魔法と科学の共鳴世界   作:杜木 馨

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少し遅くなりましたが!
続き行きます!!

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名称

光和国(こうわこく)》New!!
 天翔 深龍が所属しているギルド《ライグル》(正式名称:光の三柱(ライトトライアングル))が存在してる国であり、リュウノゴウ大陸の一部である。
 隣国には煌皇帝国(こうおうていこく)、他2つの国が接している。
 また海があるため港町としても交易が盛んである。
 科学技術と魔法技術が平等に発達した稀な国である。

四武陰陽眼(しぶいんようがん)
 四武陽眼、四武陰眼、それぞれの眼のことである。
 武眼の一つである。
 四武陰眼は時空間魔法を扱うのに長けている。




8話 武眼

「終わりだ!雷法(らいほう)!『雷餓狼(らいがろう)』」

 

 エレクから放たれる狼の形をした雷属性の魔法が深龍に襲いかかる。

 だが深龍はその攻撃を残像を残して紙一重で躱す。

 そのまま餓狼は晴奈たちの方へとかけていく。

 

瞬残身(しゅんざんしん)!?」

 

 エレクの表情が焦っている。

 瞬残身とは身体強化魔法の一種で瞬間的に自分の体を移動させる瞬体と同じげんりだが、自分のいた所に幻影を残す幻術を合わせて使う、上級魔法だ。

 エレクの魔法の雷餓狼(らいがろう)は苦しそうしている聖那めがけて駆ける。

 星那はその魔法に対して右手を前に出す。

 

「何!?エレクこっちくるぞ」

「わかっている!俺の誘導が効かない!!?」

 

 エレクが焦ったのは瞬残身(しゅんざんしん)を見た、それもあるが一番は雷餓狼の誘導ができないことだった。

 本来は自分で誘導ができる魔法だが、それができない。

 そして、誘導ができないまま星奈の腕に『雷餓狼』が当たる。

 なぜ誘導できなかったのか?

 雷餓狼が星那の手に吸い込まれていく。

 深龍が避けた時に魔法式を書き換え、星那が誘導できるように主導権を変えたのだ。

 

 そのまま吸収した雷が腕を伝い全身に行き渡る。

 後ろから絡んでいたノゼはその雷の影響で全身に雷撃を受け反動で腕を外す。

 その隙を逃さずノゼの腕を聖奈が掴むそして魔法を発動する。

 

「『水牢雷獄(すいろうらいごく)』!!」

 

 ノゼの体が水の球体に包み込まれる。

 そしてその球体の表面に十本の雷の線が出来上がる。

 

「残念ね」

 

 とはにかみながら答えた星那。

 

「クソォ、こんな水!」

 

 と球体の水の中でもがくノゼ。

 球体の周りを囲っている雷にもがくことで手が触れて感電する。

 そのままダウンする。

 

「ノゼ!!!なぜ俺の『雷餓狼』が効かないだ」

「あぁ彼女は雷と水に対して異様に干渉力が高いからね、君が持ち合わせている雷の魔法で効く技はなと思うよ」

「私に雷の攻撃は効かないよ〜」

「クソォ!!!!!」

 

 もう一度『雷餓狼』を構えをするエレク、その隙を与えまいと右手に魔力を溜めて突っ込む深龍。

 魔法発動の体制に入りながらも深龍からの攻撃をかわす、が背中に何か違和感を感じる。

 ドスッと音がする。

 そう最初深龍が投げた杖にぶつかったのだ。

 杖から錆びた鉄の色をした鎖が出て来てエレクを縛る。

 だが実際は金属ではなく魔力の塊である。

 

「体が……、動かない……、だと」

 

 全身に纏わりつく魔力の鎖、それは体の動きを止める効果も付随している。

 

「もう終わりだ、五十連魔法陣!『御神楽(みかぐら)五柱(ごちゅう)』!!!」

 

 5つの魔法陣が一つに重なり、そしてそれが10個

 2個ずつ重なり合い、敵の下に大きな魔法陣を形成する。

 そしてその上に5つか連続で宙に浮き空中からまた別の魔法陣が5つ展開し、それがエレクに当たる。

 エレクに当たった攻撃はさらに増幅され、上へと貫く。

 エレクはその場で倒れた。

 

 

 [ 3 ]

 

 

 警務部隊が到着してエレクを含めた3人を拘束していた。

 深龍はずっと戦闘中から気になっていた、魔力の元へと足を運んでいた。

 

 場所は近くの雑木林の中だ。

 深龍は魔力を感じたところに、右手に持っている杖をその付近に投げた。

 

「そこにいるのはわかっている。出てこい」

 

 ガサガサと音がした後、人影が半分見えた。

 

「ドラゴンと戦っている時からいたな、誰だ」

 

 晴奈と一緒にいた時から、ホワイトグロードラゴンとの戦闘中からこの魔力は薄々と感じ取っていた。

 だが特に出てくる気配がなかったからそのままにしておいたが……。

 

 深龍の言葉にゆっくりと言うその口調で答え始めた。

 

「そう荒立(あらだて)るな、別に君と戦闘をしよとして来たわけではないのだからな。

 その六道の目を閉じてくれないか、でなければ俺のこの眼が戦闘を欲してしまう」

 

 そう言ってそいつは瞑っている眼を開けた。

 それは赤く光っていた。

 その中にひし形を細長くしたのもが十字に重なっていた。

 

「その眼は!!!!どこで手に入れた」

「さすが、この眼の事を知っているか。

 まぁ 八方星師族界(はっぽうせいしぞくかい)にいたからなぁ天翔(てんしょう)

 

 険しい顔をする。

 木かの陰から半身を出している人物は声からに男だと推測できる。

 

「お前は北城《ほくじょう》か南城(なんじょう)師族(しぞく)の者か、事と次第ではお前をここから生きては返さんぞ!」

「まぁ、この眼は吸収した。いや今は貰ったと言っておこうか」

 

 深龍は魔力をあげ、謎の眼の男は少し笑みを浮かべながらそう答えた。

 

「だからそう荒々しくするな、それにこの眼の前ではお前の攻撃は当たらないのはお前ならわかるだろ」

 

 と言ってその見せていた眼の瞳孔の形が変わる。

 流動的十字の形をしていたのが丸に戻りそして今度は同じ形で斜めの×の形に変形する。

 

 深龍は驚き、言葉をなくす。

 

「お前……、四武陰陽眼(しぶいんようがん)、両方使えると言うのか……」

「さすがに、同時には使えんがな、ま、これでも十分な抑止力になるだろ」

 

 流石にこれはまずいと思ったのか、深龍は相手の目的をさぐり始めた。

 

「何が目的だ」

「やっと聴く気になったか、天翔どうやってか知らんが、俺らのこと探っているようだな。

 今日はその忠告をしにきた。これ以上深くさぐれば俺はお前を消さなくてはならない。

 だが闇ギルド(うち)マスター(ボス)が天翔、お前を大層気に入っていてな、大ごとにはしたくないんだよ、わかってくれるかね」

 

「俺が探っているという証拠でもあるのか?」

「言ってもいいが……、」

 

 一度視線をそらす四武陰陽眼(しぶいんようがん)を使う者。

 

「今は伏せとくよ、いずれわかる。それだけを言いに来た」

「さっき倒したやつはお前の手下か?」

「さぁな、俺は失礼するよ」

 

 と言って木陰に姿を消した。

 深龍がすぐにその場に行ったがいない。それどころか周辺に彼の魔力も感じ取れない。

 

「時空間魔法で消えたか、」

 

 深龍はその後周辺を見たが、その後聖那の方に戻って行った。

 

「林の方は問題なかった、星那ほかに感じたものはあるか?」

「んーん、特にないよ」

「そうか、ならもう問題ないようだ。さて帰るとするか」

「おう!」

「はい!」

 

 聖那でも感じ取れなかったか、自らを消せる能力があるようだが……、あの眼あいつは何者だ。

 

 

  ♢ ♢ ♢  

 

 

 ギルドに着くと、ギルドの中は賑わっていた。

 

「あいつが」「あぁあいつだよ」「あの隣の女魔導士って」「あいつのランク幾つだ?」

 

 などと深龍を見ながら皆々、呟いていた。

 

「悪いな深龍、つい口が滑っての……」

「マスター…、俺のことはあんまり喋らないでくださいよ」

「わかっておる。このギルドは安全じゃから安心せい」

 

 深龍がここまで必死になる理由。

 深龍は表向きには光星(こうせい)と名乗っている。

 なぜそのように名乗るのか、それは本名の天翔(てんしょう)であるが少し問題があるからだ。

 

 師族とは、この世界において、家系や血筋、魔法能力に対して影響力が大きいと言われている存在である。その中でも特に秀でた家系を『師族』と呼称する。

 基本的に名前に数字や自然を意味する言葉が入る家系が多く存在し、数字の場合は若いほど能力の高い家系と言われている。

 だが近年それは消えつつあり、一定の師族がそれを守っている。

 

 深龍が幼い頃に師族同士での戦争が勃発しのだ。その戦争相手は同じ師族界である聖嵐(せいらん)であった。その戦争自体は大きくはならなかったもの、天翔師族と聖嵐師族は大きな損失を出し両師族ともそのままなくなった。

  八方星師族界(はっぽうせいしぞくかい)天翔師族と聖嵐師族をはじめとし地羽(ちば)闇冥(あんめい)北城(ほくじょう)東城(とうじょう)西城(せいじょう)南城(なんじょう)が存在し、その名は世界にも駆せていた。だが、天翔師族と聖嵐師族の戦争をきっかけに事実上消滅した。

 

 師族は国にとっては重要な戦力でり、軍事力でもあった。

 抑止力である。

 

 このような師族界は各国に存在し、この国《光和国(こうわこく)》には多数の強い師族界が存在するが、今やそれもどうか……。

 

 この国で最強の師族が、師族間同士での戦争で消滅した。それをいいともう奴もいれば、それをよくないと思う奴もいる。

 

 深龍が引きつったような顔をした中、ギルドマスターはそうたど!と言わんばかりの顔をして深龍に言った。

 

「そうじゃ、深龍お客さんが上でお待ちかねだよ」

「わかりました」

 

 深龍と晴奈、聖那はギルドの屋上に上がった。

 ギルドの屋上は風がよく通り、眺めがいい。

 目の前の道は一本道で続いている。

 

「いいですねぇ、」

 

 すると深龍はつかずく二人を腕を横に伸ばして遮った。

 

「少し下がっていろ」

 

 すると深龍は片手に小型ナイフを召喚して、

 

 キンキン!!!!

 カン!!!

 キンキン!!!

 

 と金属音がした。

 目が追えないほどの早業。

 

 深龍の首元に腕を回してクナイを突きつけ、深龍の後ろに立つ男。

 だが深龍も手にもったナイフを相手の横腹に突きつけていた。

 

「お前の負けだ、深龍」

 

 元気のいい、男の声だ。

 

「それはどうかな」

 

 と声が聞こえたのは後ろからだった。

 

「それは俺の分身だ」

 

 と言って、片手を伸ばして魔法の発動体制に入っている深龍がいた。

 

「深龍、魔法は無しだ」

「お前にはもう体術では敵わんからな」

「全く……、」

 

 と言って深龍は発動途中の魔法をキャンセルし互い武器を納めて二人は向かい合った。

 深龍より少し背の低い、短髪の、全身を黒いなんかの装束を着た男がいた。

 

「ほれ、これ。言われていた物だ」

「かなりの量だな」

 

 と言って男は深龍に書類の束を手渡しした。

 

「まぁな、お前と違って電子媒体にするのが苦手だからな」

「そうか…、」

 

 と言って深龍はその書類に目を通した。

 ざっと50枚くらいはあるであろう書類の束。

 それはあるギルドの調査資料だった。

 深龍が最近調べているギルド。そうレッドスコーピオンの内部資料だ。

 

「そこに詳しく書いてあるが、お前の言っていた奴はいた。

 だが彼女はマスターの側近だ、流石に詳しいことはわからなかった」

「そうか……、」

「あぁ、ま、得意な魔法と、どのチームに所属しているのか、少しの行動履歴はわかった」

 

 深龍はまだ読み続けていた。

 

「ギルドとなる拠点んは複数ある。それを定期的に移動している。

 まだその周期はわからんな。今はまだやめとけよ」

「あぁ、わかっている」

「あのぉ」

 

 と星那がそっと会話に入っていくる。

「ん?」と黒装束を着た男が振り向いて答えた。

 

「君が星那ちゃんかな?こいつの妹の」

「はい?そうです」

 

 と言うと粗方読みを得た深龍が答えた。

 

「紹介するよ、こいつは伊賀・トモヒ。忍者だよ」

 

「えぇ!!忍者っているんですか!?」

 

 それを言ったのは晴奈だった。

 

「お前が女を二人も連れているとは意外だな、どうした?」

 

 とあごをさすりながら言ってきた。

 

「あぁこれには深いわけがあってな、また今度ゆっくりと」

「まぁいつでもいいさ」

「まぁこいつとの関係は戦友かな?忍術という、古代魔法忍術を使う奴だよ」

「へぇ、」

「ま!魔法の上位の術だがな!」

「ふん、言ってろ」

 

 と笑いながら言った深龍、すると伊賀は動き出した。

 

「俺はここで失礼するぜ、まだ仕事が残っているからな」

「伊賀」

「ん?」

 

 深龍がそっとそばに行く。

 

「どうやら俺らのことを感づいている奴がいる。調査は慎重にいけよ」

「まさか、いや。あぁわかった」

 

 と言うと伊賀は消えた。

 

「あの忍者って強いんですか?」

「あぁ、魔法力に関しては魔導士の方が総合的に高い。だだ忍び達は少しの魔力で強力な技を発動できる。それに忍びは戦闘のプロだ。まともに戦えば殺させるぞ」

 

 忍び、もう数自体は少なくなったが、今もなお残っている。

 忍者と呼ばれる彼れは主にスパイや暗殺と言った裏の仕事をするのほとんどである。

 それに忍者の使う技は残留魔法が少なく、特定が難しい魔術を使用する。

 印と呼ばれるものを使用して魔術、忍術を発動する。

 

「さて、帰るか」

「晴奈ちゃん今日うち来る?」

「え!?」

 

「いいじゃない!!」

「いいんですか?」

 

「はぁ、構わんよ」

「やったーーーー!!」

「じゃぁ先に帰って晩御飯の準備してくるね〜」

「あぁ」

 

 第1章 完

 

 




☆あとがき☆

どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
初めての方は初めまして、作者の杜木 (かおる)です。

 本日は西日本豪雨で被災者の皆様、謹んでお見舞い申し上げます。
 亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

 私の友人も広島に行っており、いまは無事で地元に帰って来ているそうです。
 私の住んでいる場所では大きな災害はなく、近くの河川が氾濫危険水位まで達しましたが無事に耐えたとのことでした。
 今なんの不自由なく過ごせるのが幸せである、と言うことを再び実感しました。


と言うことで無事に第1章『出会いの魔法』完結しました!!
投稿始めて半年長いですね…
およそ4、5年前に考えたシナリオを思い出し、書き出し、追加し…、
長かった。
これからはもう予定にない道になるので、また長くなるかもですね!
予定では4章以上は確定しているので、お楽しみしていてください!!ではまた

次回は題名が決まり次第投稿します。

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