~flower~   作:御沢

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mix color連動?

神童side


議事録5

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・」

只今の生徒会室―――“暗い”。それ以外、言葉も見つからない。

 

 

「南沢さん・・・」

俺は、空いた書記席を見つめる。

数日前―――此処には、今期生徒会書記の、南沢篤志先輩が座っていた。しかし、南沢さんは・・・今は・・・。

何よりダメージを受けたのは、会長だった。

なんだかんだいって、あの会長は、南沢さんのこと、信頼していたからな・・・。

「会長・・・」

「麗子ちゃん・・・」

会長は、黙ったまま、生徒会室から立ち去る。

その後しばらく、会長は来なかった。

 

 

「会長がいないと、生徒会は成り立たないぞ?」

「三国さんの言うとおりです!」

会長がいなくなり、俺たちは会議を行う。あの調子だと、本当にしばらく来ないだろう・・・。

「そうだ・・・楓はどうだ?」

俺は、サッカー部部員の山吹楓のことを、ふと考えた。

 

 

―――先日、偶然・・・本当に、偶然、楓のお母様・山吹桜子総帥とであった。

そして、楓の過去について教えてもらった。壮絶な過去だった。そして、会長の過去も・・・。

そこで、1つ共通点があった。“実の母親がいない”。

「もしかしたら・・・楓なら」

俺は、三国さんに提案してみる。楓の生い立ちなんて、三国さんが知るはずがない。けど、三国さんは了承してくれた。

楓は、それほど信頼されているのだろう。

「それじゃあ、話が出来た時に」

そう話が収まり、その日は解散した。

 

 

しかし、そのあとゴットエデンに行くことになったり、いろいろあって・・・。

 

 

楓と話せたのは、数週間たったころだった。

しかし、会長は来ていなかった。仕事をさぼるような、そんな会長じゃなかったのに・・・。

 

 

「・・・楓」

「ほぇ?あ、拓人さん」

この楓は、完璧プライベートだ。っていうか、“ほぇ”って・・・。ちょっと、萌えるな←

しかも恰好が、ピンク色の小花がらのワンピースって・・・剣城に見せてやりたい(笑)

「ちょっと・・・いいか?」

「?・・・えぇ、どうぞ」

今、俺と楓はカフェにいる。デート・・・とでも言うのだろうか?

親同士が、月に1度、こういう日を作っている。許婚だが・・・お互い、そんな気はないのだが・・・。

「明日、生徒会室に来てほしい」

「えっ・・・なぜですか?私、全くそういうの・・・関係ないんですけど?」

怪訝そうな顔をする楓に、俺は必死に頭を下げる。

「頼む!事情は・・・また今度」

楓は、困ったような顔をする。しかし、すぐに笑って言う。

「了解です。明日ですね?」

「・・・ありがとう」

「いえいえ^^さぁ、次はバラ園にでも行きますか?」

「あぁ^^」

―――楓は、本当に頼りになる後輩だ。

 

 

・・・ということで。

「そうか・・・ようやくだな」

「はい、阿部さん」

生徒会室にて。阿部さんと話している。

「その、山吹さんは、本当にいい奴だな」

「はい。サッカー部の誇りですね。後輩として、頼れます」

「神童が言うくらいだからな。相当だな」

そのあと、みかんさんや三国さんもやってきた。

「そっか・・・山吹さんに、期待してもよさそうだね」

「楓なら、安心だからな」

―――楓、お前はすごいな(笑)

 

 

「失礼します」

恐る恐るドアを開けたのが、楓だった。

平静を保って、楓の前へ歩み寄る。

「来たな、楓」

「はい・・・キャプテン、何か私に・・・?」

―――そのあと、俺たちは会長について、話した。

楓には、ちょっと失礼になるかもしれないが、楓に頼んだ理由も、包み隠さずすべて話した。

楓は、無理やりだったが、ニコッと笑った。

「わかりました。難しいですけど・・・頑張ってみます」

 

 

長いような、短いような十数分が過ぎ・・・

 

 

ガララララ・・・

古びた扉が、開く音が響く。はっとして、皆がそちらを向くと・・・

「如月!」

「会長!」

―――そこには、如月麗子会長がいた。会長は、いつも・・・まではいかないが、力強い瞳で、俺たちに宣言する。

「いいですか?私は会長なのです!今度の件は・・・申し訳ありませんでしたが・・・でも、これからは、雷門中学校今期生徒会長、如月麗子として、日々精進いたします。

屋上にて出会った、1人の少女には・・・お礼を言いたいものです」

会長は、目だけ笑った。

 

 

「コソッ)神童、楓にメールしておけ」

三国さんが、横からコソッと言ってくる。俺は、無言でうなずき、携帯を開く。

 

 

“to 山吹楓

 suありがとう 

 楓へ

 

 あの後、会長が帰ってきた。

 お前のおかげた。ありがとう。

 

 

 また、お礼をする。

 返信不要だ”

 

 

―――本当に、ありがとう。

そして、帰ってきてくれて、本当によかったです。

これからも、強いいつもの会長で居てください。―――如月会長。

 

 

 

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