後書きにて、ちょっとした閑話を入れていきたいと思いますが
NGシーン、ある日の話や日常
どの話を入れてほしいか、コメントくださるとうれしいです
「私の家にようこそ」
響の家にきたはやては驚いた。
家が大きいからだ
この街には、月村やバニングスといった有力者住むため
大きい家はあるのだが、有力者でもない響が住んでるには
大きすぎるのだ。
しかも、家にはバリアフリー化までされていた。
響のことをあまり知らないはやてにとっては
驚きしかなかった。
「さ~、リビングにいこっか~、皆待ってるからさ~」
皆?
何のことかわからないはやて
それも仕方ない、響は伝え忘れているのだから
「いらっしゃい、貴方が響の言っていたはやてさんかしら?」
最初に出迎えてくれたのは、マリアだった。
大人しめのけど、何処か大人っぽい服にエプロンを付けていた。
「えっと、響ちゃんこの別嬪なお姉さんは、だれや?同居人が居るなんて聞いとらんけど」
何も知らされていないはやてにとっては、当たり前の疑問だった。
伝え忘れていることを思い出した響は、あっとした顔をしていた。
マリアは響を呆れ顔で見ている
「響~」
「あははは~、ごめんなさい。えっと私の今の家族の一人でマリアお姉ちゃんだよ~」
響は、苦笑いしながらだがはやてに今の家族を紹介した。
はやては、響の紹介の仕方に疑問を持った。
“今の家族“なんとなくその意味を分かってはいるが、聞いてしまった。
「今の家族?」
その疑問を答えたのは、マリアだった。
「この子はね、数年間一人だったのよ。両親は、もうね。それを知った私たちが、つい最近こっちに来たのよ。」
表向きの理由を説明する。
はやては、納得をし、良かったと思った。
しかし、その反面羨ましさもあった。
自分には、そんな人おらずヘルパーさんがいない時は、常に一人である。
少し重い影が見え隠れしているとき、思いがけない提案をされた。
「ねぇ、はやてさん、一緒に暮らさないかしら?」
それは、思ってもみなかった提案である。
誰が好き好んで体の不自由な子を、引き取りたがるだろうか
現に今は、厄介がられて、親戚は引き取ろうとしないのだから
同情?そうはやては考えてしまった。
「同情とか、そういう風に考えてるなら違うわよ」
まるで心を読んでいるかのようなマリアの言葉に
なら、何故?と思うはやてだが、その答えはすぐに返ってきた。
「響が気にいるほどの子っていうのと、はやてさんがかわいいからよ」
「ほえ?......っぷ、アハハハハハ」
いきなり、変なことを言われたせいか、間抜けな声を出してしまったはやてだが、
すぐに、笑ってしまった。
まさか同情ではなく、かわいいからとは、予想もしなかった。
その結果はやてに、笑いが込み上げてきたのだ。
「わたし、こないな体やけど、ええん?迷惑かけると思うんよ。それでもええんやったら、嬉しいな」
はやては、少し不安になりながら最後の確認をとった。
それに答えてくれたのは、マリアではなく、響だった。
「へいきへっちゃら、人って迷惑かけて、掛けられて、支えて、支えられて生きていくものだと思うんだ。私だって、お姉ちゃんたちに迷惑いっぱいかけてるもん」
「けどね、代わりに響からいっぱいもらっているのよ。私たちにとって、
貴方たちが笑顔でいることが、何よりも嬉しいことなの。だから、
家族になるんだからいっぱい甘えなさい迷惑なんて思わないんだから。」
響の言葉に繋げるようにマリアが続いて答えてくれた。
この言葉を聞いて、はやては涙した。
こうして、はやては響の家族となったのだ。
第5話完
このまま、無事に完走できるように頑張ります