ネプテューヌVA' 番外編〜from.Hameln〜   作:紅蓮龍蒼

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中編はとっくに出来てたのでさっそく投稿!一話投稿しただけでコメントが3件くるとは。やはりpixivでの活動が功を成しているのでしょうかねぇ。

では改めて前回の続きから。

モンスター退治に意気込むヒロム!



でも………………はい、じゃあどうぞ!



中編

 

 

 

 

とか言っていた時期が俺にもありました。

 

 

 

でも今は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いぃやぁぁぁぁぁぁぁあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

 

 

 

 

 

必死に逃げてます!!

 

 

 

 

 

「ってちょっとヒロくん!?前回の話じゃ相当意気込んで余裕バリバリだったよねぇ!?いざって時は俺が守ってやるとか言ってたよね!?なのになんで!?なんで先頭ぶっちぎりで逃げてんのさぁ!?」

 

後方からネプ子の声が掛けられる。

そしてそれはあまりに正論過ぎた。いつものこいつからは考えられないほど的を射ている正論であった。

だがしかし!だがしかしだな!

 

あれはダメだよ!あれはホントにダメな奴だよ!

 

だって!

 

 

 

「だってあれ完全に”青鬼”なんだもぉ〜ん!?!?」

 

 

 

 

 

……

………

…………

 

 

 

 

 

青鬼……最初は一人のユーザーが製作したホラーゲームから始まった。

プレイキャラクターを動かして閉じ込められた洋館から脱出するために様々な謎解きを駆使する定番の脱出ゲームである。

しかし、そのゲームにはゾンビより厄介極まりないモンスターがプレイキャラクターたちを執拗に襲いまくるのだ。

 

それが……青鬼と呼ばれる、巨大な頭と左右非対称な眼球を持つ、この世のものとは思えない怪物。いやもはや『この世全ての恐怖を背負った魔物』とも言えるビジュアルをしている異形の塊。

 

そんな青鬼というゲームは、謎解きをしながら迫り来る青鬼からとにかく逃げ、そして恐怖感を煽りまくるBGMを聞きながらさらに青鬼から逃げる。ちょっとでも青鬼に触れたらゲームオーバー。

そんな鬼畜ゲームである。

 

ただなんでかマニア受けがよく知名度もそこそこ高くなって、実況動画なんかじゃ5000万再生される物があったり、小説化や漫画化だけでなく実写映画化までされるという快挙を成し遂げた有名なホラーゲーム。

 

であるから、俺も知っていた。

実況動画も見ていた。

正直、失禁してしまうんじゃないかって思ったよ……。実況者のコメントでギリギリ緩和されたからそうはならなかったけど……。

いやあれマジでヤバイよ。何がヤバイってそりゃあ、青鬼が超絶怖すぎることだよ。

 

こんなのリアルにいたら俺絶対逃げるわ〜。

 

 

 

 

……

………

…………

 

 

 

 

 

「っというわけだ!?!?」

 

「だっ!じゃないよ!?わざわざ地の文で解説したことはこの際置いとくとして、じゃあなんでそのホラーゲームのモンスターが今わたし達を追いかけてるの!?」

 

「知るかぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

 

 

 

 

洋館の玄関扉前に辿り着き、一気にバンッとローキックで豪快に解放した扉を潜って中へとお邪魔した。

扉を潜る時、何かビリッとした感覚を感じたけど、まあ気にするレベルでもなかったからそのまま進んだ。

 

見渡す限りに広がるは若干豪華絢爛な内装の空間。以外とホコリとクモの巣があまり存在せず壊滅的に汚いとも言えない。

もしかしてブルーベリーボーイズって自分達の住処を掃除するくらい知能が高いのか?

 

そんな事を思考しながら俺たちは纏まったまま散策する。

別行動でもしたら万が一の時が心配だし、興味津々にモンスターを探すネプ子はいいとして、そのネプ子にピッタリくっ付いて挙動不審気味に周りを警戒するネプギアと、俺の後ろで忙しなく周りを警戒しながらビクビク震えているうずめを単独にしたらちょっとした事で絶対すぐ逃げ出すだろうから。

 

そんなこんなでモンスターウォッチを続けていた俺たちは、俺が発動していた『サーチアイ』で、扉の向こうの部屋の中にモンスターの存在を探知し、軽い意気込みを入れてから扉を解放、さあ狩り時間開幕!

 

っと行こうとしました。

でも無理でした。

だって扉を開けた先で俺たちを見ていたのが、

 

 

 

あの青鬼だったから。

 

 

 

 

 

「ひょぉわああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁ!?!?」

 

 

 

 

 

その時は最初、うわこれは確かにブルーベリー色の大男だ……。

っと感想を述べた、だが。

よーく顔を見たら一瞬、まさに刹那の如く俺の頭の中の記憶データから強制的に一つのデータが呼び起こされた。

 

それが、青鬼に関する記憶だ。

そして青鬼の事を思い出した俺は、驚愕、愕然、仰天、そして恐怖の感情が一気に溢れ出た。

あの青鬼が、今、目の前にいる。

 

 

 

そんな理不尽な真実を叩きつけられた俺は、青鬼の狂気で絶望的なビジュアルに対して驚愕の篭った表情を浮かべて悲鳴を上げようとしたネプ子達よりも先に情けない事この上ない悲鳴を上げ、そして全力ダッシュな逃亡を開始。

 

大慌てでネプ子達も俺の後ろから全速力で廊下を駆けた。

だがそこはやはり青鬼。

 

例の如く追いかけてきたではないか!?いやまあ彼等にしたら俺たちは不法侵入した罪人だから怒って追いかけてくるのは当然かもね!?

っていうか以外と速い!?

追いつかれはしないけど意外と速く走るな青鬼さん達!?

顔超絶こわきめぇぇぇぇぇ!?

そりゃ一般人ならSAN値ゴッソリ削られるわけだわメッチャ納得!?

 

「な、ななななななんだよなんだよあの変な顔のバケモンは!?きもいきもいきもい超きもいぃぃぃぃぃ!?」

 

「ああああああんなモンスター見た事も訊いた事も全くこれっぽっちもないですよぉぉぉぉぉ!?」

 

「安心して二人とも!わたしもあんなブルーベリーオッさん見た事ないからさ!」(ビシッ!)

 

「何に安心しろってんだというかこんな時にサムズアップすなぁ!?」

 

お前はどうしてこんな状況で余裕綽々に笑顔でサムズアップできるの!?うずめとネプギアなんて顔が青ざめて目の端に涙を浮かばせてるくらい恐怖してんのに!?

なんでいっつも余計なところで勇ましいんだよお前は!?

それを女神の仕事に活かせよ!?

 

「と、とととととにかく一旦どこかに隠れるぞ!?」

 

「えっなんで?モンスターなんだから応戦しちゃえば────」

 

「ダメダメダメダメダメ!?青鬼はそう簡単に倒せるようなモンスターじゃないんだよ!?あいつらはとんでもなく恐ろしいんだよ!?」

 

何が恐ろしいか、それを全く知らないネプ子は訳が分からずチンプンカンプンと首を傾げる。

そりゃあこいつは知らないだろう。いや知ってるはずがない。だってアレは俺が元いた世界でマニアに有名な架空のモンスターなんだから!

 

「ッ……!!よしここに入るぞ!!」

 

青鬼から距離を離し、廊下の曲がり角を曲がって横にあった扉を発見。『サーチアイ』で室内をスキャンして青鬼がいない事を確認した俺は勢いそのまま扉を解放!

そしてネプ子達を中へ入るように促し、全員が逃げ込んだところで俺も瞬時に室内に入って扉を閉ざす。

 

「えーっと………あっ、ネプ子!そこのクローゼット開けてくれ!」

 

周りを見渡し、視界に使い古されたクローゼットを捉えると、そのクローゼットに一番近い位置に立っていたネプ子へ向けて即座に指示する。

 

「えっ?開けてどうするの?」

 

俺に向かって問い返しながらも指示通りクローゼットの扉をガバッと解放。

中には何も入っておらず、青鬼も潜んでいない。

っとなれば、

 

「全員そこに入れぇ!!」

 

「「「……えっ?」」」

 

俺の言葉の意味に要領を得ない様子な三人だが、そんなの関係ねぇ!

 

「わ、わわっ!?」

 

「ちょ、ヒロムさんなにを!?」

 

「お、おいなんで押してんだよ!?」

 

「いいから!!お前ら一回ここには・い・れ!!」

 

つべこべ言う女子三人組の背中を押してクローゼットの中へ詰め込む。

無理やりだから変な体勢で入ることになるけど、こうしてる時間すら一刻を争う!そして女子三人組が入り込んだら最後に、俺も中へ強引に押し入る!そして入り込んだら速攻でクローゼットを閉ざす!

 

 

 

────バタンッ!

 

 

 

 

 

「ちょ……ヒロム……ち、近い!?近過ぎるし……く、苦しい……!」

 

「おぉっ!?わたしの顔面に押し当たるこのマシュマロのような柔らかい感触は…………はっ!これはネプギアの大き過ぎず小さ過ぎず、慎ましくも大胆でお手頃サイズなお胸だね!」

 

「お、おおお姉ちゃん!?どこに顔埋めてるのってふひゃぁ!?い、今私のお尻触ったのまさかヒロムさんですか!?/////」

 

「違うし触ってないし!!っというかシーッ!青鬼に気づかれたらどうするんだよ!?」

 

いくら入ってからクローゼット全体に『インビジブルコート』と『幻影蜃気楼』を重ね掛けして二重対策を施したけど音で気づかれたら元も子もないからな!?

 

「それより!今から青鬼について説明するから静かに聞けよな!」

 

なるべく声を潜めながら叱りつけるように声を掛ける。こうでもしないとこいつらはこんな状況でもどんちゃん騒ぎを勃発するから、強く言わないと効果がないんだ。

申し訳ないとは思ってるけど、今は焦燥感で一杯だからスルーだ!

 

「まず第一!青鬼は肉食で人間を喰べる!第二!青鬼は洋館の中だとどんな傷を負ってもすぐに再生してしまう!第三!青鬼は洋館の中限定で何処でも瞬間移動できて、加えて壁をすり抜けてしまう!」

 

青鬼についての簡単な説明を捲し立てながら一気に放出する。

そして始まる質問と応答の合戦!

 

「に、人間を喰べる!?あんな見た目でもうSAN値ガリガリ削られるのに人間喰べちゃうの!?」

 

「喰べるぜ。あいつらの歯は全部鋭く尖ってるしな」

 

「傷を即座に再生するって……じゃあ一体どうやって倒したら……!?」

 

「そもそも青鬼相手に倒すという概念が通用しないかもな」

 

「洋館の中を何処でも瞬間移動って……!?それゼッテェ逃げられないだろ!?」

 

「つまり青鬼に遭遇したら即ゲームオーバーなんだよ!」

 

驚く驚く、そりゃ当たり前だけど驚く女子三人組。

そもそも青鬼っていうのは原作設定でも詳細がほとんど明かされていなくて俺もそこまで知識が多いわけではない。

無力な人間が蠢く地球は青鬼達にとっては最高の餌場であろう。しかしいくらゲイムギョウ界の住民のほとんどが戦闘行為に特化してるとはいえ、それで青鬼を倒せるかは不明。

いや況してやアレを相手にすることこそが愚の骨頂とも言える。

今こうして身を潜めているが、いつ此処がバレるかわかったもんじゃない。

そんな不安が俺の心をギシギシと締め付けてくる。思わず真正面から俺の胸に顔を埋める体勢となっているうずめを抱きしめてしまうくらい不安が充満する。

 

「(うわっ!?な、なんでヒロム……俺の事抱きしめて………うぅっ!ちょ、これ……ヒロムの匂いが直に伝わって……男臭いけど嫌でもないような…………って俺はなに考えてんだよ!?/////)」

 

あぁどうしよう!このままここに隠れてても拉致があかない事は百も承知、『テレポート』で逃げようにもここが洋館のどの辺りなのかも分からないから不用意に使用できない。

なら真正面から立ち向かえばいいだろうけど、やっぱり青鬼を相手にするのは肝を冷やしまくる!

一体どうしたら、どうすれば!

 

 

 

 

 

「…………あぁもぉ!ヒロくん情けないよ!」

 

「……………………はっ?」

 

突然響いたネプ子の声。

それは俺の事を叱りつけるようで呆れと怒りが込められた言葉だった。

そんなネプ子の言葉に、俺は思わずポカーンと呆気にとられる。

 

「わたし達は女神なんだよ!いやヒロくんはどちらかと言えば男神だけど……とにかく!そんなわたし達がモンスター程度にビクビクしてちゃダメなんだよ!」

 

「い、いや……女神とか男神とかそういうのは関係なく、青鬼という化け物にそもそも倒すという概念が────」

 

「問・答・無用!男の子なら真正面から堂々とブシドー精神でぶつかるもんだよ!それにヒロくんはいっつもわたし達のためにカッコよく活躍してくれてたでしょ!いつも通りにやればなんとかなる!絶対っ!」

 

「えっ?…………いや、そこまで過大評価されるのはちょっと……///」

 

恥ずい。なんかむず痒くなるくらい恥ずいぞ。あんまり自覚とかそういうのは無いんだけど、俺ってそんなにカッコつけてたか?そんなに頼りにされてるのか?

 

「………………あっ、あの………ヒロムさん……」

 

「……うえっ?な、なんだネプギア……?」

 

ネプ子に褒められて思わず恥ずかしげに黙り込んでしまった俺にネプギアが声を掛けてくる。

 

「……さっき、青鬼は壁をすり抜けるとか、言ってましたよね……?」

 

「あ、あぁ、そうだな……っで、それがどうした……?」

 

しかし今のネプギアの声は、何処か恐怖と絶望が渦巻いてるようなオドオドしい声音で、『ライトフレイム』による少量の光で照らす中では分かりづらいけど、その顔は青ざめて引きつってるように見えた。

 

「………………………………………居ます、そこに……」

 

「……………ゑっ……?」

 

 

 

沈黙を設けて、溜めてから吐き出したその言葉。

それがなにを意味したか、すぐには理解できず、素っ頓狂な声を漏らす。

 

そして俺は、何気なくネプギアの視線の先に目を向けた。

 

はっきり言って向けるべきではなかった。後悔したかったがそんなのは最早時すでに遅し。

 

なぜかといえば、

 

 

 

 

 

青鬼の顔が、壁から飛び出していたからだ。

 

「うっぎゃああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

 

叫んだよ。そりゃあ思いっきり叫んだよ!だって青鬼の顔が度アップ、しかも光に照らされて嫌に分かりやすく映るもんだからそりゃ驚愕で愕然で仰天で絶句したよ!

どれくらいかと言われたらクローゼットから勢いよく飛び出して尻餅ついちゃうくらいだよ!

 

「むぐぅっ!?(おいぃ!?だからなんで俺ずっと抱き締められたままなんだよ!?……くっ、苦しいし……息しようとすると、ヒロムの匂いが……!?/////)」

 

「あああああやばいってこれヤバイってこれぇ!?」

 

「ヒロムさんこういう場合どうするんですかぁ!?」

 

「知らぁぁぁぁぁぁぁぁん!?」

 

「即答しないでくださいよぉ!?」

 

仕方ないでしょ!?まさか『インビジブルコート』と『幻影蜃気楼』で対策したのにバレちゃうなんて!?

もしかしてこいつらの眼ってサーモグラフィにでもなってんの!?それとも犬並みに嗅覚が鋭いの!?

 

とにかくマズイ!俺は腰を抜かしてる上にうずめをそのまま抱き締めてる状態で、ネプギアも飛び出してからは俺と同じで尻餅ついてるし、M字開脚で相変わらず可愛らしい縞パン丸見えだけど今俺そこんところ指摘してる余裕もないし!ヤバイヤバイヤバイヤバイ!とにかく何が何でも────、

 

「こうなりゃ先手必勝!ネプ子さん式抜刀術を受けてみよっ!」

 

ってネプテューヌさぁん!?

貴女なんで尻餅ついた状態から立ち上がると同時に刀をコールで召喚してんの!?

ナゼアナダゾンダニユウガンナンディズガ!?

うわっ、思わずオンドゥル語出ちゃったよ!

 

「チェェストォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

その勇敢な意志は何処から湧き上がってくるんだよ!?青鬼相手に立ち向かえるのはオンリーユーだけだよぉぉぉぉぉ!?

 

そんな心の叫びはネプ子に届くはずもなく、奴は壁から這い出てきた青鬼に向かって、抜刀し自慢の刀、アイエフ命名の『聖牙刀』を袈裟懸けに振り下ろした!

 

 

 

 

 

ザァンッ────!!

 

 

 

────パリンッ!

 

 

 

「………………………………あ、あれ……?」

 

おかしいな?ここはネプ子の一撃をつけて、たじろぎはするけど数秒後には傷が再生して全く効果が無く、やっぱり青鬼は倒せないという現実をこの眼で確認することになると思ってた。

 

しかし、今目の前で起こった光景は、簡潔に言うとこうだ。

 

 

 

 

 

ネプ子の一撃を受けた青鬼がデータの結晶となって消滅した。

 

 

 

「……………………ヒロくーん?なんかワンターンキルで倒せたよ?スライヌと同じくらいばっさりいっちゃったよ〜?」

 

青鬼に攻撃、見事一撃で倒したネプ子は意外過ぎる結果に唖然として、そして『おいこら話が違うぞ』的な気持ちが篭ったジト目を向けてくる。

 

「むぐぐぅっ!?むぅ、むぐぅぅぅ!?///」

 

「……えっ…………えっ……?」

 

ネプギアも目の前で起こった一連の光景に対し、眼を白黒させながら思考が追いつかないようで頭の上に疑問符をチカチカと浮かばせている。

うずめは俺がさっきからずっと抱き締めてるから酸素を求めて踠いてるだけ。

 

 

 

っということはなにか?

あの青鬼は、スライヌと同じくらいの紙装甲ってわけ?

見た目がアレで思わず逃げ回りたくなるような恐怖感をビシバシ伝えてくるけど、体力と防御力は全くない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……成る程、そういうことか。

 

 

 

俺は抱き締めたままのうずめをそっと放す。「ぷはぁっ!?」っと俺から放されたうずめは顔を真っ赤に染めたまま酸素をこれでもかと吸引するようにゼーハーゼーハーと息継ぎをする。

 

俺は、そんなうずめと、今だに尻餅をつくネプギア、刀を手に佇んだネプ子を素通りする。

先程入る時に開けた扉の前に立つと、ゆっくりドアノブを捻って引く。解放した扉を潜って外に出た。

 

すると、ちょうど向こう側にいた青鬼の集団が俺の存在を捉え、ターゲットを見つけたことで一斉に進軍してくる。

その様は、まさにゾンビすら悲鳴を上げて逃げ出すであろう地獄絵図。この世全ての恐怖が波のように押し寄せる悪鬼羅刹のオンパレード。

 

 

 

だが俺は、フッと不敵な笑みを浮かべるとともに、両手に愛用の武器、剣と銃を融合させた一対の機械剣”ツインガンブレード”をコールで召喚し、右手で握るガンブレードを宙に放り、スナップを効かせながらキャッチ、そしてガンブレードの剣先を向けると、俺は堂々と言った。

 

 

 

「さあ!狩りの時間だ青鬼共!地獄へ行く覚悟のある奴から前に出ろ!」

 

ここからは俺のターン!

貴様らは一匹残らず殲滅してくれる!それがこの世のため!

 

俺のためなのだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ〜んか、今日のヒロくんかっこ悪いなぁ〜」

 

はいそこシャラァァァァァップ!!

 

 

 

 

 

 

 





ここからは、俺たちのターンだ!!
……………ふっ、散々泣き叫んで逃げておきながら、青鬼が弱いとわかったらコレだよ、コレだから近頃の若いもんは…………いやヒロムはそんなに若くはないですが。

とにかく、ブルーベリー色の大男の正体は、青鬼でした!
えっ?そんなの分かりきってたって?
なん……だと……!?………まあそりゃ簡単に分かりますよねぇ、あっはっはー!

っというわけで恐怖した後は快進撃!!

そして次回!皆さんの予想を裏切る真実と黒幕が……!

詳細はぁ………………待て次回!
後編は現在製作中なので、暫く、しぃばぁらぁくぅ………お待ち下さいな。
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