意識を失うと同時に俺は仮想世界に厳密にはネットワーク上に意識を飛ばしたのだ。
そして、そこから軍隊に援軍の要請をした。
この国の軍にも、魔導士相手に戦闘できる特殊部隊が存在する。
それは『特88小隊』(86〜89までである)対魔導士特殊部隊である。
基本的に軍人の人は非魔導士がほとんどを占めている。
この特88小隊非魔道士であるが、魔法を使える人もいる。
彼らの部隊は対魔法用に作られた武器の使用が許可された特殊部隊である。
その運用は厳しく、かつての大戦で全ての魔導士を戦闘不能にした逸話もあるぐらいの強力な武器を持っている。
一番は、魔法を一時的に無効化することのできるグレネードや、
言っておくがこの二つはとても高価である。
それともう一つ、腕装着型プロテクタータイプの疑似魔法発動器具である。
詳しく言えばこれは技法と呼ばれる部類の技になる。
出てくるのはまだ先だが、この器具を使う人と使わなくても発動できる人の2人がいる。
♦技法♦
性質上攻撃系の技は少なく、アシスト援護する技が多い。
『水の無いところに水はではい』のように水は出せないが、『空気中の水分を集める』という事をすれば水を集めることができる。
簡単に言えば超能力とでもいっていい。
技法の特徴は『事象の改変』を得意とし、ここにあった物の座標軸を違う場所に変える『瞬間移動』
物体は浮遊し動く、のような『念力』などがある。
他にも雷を発生する、火をともすなどある。
これらの利点としては
魔法は発動すればどんな形であれ、残留魔法が残るが、技法の場合は起こったということを後から確認するのが難しいといことである。
そこには『思念』が残ると言われているが現状では、計測がとても困難である。
軍の人が出撃準備をしている中、深龍は村のはずれの森に別の体を転送していたのだ。
そしてその中に意識をダイブさせたが、これは残念。
まだ起動プログラムが入っていなかった。
ということで長い長いダウンロードが始まりました。
そんなこんなで軍の連中がVTOL機(オスプレイに似たやつ)に乗り込み現場に向かうことになった。
軍隊の連中は侵略してきた敵の3割程度、30人ぐらいを相手にして欲しいと言われたようだ。
それ以外は深龍の方でなんとかすると。
雪の中に埋もれているのに、なんとかすると……。
だが実際に戦ったのは深龍ではなく、軍の人を乗せているVTOL機の横を高速で横切って行った4機MRBが戦うのだ。
(『MRB』『自立戦闘システム搭載型二足歩行無人機』
《
通称『
対魔道士戦闘及び困難地域派遣用に開発されている、いわばマルチロボットだ。
現場に着くと4機は2機づつに分かれて戦闘を開始した。
タイプBのMRB(重戦闘型)はロットとフーゼ、その他の魔導士を相手にしての戦闘を始めた。
フーゼ・バードス
風系統の魔法を使う魔導士で、通り名が《風殺のフーゼ》一時期スパイ、アサシンとしても活動をしていた。
その為次に狙う村の情報を収集する役目も買って出ていたのだ。
初日に来ていたのがこの男である。
戦闘はいきなりMRBの銃撃から始まった。MRBの腕から放たれる弾丸は魔法力により強化された弾丸であり、敵の防御魔法をことごとく粉砕し敵を撃破していく。
辛うじて残った4人ほどの魔導士、ロットとフーゼは戦闘を開始した。
ミサイルや弾丸の攻撃を食らいながらも敵の魔導士は攻撃をした。
その時ロットが1機のMRBに捕まるが、馬鹿力で胴体を真っ二つにした。
けれどMRBが背中のブースターを最大出力以上で出し自爆攻撃を仕掛けロットを倒す。
フーザは自身の必殺技の『風魔、烈風千牙』を繰り出すもまだ倒れることはなく、そして肉弾戦に入って行った。
同時刻に他のところを散策していたも一人のランクAの魔導士ウッデ・ドーゴー。
ウッデ・ドーゴー
闇ギルドのレッドスコーピオンの幹部であり、木系統の魔法を得意とする。
《大木のウッデ》という通り名を持ち、自由自在に木を操るのだ。
これまた厄介…。
ということで2対のMRBタイプAが到着(通常型)
そして戦闘が始まったが、その卓越した技量で木を操りMRBを捉える。
捕まえられたMRBも一度は脱出するが、尖った木の枝に刺され爆発し、もう一度捕まり木で締め付けれられて壊れてしまった。
ウッデによって簡単に撃破されてしまった。
一応防御壁は展開されているのだが…。
やはり供給するエネルギーの問題か…。
MRBが全て倒されたが、別のところに転送してあった体のシステムのインストールが完了して動き出したのだ。
深龍は村人の安否を確認するとすぐにウッデのいるところに向かった。
それと同時刻に軍隊の『特88小隊』が到着し戦闘を開始した。
最初に魔導パルスグレネードで相手の魔法を無力化し、魔抗弾を撃ち、敵の魔導士を戦闘不能に追いやったのだ。
魔抗弾は非殺傷弾で、当たると衝撃波が発生し相手を吹き飛ばすのだ。
そして軍隊の連中はそのような戦闘を繰り返し行い、どんどんと制圧して行ったのだ。
その時ある地点から大きな爆発音が聞こえた。
それは新しくなった深龍とウッデとの戦闘音だった。
深龍の体はいわばアンドロイドのような感じで、この体自体には魔法は組み込まれていない。
それを知った深龍は別で作っていた体に装着するタイプの全身プロテクターの腕の部分だけを腕に転送し、その転送した腕の手のひらからビームのような魔弾を出して攻撃を繰り返したので。
だがそれだけでは倒せず、時折触れて魔法陣を組み込みんでいた。体が一時的に動けなくなる魔法を。
だが相手は本気を出してきて*魔装をしてきたのだ。
*
魔法を体の(服の上から)表面上に鎧として展開固定する魔法
その鎧は硬くごつい。主に自身の身体能力を向上させる。
一応これがどのような魔法に属するのか決まっているが、今は伏せておこう。
俺は相手が魔装を使ってきからこっちもとっておきを出さなくてはいけなくなった。
それは科学側が極秘裏に研究しているもので、機械やロボット、人工筋肉を使っているの者の身体能力を一時的に今の何十倍に膨れ上がらせるということをしたのだ。
結果的に敵を倒しが、体の90%以上に外傷を受けてしまい次の戦闘は満足にできない状態になってしまった。
腕に装着したプロテクターも、もう使いもにならず解除した。
そのままの体で俺は自分の体が埋もれている場所に、行った。
まぁ相変わらずの猛吹雪で前が見えなくなっている。
スキャナーで自分の位置を確認しながら歩いてた。
すると前方から高速で何かが接近していてた。
俺はバックステップで右左右と氷の矢を3つかわした。
かわしたすぐに目の前に黒いコートを着た人が現れ、殴りかかってくる。
それを腕でガードするが、相手はその腕を掴み凍らせてきた。
俺はとっさに腕を払いバックステップで大きく距離を取ったが、この雪の上で足が埋まってしまう。
その時同時に腕の感覚がないことに気づいた。
あの払った時に壊れて取れしまったのだろう。
さっき、ウッデと戦った時のように腕を転送して戦うにも耐久値と、それに片腕はエネルギーを供給するところがないので、意味がない。
だがそんなことを考えている間にも敵は攻めてくる。
俺は左手を額に当て瞬間移動する。
敵はその場で止まる。
俺はその後ろから足で蹴る。
敵はしゃがみ躱す。
そして、俺の足に手を伸ばすが、俺は間一髪で消える。
俺はこの魔法に覚えがあった。
雪の魔法と、氷の魔法。
どちらも似ているが、魔法としては全くの別である。
元々は水魔法からの派生ではあるが、発動のプロセスが違う。
雪は
氷は
両方使う魔導士のことを
水が使えるからと言って雪や氷の魔法が使えるとは限らず、氷や雪の魔法が使えるからと言って水の魔法が使えるわけではない。
このように似た魔法ほど同時に扱うのは難しい。例外はいるよ。
逆に全く違う魔法の方が同時に発動しやすい。
相手は人間、こちらは機械。
こちらは深手を負っている。
向こうは無傷。
これは言うまでもない、俺は首元を掴まれる。
そして敵は力を込めて一気に解放した。
一瞬にしてあたりは凍りついて、青白い銀世界になった。
同時に吹雪は消えた。
氷の魔導士でも、物その物自体を凍らせるには、相当の技量が必要になる。
俺はハッと自分の本当の体に意識を取り戻した。
あの時はものすごく寒かった。
簡単な魔法《オーバーヒート》で体温を上げて回りの雪を溶かした。
が、俺の周りにしかすでに雪は存在してなかったようだ。
倒れている敵や捕まっている奴ら以外はすでに撤退した後だった。
そのあといろいろとあったが、今は面倒くさいので、できれば-Outside a story-の方をみてほしいかな?
帰り道も楽に帰れなかったな…。
と前置きが長くなったが、俺はその村で戦闘し、懐かしい魔法に触れた。
「……ちゃん?おーい…、おにいちゃん?」
と星那が顔を覗き込んできた。
「あぁぁ、ごめん、ごめん」
「また〜、何か魔法式でも考えていたんじゃないの?」
俺の癖で、いつもボ〜とすると、すぐに新しい魔法式のことを考えてしまう癖がある。
自分で考え出した魔法式はたくさんあり、研究所にも提出したり、学校教材としても提出しているほどである。
昔から魔法式を考えるのは得意であり、魔法発動は得意としなかったが、魔法式を考えるのは好きでやっていた。
空でも魔法式を書くことができる。
「いやこの前の事をな」
「ふん〜〜〜、最近発作がまた出てるんだからきおつけてね」
発作、深龍は自分の心臓が強く掴まれるような感覚に陥る発作が起こる時がある。
精神状態から来ているものと思われいるが、自身はそう思っていないようで、別の何かが関係していると言っている。
一時期収まっていたがここ数ヶ月の間、時折起こっている。
そう忠告して星那はご飯の残りを食べ終え、流し台に持って行った。
『今回の調査で分かったことはここ数年で闇ギルドと言われる非正規ギルドが表立って行動し始めたということです。
これはいいことではありません、それに感化してこのような行動をとる闇ギルドが増えてくることでしょう。
聖魔法評議会の今後の動向が気になります。
魔道士や軍の人、それに関係する人はご注意ください。
それでは』
とニュースはエンドロールに変わった。
深龍はさっさとご飯を食べ終わると、流し台に置くと妹の星那が洗い出した。
そして深龍は自分の部屋に向かった。
自分の部屋は2階にある。
階段を上がるとドアが4つあり(右に1つ左に2奥に1つ)、一番手前右のドアが深龍のだ、その反対側のドアが妹の部屋である。
ドアを開けると案外部屋の中は整理されていて、床には何も散らかっては…、いない。
右側には天井まである本棚があり、魔法関係の書籍から科学系の書籍と大小さまざな本がジャンルごとに整頓されていた。
そして正面には机があり、モニターが5つあるPCが置いてある。
その隣がベットになっており、クローゼットがある。
自分の部屋に入ると、PCの電源を入れて、メールを確認して閉じた。
矛盾を感じると思うが、この世界にもインターネットというものが存在する。
彼自身独自の(厳密に言えば違うが)ネットワークを持っている。
メールの内容は『近いうちに上にいく』と書かれていた。
紙媒体が少なくなってきた言ってもそれは一部の地域でしかない。
他の地域ではまだまだ行き渡っていないところもある。
国によっても違ってくるが基本的に紙類は少なってきている。
魔法書籍も古いものは別として、電子版も最近では出来ている。
それは…、とここだ語りすぎるのも良くないな。
深龍は作りかけの魔法陣を確認すると閉じた。
そして身支度をして家を出た。
☆あとがき☆
どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
初めての方は初めまして、作者の杜木
今回の話しはどうでしか?
と言っても今回もほぼ-Outside a story-のまとめになりすね(汗
最後の方は少し話を追加しました。
-Outside a story-は直接的に関わって来るのは物語の中盤を予定しています。
その時にまたこちらに戻って来るのもいいと思います。
この物語の設定をわかってもらうために書いたようなものですが、実は少し関係のある物語である。
ということですね、
ということでこれにて-Outside a story-の話は終わります。
次回からは進んでいくと思いますのでこれからよろしくお願いします!
半年間お待たせしました!!!