IS~自称策士は自重しない~   作:reizen

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#54 別れを告げた地にて

 放送されていた時間が時間だったため、何人かはあのニュースを見ていたようだ。

 そこで聞こえていた噂を簡単にまとめると、

 

 ———曰く、桂木悠夜は破壊思想を持っている

 

 ———曰く、桂木悠夜の頭は逝かれている

 

 ———曰く、桂木悠夜は前々からISを動かせることを知っていた

 

 ———曰く、一週間前の演説は口から出まかせである

 

 最後のは実際は即興だったのだが、最初と二番目は設定上仕方ないし、何より三番目は初耳である。身から出た錆というか、たぶん似たようなものだと思うが、とはいえ心外だ。

 

「桂木君、適性検査を受ける以前からISを動かせることを知っていたというのは本当でしょうか?」

 

 代表してか、四十院がそんなことを尋ねて来たので首を振るう。

 

「知っていたなら、まず検査を受けないか、受けてすぐに逃げ出して何機か落として―――」

 

 そこでふと、思ったことがある。

 

 ———果たして、本当にそんなことができるのか?

 

 理想と現実は違う。今では何人も倒してきた俺だが、それはあくまで「黒鋼」という俺の理想を体現してくれる高スペックの機体だからこそだ。まぁ、打鉄で無人機を撃破しているが、それはあくまで性能強化パッケージである「(よろず)」のおかげであると断言できる。

 

「………どこかの企業に入れてもらうか、自分の戦術レベルの高さを認めさせるしかないな。となるとまずは国会議事堂を占拠し、やってくるであろう自衛隊相手に大立ち回りをする―――いや、それだとISが出てきてデッドエンドだから―――」

「あ、あのぉ……」

「待てよ? わざわざ国会議事堂に行かなくても訓練所にISがあるわけだし、そこで訓練機を拝借して代表候補生を一人や二人IS恐怖症にするまで潰せば―――いや、それでは―――でも爆弾があれば―――」

 

 と口に出しながら勝手に作戦を練っていると、心配してきたのか本音が俺の両頬を引っ張った。

 

「ゆうやん、そんなことばっかり考えるから、「破壊思想を持っている」って思われるんだよ~」

「……そうなの?」

 

 ぶっちゃけた話、女にそう思われるのは不名誉だと思う。

 

「うん」

 

 頷かれたのでショックを受けていると、前の方で出席簿が何かにぶつかる音が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■■■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実は前々から気になることがあったのだが、俺はIS学園に来てから掃除をしたことがない。

 そのことに関してずっと「ラッキー」や「七不思議」程度にしか思っていなかったのだが、どうやら今では「罰則」という扱いになっているようだ。考えてみれば、傲慢な女って身を粉にして働いているであろう男たちの休日を容赦なく潰すから自分たちは掃除をしていないだろうし、罰則としては十分なわけだ。

 そして俺は、何故個人情報ならぬ個人想像が流出しているかを突き止めるために、準備として楯無と共に用務員館へと訪れていた。

 

「お話しはすべて聞いています。私も驚きました。まさかあれほどまで容赦のない手を使うとは想定外でした。先程、朱音にも話したところ、快く了承してくれましたよ」

「……そうですか」

 

 あの子、頭いいからな。後で撫でてあげよ。

 

「今、邪なことを思わなかったか?」

 

 真顔で聞かれたので俺は勢いよく何度も首を横に振った。

 

「だったらいいのですが……」

 

 というか、急に素に戻らないで下さい。正直、怖いです。

 とりあえず話は終わったので、小回りが利くことと余計な荷物を持たないことを含め、正体がばれない様に変装した俺たちは徒歩で移動するため、モノレールに乗る。幸か不幸か、周りには明日行かずに今日の内に行く奴もいるだろうに、中には俺たちを除いて誰もいなかった。

 

(………面倒なことをしてくれるな、本当に)

 

 テレビの方は十蔵さんが動いてくれることになっており、原因を知り次第こっちに連絡が入るようになっている。

 とはいえ、俺も自分の家がどうなっているのか知りたいし、今回の遠征はためにはなるはずだ。

 俺は隣に座る楯無に目を移す。相変わらず整った顔たちをしている。正直な話、こんな身の上でなければ素直に告白していたかもしれない。

 

「何かしら?」

 

 俺の視線に気付いたのか、外へと視線を向けていた楯無がこっちを見る。

 

「……悪いな。俺個人のことなのに巻き込んでしまって」

「別にいいわ。あなたのお父さんを殺したのは実質私の家でもあるし、償いになるとは思っていないけど、こういうことぐらいならいくらでも手を貸すつもりよ。あなたには生徒会長として、学園の一生徒としてたくさんの借りがあるのだから」

「……そう言ってくれると助かる」

 

 ………って、何だこの空気は。まるで友達以上恋人未満のペアがお互い一歩踏み込んだことをしようとしても躊躇ってしまっている感じじゃないか。

 

(ないな。うん。ないわ)

 

 確かに魅力的だが、だからと言って手を出すか……いや、手を出すかもしれないが、おそらく潰されているだろう。いくら強くなったとはいえ、さすがに楯無に勝てると思うほど馬鹿ではない。

 

「実はね、ずっと聞きたいことがあったの」

「……何だ?」

 

 急にそんなことを言われた俺は聞き返すと、楯無は俺がずっと目を逸らしていたことを聞いてきた。

 

「簪ちゃんのことは、どう思っているの?」

 

 問われた俺は思わず思考を放棄しかけるが、あのような形とはいえ告白されたことには変わりないので姉である彼女には伝えておくべきか。

 

「そうだな。好きなのは好きだが、お前はできるなら織斑のような未来を保証されている人間と付き合ってもらう方がいいだろ?」

「………」

 

 黙りこむ楯無。俺に気を遣ってのことのようだが、俺自身そこまでの興味はない。

 

「気にするな。身内の幸せを願うならばそれが普通だ。父親の死が原因で妹をもらおうとするほど落ちぶれていない。………が、本音を言わせてもらえれば嬉しかった」

「……嬉しい?」

「ああ。今まで虐められたりストーカーとかだったり、まともな恋愛をしたことがないし、この先したいとは何度も思ったがする予定はなかった。何せこんな世の中だ。まともな相手すら見つからないだろうと思っていたぐらいだからな。それが同じ趣味を持っている奴が、しかも可愛い奴が一寸先は闇な状態の俺に対して「付き合ってほしい」だぜ。これを喜ばずいつ喜べばいい」

 

 流石にキスされた時は焦ったが、冷静に考えれば喜ばしいことでもある。

 

「だが安心してくれ。俺は彼女はもちろん、誰にも手を出す気はない」

「………」

 

 しばらくすると電車は「レゾナンス駅」を超えてしばらくしたところで停車する。

 そこで俺たちは降りる。「住宅街中央駅」という名前にあう通り、そこには高級住宅から低級住宅、食堂まである。レゾナンスから少し離れているが、自転車で行けない距離ではない。まぁ、バイクをもらって以降、そっちで通っているが。

 

(……ここは変わっていないな)

 

 それが良い意味かはともかく、な。所々に地面がえぐられた跡が残っている。

 俺はそれを一瞥してからまっすぐ自分の家がある方向に向かおうとすると、一人の男性がこっちに近づいてきた。

 

「ねぇ君、ちょっといいかな?」

 

 すかさず俺はある装置のスイッチを入れ、声を変える。

 

「何でしょうか?」

「ちょっとこの辺りで取材をしているものでね。今話題の「桂木悠夜」について調べているんだが、何か知らないかい?」

「すみません。僕はここに来たばかりなので、彼についてはなんとも……」

「では、どうしてここに来たんだい?」

 

 最近の記者は他人のプライベートにまで口を出すようだ。

 

「プライベートですよ。いくら好奇心が旺盛とはいえ、他人の事情に踏み込むことはお勧めしませんよ」

「おっと、失礼。ではご機嫌よう」

 

 そう言って彼はそのままそこから立ち去る。入れ替わるように楯無がこっちに近づいてきた。

 

「大丈夫? 何か聞かれていたようだけど」

「ああ。問題ないさ」

 

 声が変わっていることに関して驚かれているが、察してくれたのか黙ってくれていた。

 

「……随分と様駅とは感じが違うのね。しかもこれ、銃痕でしょ?」

「治安が悪くなったか、それともただ修復するのが面倒なのかのどっちだろ。アイツら、権力を盾にして遊ぶか下らない思想を持たせるために活動するかのどっちかしかしてないからな。基本暇人なんだよ」

 

 そう言うと何人かがこっちを見てきた。面倒なことにこの辺りの女は大半が女尊男卑思考を持っている。

 

 この地域はかなり変わっている。高級住宅は女が住んでおり、低級住宅は男が住んでいる。俺のように高級住宅に身を置いている男はいるが、大抵そういう奴は両親のどちらかが裕福なのだろう。ちなみに俺の場合はどちらも稼ぎが良かったのと、主に義母の「男でも私は家畜として育てているんですよ」というアピールをするための道具として扱われてていることは容易に想像できる。

 スパイボールを何体か開放した俺は、後ろからさっきの記者が来ていないかをISのハイパーセンサーを展開して確かめながら先に進んでいると、段々と家に近づいてきたようで喧騒が聞こえる。この辺りには騒ぐほどの子供なんていないはずだ。ということは―――

 

(……予想通りだな)

 

 俺の家の周りには何故か報道陣が囲んでおり、入口のドアが開いている。

 

「待って」

 

 今にも飛び出そうとする俺を楯無は引き止め、ちょうどいたからか交差点の所に移動した。

 

「おい、何するんだよ!?」

『いいから落ち着きなさい』

 

 個人間秘匿通信(プライベート・チャネル)を開いてそう言った。ホント、便利だな。

 

『……悪い。でも―――』

『今出て行っても格好の的よ。まだ相手の兵力すらもわかっていないのに、無闇に突っ込むのは危険だわ』

『……………』

 

 実際のところ、その通りなので何とも言えない。

 楯無は空中投影ディスプレイを出して操作をすると、俺の家を映し出した。いや―――どうやらテレビ放送らしく、「預言者 桂木悠夜を徹底調査」という字を出している。

 

『現在、我々は二人目の男性IS操縦者「桂木悠夜」の家の前にいます。彼がこれまでどれだけの犯行計画を立てたかを徹底究明するべく、先程調査団が家屋へ入っていきました』

 

 つまりそういうことらしい。楯無が設定を変えたおかげで俺たちに直接的に音声が入ってくるようになっているらしく、周りの人たちは俺たちをカップルように見ているらしく、微笑ましく見ていた。

 

 ———相手の兵力すらわかっていない

 

 つまり楯無は、この中に混じっているであろう女権団の連中が俺を見つけ次第、殺そうとすると考えているのか。だったら尚更好都合だ。

 

『楯無。悪いが突っ込ませてもらう』

『待って! それじゃあ―――』

『問題ないさ。ただ、愚民共の印象を上書きして回る。その間にお前は隙があったら後ろから忍者らしく潰していけ』

『でも―――』

 

 普通ならばここまで身を案じてくれる奴なんていないのに、内心嬉しく思いながらはっきり言った。

 

『大丈夫。中二病になった俺をそう倒せる奴なんていないさ』

 

 

 

 

 テレビ局が各局のニュース番組に状況を伝えている最中、変装を解いていつものスタイルに戻った悠夜はそのまま無音で近づいていく。

 すると姿に気付いた何人かがそちらを向き始め、入口を塞いでいる黒服の男が動きを止めようとする。

 

「これより先は立ち入り禁止———」

 

 伸ばされた手を悠夜は悠々と避け、気が付けば黒服の後ろの回り込んでいた。

 

「み、見てください! あれは二人目の男性IS操縦者、桂木悠夜です!」

 

 正気に戻ったらしい一人の女子アナがそう言い始めたことを皮切りに、周りも口々に言い始める。

 

「待て! ここから先は立ち入り禁止だ!」

「我が家に戻ることを禁止されるとは、この中に犯罪者でもいるんですか?」

 

 惚けながら段々と中へと入っていく。

 

「待ってください、桂木悠夜! あなたがISを使って世界を壊そうとしているそうですが、何かコメントは――」

 

 女子アナがそう言いながらマイクを向け、悠夜は真面目に答えた。

 

「本当にそう思っているのならば、あなた方の頭脳は高が知れているということですよ。だってそうでしょう? あなた方が騒いでいるのは、机上の空論でしかない、ちょっとばかり大袈裟に書いただけの展開だ。大体、それは4年前に書いたものだ。若気の至りというものですよ。ま、今も若いですけど」

 

 その言葉にニュースキャスターの頬が引きつる。

 

「あ、あの、それで―――」

「まさか俺が本当に世界破壊を目論んでいると思っていたんですか? やだなぁ。っていうかそんなことするんだったら、とっくの昔に行動してますって。では―――」

「あ、おい!?」

 

 後ろから飛びかかろうとした男を回避した悠夜はそのまま流れる動きで家の中に入る。

 そして自分の部屋だった場所を探ると、そこには外にいたと思われる黒服たちと同種の人間たちがいた。

 

「……君は。どうしてここにいるんだ?」

 

 悠夜の存在に気付いた一人がそう問いかけると、悠夜は聞き返した。

 

「アンタたちこそ、何を勝手に人の部屋を荒らしているんだ?」

「こちらは家主の許可を得ている。君にどうこう言われる筋合いはな―――」

「へぇ。じゃあ、俺の作品をばらしたのもお前?」

 

 すると代表なのか、女性が一人現れる。

 どこか千冬に似ている感じの雰囲気を持つ女性は彼女だけ唯一サングラスをかけていないが、その代わりに眼光が鋭かった。だが悠夜は十蔵に強力な殺気を浴びせられているからか動じることはない。

 

「初めまして、桂木悠夜。あなたに逮捕状が出ています」

 

 そう言って手錠を取り出した黒スーツの女は悠夜の手首を取って手錠をかける。

 

「午後14時36分。対象を逮捕―――」

 

 ———ジャラララ、ガシャンッ

 

 今度は彼女の手元でそのような音が鳴り、全員がそこに注目する。悠夜の手首には既になく、代わりに女性の両手首に手錠をかけられていた。

 

「お返しします。どうせその逮捕状も女性がでっち上げたものでしょう? 今の世の中、女ほど信じられないものはないので」

 

 ———ただしあいつらは除く

 

 脳内で簪、本音、ラウラ、朱音の顔を思い浮かべながら内心否定する悠夜。それよりも彼女は自分が手錠をかけられていることに驚きを隠せなかった。

 

「あなた、何者? この手錠は専用の鍵がなければ開けられない仕組みになっているのよ?」

「実はこれを使いまして」

 

 そう言って悠夜が出したのは銀色のタグだった。しかし、

 

「これ、一種の開錠鍵らしいですよ。親父曰く「捕まった時に便利だよね」ということで作ったらしいです。まぁ、今回の件で壊れましたが」

「……益々この家を調べる必要性が出て来たわね」

「ああ、それについてはご心配なく。もう死んでいますので、生産されることはないと思います」

 

 淡々と答える悠夜に対して女性は不愉快そうな顔をするが、次の言葉で口を閉ざした。

 

「それはつまり、あなたたち女と同じIS操縦者である俺に対して喧嘩を売る……そのような認識でいいんですよね?」

「………ここでISを使う気?」

「ではあなたは、蟻の行列を踏み潰すのを躊躇うんですか?」

 

 あからさまの挑発に女性は乗る―――かと思いきや、部下と思われる男が一人、彼女に耳打ちをする。するとどうしたことか、女は部下を集め、撤収した。

 

「今回の所は見逃してあげるわ。でも日本国内で犯罪を起こしたなら覚悟しなさい」

 

 そんな捨て台詞を残していくが、悠夜はそれを見送ってから改めて自分の部屋を見た。

 

「……これ、俺が掃除するんだよな……」

 

 そう言った悠夜は深くため息を吐き、掃除を始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■■■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこは高級感を醸し出しているバーであり、金髪赤眼できわどいドレスを着ている女性は先に注文したらしい赤ワインを口にしていると、入口の方から涼しげな音の鈴の音が鳴り響いた。女性が入口を見た時、ちょうど入ってきた短髪の日本人女性と目が合う。

 客が来たため応対しようとしたバーテンダーを制止させ、その日本人女性―――石原郁江は金髪の女性がいる席に座った。

 

「『初めまして、ミスミューゼル』」

「初めまして、石原さん。日本語で結構よ」

 

 「ミューゼル」と呼ばれた金髪赤眼の女性は自分が座る席のボタンを押すと、屋根が形成されて天井に電気が点く。

 

「………すごいわね。でも、こんなことをして怪しまれないかしら?」

「ここは元々一般でも入れるバーだから、この後はどのような展開になるかなんて言わなくてもわかるでしょ?」

「……ええ」

 

 少し間を開けながら郁江は答えると、ミューゼルは早速銀色のトランクを出した。

 

「早速商談? 気が早くないかしら?」

「そう? でもさっきからあなたの視線はトランクから離れていないようだけど?」

 

 指摘された郁江は顔を赤らめる。その様子を見てミューゼルは微笑みかけ、トランクを郁江に渡した。

 郁江は無言で中身を確認すると、同じく無言で閉じた。

 

「ありがとう。これで私たちの野望に一歩近づくわ」

「ええ。私としてもあの男は目障りなの。当日は駆けつけられないけど、上手く行くように願っているわ」

「ええ。あなたのような人が参加できないのは惜しいと思わ」

 

 忙しい身だということを知っているからか、ミューゼル―――スコール・ミューゼルは天井をしまわせると、郁江は礼を言ってすぐに退出した。

 その姿を見送りながら、スコールは自身のショルダーバッグからインカムを出して左耳に着けると、繋がっているらしく、相手に語り掛ける。

 

「で、あなたは勝てると思う?」

『無理だと思うの』

 

 通信機からどこか間延びした感じの声が響き、その声の主はさらに言葉を続けた。

 

『あの人は無謀なことをしているの。確かに彼女は力を手に入れた。でも、所詮ISだから無理なの。どれだけ強くしようと、どれだけ発展しようと、あのお方には勝てないの』

「………そうね。私も同意見よ」

『…じゃあ、どうして渡したの?』

 

 その質問に笑みを浮かべたスコールは見えないからか笑みを浮かべて答えた。

 

「彼女たちは所詮捨て駒よ。あなたに限界がある以上、より多くのデータを引き出して対処するしかない。彼女たちはその捨て駒」

『……スコールは名前通り容赦ないの。流石アラフィフ―――』

 

 聞きたくなかったのか、無造作にスコールは通信を切るのだった。




ということで、今回はなんやかんやって感じの閉まりになりました。わかりやすい伏線ですね、まったく。

ちなみに掃除をせずに帰ったシーンは某有名な3年B組のシーンから取っています。
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