・・あ、ああああなた!?」

 

春奈は震えながらも強気に話すが逃げようというのが目に見えていた。

 

「逃がさないよぉ・・あなたには聞きたいことがあるんだからぁ」

 

そう言ってアイク(清夜)はビジネスバッグから水筒を取り出し中身を春奈にぶち撒ける。

出てきたのは銀色の液体だった。その液体が掛かるとまるで生きているかのように彼女の体を伝い、液体がそれぞれ手首と足首に到達するとそれぞれが繫がり鋼のごとく硬くなり拘束してしまった。

 

「な、なんなのこれ!?液体を操作する魔法は聞いたことがあるけど、”硬度”を変える魔法なんて聞いたことないわよ!!?それにCADも使わずにどうやって!!?」

 

ここで初めてアイク(清夜)産みの親(ゴミ)に関心をよせた。

 

「魔法師嫌いの割によくご存知で、それに混乱しているが疑問の要点はよく理解している。まぁこれは私の”二つ”あるBS魔法の一つなんだけど、まぁ答え合わせはまた後で」

 

そうして適当にあしらっていると、あまりの痛さに耐えられなくなったのかディアスはテーブルに倒れながらこう言う。

 

「ガァーーッ!!、なにしやがるコノ薄気味野郎ぉぉ!!!!」

 

「武力を買って使っています。見て分からないかなロリコン豚ゴミ野郎くん?どうです自分がやられると痛いでしょ?私の目的は教えません。意味がないからね、お前が死ぬワケはただひとつ、お前がマフィア(ゴミ)だからだ。」

 

すこし疲れたのか一度、間をおいて こう続けた。

 

「私はいったて冷静ですよ。法の裁きだとか説得とかいつまでも(ゴミ)に通じない手段も、いつまでも”敗者”でいることも、もう終わりなんだ。なにも”残っていない” ”非力”な私が金にモノ言わせて、お前らみたいな(ゴミ)をついでに掃除してやるんだ。」

 

アイク(清夜)の目に光はない。

その瞳は闇に包まれていた。

 

「それじゃあ二人とも、私は少し寝るから終わったら声をかけてね。お掃除(殲滅)よろしく。」

 

「「かしこまりました。」」

 

そしてアイク(清夜)は眠りについてしまうが

こう答えてる間にも茶髪のメイドはソファの後ろの背からアサルトライフルと鉈のようなものを取り出し腕輪型CADと一緒に装備し、武装完了している。

黒髪のメイドもまたナイフを確認し両手には拳銃と”銃剣”をつけた特化型CADを装備している。

 

すると突然、ドタバタと音が聞こえてきた。いつの間にやら呼んだのか、それとも銃声で駆けつけてきたのか、下っ端(ゴミカス)がたくさん向かっているようだ。

 

「なんだテメェこのy・・」

 

突入する数名の男達。

しかしドアを開けた瞬間、茶髪のメイドがアサルトライフルで男達を一掃。

男達はそのまま帰らぬ人になった。

 

「じゃ、部屋ひとつひとつ掃除するから、ご主人様は任せるよ。」

 

「了解♪このゴミは大きいですからね〜時間がかかりそうです。キョフフフ」

 

そう言って茶髪のメイドは屋敷中にいるゴミカスの掃除(敵の殲滅)、黒髪のメイドが主人の警護と部屋のゴミの掃除(ボスを殺す)と分担を分け、行動を開始した。

 

 

 

 

茶髪のメイドが広いダイニングキッチンに入ると、今度は12名の男達が拳銃を持って待ち構えていた。

茶髪のメイドに集中砲火を浴びせる。しかし弾丸はは全て、自己加速魔法や浮遊魔法でヒラリヒラリと蝶のように避けられ、逆にアサルトライフルで9人ほど銃殺される。

残った3人は避けられてる間に弾切れを起こしたのか、間合いを詰めて素手で茶髪のメイドに襲いかかる。

 

「メイドぉぉぉ!!裏切ったなー!!」

 

だが茶髪のメイドは片手に持っていた鉈で男達の指や手首、足を切断していった。

切り落とされた3人は悲鳴をあげ、その場でもがき回る。

 

「「「アギャァァァ!!」」」

 

「もう、ここのメイドはやめたの。にしてもガキ相手に3人がかりで殴りかかって来といて、このザマじゃな!ヒョヒョ」

 

笑いながらアサルトライフルで容赦なくトドメを刺す茶髪のメイド。

 

ババババッ!!

 

「!?」

 

すると突然、隣部屋の入り口から定率加速の魔法で速度をあげた銃弾が飛んできた。

ギリギリで避けた茶髪のメイドには心当たりがあった。

 

(この魔法は多分、あのデブ(ディアス)が”切り札”として仲間にした軍人崩れのゴロツキ魔法師の4人のうちの誰かか!?弾数からしておそらく2人、残りは別ルートで御主人様のほうか!これは早く倒して応援に行かないと!)

 

だが茶髪のメイドは慌てなかった。

何か作戦を思いついたのかアサルトライフルで”敵が部屋から出ないよう”に適当に応戦しながら、キッチンにあった燻製機にチップや炭を入れ火をつける。

その後、魔法で燃焼を加速させてある程度の煙が溜まったら収束系魔法「スモークボール」で煙玉をつくり移動魔法で隣部屋まで移動させ解除。

すると部屋中に煙が満ちて周りが見えなくなった。

この機の逃さず茶髪のメイドはスカートからガスマスクを取り出し装備し自己加速魔法で隣部屋に突入。

中に入ると早速、咳き込んでいる男が一人見つかった。

男もそれに気づいたのか腕輪型のCADと拳銃を茶髪のメイドに向けて構えた。

しかし茶髪のメイドの魔法は続いており、一気に距離を詰められCADをつけている腕ごと切り落とされてしまった。

この男は恐竜のような悲鳴をあげまくった。

 

「イギャーーーー!!おぉぉぉおっうううぉ」

 

「うるさい」

 

バババッ!!

 

そう言って茶髪のメイドはアサルトライフルで強制的に黙らせる。

だが、さすがに時間を与えすぎたのか、もう一人の男が同じ収束系魔法「スモークボール」で煙玉をつくり移動魔法で外に移動させた。

そうして視界が晴れると、娯楽室なのかビリヤード台やらスロットなどが散らばった状態で男と茶髪のメイドが正面切って対峙するような形になる。

数秒の沈黙後、男が最初に動き出した。

 

パンパンッ!!

 

魔法ではなく拳銃で攻撃を始めた。

茶髪のメイドはこれをCADを操作しながら避けてスロットに隠れる。

男は笑みを浮かべてこう思った

 

(馬鹿が!!なら今度は定率加速の魔法で銃弾を加速させスロットごと打ち抜いてやる)

 

 

すると突如、スロットから茶髪のメイドが鉈を振りかぶる姿が見えた。

 

「血迷ったな!!メイドぉ!!その距離では切りつけられまい!俺の勝t・・」

 

男は魔法の発動が出来ており後は引き金を引くだけだった。

しかし男は引かなかった。

いや引けなかった、真っ二つになった体では。

彼女が避けながらCADを操作した時に選んだのは加重系魔法「グラビティ・ブレード」、剣術の大家である千葉家で言う所の「圧斬り」だ。

この魔法は細い棒や針金を沿って極細の斥力場を形成し接触したものを割断する近接術式。

つまりは鉈の刃に見えない刃が生え伸びてスロットごと男の体を一刀両断したのである。

 

「ヒョヒョ。お前のような三流に誰が負けるか」

 

茶髪のメイドは笑いながらついでに弾をぶち込む。

だが銃声は元いた部屋の方から聞こえる雄叫びによってかき消された、

 

「おおおおがぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

「今度は何?」

 

そう言って敵の殲滅を確認しながら主人がいる部屋に向かって歩き出す。

 

少し時間を戻し視点を変えよう。

 

 

最初にいた部屋では黒髪のメイドが茶髪のメイドと別れた後、主人の警護とディアスの殺害を始めようとしていた。

しかし殺害といっても痛みで倒れてしまっているので殺そうと思えば殺せるのだが、突然起き上がって攻撃されても困るのでまずは残り少ない弾を使い切り攻撃で弱らせておく。

 

パンパンパンッ!!

 

「ヒィィィィ!!」

 

春奈は怯えるが身動きができない。

ただ悲鳴をあげるだけ。

黒髪のメイドは銃をリロードし、改めてトドメを刺そうとした。

だがその時、男が二人別のドアから入ってきた。

 

「ボスっ!!無事ですか!?」

 

「テメェ・・メイド!!」

 

一人の男は顔にタトゥーがついており、携帯端末型のCADを装備している。

もう一人の男はスキンヘッドを輝かせながら刻印型のナイフと拳銃で武装している。

黒髮のメイドは二人の顔が見えた時点でディアスのゴロツキ魔法師と理解し、動けなくなっているディアスを確認してから男達と対峙した。

まず最初にスキンヘッドの男が刻印の魔法で自己加速しながら拳銃で攻撃し間合いを詰めた。

黒髪のメイドは敵の自己加速の魔法とほぼ同時に移動魔法の”ずらす”障壁を主人に貼り、自身は華麗に避ける。

だがそこにタトゥーの男が放出系魔法「スパーク」が飛んでくる。

それを今度は自分自身に移動系魔法「ランチャー」を発動しこれを無理やり避けた。

黒髪のメイドは思う。

 

(ゴロツキの割には連携が取れている。けど結局のところ三流ね。)

 

そしてメイドは体勢を立て直し今度は”あさって”の方向に弾を放った。

男達はミスをしたと判断し攻撃を仕掛けようとする

 

ブスッ・・・

 

しかし突然後ろにいたタトゥーの男がヘッドショットされた。

実は、先ほどの銃撃と同時に移動魔法をおおよその着弾地点に発動させ”跳弾”のベクトルをタトゥーの男の頭に方向に変えたのだ。

 

「く、くそ!」

 

スキンヘッドの男は驚きながらもなんとか魔法を発動しナイフで斬りかかるが、もはや連携がなくなった今、この男は黒髪のメイドにとって敵ではなくなった。

黒髪のメイドはヒョイと避け男に銃剣による突きをくらわせた。

 

ザクッ!!

 

「うぐぉ・・・」

 

「ひ、ひぃぃぃぃぃぃ!!」

 

スキンヘッドも殺され、部屋は再び黒川春菜の悲鳴だけとなった

と・・・思ったがそこで、ブタ(ディアス)の雄叫びをあげた。

 

「おおおおがぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

ディアスが斧を持って立ち上がる。

その目は最早正気を保っているものではなかった。

訳が分からなくなり恐怖でお漏らしをしてしまった春奈はまた悲鳴をあげる

 

「ぃぃいぃぃいぃやぁぁあぁぁぁあ今度は何ぃぃぃぃぃ!?」

 

「ウェストコット・・テメェは絶対に⬜︎%&$?⬜︎!$&・・」

 

それでも関係なそうに眠るアイク(清夜)

そして冷静に状況を判断する黒髪のメイド

 

「ヤクですか・・・出来損ないではそれが限度でしょう。」

 

そう言って、終わってしまった”ずらす”障壁魔法をもう一度、主人に貼って攻撃をずらした。

その後、リロードしたばかりの銃で全弾使い攻撃するが倒れない。

今度はディアスが渾身の一振りでアイク(清夜)を殺そうと斧を振り上げた。

 

「おおおおぉおぉおおおぉ!!」

 

そこで黒髪のメイドは銃を捨て、ナイフを持ち接近する。

そして特化型CADを操作し振り下ろそうとしている腕に下から肘をぶつけ移動系魔法「エクスプローダー」でディアスの腕を上方向に吹き飛ばした。

 

ドバンッ!!

 

メシィィ・・・

 

いやな音をたて折れるディアスの腕。

 

「これで・・・どう!」

 

ドガッンッ!!

 

ラストに黒髪のメイドは移動系魔法「ランチャー」を自分自身にかけ勢いが上がったドロップキックで攻撃した。

それでも倒れないディアス。

するとドアから茶髪のメイドが現れ

 

「お、すご〜いなんかゾンビ映画見たい」

 

ババッッバババババッッバッ!!

 

アサルトライフルで頭を打ち抜いた。

そうして、やっとディアスが倒れ、春奈以外のすべての排除を完了した。

彼女達の主人もその音に気付き目を覚ます・・・

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

2092年 7月30日 南アメリカ 某国 マフィア屋敷近辺

 

 

エレン・M・メイザースはため息をついていた。

彼女はすでに準備してある退路の確認、カメラ潰しを終えたあと、警察の足止めのために町から町はずれの山にある屋敷までをつなぐ一本だけの車道を土砂崩れに”みせかけて”通れなくする予定だったのだがディアスの部下達30名に囲まれてしまっていた。

 

「なぁなぁ姉ちゃん♪なにしてんの?もしかして屋敷に向かいたいの?」

 

「なら俺たちと一緒に行かない?♪」

 

「楽しいよ〜そうだ、これから気持ち良いことしようよ❤︎」

 

あまりに定番すぎる雑魚の戯言に呆れて殺したくなるが企業秘密の武装”ペン・ドラゴン”を使うわけにもいかないので、そこはグッと抑えて丁重にお断りする。

 

「申し訳ありませんがお断りさせてもらいます。」

 

すると男達は態度を変えた。

 

「つけ上がんじゃんねぇぞ女」

 

「なんのつもりかは知らねぇがアポなくこの道通れば誰であろうと俺たちの相手をしなきゃいけないんだよ。」

 

ギャハハハと笑い男達は武器を取り出した。

さすがに疲れたのかエレンはCADを操作して言う

 

「そうですか、では死んでください。」

 

そして彼女は浮遊の魔法を使い包囲から脱出した。

 

「へ?・・・」

 

あまりの出来事にポカンとする男達、だがすぐ正気に戻りる。

 

「ちっ!!こいつ魔法師か!?」

 

「逃げんじゃねぇぞ、このクソアマ!!殺すぞ!!」

 

「いいえ。今から死ぬのはあなた達です」

 

そう言ってCADを操作した後、山の斜面に顔を向けて無言で警告した。

すると山からドドドという音が聞こえ、一斉に斜面を向く男達。

 

「お、おいなんだこれは」

 

「俺だってわかんねーよ!?」

 

「お、おい!!あれ!ど、どっど・・土砂崩れだー!!」

 

「に、にげろーーーー!!」

 

「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

 

どどっどどどどどどどどどどどっどど!!

 

男達は各々いろんな方向に逃げるが全員逃げ切れず土砂に飲み込まれた。

 

 

エレンが使った魔法は『陸津波』という移動系魔法。

土を掘り起こし土砂の塊をぶつける魔法だが、『陸津波』ではAランク魔法師がどんなにがんばっても土砂崩れは起こせない。

だがエレンはAランク魔法師が最大出力でだせる『陸津波』の10倍の規模、威力で出して土砂崩れを起こしたのだ。

こんなことができてしまうのは彼女の圧倒的な魔法力ゆえ。

現代の魔法は実弾兵器に勝るという説があるが、ここまでくると最早、”災害”だ。

 

「さて、これでいいですかね。あとでアイクに褒めてもらいイチゴのケーキでも奢ってもらいましょう♪」

 

そんな災害を起こしたエレンは埋もれた男達には目もくれずスキップしながら退路に向かうのであった。

 

数日後、土砂の中から男達全員の遺体が見つかることになる。




アイザック・ウェストコットとかエレン・M(ミラ)・メイザースとか皆さんわかるかな?私は今まで読んだラノベのボスで一番かっこいいと思っているんだけど・・・
次回予告! 正直、鬱な話になるかも それではお楽しみにー 

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