それからしばらくして、京介は行方をくらました。
心細くって、仕方がなかったけど・・・
私は信じてたから―――
やがて、帰ってきてくれたし。
幸せって、とてもありがたいんだ・・・と、痛感できた。
―――とまぁ
「こんな感じよ?どう?」
みかは、目をキラキラ輝かせながら、私を見つめた。
「すごいっ!おかあさんとおとうさんみたいに、わたしも“ステキ”な“けっこん”する!」
「そう?みかなら、絶対にできるわよ」
~瑠奈の場合~
私はモデルだ。自分で言うのも何だけど、結構有名なモデル。
世界レベルで活躍している。ファンクラブがあることだって、一応知ってはいた。
でも、直線そんなに感じる、なんてことはなかった。
雷門で出会ったのは、私のファンだという狩屋マサキ君。
最初は怖かったけど、今はいい仲間だと思っている。
今日は、サッカー部は休み。・・・と言うことで、私はサッカーをすることにした。
マネージャーの仕事があって、普段はなかなかできないからだ。京介も楓も、今はホーリーロード真っ最中。邪魔はできない。
ピンク色のジャージを着て、ハーフパンツをはいて、白いハイソックスをはいた。そして、スパイクをはいて、フィールドに向かうと―――・・・
「え・・・狩屋君・・・?」
そこには、狩屋君がいた。
狩屋君は、驚いたように私を見た。
「る、瑠奈ちゃ!?え!?なんで・・・!?」
「私・・・サッカーしようと思ったの。実は私も、サッカーしたりするのよ?」
すると、狩屋君は顔を輝かせながら言った。
「じゃあ!一緒にしよう!」
私は、一瞬戸惑ったけど、せっかくの誘いだから、一緒にすることにした。
狩屋君は、まっすぐドリブルしたり、すぐれたボディバランスで色々な技を見せてくれたり・・・ちょっぴり、かっこよかった。
「瑠奈ちゃんはさ、何が出来る?」
ベンチに座って休憩中、そんなことを尋ねられた。
私は、指を3本立てた。
「スノーフラワー、デスドロップ、あと・・・化身技くらいかしら?」
狩屋君は、目を見開いた。
「瑠奈ちゃん・・・化身使い?」
「えぇ。化身名は、女神セレネー。技は、ムーンライト。ちなみにポジションは、MFかDF。デスドロップは、シュート技・・・って、京介が使っているから、わかるわね」
「じゃ、デスドロップって・・・瑠奈ちゃんの技・・・?」
私はうなずく。狩屋君は、もはや言葉も出ないようだった。
「マジですか・・・」
しばらく黙りこくって、急に立ち上がった。
「化身、見せて!」
・・・ということで、私はボールを持って、グラウンドの真ん中に立っている。
「はぁぁぁぁぁぁ!!!女神セレネーっ!!」
後ろから、若干魂が抜けたような、そんな感じがした。そして、紫色の光がみえた。
「ムーンライト!」
ボールをけり上げ、狩屋君をあっさり抜くと、私は化身を収めた。
パチパチパチ・・・
「すごい!すごい!」
狩屋君は、まるで小さな子供のように、目を輝かせて、私に拍手してくれた。
私は照れてしまって、視線を落とす。
「そんなことないと思うわ・・・楓や京介は、もっときれいで強い化身出せるもの・・・」
「そうかな?・・・俺はわかんないけど、瑠奈ちゃんの化身、すごく強いしかっこいいし美しいよ?」
―――狩屋君って、時々思っていることを、そのまま話しちゃうから、恥ずかしかったりする。でも・・・
「―――ありがと・・・///////」