ネプテューヌVA' 番外編〜from.Hameln〜   作:紅蓮龍蒼

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あっれぇ?なーんかメッチャ長くなったよ?文が超いっぱいっぱいになってるよぉ?

やっぱ我輩ってバトル描写書くとこんなに長くなるのかな?
だって2万って……。

まあ長くなってしまったのは仕方なし!

気を取り直してあの青鬼の出処と意外な黒幕!

そしてpixivでは公開していないヒロムの隠し玉登場!

それじゃあ行ってみよー!レッツゴー覚悟!超カイガン!!



後編 《設定立ち絵あり》

 

 

「ぃよし!これで最後だな」

 

言った通り、最後の青鬼を斬り伏せた俺は、一仕事終えた大工工事のオッさんのように清々しく汗を拭う動作と共に息をつく。

心なしか破られた窓から差し込む光が、苦行を成し遂げた俺をライトアップするように光立っている。

 

あぁ、これだからモンスター退治は止められないんだ!

ゲイムギョウ界に来て、良かったぁぁぁぁぁ!

 

 

 

「さっきまであんなにビクビク怯えてたのに、なに平然とMVP賞取った雰囲気出してるんだか〜」

 

「ハッハッハー、なにを言ってるんだいネプ子ちゃん?俺があのような雑魚モンスター相手に怯える?そんな事あるわけないじゃないかぁ」

 

「じゃっ、中編の話一回読み返してきたら?」

 

「すんません調子に乗りました……」

 

っと言うと同時に土下座。それはもう見事と言われてしまうほど綺麗に整った土下座だ。

 

 

 

アレから俺たちは快進撃を開始した。

迫り来る青鬼を千切っては投げ、千切っては投げなどして、まあ簡単に言えば各々の武器でとにかく攻撃して倒していった。

ネプ子がやって見せた通り、青鬼の体力と防御力は紙装甲並みで、どの青鬼もワンターンキルで消滅していく。

 

するとあら不思議。

途中から追う側だった青鬼達は我先にと言わんばかりに俺たちから逃げる事逃げる事。

 

だが慈悲は無い。この世全ての恐怖を背負った魔物へ掛ける情など微塵も感じる事なく、俺は先陣をきって己の武器を振るった。

 

 

 

その結果、洋館内の青鬼は全て殲滅した。

サーチアイで探知したが、”地下以外”は確実に反応は無し。

 

 

 

青鬼って……こんなに弱かったんだな。異世界に来て初めて知ったよ。

 

 

 

「ったく……こんなに拍子抜けだったら、最初からとっととぶっ飛ばしてれば良かったのによぉ……」(ジトー)

 

「そうです。でなきゃあんな必死に逃げる事もなかったですよ……」(ジトー)

 

「反論の余地すらありません、誠に申し訳ありませんでした」

 

注がれる非難の声と視線。だがそれはどれもが正当で真っ当。受けて当然の物であった。

だから俺は終ぞ土下座で誠意を持って謝り倒す。

うずめの場合は我を忘れて思いっきり抱き締めてしまったし、ネプギアの場合は縞パンを見てしまった。

 

乙女の純情を汚した俺は、殴られても当然の罪を犯した。

であるというのに鉄槌を下さないのはこの子達が優しいゆえの事。

本当に彼女達は、女神のように慈愛に溢れていると実感する。

 

まあ女神なんだけどな。

 

「さて、じゃあ上は片付けたし、地下にも居ないか確認しに行こうぜ」

 

気を取り直すように言って、その場から立ち上がりジーンズに付着した汚れをはたき落としながらそう促す。

もし地下にも青鬼が残ってて、繁殖やらなんやらされて生態系を作られるのは避けたい。モンスターが繁殖するのかは分かんないけど。

 

「えぇ〜まだ青鬼探すの〜?さすがのネプ子さんもアレにはSAN値ガリガリ削られるからもう会いたく無いんだけどなぁ〜」

 

「わ、私もさすがに………はぁ、絶対今日寝る時夢に出てきそう……」

 

「それ、超言えてるぜぎあっち……」

 

憂鬱の込められた溜息と共に不満げな言葉を発するネプ姉妹とうずめ。

確かに簡単に倒せるとはいえ、あのワールドオブビジュアルショックな顔は簡単には忘れられないであろう、恐怖感を根元から植え付けられる程の印象しかないからな。

 

「っというかネプ子?お前は無駄に勇敢に青鬼に向かっていってただろうが」

 

正直、心底悔しいがネプ子が居なかったら俺は青鬼と戦う事なくずっと逃げ続けていただろう。

感謝はしてる。でもその青鬼に真正面から立ち向かえる気合いを女神の仕事に注いでもらいたい。そうすればイストワールさんも胃に穴を開ける事がないのに……。

 

「ここまで来たらこの洋館を隅々まで探索して、青鬼が残って無いか見てから帰るぞ。ほら、さっさと階段降って地下に行くぞ」

 

地下室といえば、牢屋に閉じ込められてる青鬼が居るというイベントが名物だったし、居てもおかしくないからな。

 

まっ、見つけたら牢屋ごと吹っ飛ばす。慈悲なんて全くない!

 

 

 

 

 

……

………

…………

 

 

 

 

 

 

<廃墟の洋館 地下の廊下>

 

 

 

「さて、というわけで地下に来たけど……………ネプギア」

 

「はい」

 

「ここ、電気通ってるよな?」

 

「通ってますね」

 

俺たちは階段を降って地下に来た。

青鬼は居ない。だが別の問題を見つけた。

 

無人の洋館に、電気が通っている。

 

所々の壁の端に配線が伸びており、しかも照明器具までポツポツと存在して居るではないか。

これらが示す答え。それはもちろん。

 

「……ここには誰かが居る。そしておそらく、何かを秘密裏に開発してるんだろう」

 

これぞまさにお約束。誰も寄り付かない洋館の地下に研究所を設けて悪の科学者が傍迷惑な発明を企てる。

お約束中のお約束、特撮ならおいしい展開だ。

 

「ほほう。ってことはわたし達、知らないうちに秘密の研究所に潜り込んじゃったと…………熱いねこれ、なんか燃えてき────(バシッ)────むぶっ!?」

 

「静かにしろ。見つかったら何されるか分かんないだろ」

 

何処ぞの忍びなれど忍ばない赤色の忍者の如く天真爛漫な叫び声を上げようとするバカの口を俺の右手で塞ぐ。勢いありすぎた気がするけどまあこいつなら大丈夫、うん。

 

「それと監視カメラがあるかもだから、みんな俺から離れるなよ。『インビジブルフィールド』を張って奥まで進むからな」

 

『インビジブルフィールド』とは、俺の周囲にいる人物まで姿を透明にして景色に同化させる結界を張る魔法。結界はあまり広く展開できるようにはしてないから、なるべく近くにいないと、結界からはみ出したらその部分だけ姿が露わになってしまう。例として言えば、腕がはみ出したら腕が宙に浮いてるように見える怪奇現象が発生してしまうのだ。

 

「秘密の研究所か……。もしなんかヤバいもの作ってたら、ぶっ飛ばしていいんだよな?」

 

「もちろん。対女神用兵器なら尚更ぶっ壊してよし」

 

「うしっ!じゃあ気合い入れて、やぁってや────(パシッ)────んむっ!?」

 

「だからさぁ?大声出さないでくれない?」

 

ネプ子に続いてうずめまで何処ぞのスーパービーストなゴッドロボのパイロットの如く叫ぼうとするもんだから、最早呆れ気味にうずめの口を塞いだ。一応ネプ子よりは威力抑えて。

君らさ、隠密行動する気あるの?

 

 

 

 

 

 

 

 

……

………

…………

 

 

 

 

 

 

 

 

「………こ、これって………ハードブレイカー……?」

 

「知ってるのか?」

 

「はい。昔、私がまだ犯罪組織と戦ってる時、ルウィーのダンジョンに封印されていた古代兵器の中にあった機体です」

 

「そしてこれはおそらくソレのレプリカか……………っとなると、ここは犯罪組織の残党の研究所ってわけかな?」

 

少ない照明と、所々に監視カメラが配置された廊下を進み、その先で見つけた扉を慎重に開け侵入。

その先で俺たちを待ち構えていたのは、なんとメカだった。

 

危険種モンスターのシュジンコウキによく似たソレは、以前ネプギアが戦ったというハードブレイカーに酷似しているとか。

 

しかもそんなハードブレイカーはざっと数十機は佇んでいる。

中には完成途中の物まであるが、一つ一つが整備された状態。

しかもこの、最新鋭のコンピューターが多く設備されているだだっ広い空間。何処もかしこも真新しさを感じるほど清潔に保たれている。

 

どうやら、ビンゴだな。

ここは犯罪組織の残党か、何処かの組織がこのハードブレイカーを開発してる研究所だ。

勿論、無許可で。

 

「ありゃりゃ〜、女神様であるこのわたしの許可も取らずにこんな物騒な奴を作ってるなんて……一体何処のおバカさんだろうねぇ?」

 

「そりゃロクな奴じゃないだろ?こういう兵器作ってるのは大抵悪の組織なんだから────」

 

 

 

 

 

「まったく、人様の研究所に堂々と不法侵入する上、そんな色眼鏡で見られるとは……悲しいですねぇ」

 

 

 

 

 

「「「「ッ……!」」」」

 

 

 

突然声が掛けられた。

それによって俺たちはビクッと反応し、声が発せられた方向へ全員同時に視線を向ける。

 

そこに立っていたのは男性、青色の少し長い髪に整った顔立ち。そしてメガネとスーツとロング白衣。見事なまでの科学者風の姿をした男性が、”俺たちのことを見ていた”。

 

「…………おい、もしかしてあんた、俺たちの事が見えてるのか?」

 

「あぁ、やはり何か姿を消す類の能力を発動させてるんですか。まあこのメガネにはそれらを看破する機能を搭載してますから。はい、見えてますよ」

 

何処か気取った風に、語るように俺の真剣な質問にどうでもよさげに応答した青髪白衣の男。

やっぱり、俺たちの事が見えている。『インビジブルフィールド』は持続している。だというのに俺たちの姿を視認している。

青髪白衣の男が言った通り、あの機械的な構造が施されているメガネによって看破されているんだな。

なら、『インビジブルフィールド』を展開しても無意味だと悟った俺は解除。俺たちの姿はいつも通り視認できるようになった。

 

「不法侵入したのは正しいが、あんたはそれで俺たちを咎めるほど立場がいいとは言えないだろ?」

 

「っと、言いますと?」

 

「こんなもん国に黙って作ってる時点で、逮捕待った無し。逆に俺たちは賞賛物だぜ」

 

言いながら周りに鎮座するハードブレイカーのうちの一体を指差す。

こんな物をここで黙って開発していた。しかもコレは明らかに大量破壊兵器。

ならば目の前にいるこいつ、明らかにコレらを開発した張本人である男は逮捕されて当然の罪を犯している犯罪者。そして俺たちはそんな犯罪者を見つけ、加えて大量破壊兵器製作を阻止した事で功績を受け取る事になる。

これこそが当然の対応だろう。

しかも俺以外は皆国を治めるトップの座に就く女神。

女神がこの事実を黙って見過ごす等以ての外。自分の国で悪行を起こす輩に対して怒りを抱かないわけがない。だって、今こうしてネプ姉妹とうずめは真剣で険しい視線を目の前の男に注いでいるのだから。

 

 

 

そんな状況。余りにも不利な立場の中。

男は動揺する事もなく、それでも何処か興味なさげで冷静な態度を変える事なく言葉を紡いだ。

 

 

 

 

 

「…………はあ。そりゃあ黙って開発するしかないでしょ?何せ、これは我ら”ダークトゥダークネス”の戦力とするべく開発を進めていたんですから」

 

あまり抑揚のない声とともに出た単語の中、俺に興味を抱かせる物が突然降りかかってきた。

これはまさしく、

 

”ダークトゥダークネス”という単語だ。

 

「……?ダークトゥダークネス?お前は犯罪組織の残党じゃないのか」

 

「いえいえ滅相も無い。あんな弱小組織などこちらから願い下げというものです」

 

言い回しからして組織名だと予測は出来たが、先に予想していた犯罪組織の残党という答えは不正解となった。

っというか犯罪組織を弱小呼ばわりするって……じゃあこいつが所属してる組織ってどれくらい規模がデカいんだ?

アレか?大ショッカーかザンギャック、または地下帝国バダン並みなのか?

 

「お前ら、ダークトゥダークネスって聞いた事は?」

 

「ないよ」

 

「ないですね」

 

「ねぇな」

 

「そして俺も無い」

 

ネプ子とネプギアとうずめに問い掛けて三者三様の反応で返ってくる返答。そして俺も三人と同じ。

その組織名は、余りにも暗黒に満ちていて、醜悪な塊がパズルのように繋がって無限に広がるような印象を抱かせるような。

 

現実的に言ってしまえば厨二感が拭えないような。

 

そんな物騒な組織が存在していたなんて、初めて知った。

 

 

 

「別にあなた達は知る必要もないですよ。まあ全次元を相手にはしてますけど?」

 

うわっ、思った以上にヤバそうだよ。側から聞いたら頭イッてる人の妄言にしかならないだろうけど、なぜか説得力を感じてしまう。

っというか、全次元を相手にって事はもしかして────、

 

「それより、上にいた青鬼はどうしたのですか?」

 

「ッ……。まさか、あの青鬼を作ったのって……?」

 

「はい、私です。まあオリジナルには程遠い物しか作れませんでしたけど。その様子じゃ全部殲滅したんですね?」

 

「あぁ、完膚なきまでにな。迷惑だったか?」

 

「いえ別に?あれは下級モンスター並みで戦力にはなりませんので、この場になるべく人間を寄せ付けないように放してただけですから。洋館の外に出ないように結界も張ってましたし」

 

随分とシレッとしやがって……。

っというか結界だと……?……そうか、俺が洋館の中に入る時に感じたビリッとくる感覚はソレだったのか。

まあその結界のおかげで青鬼が洋館の外に出なかったのなら願ったり叶ったりだ。

 

 

 

でも、俺の警戒心は一層増したぜ。

 

 

 

こいつは間違いなく、俺と同じ”異世界人”だ。

 

 

 

しかも自由に凡ゆる世界や次元を行き来できる程の力を有している。

 

まさかダークトゥダークネスは、大ショッカーと同じく凡ゆる次元で悪逆非道の限りを尽くす傍迷惑な組織だっていうのか?

 

 

 

そしてそんな組織の構成員が、俺たちの目の前にいるってのか……?

 

 

 

「しかし、あの『この世全ての恐怖を背負った魔物』である青鬼を殲滅するとは。私としては称賛に値しますよ」

 

「そりゃどうも」

 

その異名やっぱ正しかったんだ……。ザコ青鬼の製作者である本人ですらそう言ってしまうとは。

やはり青鬼は、”地球上で一番”のアンデッドモンスターという訳か。

 

そして、その事実を認めるということは、この男は間違いなく青鬼の原作を知っている。

いや、もしかしたら青鬼が存在する世界へ行ったのかもしれない。

 

世界は無限に広がっている。それぞれの世界は強硬な壁で遮られていて絶対に繋がらないかのように見えるが、それはちょっとした事ですぐに欠落する。

このゲイムギョウ界が今、超次元と神次元の二つの次元が融合状態にあるように。

 

ネプ子から依頼されたイザワさんが、地球から俺を召喚するように。

 

 

 

そしてさらに別の次元で、俺と同じ地球人”宗谷”に出会ったように。

 

 

 

凡ゆる世界同士は、こうも簡単に繋がりを持ってしまう。

 

これが、今の俺の現実か……なんでこんなに目まぐるしく狂っちゃったかなぁ……。

 

 

 

 

 

「でもまあ、あなた達をここから生かして還すつもりもありませんが」

 

ッ……。

ったく、人がちょっとナーバスな物思いに耽ってるっていうのに、突然物騒極まりない発言出しやがって。

ほら、さっきから空気扱いされてるネプ子達の警戒心が高まって身構えちゃってるだろ?

 

「なるほど、秘密を知られたからには黙って還すつもりは無いと?」

 

「察しが早くて助かります。っというわけなので、大人しく殺られて貰えますか?」

 

「断る」

 

冷静で鋭い言の葉の矢に、冷静で簡素な言の葉の矢をぶつけて相殺。

あっちはどうやらかなりの余裕があるらしく、言葉と態度は怠惰な様に見えて冷静で隙を見せない危険性を抱かせる。

対する俺の場合は、目の前の敵、特に危険レベル最高位の存在に対しての対応形態である、容赦ない冷徹な敵意を向ける。

効果はあまりないようだけど。

 

「ネプ子、ネプギア、うずめ。とりあえずお前等はここからすぐに脱出してくれ」

 

目の前の男に敵意の篭った視線を向けたままそう三人娘に言葉を投げ掛けた。

それが意味する答えは、簡単過ぎて逆に時間を掛けてしまう物だろう。だから一番最初に返答してきたうずめも一拍の沈黙を空けたのだ。

 

「はっ……?……いやちょっと待てよ!なんで俺たちだけ逃げなきゃならねぇんだ!」

 

「そうですよ!ここはみんなで力を合わせて────」

 

 

 

 

 

 

「悪いんだけどさ。ここに居られると邪魔なんだよ。じゃないと全力が出せない上、絶対に巻き添え受ける事になるぞ」

 

 

 

はっきり、そう言葉にして告げた。

邪魔になる、巻き添えを受ける。それはまさに戦力外通告と言っても過言ではない発言だ。

その言葉を受けたうずめとネプギアは目を見開き呆気にとられる。

しかし、そんな二人とは対照的に、ネプ子だけは何時になく真剣な面持ちで応答してきた。

 

「…………まさかヒロくん。ヒロミじゃなくて”あっち”で戦うの?」

 

「そうだ、だから悪いけどここから離れてくれ。きっとこの場所は”焼け野原”になるから」

 

さらにまたはっきり口にした。

焼け野原になるという物騒極まりない言葉を出したのは、比喩表現でも例え話でもない。

 

今、うちから登る怒りに支配されている俺なら、”あの姿”になれば、今の言葉を体現してしまうから。

 

 

 

そんな俺の心境を察したのか、ネプ子はフゥッとため息を一つ吐くと光に包まれる。

光が治ると、そこには女神化したネプ子こと、パープルハートが佇んでおり、そのクールで美しい顔を俺に向けながら口を動かす。

 

「わかったわ。でも無茶はダメだからね?」

 

「約束はする。守れるかは不明だけどな」

 

年上お姉さん特有の色香を効かせながらな口ぶりによる注意の言葉に、俺はデレることもなく、肯定するがはぐらかすように返答した。

 

そんな俺を呆れた表情で見つめ、またため息を吐くとプロセッサウイングを展開し、呆気にとられたまま立ち尽くすうずめとネプギアをナチュナルな動作でそれぞれ左右両脇に抱え込む。

 

「いくわようずめ、ネプギア!ここから外へ緊急離脱するわ!」

 

「えっ!?ちょ、ねぷっち!?」

 

「お、お姉ちゃん!?」

 

自然過ぎて自分達が抱えられていることに気づくのが遅れたうずめとネプギア。

しかしなす術なし。そして問答無用と言わんばかりにパープルハートはプロセッサウイングの出力を上昇させ、ダッと地面を蹴ると、一直線に入ってきた扉へ向かって飛翔し、そのまま通り抜けてこの場から退散した。

 

脱出したパープルハート達を見送った俺は、意外にも手を出してこなかった青髪白衣の男に向き直る。

 

「………案外簡単に見逃してくれたな?」

 

「大した事はありません。逃げられて増援を呼ばれて再び攻め込まれても、返り討ちにすればいいだけですし」

 

「随分と余裕だな?そんなに勝つ自信があるのか?」

 

「ある………っと言いたいですが、まあ戦況なんて時と場合によって幾らでも転がりますから、ハッキリと断言は出来ません」

 

はっきりとしないその物言い。

それは俺を苛立たせるには丁度良すぎるが、それがもしかしたら奴の思惑かもだから顔に出さないように、俺も奴と同じく平静を保っているように見せる。

 

何時まで続くかはわかんないけど。

 

 

 

「なので、とりあえず全部ぶっこんでみます」

 

っと、そんな中で青髪白衣の男は、丁寧な中に洗い言葉を混ぜた独特な言い回しで喋ると同時に、奴の目の前に投影ディスプレイが現れると。幾つかの箇所を片手でタッチ操作していく。

 

すると、近場に佇んでいたハードブレイカーの内、五体のアイライトが点灯。駆動音を立てながらその五体は起動し、そして二足歩行で動き出すと青髪白衣の男の背後に並び立つように整列した。

 

「このハードブレイカーは、我々ダークトゥダークネスの技術を駆使して開発した物。故にオリジナルのスペックを上回る性能を発揮します。いくら先程の女神であれど太刀打ちは不可能。そして……」

 

スッと俺に向かって指差し、

 

「貴方のような脆弱な人間じゃ、手も足も出ないでしょうね」

 

嘲笑の笑みを向けてくる。

その顔から読めるのは、俺への侮辱にして、蔑み。

まるで下等生物を見下すエリート戦士のように、逆に清々しさを感じてしまうんじゃないかと思ってしまうほどの憎たらしい眼差しだった。

 

 

 

「………………はあ、人間じゃ手も足も出ないか……」

 

そう言うからには、このハードブレイカー五体は、通常の危険種とは比べ物にならない性能を積んでいるのだろう。

ダークトゥダークネスの技術力がどれほどのものかは知らない。

もしかしたら、本当にあの大ショッカーの怪人並みに手がつけられないのかもしれない。

 

だとしたら、言葉通り人間は手も足も出ないだろうな。

 

 

 

でも、

 

 

 

「じゃっ、俺なら勝てるって事だな」

 

「……………はいっ?」

 

「だって俺人間じゃない人外だし。加えて……”ただのはぐれ者だし”」

 

俺のざっくばらんとした言葉が意味不明で理解できていないようで、青髪白衣の男は疑問の篭った素っ頓狂な声を漏らした。

 

理解ができないのか?

 

そうか。

 

お前には俺が、ただの憐れな一般ピープルにしか見えないか?

 

そうかそうか。

 

 

 

だったら、

 

 

 

「見せてやるよ、俺の変身」

 

 

 

今の俺は、怒っている。

俺の前にあの青鬼を出した事を。最初恐怖し過ぎて情けなく逃げまくった。あんな雑魚モンスター相手に俺は、悲鳴を上げながら小心者の如く逃げ回った。

それをネプ子達に思いっきり見られた。そしてネプ子が何時も以上に頼りになって助けられた。

それが何とも悔しい。そしてよりによってうずめに醜態をさらしてしまった。

 

うずめには、あんまりカッコ悪いところは見せたくないって思ってるのに、見せてしまった。

 

全部、こいつが作った青鬼のせいで。

 

 

 

だから俺は今日。

 

 

 

久々に怒りで一杯なんだよ。

 

 

 

「レッツ……アクセス!」

 

その想いとともに、俺はスタートアップワードを発言すると共に、バッと右手を天に掲げ、胸の前まで降ろした瞬間、掌に発光する電源マーク”シェアクリスタル”が出現。

続けてそのシェアクリスタルを掌に乗せたまま胸に押し当てる。

 

 

 

その瞬間…………俺は己の中に収めた異能を表に晒す。

 

衣類は全て消え、変わりに全身に隙間無く張り付く黒が基調のアンダースーツが。そのアンダースーツの上に、足、膝、腰、胸、腕、肩に赤を基調としたプロセッサアーマーが。

背中に浮遊する一対の機械翼が。

 

そして、己の素顔を覆い隠す、4本のツノを施した赤い仮面が装着される。

 

 

 

 

 

「…………変身完了。”魔神バニシングハート”、ここに推参」

 

 

 

 

 

高らか、そして堂々と名乗りを上げる。

 

これこそ、スカーレットハートであるヒロミの女神の力を変換し、俺が独自に開発した、女神にして女神にあらず者の姿。

 

 

 

まさに、魔神と呼称されるべき有様。女神から離れていて、根本は酷似している異形の守護神。

 

それが俺、魔神バニシングハートだ。

 

 

 

「…………成る程、貴方は女神メモリーの特異適合者ですね」

 

「特異……確かに俺は女神にして女神に在らぬ者。故に、魔神。自身の国を持たぬはぐれ者だ」

 

この姿を見た青髪白衣の男は、最初こそ度肝を抜かれたような表情で目を見開くが、すぐに平静を取り戻すとズレたメガネを指で押し上げ、冷静に俺を分析した。

 

「凡ゆるゲイムギョウ界には時々、男の身でありながら女神の力を有する特異な存在がいたりします。私も話には聞いていましたが、まさかこのゲイムギョウ界に特異適合者が居たとは」

 

スラスラと語る目の前の男。

その話は、なかなかに興味深い物であると断言できる。

何せ、別のゲイムギョウ界に、俺と似た存在が少なからず居ると言うのだ。形は違えど、きっと俺と酷似している者も居るに違いない。

そんな存在が居るのであれば………会って刃を交えたいものだ。

 

「やれやれ……適当に次元を選択するのはやはりダメですね。こうやって特異な存在に遭遇してしまう訳ですし」

 

「貴様はその後悔を教訓とし、この先に活かせると思考しているのか?だがそれは決してあり得ないこと」

 

肩を竦め、面倒臭ささと嫌気がさす思いを主張するように首を振りそう口にする男。

しかし、そんな事をしても泡と消えるのみ。何が消えるか。それはもちろん、目の前の敵の未来。

 

「ダークトゥダークネスがどのような存在かは存じ上げない。だが貴様はこの先、生かしておくべきではない者だという事実は必然。であるからして」

 

言葉を紡ぎながら、腰に収めた刀を鞘から引き抜く。

鞘走りの音を響かせると共に抜刀した真剣の刃。名は”爆炎丸”。

爆炎丸の切っ先を青髪白衣の男へ向け、

 

「これより勝手ながら、閻魔の代行として、貴様を地獄に叩き落とす」

 

宣言。いや、これは宣告。

お前の運命を今、この場で断ち切る事を意味した言葉を投げた。

 

閻魔大王。今宵、今だけは貴様の判決を待つ余地は無し。

故に、守護神の片割れである俺が判決を下す。異論はありもせん。

 

「……やれやれ、貴方は変身すると随分とお堅い性格になるみたいですね」

 

「堅き事は承知。だが俺がこの刃を振るう事に支障はなし。であるからして、何も問題にあらず」

 

「……私は調子が狂いまくりですけどね。まあどうせそれもすぐに終わる事ですが」

 

性格が普段よりも変化している事は自覚している。

ネプ子には、

 

 

 

『うわカッタァ!性格めちゃくちゃカッチカチになってる!あははははぁっ!なに?武士の人?武士道精神に生きる強者が何か?うっはー超堅物キャラだぁwwwww!!』

 

 

 

などと言っていた。

この姿になると、凡ゆる事柄に対して常に冷静で落ち着いていられるようになるが、その時はさすがに、イラッときた。

 

そして無言無表情でネプ子の臀部を、幼い子供を叱る親のように平手打ちを見舞いした。

泣くまで行ったさ。結果変身解除した後必死に慰める事になったがな。

 

 

 

まあそんな過去の出来事はどうでもいい。話を戻す。

 

 

 

目の前の敵は、俺に対しての違和感に気分を害した様だが、さらに付け加える様に発言した言葉が、俺の眉をピクリと動かすには十分なものであった。

 

要約すれば、”貴方など簡単に倒せます”という侮辱であるから。

 

「行きなさい、ハードブレイカーtype-D。試運転を兼ねて、目の前の標的を”抹殺”せよ」

 

口頭の指示と投影ディスプレイの操作によって動き出す人形達。

まず、小手調べと言わんばかりに一体が先制する。

脚部ブースターを噴かせ、鋭く尖ったブレードを装着する己の腕を振り上げる。

 

「…………………」

 

そんな光景を、ただ俺は、”呆然と見ていた”。

見ている。そう。ただ何もせずに見ているだけだ。

 

であるなら、起こる事は当然、攻撃の届く範囲まで接近したハードブレイカーのブレードが、俺の脳天目掛けて振り下ろされるだけ。

 

 

 

────ガアァンッッッ!!!

 

 

 

「おやおや……?まさか全く避けずに真正面から受けるとは……まさか戦う前から────」

 

「戦意喪失した。貴様はそう言いたいか?」

 

「────ッ……!」

 

拍子抜け、呆気ないと言いたげな物言いで喋る青髪白衣の男。しかし、それも一時の栄光。儚く朽ち果てるのである。

 

奴には俺が、ハードブレイカーのブレードによって脳天を砕かれ頭部大破損する光景が見えたと錯覚したのだろう。

 

だが否。それは夢幻。

 

現実は言葉で表せばこうだ。

 

 

 

 

 

”ハードブレイカーのブレードが、俺の左手で受け止められている”。

 

 

 

 

簡単な事だ。ハードブレイカーのブレードが肉迫する直前、サッと左手をブレードに向けてかざした。

後はただぶつかり合う。まるで鋼鉄と鋼鉄がぶつかり合うような甲高い音が鳴り響く。

だが、決して右手に携える爆炎丸で受け止めたのではなく、ただアンダースーツに包まれただけの左手で、軽々と止めただけだ。

 

「この程度の鉛物。避ける必要性など皆無。まして、この俺には」

 

言いながら、指示された通り標的である俺の脳天目掛けてブレードを振り下ろそうとするハードブレイカーの腕を、逆に押し返す。

 

 

 

”そしてそのまま軽々と持ち上げた”。

 

 

 

「無意味だ」

 

たった一言。その一言が表す通りに、俺は持ち上げたハードブレイカーを振り被り、そして”投げた”。

 

ハードブレイカーが総重量何t有るかなど検討もつかない。況して、ブレードの切っ先に近い部分を握り、そのままハードブレイカーの全体を持ち上げるとなれば、法則によってどれだけの負荷が押し寄せるのかも不明だろう。

 

しかし、そんなのは”無意味”だ。

 

 

 

今の俺、バニシングハートの怪力は女神達をズバ抜けて偉大。

であるからして、俺はハードブレイカーを苦悶の声を上げる事も、苦悶の表情を浮かべる事なく持ち上げ、そして待機していたもう一体のハードブレイカー目掛けて投げたのだ。

 

俺に投げられたハードブレイカーはなす術なしと言わんばかりに無造作に飛翔し、そして味方を巻き込んで墜落。

巻き込まれたハードブレイカー諸共倒れ伏し、その拍子に各部パーツが破損した様で、至る箇所が悲鳴にも似た破壊音が鳴り、漏電した電気が血飛沫の様に溢れた。

 

「チッ……。ハードブレイカーtype-D!射撃モードへ移行!目標を蜂の巣にせよ!」

 

今し方目の前で起こった光景に驚愕し、硬直していた青髪白衣の男だが、それでも尚諦めの意思を晒す事もなくさらなる指示を人形達に命じた。

残ったハードブレイカーの三体は、ブレードを上下に展開し、中に仕込まれていたガトリング砲の照準を俺に向けると、有無を言わさず発射した。

 

「………ふぅ……」

 

ため息をつくと共に、左掌を前に突き出すと、赤い防御魔法陣を展開。

展開した直後、ハードブレイカー三体が放つガトリング弾が雨霰のように降り注いだ。

しかし、その全ては防御魔法陣によって弾かれるのみ。

 

「だから言ったはず。俺に鉛物は無意味。そして────」

 

ガトリング弾の嵐の少し上から、数えるのも億劫であるから大体の見分けだが、数十の小型ミサイルがこちらへ向かって特攻してくる。

 

恐らくガトリング弾を発砲する合間に、ハードブレイカーに装備された小型ミサイルを密かに発射したのだろう。密かにかは不明だが。

 

小型ミサイルはガトリング弾を防ぐ俺へ一直線に迫る。

ならどうするか。

決まってる。

 

 

 

ガトリング弾共々、受けるのみ。

 

 

 

 

 

────ドドドドドドドッガアアアアアアァァァァァァァァァアアアアアァァァッッッッッ!!!

 

 

 

 

 

「ふっ……これなら一溜まりも────」

 

「────俺にとって炎は」

 

「────んなっ……!」

 

また勝ち誇った声を上げようとする奴の言葉の途中で割り込む。

そしてまたも驚愕する青髪白衣の男。

 

なにをそんなに驚く?

 

小型ミサイルが着弾した事で、詰まった火薬が盛大な爆発を起こし、爆風と爆炎が立ち込める中で、俺が平然とその中を佇む事か?

 

文字通り火の海の中に立つ俺が、そんなこの世のものとは思えない物を垣間見たような表情を浮かべるほどのことか?

 

 

 

だとすると、貴様は意外と小心者なのかもしれんな。

 

 

 

「己を燃え上がらせる活力、エネルギーと化す」

 

この程度まだ序の口。異能の舞台は始まったばかり。

青髪白衣の男へ語りかけながら、俺は意識し、実行した。

 

すると、俺の周りに立ち込める炎が、まるで俺に吸い取られていくかのように集まり、そして俺の中に入り込んで行く。

 

「まさか……炎を吸収したのか……!」

 

「ご明察。そして吸収した炎は貯めず吐き出す」

 

みるみるうちに吸い取られる炎。数秒と経たないうちに、爆炎が立ち込めていたその場から炎が無くなっていく。

 

奴が言ったように、俺、バニシングハートは、炎を吸収する能力が備わっている。

魔神化を開発し、バニシングハートへ変身したことで勝手に付与した能力だが、使い勝手は良好。寧ろ運に恵まれていると実感した。

 

自身の周りに発生している炎を吸い取り、己の糧とする。

蓄積可能な量は不明だが、取り込んだ炎は突発的で絶大な攻撃力を産むきっかけとなりうる。

 

何故なら俺は、その名の通り、”紅蓮の烈火”を体現した化身であるから。

 

 

 

 

 

「塵と化せ。”魔神爆炎斬”」

 

そう技の名を放ち、爆炎丸を腰だめに構え、取り込んだ炎を力として注ぐ。

 

すると、爆炎丸の刀身に灼熱の劫火が宿る。

それだけで止まる事なく、劫火は刀身を覆い尽くす豪炎の刃を形成、加えてその長身を増す。

 

ものの数秒で豪炎の刃は、”この研究所ごと斬り裂く”程まで拡張。

 

であるから、俺はその豪炎の刃を纏った爆炎丸を、容赦無く振り抜いた。

 

「────ッ……!?ちぃっ!」

 

焦りの表情を浮かべ、そして動揺が込められた舌打ちを漏らした青髪白衣の男は、無機質な床を蹴り、その場で跳躍した。

その見た目からは想像つかない程の跳躍力で、見事に魔神爆炎斬の直撃コースから逃れた。

 

だが、やつは逃れようと、それ以外は全て手遅れ。

 

魔神爆炎斬は、稼働していたハードブレイカー五体、待機していたか或いは整備が途中であった数体。そして研究所内のあらゆるコンピューターや施設を、全て斬り裂いた。

 

振るわれた豪炎の刃は立ち止まる事なく、刀身に接触するもの全てを溶断しながら突き進む。

 

振り終わると同時、各所から一斉に盛大な爆発が巻き起こる。

 

鳴り響く爆音。吹き荒ぶ爆風。

 

そして辺り一面はものの見事、ネプ子へ宣言した通り、”焼け野原と化した”。

 

「……………やってくれましたね。折角造った施設とハードブレイカーtype-Dをこうとあっさり……」

 

「所詮は木偶の坊。そしてここは世の悪が産んだ魔窟。故に、慈悲など有りもしない」

 

五体満足、無傷のまま着地した青髪白衣の男は、無残に荒れ果てた自身の研究所を見渡してすぐ、俺に向けて恨みを込めた言葉と視線を投げかける。しかし俺はそれを何処吹く風、さして気にせず流しながら爆炎丸を鞘に収めた。

 

「…………ふっ……ふはははっ………ひゃははははははははははははっ!!」

 

するとどうだろうか。

青髪白衣の男は徐々に身を震え出し、そこから口を広げ、天を見上げ、両手を広げ、甲高く下品な笑い声を上げるではないか。

しかもその表情が、これまた下品に歪んだ笑みを形成している。

 

「そうですかそうですか!貴方にとってここは無意味な場所!無意味な作品が展示された無意味な空間!だから造作もなく破壊すると!」

 

「…………だったら、どうする?」

 

「………ふぅ。…………”すっげぇムカつきますね”……」

 

先程までの何処か気取ったような敬語口調から一変、荒々しく下品な言葉遣いだが語尾に丁寧語が残ったアンバランスな発言を、憎悪と共に吐いて投げつけてくる。

 

「人が折角……”ゼ・オ様”の御意志に従い、彼の方のためにせっせと積んだ功績をこうも簡単に破壊されちゃぁ……」

 

スッ…と掛けていた眼鏡を外したかと思うとそれをゴミのように放り捨てる。

 

「そりゃあ頭にこねぇわけねぇだろうがああんっ!!!」

 

そして今度は間違いなく、全ての口調が下品な言葉遣いへ変化し、怒声として放たれた。

 

さらに、変化したのは口調だけにあらず。

 

 

青髪白衣の男の身体が蠢く。

まるで筋肉が膨張…………いや、本当に膨張している。身体の至る箇所が不規則に膨れ上がり、着用していたスーツと白衣が耐えきれず引き裂かれてゆく。

身体は原型を止める事なく膨張し、そして”ブルーベリー色”へと変色。

そして整った顔立ちをしていた顔もまた、原型を止める事なく肥大化していき、眼球が左右非対称に歪んだ。

 

 

 

まさに、目の前で変体していく青髪白衣だった男は、その面影を残す事なく姿を変え、そして、

 

 

 

 

 

────オオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオォォォォォオオオオオオオオオッッッ!!!

 

魔獣の如き雄叫びを上げた。

 

「…………随分と様変わりしたな?いやそれより、貴様もしや……?」

 

『そうだよぉ!!俺は自分の中にオリジナルの青鬼を何十体と取り込んだのさぁ!!あの雑魚共とは違って俺はとんでもないパワーを手に入れた!!』

 

俺の疑問にエコーが掛かった声で荒々しく応答する目の前の怪物。

どうやら言った通り、こいつは青鬼を取り込み、自分自身が青鬼へと変体したようだ。

 

そして青鬼を何十体と取り込んだ事が頷けるほど、目の前の青鬼は、俺が知る青鬼よりも巨大で、その存在感が酷く増している。

 

通常の青鬼は頭が無駄に大きく、支える身体は少しばかり小さいアンバランスな姿だが、目の前の青鬼は、盛り上がり引き締まった筋肉と太く伸びた手足、さらに上半身は腹筋が割れており、頭もそこまで大きくない。

全長は4〜5m程あるが、通常の青鬼よりはバランスが取れている身体つきをしていた。

例を挙げるなら、ジャイアントトロールに似ているだろうか。

 

『ハードブレイカーDは簡単に倒したが俺は倒せないぜ!!なんたって俺はあの青鬼をも超えた存在!!』

 

自身をそのように自慢する巨大青鬼『カオスブルーデーモン(命名)』は、その巨体からは考えられない速度で俺に肉迫すると、その巨大な手で俺を掴み上げた。

そしてなるがまま、拘束された俺は抵抗する事もなく床に叩きつけられる。

 

その衝撃で、床は轟音と共に割れ、そして俺は沈み、押さえ付けられる。

 

『テメェが勝つ事なんて!!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダ無駄無駄無駄ムダムダムダ無駄ムダ無駄無駄ムダ無駄ムダ無駄ムダムダムダムダ!!!』

 

だがそれだけで済む事なく、カオスブルーデーモンは続けて固く握り締めた拳を振り下ろしてくる。片方を振り下ろしたらもう片方の拳、さらにまたもう片方の拳、と右と左の拳を交互に、そして惜しみなく振り下ろしてくる。

 

その一発一発は特大の鉄球を真上から垂直に投げ落とすかのような威力。床はさらに砕かれ、砂煙が立ち込め、激しい轟音が響き渡る。

 

加えて何度も何度も同じ言葉を休み無しに叫び上げる。

その様はまさに、

 

『全部ム────』

 

 

 

 

 

「さっきから無駄ムダと…………お前は何処ぞの吸血鬼か?」

 

そうだ。あのジャンプマンガの某屑な吸血鬼と行っている事が似過ぎていた。

 

『────……………はっ?』

 

鉄拳の雨が突然止むと同時に、そんな素っ頓狂な声が発せられた。

すると立ち込めていた砂煙が徐々に晴れていき、俺の姿も再び現露わになる。

 

”無傷なままで呆れたため息を漏らす俺が”。

 

「そして、その酷く残念な顔を近づけないで貰えるか?不愉快極まりないぞ?」

 

『テ、テメェ……!?なんで何とも……!?』

 

「貴様のその一撃一撃が、俺には通用しないだけ。違うか?」

 

『ッッッ……!?』

 

絶句。今まさに俺の言葉を受けて言葉を詰まらせたカオスブルーデーモン。

俺の発言に偽りなどない。全て事実。

 

俺の耐久力も女神達を超える領域。今しがたの相手をミンチにせんとする豪撃の全てを、俺は何食わぬ顔のまま耐えたのだ。

 

であるからして、地の文を継続して進行する事が可能だったのである。

 

 

 

「そして、今度はこちらから行くぞ」

 

だがやられてばかりは性に合わない。

いや、それでは不公平というものだ。

故に俺は反撃の狼煙を上げるため、仰向けのままカオスブルーデーモンの懐に拳を向ける。

 

「”バニシングショット”」

 

言ったと同時、拳から火炎弾が放たれた。

 

『グッ!?グガッ、ギャッ…オゴアァァァァッッッ!?』

 

一発に終わらない灼熱の火炎弾はさらに拳から発射され、対応が遅れたカオスブルーデーモンは苦痛の唸り声を上げながらその巨体を後ずさっていく。

 

「まだまだ。もっと俺の想いを受け取れ」

 

火炎弾を何発も懐に受け、肉が焼け酷い異臭を放つカオスブルーデーモンへの追撃をまだ止めない。

その場から立ち上がった俺は、背中で浮遊していた一対の機械翼に念じ、自身の目の前に移動させ、そして二枚の翼が変形、一つとなった。

 

身の丈を超える一振りの大剣”烈火大斬剣”へと。

 

俺のプロセッサウイングは、ただ姿勢制御を行うために存在するのではなく、絶大な破壊力を生む武器ともなる。

 

烈火大斬剣の柄を片手で握り締め、軽々と木刀を扱うように振るう。

 

『グオアアアアアアァァァァッ!?』

 

バニシングショットのダメージによって防御もろくにままならないカオスブルーデーモンは振るわれる烈火大斬剣の斬撃に襲われ続ける。

 

いくらその筋肉が鋼鉄のように頑固だろうと、そんな物は意味を成さない。

その証拠に、烈火大斬剣はカオスブルーデーモンの筋肉を易々と斬り裂き、そして切断箇所から紫に近い血飛沫を散らしてゆく。

 

そんな一方的な攻防を俺は途中で停止した。

 

カオスブルーデーモンは俺の激しい斬撃によって、その身体の至る箇所が断たれ焼かれ、そして紫に近い血液を絶え間なく流しながら膝をついている。

なんとも見るも無残な姿だ。

 

「……さて。まさか、これで終わりではないだろう?」

 

『グギッ…………あ、当たり前だらうがぁ!!』

 

しかし、目の前の異形の瞳にはまだ諦めの想いが灯っていない。呻きながら腹の底から来る一喝を放つ。

 

するとどうだろうか。

 

目の前の怪物の火傷と裂傷が、みるみるうちに消えていく。ほんの数十秒程度で、あれほど悲惨だったボロボロの身体は、最初から傷など無かったかのように綺麗さっぱりな状態へと戻った。

 

『ぎゃはははははっ!!どおだ!!俺は青鬼と同じ再生能力、いやそれ以上のスピードで凡ゆる傷を再生する!!だからテメェがいくら俺を攻撃しようと俺は倒せねぇぜ!!わかったらさっさと大人しくくたば────』

 

「なら、再生が追いつかないほどに燃やせばいい」

 

そんな簡単な事だ。

しかし、そんな簡単な事の詳細が掴めないのか、カオスブルーデーモンが再び素っ頓狂な声を上げようとする前に、

 

「”バーンフレイム”」

 

俺は携えた大剣を床に突き刺した。

 

するとカオスブルーデーモンの足元に紅蓮の魔法陣が展開され、コンマ0秒にもみたない内に、魔法陣から豪炎が噴き上がる。

 

『アギャアアアァァァァッッッ!?!?』

 

突然真下から豪炎に押し上げられたカオスブルーデーモンはされるがまま、研究所の天井へ向けて登り、そして叩きつけられる。

 

「灰塵となり、消え失せろ」

 

カオスブルーデーモンが噴き上がる豪炎に身動きを封じられる間に、俺は片手で持つ烈火大斬剣の切っ先を巨大青鬼に向ける。

すると左右のナックルガードが前へ展開、さらに烈火大斬剣の両刃が左右に開くように展開する。

展開したナックルガードを取っ手として両手共に握り、周りで燃え盛る炎を吸い上げる。

吸い上げた炎はそのまま展開した刀身の間に充填されてゆき、その熱量を上昇させていく。

 

 

 

今から放つは、下手をすれば街一つを吹き飛ばすほどの、絶大な破壊力を持つ砲撃。

 

バニシングハートは無限に沸る紅蓮の烈火。

 

炎を吸収すればする程威力を上昇させ、そして穿つ。

 

 

 

穿つはそう…………己の前に立ちはだかる障害。

 

 

 

「”カルヴァドロス”」

 

静かなる一斉。

そして、充填された豪炎の奇跡を、放つ。

 

 

 

 

 

────ッッッッッッッッガアアアアァァァァァァアアアァァァッッッッッ!!!

 

 

 

 

放たれた瞬間、灼熱の閃光が走った。

プロミネンスのように輝くそれは、まさに燃え盛る太陽の如く真っ直ぐ伸びた。

 

向かう先はもちろん、審判を待つ巨大な鬼。

 

閃光はカオスブルーデーモンを包み込み、そして捕らえる。

 

カオスブルーデーモンはそんな灼熱地獄の中、なんとか這い出ようとするも叶わず。圧倒的熱量に焼かれる身体の再生は追いつかない。

 

ともなれば後は────、

 

 

 

『なんでだ…………なんで俺が……こんな…………”仮面ライダー”でもないガキに……!?!?』

 

 

 

ッ……?

 

 

 

『ゼ・オ様…………もう、し……わけ…………ぐぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁアアアああぁぁぁァァァァァァァァァァァァッッッ!?!?』

 

最後の断末魔を上げながら、研究所の天井を貫通し、上層の洋館まで突き抜けた閃光と共に、カオスブルーデーモンは、その巨体と魂を、跡形もなく消し炭にされた。

 

「ストップ……ユー、エンジン」

 

巨大青鬼が完全に消滅した事を悟った俺は砲撃を停止し、熱せられた烈火大斬剣を分裂変形し、再び背中へ浮遊させた。

 

「…………あの青鬼モドキ、仮面ライダーと言っていたか……?」

 

カンヴァドロスに呑まれている間に口にした奴の言葉に俺は疑問を抱いた。

確かに奴は、仮面ライダーと言った。

さらに奴は、大ショッカーに似たあらゆる世界で悪逆非道の限りを尽くす悪の組織に所属する構成員。そんな構成員が、俺が愛している特撮ヒーロー、仮面ライダーの名を、あの絶命寸前の時に口にした。

それらのピースから答えを導くと……、

 

「まさか……ダークトゥダークネスは、仮面ライダーに敵対する組織だというのか……?」

 

だとすると、仮面ライダーは本当に存在するということに?

同じ仮面ライダー信者である宗谷が聞いたら、俺と共に狂喜乱舞する程喜ばしい事ではある。

だが、俺はそんな仮面ライダーの敵に関わった。っともなれば、もしかしたらこの先、また関わる事になってしまう可能性が……。

 

「…………まあいい。そうなれば、俺の拳と刃で退けるのみ」

 

呟きながら自身の拳を見つめる。

そうだ。いくら大ショッカーに似た組織だろうが、向かってくるのから立ち向かう。

 

俺ははぐれ者だが守護者だ。

なら大切な人達に害を及ぼすの輩は、この拳で叩き伏せ、この刃で斬り伏せる。

 

それが…………今の俺の信念だ。

 

「さて、ここが崩れる前に、退散すると…………………んっ?」

 

いい加減、いつ壊れるかも不明なこの場に止まっては崩落に巻き込まれる可能性がある。

だから早々に立ち去ろうとした俺だが。ふと、半壊した研究所のとある一箇所。何やら別室となっている部屋らしき場所に、何か輝く物を視界に捉え、何気なく近づいた。

 

 

 

「……………ッ……!?……こ、これは……!?」

 

 

 

その時、俺はバニシングハートであるにも関わらず、少年のような高揚感に支配された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……

………

…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………なあ、ねぷっち?」

 

「なにうずめ?」

 

「ヒロムの奴、また派手にやらかしてねぇか?」

 

「だね〜」

 

うずめの言葉に素直に応答するネプテューヌ。

ヒロムにあの場から退散するように言い付けられた彼女達は、パープルハートによって即座に洋館から脱出してから、少し離れた場所でずっと待機していた。

 

その最中、洋館……正確なら洋館の真下から何やら轟音が響くわ、雄叫びが聞こえたりするわ。

 

極め付けには、何やら閃光のような物が洋館から飛び出し、空に伸びた閃光によって目の前の洋館が半壊してしまった。

 

「お、お姉ちゃん……よくそんな平気でいられるね……?」

 

「だってヒロくんだよ?ヒロくんって真面目だけど、時々派手に暴れるしさ」

 

アレだけの光景を前にそうやって平然といられるネプテューヌ。

なぜ彼女は無駄なところで勇ましいのか、甚だ疑問である。

 

「きっと今日は女神化じゃなくて魔神化しただろうから、尚更心配する事も────」

 

 

 

 

 

「やっほほ〜い。ただいまみんな〜♪」

 

「ほらっ、言ってるそばから帰ってきたよ」

 

軽快で柔らかな声音で発せられた言葉が聞こえたネプテューヌ達の目の前から、何とか原型を留めていた洋館の扉から、こちらへ茶髪ロングの女性が歩いてくる。

その女性はまさしく、ヒロムの自分の中に居るもう一人の存在であり女体化した別人格の自分。

はぐれ女神”スカーレットハート”こと、ヒロミであった。

 

「よおヒロミ。お前がこっから出てきたって事は……?」

 

「そだよ。ヒロムがまーたダメージガン無視しちゃったもんだから、反動で全然動けなくなっちゃったんだ〜」

 

事情を察しているようなうずめの言葉に対して、あはは〜っとバツが悪そうな苦笑いを浮かべるヒロミ。

 

 

 

ここでバニシングハートについて説明する。

 

スカーレットハートがスピードとテクニックが高いスペックなら、バニシングハートはパワーとディフェンスがトップクラスなスペックを持っている。

 

バニシングハートにはあらゆるダメージが効かない……………という訳ではなく、正確にはダメージを、”無視”している。

ダメージを無視し、高い攻撃力で相手をねじ伏せる超特攻型の戦法がメインなのだが。

 

受けたダメージはちゃんと蓄積されており、変身解除すると一気にフィードバックされるのだ。

 

蓄積されたダメージが多ければ多いほど、変身解除した後の反動が増し、そして指一本すら動かす事が出来なくなる。

その場合、痛覚共有を遮断しててピンピン動けるヒロミが表に出て、ヒロムは裏で動ける様になるまで休息をとるという形は最早恒例になりかけている。

 

 

 

 

 

 

つまりバニシングハートは………………だたのやせ我慢の塊である。

 

 

 

 

 

 

「だから今日はずっと私が表で動くからね。というわけで!うずめちゃぁ〜ん、ハグハグしようぜぇ♪」

 

気を取り直すようにそう楽しげに話しかけながら、ヒロミは無邪気な子供のようにうずめに真正面から抱き着いた。

 

「んなっ!?だ、だからお前はそうやってすぐ抱きついてくるなよ!?」

 

「ふっふ〜ん♪今はヒロムと感覚共有を切ってるからモーマンタイなのだよ!心ゆくまでラブれるのだぁ!」

 

「俺は暑苦しいから迷惑だよってふにゃあ!?ど、どさくさに紛れて尻触んじゃねぇ!?」

 

抱き着くヒロミを、頬を赤く染めたまま引き剥がそうとする前に艶かしい奇声を上げるうずめ。彼女の臀部の上にはヒロミが伸ばした手が置かれており、そのままプリーツミニスカート越しに撫で回してゆく。

 

「ぐへへぇ〜、お嬢さんええケツしてまんなぁ〜♪タ・マ・ラ・ンッ!」

 

「変態か!?」

 

「否!変態という名の淑女だよ!」

 

「やっぱ変態じゃねぇか!?」

 

変態を自覚しながらもピッタリうずめに抱き着くヒロミは、臀部を撫で回す手を止めることはなかった。うずめは何とか止めさせようとするも臀部を撫でられることで起こる痺れるような感覚に翻弄されてこれがまた上手く力が入らないではないか。

 

そんな光景に、『あぁ……この人はまたか……』という諦めが込められた面持ちでただその光景を見守るネプ姉妹。

 

この二人はうずめを助ける気はないのだろうか?なぜすでにそこまで諦めているのか。

 

それらはヒロミが行った数々の、同性である事をいい事にしでかしたセクハラ行為が影響しているのだろうか?

 

いや敢えて言おう。間違いなくそうだ。

 

「まあまあ〜、そうオコオコしないしない。今からパフェ奢ってあげるからさ♪」

 

「えっ、パフェ?わーいやったー!うずめパフェだーい好き♪」

 

「…………うずめさん、すっごくチョロいですね……」

 

ネプギアがさらっと呟いた通り、本当にちょろい物である。

これではエロ同人の格好の餌となるに違いない。あれ?それってやばくね?っと感じる者も多いに違いない。

でも見たいと思う人も多いに違いない?(意味深)

 

「みんな青鬼相手にしてメンタルバランス崩れたでしょ?だから〜、甘いもの食べてリフレッシュと洒落込もうよ!賛成の人、挙手〜♪」

 

「ほいなー!ねぷ子さんは勿論だいさんせー!」

 

「うずめもチョーさんせ〜♪」

 

「えとっ…………じゃあ、私も……」

 

満場一致。女の子は甘い物が大好きとは最早格言とも言える言葉だろう。

しかし、あの『この世全ての恐怖を背負った魔物』を相手にしたら誰でもメンタルバランスが崩れるのは必然とも言える。

 

クエストは無事完了。ついでに変な組織の構成員も倒した。

 

だったら、少しくらい、乙女らしく羽目を外してもバチは当たらないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よぉ〜し!今日はヒロムのお金を使ってお高いパフェ一杯食べようねぇ〜♪」

 

《っておいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッッッ!?!?》

 

ただ犠牲になるのは、金という名のHPのみ。

 

 




っというわけで、なんと黒幕はソルヒートさんとこの敵、ダークトゥダークネスでしたぁ!
ふっ、これは予想出来まいよ。

さらに、ついに懐で温めてた設定を解禁することができたぜぇ!
ちなみにこれがバニシングハートのイメージ立ち絵です。
↓↓↓

【挿絵表示】



えっ?この話はこれで終わりかって?んなこたぁ御座いません!
だってわざわざダークトゥダークネス出したんですから、やる事は決まっております!



というわけで、次回!

新次元ゲイムネプテューヌVA' コラボ外伝〜白き音速、轟く正義〜

ソルヒートさんとこのキャラをお借りして一本書きます!
主役はぁ……………………絵美ちゃん!!

意外性な所ばかり責める我輩!今回もブレることなくやってのけます!

次回の更新に、カイガンして刮目せよ!
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