魔法と科学の共鳴世界   作:杜木 馨

8 / 19
それではいよいよ!!今回は詐欺ではありません
本当に本編始動です!!
長っかった。
それではどうぞ!!!!



2話 誘いと事変

 私の名前は聖嵐(せいらん) 晴奈(はるな)16歳。この春に(こう)稀科学(きかがく)魔法科学校を卒業しました。

 そのあとは大学には進学せずに在学中からお世話になっていたギルド《ライグル》(光の三柱(ライトトライアングル))に入ることに決めました。マスターや周りの人たちも心良く受け入れてくれ、正式にライグの魔導士になりました。

私が得意とする魔法は『風』『聖』系統の魔法。魔法以外にでは剣術が得意で、実力は学年で上位に入るほどです。

 もともと自分の家系が剣術の凄い家で幼い頃、学校に入学するまでの間、祖父母に稽古してもらっていました。

 学校に進学してからは寮生活になりました。けれど向こうの手違いでルームメイトがいなく、学校生活のなかでは結局のところ仲のいい友達は出来なかった。

 

 でも高学年になってギルドに仮に入るとみんな優しい人達で私のことを仲間にしてくれた。

 そしてこのギルドに正式に所属してその時の人たちと一緒にクエスト今もクエストに行ったいます。

 見た目はとてもチャラそうに見えるけどいい人達だと私は思っている。

 時折魔法以外で「良いことをしよう」と誘われるけど、正直魔法以外は興味ないから、断っている。けれど最近は…、少し強引な気がする。

 

 

「それで、私、一緒に連れて行きたい人がいるんですけどいいですか?」

 

 何時ものように皆と集まって今後行くクエストを探していた。

 クエストや依頼をこなすことで報酬を受け取る、それを生業にしているのが私たち魔道士である。漢字で書けば魔導師も居る。

 で今私は使っている武器、背中に背負って居る片手長剣の強化をしたくて、あるモンスターの討伐依頼を受けようとしていた。(街中では許可を得なければいくら魔導士でも武器を携帯することはできない。杖や術札などの魔法を発動する媒体になるものは別とされている。が許可は必要)

 そしてその頼みとは、一緒に同行していきたい人が一人居ると言ったのだ。

 なぜ一緒に行きたいかと言うと、今回行くモンスターは強いと言われているから、でも本当のことを言うと私はその人に少し好意抱いていたのかもしれない。

 

「誰??」

 

 テーブルに座り足を組んでいるチームメンバーの一人が聞いてきた。

 そして晴奈はカウンターの椅子に座っている黒いコートを来た男を指差した。

 すると皆んなは彼を見た。

 

「彼?、なんかあまり強そうには見えないけど…、そんなことよりさ…」

 

 男が言葉を最後までいい終わらずテーブルから下りて晴奈の肩に腕を回して話かけた。

 真横にある顔を、目を見ながら言った。

 

「あの人とても、強い…方ですよ。ですので、きっと…大丈夫です!」

「知っている人なのか?まぁ晴奈がそこまでいうならなぁ」

 

 晴奈は少し強めに言ったようだ。

 だが、あまりいい顔をしていないようだ。

 彼らにとって彼女、晴奈は可愛いからチームメンバーに入れたようなもの。

 そこまでして強くならなくても、俺らが守るから問題ないと、思っているからだ。

 

「なら、誘ってこいよ」

 

 と言うと晴奈はウキウキしながら誘いに行った。

 

 だが…、

 

「あまり人とは関わりたくは無いんだ」

 

 晴奈が誘うとYesともNoとも言わずに、彼らの方向を見ながらそう言ってきた。彼と私のほぼ最初の会話はとても冷たいもので始まった。

 彼は向こうで話をしているのが自分の話題だと気付き、私の話が途中でそう言ってきた。多分最初から用意していたのだろう。

 

 そして彼は彼女の方に目線を戻し話を続けた。

 

「それに君は彼等とはあまり関わらない…」

 

 と、途中で話を切って彼こと深龍(しんかみ)は席を立った。

 深龍が立つと同じタミングで金髪の男がやって来て彼の前に立ち止まった。二人とも背がとても高い。180cmはある高さ。

 

「意外と身長あるんだな」

 

 無口のまま金髪の男の方に向く。

 

「ま、そんなこと言ってやらなくてもいいじゃね、まぁ背は俺と同じで高いけど見た目弱そうだしな」

 

 ヘラヘラとした態度でそう言って来た。

 深龍がその言葉を聞くと口元が緩み少し笑い気味な顔になった。

 確かに深龍の顔は強面というには程遠く、どちらかというと優しそうなお兄さん。のような顔をしている。

 晴奈は一瞬その笑顔に恐怖を感じ取った。けれどこのチャラ男は気がついていない。

 深龍は金髪男の方に近づいていく。

 

「それ良く言われるよ、けど君より強いと思うよ。」

 

 最初は優しい声だったが、後半は少し刺さるような言い方になった。

 と深龍が金髪の男の肩に手をポンと乗せた時、金髪男が殴りかかってきた。

 それをしゃがんでかわし、少し距離をとった。

 

「予備動作が大きすぎだ」

 

 と言うと床を蹴って2階に上がった。そしてそのまま奥に行き姿を消した。

 

「んだよ、彼奴、偉そうにしやがって」

 

 と言いながら元いたグループに二人は戻って行った。

 

「さっきのはダサいぞ」

「うるせぇ!!!」

 

 と言いながら机にドン!!!と大きな音を立てて座った。

 しかし奥に行ったはずの深龍は2階から彼女らを見ていた。

 

「ダメでした。」

「あんな男なんか放っておいてさぁ、別の楽しいことしようぜ」

 

 と、別の金髪の少しチャラめの顔は残念系の男が肩に手を回して、顔を頬を優しく触った。

 そしてその男はギルドの奥の方の扉を見ながら言った。

 

「楽しいことって、あんたそれ」

 

 と今度は同じ見た目の今度は女の方が話に入ってきて、その手を離した。

 そうされるのは何時もの事、晴奈は気にも止めず話をやめなかった。

 

「私は、そのぉ、」

 

 晴奈の言葉に彼らの視線が集まる。

 

「どうした?」

 

 紙を握りしめてもう一度強く言った。

 

「このクエスト行きたんです!」

 

 と晴奈言うとチームメンバーが黙り込んだ。

 なぜにここまで言うのかと言うと、武器を強化して自分も強くなって、いつも守ってばかりの自分を辞めたいと思っているから。でもそれは彼らにとっては不要な事。

 しかし晴奈にとってそのクエストは少し難易度が、と言うよりこのパーティでも難易度が高いように思える。

クエストランクは《A++》。だが《S》にも相当するようなクエストだ。

晴奈の魔導士ランクは48MRで階級はA+に相当するが…。

 

「付いて行ってもいいんだけど、今は別の用事があるから…」

「私も、」

「おお、俺らもな、なおみ」

「ええ、つっ君」

 

 と皆行く気は全くないようだ。だが晴奈は諦めず。

 

「わかりました。では一人で行ってきます。」

 

 と言って手続きをしにカウンターに向かおうとした。

 だが不意に腕を掴まれる。

 

「ちょっ、晴奈」

 

 晴奈は掴まれた手を振りほどいて金髪の男の顔を一度見て、正面を向き直した。

 

「いいんです、これぐらい一人で出来ないと…」

 

 と言ってスタスタと歩いてクエスト発行届けを出して出発してしまった。

 

 今までの晴奈では考えられない行動に対して皆呆気に取られてしまった。

 

「ちょっとどうしたのよ晴奈ったらぁ」

 

 と呆然と立ち尽くして居る男の横に一人、見た目が似た女が横に立った。

 

「一発ぐらいさぁ」

「そこかよ、」

 

 とため息をついて、男の腹を殴った。

 

 事件が起きたのは晴奈が出発してから2時間後ぐらい経ったあとだった。

 急にカウンターの奥でザワザワとし始めたのだ。すると奥から一人白髪ショートの女の子が出てきた。そしてマスターの元に駆け寄って行った。

 その顔は蒼白で、少し冷や汗が出ている。ただ事ではないことが想像できる。

 その女の子の荒々しさにギルド内もザワザワと騒ぎ出す。

 

「マスター大変です!!ネビラ山の《ホワイトカリバーン撃退》のクエストですが急遽変更で《稀少種 聖・ホワイトグロードラゴン》に変更されました」

 

「それは大変じゃ……」

 

 マスターの顔が悪くなった。

 

 突如《通常クエスト》であった依頼が《緊急クエスト》に変更されたのだ。こう行ったことは稀にあることで、特段問題ない。だがそれよりも、そのクエストはすでに発行してしまい、一人行ってしまったことに問題がある。

 と言うよりも最も大変なことに、このクエスト変更は異常でランクが一気に跳ね上がる。

 ランクは当初の《A++》A ランク帯から4つ上がり(S、S+、SS、SS+)Gランク帯《G1》にまで上る。

 しかも行った人は一人で、その子は晴奈だった。

 

 最低魔導士ランクが151MR以上は必要とされるランク帯だ。

 晴奈は48MRでAランク準中級魔導士である。このドラゴンは並みの魔導士では殺されかねない。

 

 それを聞いたあの連中は

 

「マジかよ」

「ねぇはるな大丈夫かな?」

「誰か助けに行かないと」

「俺は絶対いけーぞ、あんなの相手とか死にたくねーよ」

「あなた達!!はるなは仲間じゃないの?」

 

「「えっと…、それは…、」」

 

 (なるほどな、そういうことか。聖嵐…)

 深龍は2階でそのことを聞いていた。そして1階に飛び降りて、その話している集団に横に行った。

 

「誰も命がけで助けに行こうとはしないんだな」

 

 いきなり男が横に現れ驚く4人。

 

「所詮その程度の仲だったってことか。お前らがどういう理由で彼女をそばに置いているか分かったよ」

 

「なんだよお前さっきの」

 

 一人金髪の男が深龍の前に立った。

 

「彼女は飾り物じゃない。仲間の為に死ねない奴らに彼女と一緒にいる資格はない、と言いたいだけだが」

 

 突拍子もない発言を聞いて少し固まる金髪男、フリーズが治ったのか話始める。

 

「お、お前には関係ねーだろ」

 

「あぁ、だが、個人的に死なれては気分が良くない、それに…、まぁお前には関係ない事だ」(あの時俺がもっと忠告していれば…)

 

「死ぬって…、お前!」

 

「あぁ確実に死ぬな。ならお前が行くか?」

 

 金髪の男に詰め寄る深龍。深龍の気迫につい後ずさりする男。

 

「行った所でお前も殺されるぞ、」

 

 見つめ合う形で男はそう言った。その言葉に深龍は少し驚いた顔をした。

 

「俺の心配をしてくれるんだな。ありがとう」

 

 と言い残すと身を(ひるがえ)して深龍はドアの向かって走って行った。

 ドアを開け、入り口の先をジャンプして捕まり、そのまま屋根を2度3度4度ジャンプして登って行く。

 クエストの場所は大体把握している。

 屋上に立ち、少し目を閉じて力を入れる。そしてその屋根から助速をつけて飛ぶ。

 すると腰のあたりに魔法陣が展開し光り出し、その光は両腕を伸ばしても届かないくらいの長さまでに伸び、ジェットエンジンユニッットも付く。

光は腰だけにとどまらず体の上半しも飲み込みアーマーをつける。

 光がなくなるとカラーはダークブルーにダークグー色のデジタル迷彩。ヘルメットも装着する。そうこうしている間にも落下は続けている。そして地面から2mのところでジェットエンジンユニットが点火して、加速し、ギルドの前の道路を高速で飛行。そして空高く飛び上がった。

 

 

 彼女を助けるまでは。

 




☆あとがき☆

どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
初めての方は初めまして、作者の杜木 (かおる)です。

今回の話しはどうでしか?

やっと本編を話し始めます!これこそがこの物語の1話になります!
今まではこの世界の説明をざっとしてきました。
それでは今回の話の詳しい説明ですね。
とりあえず晴奈が一緒にいたメンバーは…、まぁ、あれですよねぇ。とにかくやりたい連中なんですよ!
全く、多分今回限りで出番はないかもしれないです。

この小説では魔導士にランクが存在します。そしてそのランクが今回のキーとなります。
深龍のランクはまだ未公開だったかな?彼はとても高いランクなので(主人公補正ってやつです)安心してください。
最後に出て深龍の装着した飛行ユニットは魔法と科学技術の融合した装備になります。エネルギーは魔力でそれに…
とまぁそんな感じの装備や、武器なども今後登場して行きます!!
それでは今回はこの辺りで!!


次回予告
クエスト依頼のあった街に到着する晴奈、大男でも倒すのは困難なドラゴン。
晴奈は果敢に挑むが太刀打ちできない、そして命の危機に!!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。