魔法と科学の共鳴世界   作:杜木 馨

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遅くなりました〜〜
完成したので11話投稿します!!!
ではどうぞ!

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今までのあらすじ
ドラゴンとの戦闘ご晴奈を強くするため、
その前の前段階として実力を測る為に来たのがだ、思いも寄らない敵に遭遇してしまったのだ。



11話 不動 一・二郎?

 召喚魔法を使い深龍は武器を装備する。

 体のいたるところだ光だし、装備する。

 腕には革籠手、肩、腰、レーザーアーマーを装着する。

 腰にはクナイや手裏剣などを装備し、胸には巻物らしき筒を左右三本ずつ計六本装備した。

 パッと見では黒い服を着ているので忍者にも見える。

 

「装備ですか?」

「あぁ、昨日の今日で魔力が回復しきってないからね、相手は相当の魔導士だ。

 今の俺では魔法力では勝てないかもしれない、出来るだけ魔力は温存して戦闘を行う。

 周りに出てくる幻魔獣は晴奈に任せるよ」

「はい!!頑張ります!!!」

 

 結晶分身達と別れたあと、加速魔法で移動速度をあげて移動を開始した。

 元のスピードが早い分、加速魔法での魔力消費はあまり消費はしないようだ。

 その間深龍は《エリアルサイト》を使用して捜索していた。

 

 《エリアルサイト》とは深龍が持っている特殊能力の一つだ。

 深龍には複数の異能の力を持っている。

 六道の力もそれに分類する。

 《エリアルサイト》を使うのに必要なのが、《エレメント・アイ》(別名:総元(そうげん)眼『(すべ)ての(もと)を視る眼』という意味)が必要になる。

 よく聞くのは《スキャニング》というものが代表に挙げられる。

 《エリアルサイト》は眼で辺りを見る(・・・・・・・)というより、眼で辺りを知る(・・・・・・・)という方が表現的には近い。

 レーダー波と似たものを放出し、周囲の状況を観ることができる。

 

 そして案外すぐに相手を見つけた。

 

「やっと見つけたぞ」

「あらぁ、案外早いですね。もう見つかっちゃいましたか」

 

 そこにはさっき会った人物と全く同じ人が居た。

 場所は村を一望できる高台の雑木林の中。

 周辺に彼以外の魔力は感じ取れない。

 

「村の方はいいのかい?」

「そうだな、今は別のやつに頼んでいる。

 それにさっき言った言葉を撤回しよう、あれだけの数を召喚できるとは流石の一言だな」

「あれぇ?褒めてくれるのか、今更褒めたところで何も変わらんぞ!」

 

 最初は優しい口調だったが、後半はとても怖い声で怒鳴るように言い放った。

 

「あぁわかっている。

 街をあのような姿にしたのだからな。

 手加減なのしない」

「ほぉ、俺を倒す気か…、面白い来るがいい」

 

 深龍は両手を胸の位置で交差させ、手首の内側にある紋章の部分に魔力を流し込み、武器を転送する。

 長さが20cmほどのダガーを両手に持ちそれを不動に投げる。

 

 肩や、腰に触れてダガーをさらに転送する。

 それを次々に投げる。

 

 不動一郎はダガーの軌道が見えているのか、それをいとも簡単に避ける。

 ダガーの速度はかなり早い。

 不動とは50mも離れていない距離にいる。

 ダガーは2秒もなく不動のすぐそばまで飛翔する。

 

 

「これはどうだ!」

 

 胸の巻物状の物を取り出し、胸の前で大きく左から右に向かって開ける。

 そして巻物に親指を触れさせ、一気に横までスライドさせる。

 すると糸でつながれたダガーが転送され、浮遊する。

 そしてそれに指が触れるとそのまま前に飛ぶ。

 単一、移動魔法を使って対象に向けて放ったのだ。

 

 間髪を入れずに腰から巨大な手裏剣を転送する。

 直径1mはある四つの角がある大きな卍手裏剣、その名も《風魔手裏剣》

 風属性の魔法が魔力を流すだけで発生することができる手裏剣の中でも最大級の威力を持つ。

 普通の人が触れれば簡単に真っ二つに切れてしまう。

 深龍はどうやら殺すきでいるようだ。

 

 大きく後ろに腕を下げ、勢いよく前に投げ出す。

 不動はそれを今度はジャンプして身を(ひるがえ)し、かわした。

 投げた風魔手裏剣が躱されるのは深龍の予想通り。

 不動が身を翻し着地するときに前を見るが、そこには深龍がいなかった。

 少し動揺するが、もう一度ジャンプして、後ろから来る風魔手裏剣をかわす。

 

 そう深龍はすぐに不動の後ろに移動して、飛んで来た風魔手裏剣を掴み投げ返したのだ。

 ドスッ!!!

 風魔手裏剣は晴奈のすぐ横で地面に突き刺さる。

 

「あれを避けるのか!?!?」

「間一髪だった、流石にそう来るとは思わなかったね」

 

 背を向けて避けられたことに驚く深龍に、背を向けたまま話す不動。

 だが、すぐに真剣な顔に戻る。

 

「よく感知したな、自分の背後から来る攻撃を」

「なに、俺には見えるんだよ」

 

 と後ろを振り向きながら言った。

 

「見えるか、後ろに眼でもあるのか?」

「それはどうかな?」

 

 と首を横に傾げながら言い終えた。

 そして腰にさげている手裏剣を取り出し、さらに2つ風魔手裏剣を転送する。

 

「そんな小道具では倒せないよ〜俺らをね」

「試してみるとしよう」

 

 両腕に持っている風魔手裏剣を大きく後ろに下げ、不動の右側面に瞬間移動する。

 そして右手に持っている風魔手裏剣をなげる。

 次は反対側に移動し不動の左側面から風魔手裏剣を投げる。

 二つを投げる終えるまで

 

 不動は1つ目が投げられたタイミングではなく、2つ目を見てから避ける。

 右側の風魔手裏剣は不動の首の高さ。

 左側の風魔手裏剣は不動の膝の高さ。

 ちょうど真ん中が空いてるのでその隙間に入るように体をねじりよける。

 

「なるほど君は瞬身の魔法が使えるのか。

 そこに落ちているダガー、その付近に君は瞬間的に移動している。

 ダガー自体に何らかの魔法式が組み込まれている。そうだろ?」

 

 不動が話している最中に晴奈の所に瞬身する。

 どうやら不動にこの魔法の事がバレてしまったようだ。

 

「ご名答。魔法の名称は《飛転魔法》だけどね。にしてここまで俺の飛転連投弐ノ段を回避したのは君が初めてだよ」

 

 《飛転魔法》

 自分又は相手を印のつけた所に転送することが出来る魔法である。

 それは人もの関係なく発動する事ができる。

 《飛転魔法》は《上級魔法》に分類され階級は《S級》である。

 会得するにはかなり精度の高い魔力調整が必要になり、たとえ会得出来たとしても、実戦で上手に発動できるとは限らない。

 

「へぇあれに技名があるのか、いや最後のはビックリしたよまさ忍者の技を混ぜて来るとはね」

「これが忍者とわかるのか?」

「え?君は忍者ではないのかい?

 てっきりそんな服を着ているから忍者と思ってしまったよ」

 

 

 忍者の技というのは元々この《飛転魔法》は忍術の瞬間移動術を手本に考えられ、組まれた魔法である。

 マーキング(印)をした所に移動できる利便性を考えた魔導師が開発したが、自分の位置をマーキングの位置に持って行くのに大変苦労したと聞く。

 下手をすれば全身が転送できず、一部だけ転送してそのまま死ぬ。ということがあったそうだ。

 今は魔法式が確定しているので、不十分な魔力や発動だと不発になるように仕組まれている。

 

(さて彼相手に攻撃するには複数方向から同時に攻撃するしかない。だが…。

 そもそも彼はなぜいその場所から動こうとしなんだ?)

 

 と深龍が心の中で考えていた。

 そこで一つの仮説を立てて、それを実行することにした。

 俺が移動した時、平面上はすぐに感知できていた。

 だが後半俺が風魔手裏剣を投げた時、不動は飛んでくる位置を確認してから避けた。

 なら相手は上下はあんまり感知できないのでは?

 と感じた。

 それを実行してみる。

 

「どうした?急に黙り込んで?」

「いや、少し考え事をしてね」

 

 晴奈の近くに刺さっている風魔手裏剣を抜き取り、腕を後ろに構える。

 

「また、それを使うのか、どんな攻撃をするのか知らないけど、

 俺には当たりはしないよ」

「どうかな?」

 

 そして投げる。

 魔力を帯びてない、ただの大きな手裏剣が不動目掛けて飛んで行く。

 

 そして深龍がまた不動の後ろに飛ぶ。

 不動は最初と同じく風魔手裏剣を避けた。

 深龍は風魔手裏剣を掴み同じ攻撃を繰り返した。

 が同じ攻撃ではない、ガシャんと音が小さくした。

 

「ふん!!!同じ攻撃食らうわけ!」

 

 不動が半テンポ遅れ後ろを振り向くと風魔手裏剣の下に、なんと同じ風魔手裏剣が2つの重なっていた。

 不動はその攻撃に気がつくが回避に遅れた。

 そして下の方の風魔手裏剣に当たってしまい軽く飛んでしまう。

 

「クッ!!」

 

 そして深龍は地面に突き刺さっているダガーを手に取り、とどめを刺しに行く。

 

 だがその時不意に上で奇妙な視線を感じ途中で上にダガーを投げる。

 

 すると上から人が一人落ちてきた。

 

 ドサ、、、

 

 地面にうまく着地した不動一郎と瓜二つの人間がいた。

 

 「二郎!」

 

 と不動が呼ぶ。

 深龍のすぐ近くに立っている男は、深龍を警戒しながら、不動の近くにすぐに駆け寄って行った。

 

「すまない兄者。立てるか?」

 

 と手を差し出す。

 その手を取り立ち上がる不動。

 

「問題ない。怪我はないか二郎?」

「僕は大丈夫だよ」

 

 どうやら彼は二郎というようだ。

 深龍は何か謎が溶けたような、気がした。

 

「なるほど、君のことを感知タイプの魔導士と最初は思っていたが、どうやら違ったようだな。

 不動、君がその場から動こうとしなかったのはその上に協力者がいたからか。

 そして俺の位置や攻撃をどの方角からくるか教えていたのだな」

 

「兄者普通にバレてしまったよ」

「何、俺らの本当の力は分からないだろうからな」

 

 と不動兄弟は何やら、まだ隠していることがあるようだ。

 深龍はすぐに晴奈の横に行き、体制を整える。

 

「晴奈、武器を構えろ、この二人は相当強い。

 魔力が完全に回復しきってない今の状態では厳しい。それに昨日の影響でまだ体も完全に動けない。」

 

 今深龍はほとんど魔力がない。

 この一連の攻撃もいつもなら大量にある魔力で問題なが、今の状態ではこれ以上武器を転送して投げるのは厳しい。

 大技で一撃で倒せるほどの魔力もなく、先日のドラゴンとの戦闘で無理に六道の力を使った影響が徐々に出て来だしている。

 すでに立っているのが限界に近くなっている。

 

「わかりました!」

「殺す気でいけ」

「は!はい!!」

 

 殺す気でいけ、それは本気以上の覚悟で行けと言う意味だ。

 だが晴奈はほとんど対人戦を経験していない。

 いつもなら深龍がサポートして戦えるが、晴奈の実力派どれほどか……。

 

「どうやら俺らを殺す気ですけど、どうします兄者?」

 

 と不動二郎が耳打ちする。

 それに対して普通の声で返す一郎

 

「無論、殺してもいいが、なかなか、ビジュアル的に女の方はいいから、それに男は頭がきれる捕獲の方がいいな。事情は知らんが弱ってることだし」

「お〜けい!!」

 

 と二人の目が、獲物を捉える動物の眼へと変貌した。

 

 




☆あとがき☆

どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
初めての方は初めまして、作者の杜木 (かおる)です。

今回の話しはどうでしか?
1ヶ月空いてしまって申し訳ないです。
これは月一更新?
にはならないようにします!!

ということで、今回は魔法にあまり頼らずに敵を倒そうとしています。
前のドラゴンとの戦いで協力は魔法を持っている。
で今回はそれ以外の武器があるというの知って欲しいな〜と思います!
では次回!!

♦︎次回予告♦︎
2対2で戦闘を始めた。
相手はかなり強い魔導士
完全ではない深龍と対人戦経験がほとんどない晴奈
さてどうなる
次回『12話 幻術』
お楽しみに〜
よかった評価していただけると嬉しいです。

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