魔法科高校の武器商人<修正版>   作:akito324

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5話です。プロローグの最終話であります。

オリ主は分かる人には分かりますが美琴さんと同じ力ですね。はい
魔法能力では『さすおに』並みのチートにはしない予定です。
代わりに戦闘技術、戦術、戦略などでチートお兄様と拮抗させるつもりです。

それではどうぞ!!


5話 名前

2092年 7月30日 南アメリカ 某国 マフィア屋敷近辺

 

清夜とメイド達は山の中を駆け抜けていた。

 

「おかしい・・・」

 

「いかがされましたか?」

 

主人を心配し黒髪のメイドが問う。

 

「デバイスにノイズが・・山の中でも通じるはずなのに・・」

 

そう言って今度は退路を確保してくれているはずの秘書に通信をつなぐ。

 

「エレンとつながらない?・・・まさか!?二人とも伏せろ!!スナイパー!!」

「「ツッ!?」」

 

清夜のBS魔法の応用による魔法『磁力探知』が15名の襲撃者(イレギュラー)UAV(無人航空機)の存在を探知した。

その直後、清夜の数センチ前を銃弾がシュッと横切る。

 

「・・・スナイパー2、歩兵13、UAV1といったところか。」

 

清夜は探知で得た情報をメイド達にだけ聞こえるように話した。

 

「我々が警護を」

「御主人様は後ろに」

 

メイド達が障壁魔法を周りに貼り清夜の前にでようとする

が清夜は障壁魔法から出てこう言った

 

「いや、ここは俺が対処する」

 

「しかし!!」

 

「危険すぎます!」

 

「まだ身の振り方を決めてない君達に命を張らせるわけにはいけない。それにもs」

 

メイド達には理解できなかった。自分達は買われた身だから戦って守るしか道がないと思っている。

なのにこの主人はまるで道を選択できるような話ぶりをする。

理解しようと考えたがその思考も敵の警告によって中断させられる。

 

「警告する!!武器を捨て投降せよ!そうすれば命だけは助けてやる!」

 

敵グループのリーダーらしき人物が武装解除を求めた。

だがその言葉を無視して

 

「それに・・もし仕えるとしても前の主人のように弱い主人じゃ嫌だろ?」

 

そう言って年相応に可愛らしいウインクをしながら腕輪型CADを取り出す清夜。

敵は無視されたのを怒ったのか、数発発砲した。

 

パンパン!

 

「おい!聞こえているのか!武器を捨て投降せよ!」

 

「あぁ、すまない。あなた達は傭兵だね。なら逆に警告しよう。武装を解除し依頼主と依頼内容を言えば、我々はあなたたちを殺さない。」

 

清夜の笑顔の警告。

敵の挑発には充分だった。

 

「たかがガキ三人に何が出来る!スナイプ1、2 狙撃用意、目標、少年の両手、両足。間違っても殺すなよ。せっかくの金ヅルなんだから」

 

だがスナイパーから返事はない。

 

「おい!どうした!」

 

「スナイパーならすでに死んでるよ〜」

 

清夜の気の抜けた警告にさらに怒る敵のリーダー

 

「この野郎・・いつの間に・・まさか魔法師か!もういい誘拐は諦めて殺して金を巻き上げろ!!」

 

「それはこちらのセリフだ。俺の顔をここで見た以上お前らには死んでもらう。」

 

そして清夜は無表情でCADを操作、傭兵達は銃を構え発砲しようとする。

だが銃から弾が出ず慌て始める傭兵達。

それもそのはず清夜が発動した振動・減速系概念拡張魔法『凍火』によって領域にあるすべての発火現象、熱量増大現象が封じられているのだから、火薬式の銃は最早ゴミ同然だ。

 

「な、なんだ弾が出ないぞ!!」

 

「くそっ!!魔法だ!キャスター1〜5攻撃しろ!」

 

今度は五人の人間がCADを操作するだがこれも動かず起動式すら出せない。

すると突然その五人がほぼ同時に「グハッ」と言って倒れる。

敵のリーダーは混乱する。

 

「なんだよ!なんなんだよこれは!?話が違う!」

 

CADを止めたのはBS魔法を使った魔法『CADジャマーフィールド』。この魔法は領域内の自分を除く全てのCADに電気的干渉し電気信号の出力を妨害または改竄し別の起動式を出させる魔法である。

そして魔法師五人とスナイパー二人を殺したのは加重系魔法「心臓潰し(ハートプレス)」その名の通り心臓を圧迫して潰す魔法だが、普通、魔法師の内臓器官などに魔法干渉するのは難しくAランクでもできるのは世界でも一握りしかおらず、それも一人のみしかできず同時に五人もの魔法師を潰すことはできない。

おそらく、この魔法を使えるのは憎悪、怒り、執念により本人の魔法力を限界突破した清夜だけだろう。

 

焦るリーダーだがピンっと名案を思いつく。

 

「ゆ、UAVだ!上から攻撃させろ!!」

 

「む、むむむ無理です!操作を受け付けまs・・グハッ!!」

 

 

だがその希望もとい名案も傭兵達のUAVの攻撃によって潰される。

 

「残念だけどジャミングに使ってたUAVはジャックさせてもらったよ」

 

もちろんこれもBS魔法使った魔法『マリオネット・ジャック』。機械兵器に干渉し操作できる魔法

 

「貴様っ!!」

 

そう言って傭兵の一人がナイフで襲いかかるがUAVによって銃殺される。

その後リーダー以外の五人の傭兵達は逃げ始めるがこれもUAVによって銃殺される。

結局、清夜は魔法師を含めた14人の傭兵を”一歩”も動かず殺害する。

最後に残されたリーダーは控えさせていた仲間を呼ぼうと通信しようとするが通じない

 

「それも無理だよ。君たちのUAVで君たちのをジャミングしてるから」

 

未だ無表情の深夜は告げる。

そうするとリーダーは腰を抜かしながら武装を解除して白旗を揚げた。

 

「こ、降参だ!全部喋るから殺さないでくれ!!」

 

殺そうとしておいて何が殺さないでくれだ。

だが清夜はやさしい笑顔で聞いた。

 

「では全て答えてもらおうか」

 

「お、おお俺たちはただ、ここに金を持った御曹司が通ると聞いて誘拐しに来ただけだ!!」

 

「依頼元は?」

 

「突然の電話だったし分からない、でも女だった!!・・それに顔写真と一緒に山や護衛の情報と一緒に手付金3万米ドル届いたから信じたんだ。こ、これが番号だ!」

 

リーダーは番号が書かれた紙切れを渡す

 

「あっそ、ではお疲れ様。UAVは適当に落としとくよ」

 

そう言ってリーダーの頭に手を乗せる。

 

「な、何をする!?殺さない約束だろ!!」

 

「あぁ”我々”は殺さない・・お前を殺すのは”お前自身”だ。説明はもう飽きた。命令の内容は『黙って仲間の遺体を装備ごと近くの湖に捨てその水中で舌を噛んで自殺』ってことにしよう。」

 

バチッとリーダーに電気が走る。そして春奈と同じく黙って行動を開始する。

 

「それじゃ移動しようか」

 

「「か、かしこまりました。」」

 

自分達より年下なのに魔法師としても殺し屋としても差があることにメイド達は驚きを隠せずにいた。

 

この数分後、エレンと合流し脱出に成功する。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

2092年 7月31日 南アメリカ 某国 カフェ

 

四人席でエレン・M・メイザースは隣の上司にひたすら謝罪していた。

 

「本当に申し訳有りません。アイク。私も向かう途中で傭兵達に囲まれてしまい。救援出来ませんでした。」

 

「構わないよ、きっちり下準備した後に雇われた感じだし仕方がないことだ。俺も油断していたしね。謝るより我々はこれを反省し二度と起こさないようにすることの方が大事だ。で番号は?」

 

清夜は叱るわけでもなく地元紙を広げながら答えた。

 

「はい、残念ながらダミーでした。ただ私の考えですが番号のダミーの使い方、番号の数字の感じから恐らくCIAかと・・そういうダミーの話を軍で聞いたことがあります。」

 

「CIAってことはUSNAか〜ついこの間ブリオネイクを作ってあげたんだけどなー。あぁ、すまない話を始めようか」

 

そう言って前に座るメイド達に”改めて”交渉を持ちかける。

 

「改めて君達には私の護衛メイド、諜報員、工作員のいずれかになってもらいたい。目的は察しがついてると思うけど妹を殺したヤツへの復讐だ。成功報酬は二人でこの二つのケースに入ってる10億円だ。手付金として経費とかでは出せないが私から毎月給料を出す。チートを使った後マネーロンダリングした汚い金だけどね。」

 

下から二番目の貧乏だった自分達には想像できない話のため戸惑う二人

黒髪のメイドは問うた。

 

「優しい優しい御主人様、私たちは買われた身、いかようにしていただいても構いません。それにもし断ってしまったら、どうされるおつもりですか?」

 

「そういうのが嫌いなんだよ。私は君たちの”意思”を知りたい。奴隷の忠誠心なんて信用できない。忠誠心を求めるとしても意思を聞き、give and takeの絆を作り、それを超えた先にある忠誠心を求めたい。断ったならそれでしょうがない。この二つのケースの4分の1を与えて昨日のこと、私達のことについて黙ってもらうようお願いするだけさ。まぁそれでも話したり、私達に対して敵対する行動をとったら殺すけど。さて、どうする?君たちの”意思”で答えてくれ。」

 

メイド達は目を合わせ同じことを考える。

時折、狂気を悪人達に振りまく御主人様、それでも道のなかった私達に道を用意してくれた優しい御主人様についていこうと・・

二人は笑って答える。

 

「「喜んで仕えさせてもらいます。」」

 

「交渉成立だ。君達に名前を与えよう。茶髪の君は『藍』、黒髪の君は『翠』だ。何かつけたい名前はあるかい?」

 

「「いいえ、その名前でお願いします。」」

 

「ではよろしく頼むね藍、翠。そうだ他に何か欲しいものがあるかい?出来るかぎりで叶えよう。」

 

また二人は目を合わせて同じことを思いつく。

そして代表として藍が答える。

 

「では・・・」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

2092年 7月31日 南アメリカ 某国 空港

 

飛行機や人々の声で騒がしい空港ロビーで飛行機を待ちながら『アイザック・レイ・ペラム・ウェストコット』に変身した清夜と部下3人はこれからの方針を相談する。

 

「これからの予定は沖縄でエコーと合流、国防軍の兵器のコンペその後、佐渡で商談となりますがいかがしますか?」

 

エレンはデバイスを取り出し予定表を見せた。

 

「基本的に九島家が筆頭株主の工藤重工との競争か〜どちらにせよ3人の軍人を探さなきゃいけないし行くよ。」

 

「ではそのy」

 

とそこで思い出したこのようにアイク(清夜)は注文をつけた。

 

「あぁそうだ。沖縄に着いたら沖縄の”売人”をコンペ前までに探してくれない?誘拐する。実行部隊は藍と翠で、できるよね?」

 

「「準備さえできれば可能です。」」

 

二人は迷うことなく答えた。

エレンも毅然と答える。

 

「私も構いませんがどうするおつもりで?」

 

「まぁ、それは成功してからにしよう。時間だし皆、行こうか。」

 

「「「はい」」」

 

そうして彼らは南アメリカから去るのだった。

 

 

 

 

 

必ず、あの男を殺す。そのために、まずは日本国防軍・・・

 




いつの間にかUA2000越え お気に入りも30越え・・俺からすれば超嬉しいです。
感想や評価もしてくれる人が出てきてくれたり感謝、感謝です。

次回からは佐渡防衛編になります。オリ主のビジネス戦略(外道)も見せる予定です。
入学編は12話からの予定です。劣等生しか興味ない方申し訳ありません。
それではお楽しみに!!

「これはダメじゃない?」という場合には是非、メッセージなり感想なりで報告をお願いします。
感想、誤字脱字、評価、アドバイスもお待ちしております。
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