魔法と科学の共鳴世界   作:杜木 馨

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一人で行く晴奈、初めて一人で行くのに不安で一杯だがどうしても行きたかった。
それは自分を強くする為、だがそれは波乱の始まりだった。
果たして一人で倒せるのか!?

お待たせしました!!
さておよそ半年ぶりの投稿!?
ではどうぞ!


3話 初!ドラゴンとの戦闘!!

 少し(さかのぼ)って1時間半前・・・

 晴奈がまだ、討伐対象が変更になったとは知らなかった頃。

 

 村に到着した晴奈は、目的地である村の大きな家にたどり着き、村の方々から色々と歓迎を受けていた頃だ。

 

「ありがとうございます、本当に魔導士様がきてくれるとは」

 

 高価な机と椅子に座り、晴奈が入り口に近い方に座っている。そしてその正面に村長的立場の初老の方、左右に若い男性が二人後ろにも数名女性も含めていた。

 彼らと少し挨拶をする感じになった。

 

「いえ、私の実力で倒せるかわかりませんが精一杯頑張ります」

 

 と言い深々と頭を下げる。

 

 と言っていたが、村長の後ろや周りからはあまりいい声は聞こえなかった。

「本当にあの娘でいけるのかしら」「うちの男どもでも叶わなっか相手なのに」

 などと、

 

 この村は首都圏から100キロほど離れいている。

 今までは街にいたが都心の駅から魔導汽車(魔法石を原動力に動かす汽車のことである。また別に電気動くものも存在する)に乗り、最寄駅から降りて徒歩で来た。

 村の周囲は深い森に囲まれており、モンスターが出現しそうな気配がある。

 正直なところ安全地区とは言い難い。

 

 モンスターの出現率は低いかもしれないが、時折このようにドラゴン種が飛ぶようだ。

 今回は村から離れた所の塔、聖域でもある塔に出現したようだ。そこは村から歩いて半時間。

 少し高い山から下りたどり着ける場所である。降っているときからわかっていたが霧が濃いのが特徴。

 

 挨拶をした後に、村の村長に道案内をしてもらいながら移動を開始した。その間少し話を聞いていた。

 

「この数ヶ月前にドラゴン達がやって来て村を襲ったのじゃ、その時村にいた魔導士に手伝ってもらって聖域まで連れ込むことができたのじゃが、その魔導士でも手が出せなくてな…」

 

 その聖域はある意味では大型モンスターを誘導して隔離する役目を負っているそうだ。

 

「何回も討伐隊を組んだのじゃがあの鱗が硬くて…」

「そう…でしたか」

 

 魔導士ですら適わなかった相手に私1人で倒せるのだろうか、と不安になっていた。

 二人はそのまま歩いてた。少しの沈黙の後また口を開いた村の村長。

 

「あの白くて白銀に輝く龍、古より伝えられし龍ならば、厄災が訪れる前触れかもしれん」

「厄災ですか…」

「あぁ、厄災じゃよ、と着いたぞ」

 

 と村長は山の中腹まできて立ち止まった。そこには石で出来た立派な門があった。その先は霧で前が見えない。

 

「先週から霧が濃くなって来てな、急に落ちるから来おつけてくれよ」

「わかりました、行って来ます」

 

 というと晴奈は深呼吸をして霧の中に突っ込んで行った。

 

 

 そしてその後その霧はある特別なモンスターから出ているとい事に気がついたのはもっと後のことだった。

 またこの霧の影響で調査隊の調査が上手くいかず、疑問に思った調査隊の人達がもう一度調査しに来たが、その時にはすでに1人の魔導士が戦闘に入った後だった。

 

 そして本当のモンスターが判明したのだった。

 

 その名が…

 

 

 

  ♢ ♢ ♢  

 

 

 

「さて着いた」

 

 石の階段を100段ほど下り、石畳を歩いてまた大きな石の門をくぐり、目的の場所についた。

 だがそこは霧が濃くて先が見えない。

 霧の濃さは10mといったところか、あまり良い視界とは言えない。

 

 感覚的にここはとても広い場所で、何かの広間的なところだとわかる。

 実際には100mを超える幅で奥行きは500mはゆうに超える広さである。

 

 晴奈が着いてからほとんど変わりない時に全身が今までにないくらいの恐怖に包まれた。

 全身に走る悪寒、その感覚に沿って体の芯からふつふつと湧き出る魔力。

 今まで経験した事ない、とても恐怖な何かがこちらに近づいてくるのがわかった。

 晴奈は背中に手を回し、片手剣を抜く。さやからはブレイド部分が翡翠(ひすい)色に輝き両側面は軽く反っている。ガードの中央にある赤い宝石がきらめく、フラーの溝部分には波打つ模様が描かれている。

 それを両手でしっかりと握り構える。

 

 するとバサァ、バサァと大きな翼が羽ばたく音がくるのが聞こえてくる。その音はだんだんと近づいてくる。

 音が近ずいてくるに連れてだんだんと霧が濃くなってくる。

 そしてうっすらと影が見え、大きな翼の影が、そして大きな声が唸り声が轟く。

 

 

 グググギャァァァァ《《《《

 

 

 その唸り声に呼応するかのように、辺りの空気が震える。詳しくいえば空気中の魔力の粒子が震えているのだ。そして大地が地面が震える。

 周囲に漂う魔力が一気に散る。それと同時にあたりの霧が晴れる。そしてその大きな巨体が目に写る。

 

 

 その体に光があたり神々しく白光りしている。まるで天から舞い降りた神の遣いであるがごとく。

 そして何よりその龍の鱗は鉄より硬い。

 

 今目の前に現れたのはいわゆる龍、ドラゴンと言われている存在だ。

 

 その白く輝くドラゴンを目にして晴奈は剣を構えたまま数歩後退りしてしまう。

 

 無理もない。

 

 普通にドラゴンを目の前にして後退りしない方がどうかしてると言えよう。自分の体よりも数倍、いや数百倍の大きさの存在を目にして、誰っだって後ずさりはするだろう。

 

 出現の仕方を見てもらってわかる通り、このドラゴンは特別な属性を持ち合わせている。

 

 

 基本的にドラゴンは《火》《水》《地》《風》《雷》《木》と言った基礎6系統の魔法を使用するのが通常である。又は基礎6系統に準ずる系統の魔法を保有している場合がある。例をあげると《雪》《鉄》《岩》などがある。

 だがそれ以外に別に系統外魔法といい魔法が存在しそれは《光》《聖》《闇》《重力》などの特殊な属性をもったドラゴンがいることが確認されている。(《光》《聖》に関しては同一であるという文献が一部あるが、詳しく研究出来ていないため現在は別々に扱っている。ある文献では《聖》は《光》からの派生ともあるが未だ謎が多い。魔法の構造自体は近いと言われている)

 そして今回のドラゴンが、

 

 《稀少種 聖・ホワイトグロードラゴン》

 

 名前の通りに聖属性を保有するドラゴンである。

 

 聖属性は特殊であり、浄化作用があることが知られている。それは他の魔法を無力化、相殺することができ、特別な魔法も一部をのぞいて無力化できる。(《光》も同様である)

 その性質の魔力を持ち、またグロードラゴン種というドラゴンはドラゴン族種の中では好戦的な種類に分類されるため、危険度は極めて高く、討伐できるハンターや魔導士は限られている。

 また表面の鱗は通常のドラゴンの物よりもよりも質が違う。

 基本的には肉の固くなったような少しザラザラした質感があったり、金属の特有の光沢などが普通である。がしかしこの《聖・ホワイトグロードラゴン》(以下:ホワイト)の表面はクリスタルのような輝きを放ちその硬度はとても硬い。なおかつ聖属性で魔法攻撃は無力化され『魔法攻撃を通しにくい』クリスタルと言われている。

 またそのクリスタルは高額な値段で取引されるので有名である。

 

 

 ドラゴンと向き合い、抜刀した剣に力を込める。

 魔力を体の芯から出し、腕、手を伝い剣の方に注がれ、翡翠色の剣が青く淡く光だす。

 今度は足の方に魔力を溜める。溜めた魔力を放出して強く地面を蹴る。足の形に地面が少しえぐれる。

 ホワイトは動こうとせずに晴奈からの攻撃を頭を少し下げて受け止める。

 

 魔力を帯びた剣が硬いクリスタルの輝きを放つホワイトの頭に当たる。

 キーン!!!という高い音が響く。

 金属同士が擦れるような黄色い、橙色の火花が散る。

 固すぎて、剣の刃が刺さらない。

 

 ホワイトは剣を受けたまま少し顔を下に向けて、斜め上に薙ぎ払う。

 

 晴奈は左手に剣を持ったまま後ろに飛ばされる。そして近くにあった岩に背中を強打する。岩に当たる直前に防御魔法を展開して強打を緩和する。

 

 晴奈は岩に手をあて立ち上がり、もう一度攻撃を繰り出す。

 今度は剣を右手で持ち、地面にすれすれまでに姿勢を低くして前屈みで走る。

 ホワイトからの攻撃が来る。少しにやけた口から炎が溢れる。そして三連続の火炎弾を右、左、正面に放つ。

 それを晴奈は見切り、瞬時に判断し右左によけ正面にきた火球をジャンプで避ける。

 着地と同時にスライディングして移動魔法で摩擦抵抗を減らしスライディングする。

 ホワイトのお腹に着くと右手の剣が光出し突き刺す。

 

 その攻撃にホワイトがビックリして少し浮かぶ。がそういかない。翼を羽ばたかせ空に飛び立つ、

 

 晴奈はドラゴンを睨み魔法陣を展開して詠唱する。

「《聖なる剣よ!10の輝きを持って、我に(まと)え!!》聖なる剣よ!10の輝きを持って、我に(まと)え!!」

 そして最後に

 

 「聖天(せいてん)!!」

 

 すると体の周りから白く光る剣のようなものが10本出現する。手に持っている剣を上にかざすとその周りの剣が一斉にドラゴンに向かっていく。これは詠唱魔法という。

 

 ホワイトも負けじと咆哮を繰り出すと周囲に4つの魔法陣が展開され乱回転しそれが球体になる。聖なる流星が現れる。

 

 白い剣は聖なる流星に消され、そのまま流星は晴奈めがけて落ちる。

 

 地面にあたり爆発と白煙が立ち込める。

 人影が爆発で飛んで行くのが煙の中で見える。

 

 ホワイトの後ろに存在する魔力、それに気づき振り向くが遅い。煙の中で見えた人影は変わり身であり、本体は既に裏に回っていたのだ。

 翡翠色の剣が白金に輝き出し、その大きさは10倍にまで膨れ上がる。それを振り下ろす。

 

 

 ホワイトは少し耐えるが耐えきれず地面に叩き落される。

 

 晴奈は魔力が尽きてしまう。

 

 「これで、どうだ…聖属性なら効くはず」

 

 だがホワイトは地面から両足を使い起き上がる。魔力を溜める。

 

「まだ、倒れないの…」(もう魔力が、防御に回す魔力すらない…)

 

 今までにないほどの魔力を感じる。そしてそれはとても高密度、これだけの魔力の密度は今までに感じたことがないくらいだ。

 そしてその魔力はあたりから吸収しているのがわかるくらい、そして、少しホワイトの顔がゆがんで見える。高濃度に溜められ魔力で空間が歪んでいるのだ。

 溜めながら、二足で立ち上がり、胸の部分が白く光り出し、膨れる。

 

 そしてブレスを出そうとする!!

 

 ドーン!!!

 

 ホワイト周りでブレスが爆発を起こしてあたりに白煙が立ち込める。

 煙が散るとそこにはホワイトが地面にはいつくばっていた。

 そして、ホワイトの目の前に人が一人、黒い服を身に纏った人が立っていた。




☆あとがき☆

どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
初めての方は初めまして、作者の杜木 (かおる)です。

いやぁ6話目(本編2話目)完成するまでに時間かかりました〜
(これ完結するのいつになるのやら…)
今回から戦闘多目でのお話になりますね、いわば前編で次が後編的な感じです。
いやぁ最後に一人来ましたねぇ、一体誰なのかww

もうお分かりですね?

色々と説明文等がこれからも出てくると思います。それも楽しみにしていただければ幸いです。
といことで次の話ももう完成して今チェック作業していますのでもうすぐ投稿できると思います!
では次回も宜しくお願いしますね!



♦︎次回予告♦︎

晴奈のピンチに駆けつけた黒い人。
黒い人と聖龍とのバトルが開始される!
次回『深い龍対聖なる龍』
お楽しみに!

よかった評価していただけると嬉しいです。
(PS.艦これもそろそろ投稿します)
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