東方遠来客〜大怪獣ラッシュ世界から傭兵が現れた〜   作:紅 星鎖

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今回から東方世界入ります。
指摘、感想等お願いします。


2話 古代と言うからにはゴモラやらゴメスやらがいるんだろうな?

「ふんぎゃらばぁ⁉︎

痛ぁ⁉︎ 頭打ったし!」

 

ぐわんぐわん揺れる宇宙船。

安定しない足場のせいであっちこっちに頭を打ったり、物がぶつかったり。

 

「ワームホールをさっさと抜けろ!」

『了解シマシタ』

 

更に加速する。

一気にこの空間を抜けて、この危険な室内を元の快適空間に戻すんだ!

閃火は必死にコンソールを叩きつつ出口を探し出した。

 

『高エネルギー空間、突破。

別ノ宇宙ニ飛バサレタ可能性ガ高イ様デス』

「げ。別世界かよ。

しゃーねーなー。またウルトラマンゼロでも探して時空間移動に巻き込まれるか」

 

閃火は前にも時空間移動した事があったが、その時はウルティメイトゼロの時空間移動に巻き込まれた形だったため事故で済んだ。

今の状況は最悪だ。

ウルトラマンゼロが発見できないと時空間移動は少し厳しい。

そうなると元の宇宙にも戻れない訳で……。

 

「よく考えたらこの状況やっべぇなぁ。

おい、取り敢えず最寄りの星に向かえ」

『了解シマシタ。

最寄リノ星ハ太陽系第三惑星地球ニナリマス。

5分程御待チ下サイ』

「……地球、か」

 

何だか複雑な気分だ。自分の故郷とは違うと分かっていても懐かしい。

でも滅んだ地球を見たからかあんまり行きたくないような感じもする。

閃火はぼんやりとこれから向かう蒼い星を眺めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー別界流離譚

 

 

 

「ステルス化は済んでるな?

万が一にも見つかったら大変だ」

『ステルス化、完了。

偽装コーティング、完了。

コノ惑星ノ技術レベルデハ、認識困難ナ状態デス』

「そうか。ならいい」

 

人気の少ないところをレーダーで探して降り立つ。

なんの因果か、俺の出身国である日本らしき場所に降りたらしい。

 

「太陽の位置からして昼前か。

取り敢えず山を下りるとしよう」

 

デバイス起動っと。

このデバイスは様々な宇宙を巡って色んな星の最先端技術で機能を取り付けてきた超高機能デバイスだ。

見た目はスマホ、頭脳は混沌みたいな。

ともかくこれさえあればここいら周辺の地形なんてすぐ分かる。

 

「人がいるところまではそう離れてないな。行ってみるか」

 

こうして閃火の地球探索は始まった。

因みに地図を読み間違えたり、変な生き物に襲われたりしてのっけから3時間くらい山を彷徨ったが。最終的になんか都市っぽいところに着いたのは夕方だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………俺の知ってる地球とよく似ているが……。奇妙だな、見たことのない会社というかオーバーテクノロジーな会社が多い」

 

一体どうなってるんだ?

閃火は疑問に思いながらも都市の中を歩く。

 

「……うん、何処かで文明開化し過ぎたんだな。あり得ないものがあるぞう」

 

辺りを見回していたらあり得ないものがあった。

具体的に言うと最新鋭ロケット的なものとかだ。

 

「ふむ、意味が分からんな」

「分かんないのは貴方の方よ」

 

いきなり近くにいた少女に声をかけられる。

うん、当たり前だよな。だって…。

 

「いたぞ、侵入者だ!」

 

この都市の中へ入る時、普通の入り方してないもん。

なんか検問とか面倒くさくてついデバイスにあった抜け道使っちゃった。

しかも何故かバレちゃったぜ。てへ?

 

「どうしてそんなに落ち着いていられるの?」

「むしろ何で慌てなきゃいけないの? あれレベルなら束になってかかってきても俺には意味ないのです」

 

妖刀無銘を一閃。倒れる兵士たち。

ふ、安心せい峰打ちじゃ。

 

「ところでいつの間にか居たけどアンタ誰?」

「いや、それ私のセリフ……。はぁ、私は八意 ××。都市外から来た貴方には聞き取れないだろうから永琳で良いわ」

「ふーん。ま、そういうこともあるか。俺は星守 閃火、傭兵兼旅人。よろしく、えーりん」

「傭兵兼旅人、ねぇ。……胡散臭」

 

ジト目で閃火を見る永琳。

 

「あっはっは。よく言われる。ところでさぁ、何で弓矢構えてんの? しかも俺の額に狙いを定めて」

「いや、貴方侵入者じゃない。捕まえなきゃでしょ」

「…………………見逃して?」

「駄目」

 

というわけで捕まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、本気になればあの状況からも簡単に逃れられたのだが、それだと面白味がない、もとい情報が得られないので捕まることにした。

どうやらここは高度に発達した都市らしい。

そしてえーりんは医師、とりわけ薬学に精通してるっぽい。

あとなんか兵士たちが皆、えーりんに対しては敬語だった。偉い人なのかも。

閃火が情報を頭の中で一通り整理すると前を歩く永琳に声をかけた。

 

「で? 結局俺は何処に連れていかれるので?」

「私の家。薬の実験台になってもらうわ」

「なんだろう。色々と選択ミスった感が……」

 

素直に兵士に捕まるか、検問を受けるかしていた方が良かったのかもしれない。

 

「今更ね。もう遅いわよ」

「デスヨネー。分かってた」

 




質量保存の法則が通用しない閃火さん


閃火が永琳に捕まって移動中。

「ところで貴方の刀、物凄い穢れだからそんな剥き出しの状態で持ち歩いて欲しくないのだけれど…」
「しょうがないにゃあ」

閃火は右手につけた腕輪に妖刀無銘を突き立てると妖刀無銘が消えた。

「いっつイリュージョン!」
「……何処に消えたの?」
「四次元ポケット的な機能がある腕輪でな。
これ入る上限はあるけど質量保存の法則はないから」

宇宙だと質量保存の法則はない。
あるのはトンデモ理論だけだ。
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