深海の都の話 ― 小噺集   作:林屋まつり

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世界観設定

//.《がらくた》

 

 かつて、付喪に形を与えた神。《付喪神絵巻》で語られる変化大明神。

 想いを自我のない物体に宿して形を与える権能を持つ。

 

//.日本

 

 深海棲艦(いろは型)の発生はなくなり、少しずつ経済的な回復の途上にある。

 いわゆる混沌期であり、深海棲艦(いろは型)の発生がなくなった事により行われた大本営の再編成がもたらした混乱に乗じて各地方の有力者が台頭、その地の回復に努めている。

 

//.艦娘

 

 《がらくた》の権能により、艦船に向けられた、国を護ってくれる、という信仰が艦船、あるいは資材に宿り得た形。

 純粋な信仰の形であり、格としては英霊。資材を依代として分霊を構築(=建造)する事も出来る。あるいは、《がらくた》の権能により艦船への信仰心が、艦船を依代として艦娘を新規に構築(=ドロップ艦)する事もある。

 また、分霊であるため同一の艦船から構築された複数の艦娘がいる。

 同一の方法で艦船が有していた装備も構築(=開発)が可能だが、装備はあくまでも艦船の一部であるため艦娘のような人格はない。

 なお、元が人に操作される艦船であるため、人の命令には従う。

 

//.深海棲艦(いろは型)

 

 《がらくた》の権能により、海中に漂う呪詛が海中に沈んだ船などに宿り得た形。

 もとより呪詛の集積物であるため認識したすべてを攻撃対象とする。人格らしいものは存在しない。

 元が人の感情であるため、多くの呪詛が集積している深海棲艦ほど人に似た姿を持つ。

 なお、現在ではほとんど発生はしない。

 

//.深海棲艦(姫種、鬼種、水鬼種、《波下の都》の住人など)

 

 強すぎる想いにより元の形を喪失した艦娘。おもに死亡(=轟沈)時、自我の喪失と死に切れない想いの爆発により発生する。

 ごく稀に、想いの爆発が自我さえ凌駕した場合は轟沈していなくても深海棲艦となる。

 艦娘の想いを叶えるため最適の形に作りかえる。想いの強さにより変質の度合いが異なり、変質の度合いが強いと精神、記憶まで変質する。

 

 姫種、鬼種、水鬼種の名前について、それぞれ個体名としてこちらで用意した名前をつけています。

 以下一覧

 姫種、鬼種

  戦艦棲姫=いぶき

  泊地棲姫=みず

  泊地棲鬼=すい

  港湾棲姫=うら

  北方棲姫=ぴりか

  中間棲姫=きく

  空母棲鬼=くれは

  空母棲姫=もみじ

  空母水鬼=あきは

  駆逐棲姫=ひさめ

 

//.大本営

 

 関東、東北に強い影響力を持ち、人々の平穏維持を目的とする。

 海軍と陸軍があり、海軍には多くの艦娘が所属し、少数だが陸軍にも艦娘は所属している。

 どちらも艦娘に階級を認め、特に海軍の大将四人は艦娘で占められている。

 

//.南朝

 

 近畿、中国に強い影響力を持ち、大本営とは公然と敵対している。

 大本営のやり方に反発した艦娘や姫種などの深海棲艦が所属している。

 

//.《波下の都》

 

 轟沈した艦娘が深海棲艦として目覚める場所。異界であり、多くの深海棲艦と、一部希望した艦娘が暮らしている。

 現在は顕界(=生者のいるいわゆる普通の世界)への干渉は基本的に閉ざされ、竜宮などの他の異界にのみ行く事が出来る。顕界からの接触は可能だが、ここで暮らす事は不可能。

 

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