村を出発し、この世界に来て二度目の雪山、ベースキャンプに到着した。初めての狩猟になるが、あまり緊張していない。むしろ楽しみだと思っている。
わくわくしながら俺は支給品を取って雪山を登っていった。
エリア5を通り、エリア6にでた。一気に寒くなったが余裕で我慢できるレベルだ。近くにギアノスが三匹いる。このエリアで待ち伏せをするつもりだから掃除しないとな。そう思い弓に手をかけて狙いを定めた。
まだ弓を握って数時間しかたっていない奴がなにやってんだ、と思うかもしれないがそれはこのハンターボディがすごいからである。止まっていれば300メートル離れていても簡単に当てられる。地球なら世界ねらえるんじゃね?ってレベル。しかもこれはハンター達の中では普通らしい。この世界のハンターは化物か!
と、そんなこんなでギアノスの掃除が終わった。
さーて待ち伏せ開始だな。そして近くの岩陰に隠れた。あとは来るまで待つだけだ。早くこないかなぁ。
隠れてから約10分、<ドッドッドッ>という足音が聞こえてきた。来たか!矢を持ち弓にかけて溜め始める。弓の溜めは、1、2、3段階に別れている。一応2段階までや、4段階まである弓もあるが基本は3段階だ。で、その溜めが長ければ弓の威力も増える訳だ。あ、ちなみに溜め1だと逆に威力減るから。
とりあえず溜め3になった。足音が近づいて来る。
はっきりと足音が聞こえた時、俺は岩陰から飛び出し、弓を構えた。
「ギャオ、ギャオォ!」
向こうも気づいたのかこちらを威嚇してくる。だが、その時には既に弓を放ったあとだった。
ヒュンッと風切り音をだしてドスギアノスの頭に矢が刺さった。
「ギャオ?!」
いきなり頭に攻撃をくらったからか、驚いてのけ反るドスギアノス。すかさずもう一本取り出し、今度は足に向かって溜め1、つまり溜めずに撃つ。威力が下がるが機動力を奪うためなので問題無い。傷を作るだけで充分だ。今度も命中。
さらに撃ったが、もう体勢を立て直したのかサイドステップで避けられる。
「ギャウゥ。」
最初の攻撃で警戒したのかどちらを見て唸って睨んでくる。どんな攻撃にも対処してやる!と言ってるように見えた。でもそれは好都合。
ポーチの中からあるものを取り出して投げつけた。
こちらを見ながら(・・・・)バックステップで避けようとするドスギアノス。だがそれは悪手だ。
ーーー直後、まばゆい閃光が走った。
「ギャアアァ?!」
何がおきたかわからないドスギアノスが悲鳴を上げる。俺が投げた物はモンハンやってる人なら分かるだろう。そう、閃光玉だ!
俺は腕でかばったから問題無いがモロにくらったドスギアノスはひとたまりもないだろう。目が潰れている隙に矢を撃ちまくる。顔、胴、足、いろいろな所に矢が突き刺さった。
「ギャアアァ…」
またも悲鳴。だがさっきの悲鳴と比べ、弱々しかった。
それも気にせず、生き物にとっての弱点、頭に攻撃し続けた。
どれくらい撃ったか、ドスギアノスの視力は回復していた。しかし、攻撃を受け続けた結果もうボロボロだ。さらに追撃しようとするが、自分の不利を悟ったのか、エリア移動をしようとしていた。
逃がすか!そう叫び止めようとしたが、逃げられてしまった。だが、もうすぐ終わるだろう。そう思いドスギアノスを追いかけた。
次回決着がつきます。