私が神威大門に入学して、1年がたとうとしている時だった。
―――生徒会選挙があった。
普通は1年生は、会長選挙には出られない。
でも、私は例外らしい。
半ば無理やり、選挙に出さされた。
―――そして、何と会長になってしまった。
「は、はじめまして・・・」
生徒会顔合わせのとき、緊張していたら、隣に同じく震える少年がいた。
―――彼が、ムラクだった。
同級生同士、私たちは意外と仲良くなれた。
「緊張、するね」
「そうだな」
上級生を差し置いて、会長と副会長なんて・・・
結構なプレッシャーだった、笑。
そして現在。
「ムラクー、これ確認よろしく」
「了解」
夜遅くまで、私たちは仕事をする。
ウォータイムが終わって、私もムラクも、ほかに仕事があって、結局そのあとだから、かなり遅い時間だ。
ほかの委員さんは、もう帰ってしまっている。
「はぁー・・・」
仕事が一段落して、思わず溜息を吐く。
「疲れたのか、ミク」
「当り前でしょ?承認って、結構疲れるー」
肩をまわしていたら、コトンと音がした。
―――ホットココアだった。
「ムー君、ありがと」笑
「その呼び方は・・・」
学園長の呼び方をしてみると、苦虫をかみつぶしたような顔をする。
いやなんだろうなー、笑。
アラタなんて、アラたん、だもんな、笑。
「はーっ!おわったぁーっ!」
仕事が終わったのは、夜の8時半くらい。
お互い疲れていて、お互い口数が減っていた。
「疲れたな」汗
「うん・・・乙です」苦笑
ココアを飲みほして、かばんを肩にかけて、家へと帰る。
「じゃーねー」
「あぁ」
私たちは門の前で別れて、私は山の上まで帰る。
「な、長い・・・っ!」
バスもなく、1人で歩いて家へと帰る。
本当に長い道のりだ。
・・・と、前に見覚えのある影発見。
「ハルキ、ヒカル、門限過ぎてるでしょ?」
ビクッと肩を震わせる2人。
2人がこんな時間にいるなんて、不思議・・・。
「ミク・・・」
「き、君こそ・・・」
「仕事があったの。さぁ、理由」
すると2人は観念したようで。
「・・・だよ」
「なに?聞こえない」
耳を傾けると、真っ赤な顔のヒカルがいた。
「ね、眠れなかったんだよ///////」
ハルキは、ついでらしい。
「そっか・・・そっか・・・」
おかしくなったけど、笑いはこらえる。
「じゃ、家へおいでよ」
『え・・・?』
ポカンとする2人の手を引いて、私は家へと急いで帰った。
家には、明かりがついていた。
先生、もう帰っていたんだ・・・
早いなぁ・・・
ドアを開けて、明かりのともる家へと入った。