黒鉄のJ (緋弾のアリア×ジョジョの奇妙な冒険) 作:ぶたじる
プッチ神父がメイド・イン・ヘブンの発動に失敗し、承太郎によって撃破された世界の話である、という大前提があります。
つまり一巡はしていません。ですが鉄球の回転はあります。
7部においてツェペリ家が研究していた鉄球の回転がなぜ一巡していない世界に存在するのかについては多少の無理がありますが波紋の他にもジョナサンの時代、ウィル・A・ツェペリよりも前に既に回転は一族に伝わっていてそこに波紋も加わったということになります。
以上が原作をちょっと(ちょっととは言っていない)改変したところです。
それでは駄文にどうかお付き合いください。
21世紀。第二次世界大戦後、急激に発展した科学技術や文化。世代は戦争を体験した世代から戦争を知識として知る世代へと移り変わった。
だが、その戦争が始まるよりも前。1938年に全人類の危機となる生命体が眠りから目覚めていたことを人々は知らない。
なぜなら、その生命体は人間の理解を超えているものであり、また人知れずドイツ軍のごく一部とSW財団の関係者達によって解決されてしまったからである。
まもなくして第二次世界大戦が勃発し、この事件の真相は財団とある一族のみ知ることとなった…
時は2007年、舞台は日本、東京に移る。
世界は年々凶悪化する犯罪に対抗するために武偵という国家資格を設けた。
武偵は警察とは違い、金で動くいわゆる「何でも屋」に近いものであったため、一般からは暴力的な印象を持たれていた。
その武偵を養成する機関が武偵高であり、この物語の主人公が通うのも東京武偵高校であり、彼もまた武偵なのだった。
「あちゃ~…」
開示された高校1年目前期の単位は控えめにも人にはお見せできないものだった。特に母さんには…
パソコンの画面を何度見ても消えない『1年B組 鉄城 丈 2.4単位不足』の文字。やはり寮とはいえ初めての一人暮らしにテンションが上がって遊んでばかりなのが痛かったか。
「これどうすりゃいいんだろ…教務科にだけは行きたくないし…」
相部屋のやつは余裕で単位を取得して遊びにいってるから聞くこともできない。困ったな…同じ探偵科だからあいつに全部聞いてたのに…
武偵高のHPをマウスをカチカチ言わせながら調べると『単位不足の生徒へのお知らせ』の文字が目に入った。多分これだな…
「前期の単位を補うための緊急任務を連絡掲示板にて掲載、単位不足者は確認の上受注すること…か」
夏休みを削られるのは嫌だけどやんなきゃ進級できないしな…
俺は憂鬱な気分で連絡掲示板へ向かった。
「おーあったあった」
それなりに人が集まっている連絡掲示板。中に同じ学科の見知った顔もいた。
「よう広瀬、お前も単位落とした感じ?」
「おージョジョ、お前もかよ。何単位足りない?」
「……2.4…」
「は?落としすぎだろ!俺1.3だぞ!」
「笑うなよ…俺だってやっちまったと思ってるんだから…」
このジョジョという呼び名はあまり好きではない。鉄城 丈(かねしろ じょう)の城と丈がじょうじょうになることからこんなあだ名をつけられてしまったがはっきり嫌とも言えずに定着してしまった。
…っとクエストクエスト…
やはり2.4ともなるとなかなか無い。できるだけ時間は食いたくないから一つで済ませたいものだが…ちなみに広瀬はあっさりと盗難事件の調査を受注してどこかへ行ってしまった。
「お、あったぞ2.6単位」
『SW財団輸送車襲撃事件の調査(強襲科、探偵科、鑑識科、事前面接有)』事前面接有とあるしめんどくさい臭いもしたがこれを一発でクリアすれば俺の夏休みは安泰である。早速携帯を開き、登録希望のメールを送った。
後から考えたら襲撃事件にしてはやたらと単位が高かったし事前面接までするのは何かあるとみるべきだったが悔いても仕方のないことだった。
「よし…」
事前面接の日、絶対にくだらないことで落ちるわけにはいかないので防弾制服もクリーニングに出したし髪も切った。一応所持しているグロック17も装備科のやつに頼んで安値でメンテしてもらった。俺は銃は苦手なんだ。
俺はグロック17をホルダーに差し込み、ベルトの両脇のホルダーに鉄球を収めた。道具としてはこっちが本命だ。
「ここか…」
電車を乗り継ぎ新宿へ着いたものの駅で迷い、やっとのことでSW財団の支社についたときには集合時間まであと少しというところだった。時間には余裕をもって出たはずなんだけどな…
ロビー入口にある創設者のロバート・E・O・スピードワゴンの胸像をちらと見やり、受付の人に名前を言い面接者集合場所の部屋へ入ると面接者の中に知った顔を見つけた。というより何であいつがここにいるんだ?
遠山 金一 強襲科の優等生で試験の時に抜き打ちの試験官を倒して入ってきたSランク武偵だ。単位が不足してるなんて話は聞かない。遠山がいるのには疑問を抱いたが面接官らしき人が説明にきたので考えるのをやめた。
「次、鉄城 丈様、お入りください。」
いよいよ順番がきた。単位が必要だからこそこれを受けたがあの有名なSW財団だと思うと少し緊張もしてきた。部屋に入ると前に並んだ3人の面接官から妙な目線を感じた。だが嫌な感じではない。なんだ…?
「ではまずは自己紹介をお願いします…」
やや恐る恐るといった感じで告げる面接官。そしてその答えは俺の名前にあったことを後で俺は知ることになる。
「東京武偵高校1年B組 探偵科所属、鉄城・Z・丈(かねしろ・ツェペリ・じょう)です。」
とりあえずは顔見せです。
この物語の主人公はジョジョを冠してはいますがツェペリの血を引いています。家系図的に言うとシーザー・アントニオ・ツェペリの兄弟いましたね?あそこの誰かの子孫ということになります。
シーザーは結婚はしていませんしね。女との間に子供ができていた設定?シーザーはそんな軽薄な男ではありません(迫真)
そんなわけでこれは作者のただの妄想です。自己満です。辛口はお控えいただいた甘口で今後ともお付き合い願います。