~flower~   作:御沢

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ミクがそれぞれアラタ、ヒカル、ハルキ、ムラクなどと付き合っていたら?
という妄想です←

時たま、妹ちゃんたちも入ります。

ちなみに私の中では、ヒカル、ハルキ、ムラクはミクに気があります←
タケルは微妙・・・ゲンドウやカイトもあるかもです←


もしも ~星原ヒカル~

神威大門統合学園に入学して、初めて会った同級生。

 

中等部の生徒会長をやっている大空ミク。

 

僕の憧れる人の1人だった。

 

同級生なのに、幼いころは世界相手に戦っていたり。

 

―――憧れは、いつしか恋心に変わった。

 

 

「あっ、いたいた!ヒカルー!」

 

長いウェーブのかかった蒼い髪をサイドテールにしたミクが、こっちに手を振る。

 

「ミク、待ったか?」

 

「ううん、全然。それじゃあ行こっか?」

 

 

―――気持ちを隠すのにも、限界があった。

 

彼女は何でも1人でため込む。1人で抱え込む。

 

生徒会長もやって、司令官もやって、運営側もやって、プロのプレイヤーもやって、忙しいはずだ。

 

それなのに、誰かに頼るということを知らない。

 

僕は、そんな彼女を守ってやりたいと思った。

 

 

『―――好きだ』

 

『えっ・・・ヒカル・・・それって・・・』

 

とあるウォータイムの終わった日。

 

思い切ってミクに気持ちを伝えた。

 

いろいろな人がミクに思いを寄せているのを知っていた。

 

それでも、僕は躊躇なんてしなかった。

 

『すまない・・・こんなことを言われて、戸惑うと思う』

 

『・・・ううん、私、ずっと思ってたの・・・ヒカルを見てたら、胸が締め付けられるっていうか、きゅんってなるっていうか・・・。

 

・・・今わかったよ。それって・・・恋・・・なんだね。私もヒカルが好きだよ』

 

その言葉を聞いた瞬間、僕の体は無意識にミクを抱き寄せていた。

 

 

「わぁ・・・見てみて、わたあめ!」

 

「食べたいのか?」

 

神威島1年に1度の大イベント・神威祭。

 

今僕の手をつなぎ、横を歩いているのは“彼女”のミクだ。

 

藤色のきれいで落ち着いた花柄の浴衣を着て、髪をお団子にしている。

 

「うん・・・SCはまだある・・・うん、ちょっと買ってくる!」

 

手を振りほどこうとするミクを制止する。

 

「僕が買ってやる」

 

「でも・・・悪いよ」

 

「パフェよりは安いだろう?」

 

僕が笑いかけると、ミクも笑い返す。

 

 

祭りの最中、ハルキ、アラタ、サクヤと会った。

 

ハルキがミクに気持ちを寄せていたのは知っていた。

 

でも、今はハルキは僕たちのことを応援してくれている。

 

「じゃあな、俺たちは第4小隊と待ち合わせがあるから」

 

「そっかぁ。じゃあ、またね」

 

3人と別れ、僕たちは神威大門統合学園の屋上へと向かう。

 

ミクに教えてもらったのだ。

 

 

「わぁ・・・すごいな・・・」

 

「でしょ?私だから夜の神威大門にはいるのも許可がいらないんだからね?」

 

―――ここからは、美しい花火が一望できる。

 

独り占め、いや二人占めだ。

 

「きれいだよね、花火」

 

「あぁ。でも・・・」

 

「でも・・・?」

 

キョトンとするミクに、くさいセリフを言ってみる。

 

「ミクのほうがきれいだ」

 

「ッ!ヒカル・・・」

 

 

ミクは、嬉しそうに恥ずかしそうに微笑んだ。

 

それにこたえるように、僕も微笑み、抱き合う。

 

「ヒカルの腕の中、大好き。優しいの」

 

「僕もミクの腕の中が好きだ。でも、もっと優しいものがある」

 

「・・・うん、私も」

 

 

―――今日1番の大きさの美しい花火が上がった。

 

笑いあった僕らは、唇を重ねた―――。

 

 

「まだお祭りやってるよね?」

 

「あぁ。行ってみるか?」

 

「うん!」

 

花火よりもきれいな笑顔を浮かべ、ミクはうなずく。

 

 

「ヒカル、好きだよ?」

 

「あぁ、僕もだ」

 

ミクは絡めた指を少し力強くした。

 

そんなミクの頬にキスを落とし、僕たちは学園を出た。

 

 

―――きれいな花火が、僕たちを祝っているようだった。

 

 

 

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