遊戯王 振り子使いの少年と連鎖使いの少女 〜番外編〜 作:DICHI
この話の執筆開始時刻、10月31日、AM10:30。「あっ、今日ハロウィンじゃん。でも間に合うかな〜・・・」と思いつつ、結局書いてしまった。適当感がパネェ・・・・・・・
【茜の担当楽器はギター&パーカッションです】
【逃走中の方はストックが切れました。よって、今後は出来次第、投稿していこうと思います】
遊輝 side
「トリックオアトリート!!」
「は〜い、今あげるからね」
アカデミアに来たモンスターやお化けなどに仮装した小等部の子達が俺たちにそう言ってきたので、響が奥から準備をしていたお菓子を用意する。
「どうぞ。軽音部は奏と遊輝が作ったカップケーキよ」
「うわぁ・・・・美味しそう・・・・」
「ありがとう!!」
カップケーキを貰った小等部の子達はみんな笑顔を作り、手を振って別のクラブのところまでいく。
本日、10月31日はハロウィン。元々はケルト人が秋の収穫を祝って、悪霊などを追い出す儀式的な行事だが、いつの間にかアメリカ発の年間行事みたいなことで定着していった。この日はヴァンパイアや魔女に仮装した子供達が色々な家に回って「トリックオアトリート!(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!)」と言ってお菓子を貰ったり、カボチャをくり抜いてランタンを作ったりしてみんなで祝う。
んでもって、本日は土曜日。授業はないのだが、せっかくのハロウィンなのでみんなで祝おうという校長の発案の元、小等部は色んな部活を回ってお菓子をもらい、中等部や高等部は部活動を中心にしてお菓子をあげたり何か催し物をする、「第2の文化祭」みたいなノリで皆やってる。俺たち、軽音部も午後からハロウィンパーティーと題してコンサートをやろうとしている。
「茜〜、遊輝〜。そろそろ交代してよ〜。私も準備したいんだから」
お菓子を配っていた響が練習するために交代を要求してきた。だが・・・・・・
「嫌だ!!!」
「なんでよ!?私朝からずっとお菓子配ってたのよ!?」
開口一番、俺が響に言ったのは「嫌だ」という3文字。理由?そんなの決まってるじゃん・・・・・・
「///////こんな恥ずかしい格好で出られるわけねぇだろ!!!!」
俺が表に出るのを躊躇ってる理由・・・・・・・竹箒に濃い赤色でデザインされた黒い魔女帽子、裏地がピンク色の黒色のマントと同じく裏地はピンクで黒色のスカートとワンピースみたいな衣装に臍あたりに赤いリボン・・・・俺が仮装しているのはゴーストリックの魔女の衣装だからだ/////・・・・・・なんでだよ!!!俺は男だぞ!!!スバルはゴーストリック・アルカードを着てるのになんで俺は魔女なんだよ!!!!
「うるさいよ遊輝っち!!さっきまで練習していたんだから早く出ようよ!!」
そう言ってゴーストリックの猫娘に仮装している茜は俺の服の襟を掴む。さらに後ろからきたゴーストリックの堕天使に仮装したレミとゴーストリックの人形に仮装した奏までもが何事かと思ってこっちに来た。
【皆の仮装した衣装を纏めると以下の感じ】
遊輝→ゴーストリックの魔女
レミ→ゴーストリックの堕天使
スバル→ゴーストリック・アルカード
響→ゴーストリックの雪女
奏→ゴーストリックの人形
茜→ゴーストリックの猫娘
「何してるの?」
「遊輝っちが外に出ようとしないんだよ」
「はぁ・・・・順番ぐらい守りなさいよ。たった1時間ほどでしょ?」
「///////何言ってるんだよ!?1時間も立たされるんだよ!?恥ずかしいったらありゃしない!!」
「うるさい!!そんなに文句言うならライブもその衣装で上がってもらうわよ!!」
「///////そんなの嫌だ!!」
「じゃあ行きなさい!!」
「///////うぅ・・・・・・・」
レミに脅されてしまい、仕方なく茜と一緒に表に出る。響が裏に回って少し時間が経ったのだろう、すでにかなりの行列が出来ていた。
「トリックオアトリート!!・・・・って遊輝じゃん!!」
「///////る、龍亞!!大声で叫ぶな!!」
しかも運悪く、その行列の先頭にいたのはガガガキッドの仮装をした龍亞とガガガシスターの仮装をした龍可、調律の魔術師に仮装している祈、慧眼の魔術師に仮装していた恭輔たちだった。
「・・・・・・師匠、相変わらず女装した時は凄いですね、才能ですか?」
「///////そんな才能いらないよ!!ていうか恭輔、痛い目で見ないで!!」
「ゆ、遊輝・・・・・(でも可愛いと思っちゃう・・・・)」
「さ、さすがすみれさんですね・・・・」
「祈っち、衣装を褒めたいのは分かるけど、今はその言葉慰めになってないよ(汗)これ、軽音部からね」
顔を赤くして、背中を丸めている俺の代わりに茜がカップケーキを龍可たちに渡す。すぐに龍亞の「あ〜ん」という声とカップケーキを頬張る音が聞こえてくる。
「やっぱりこの2人が作るケーキはいつ食べても美味しいな!!」
「そうね。カボチャの風味は残ってるのにそんなにカボチャ感を出してないあたりが凄いわ」
「お、美味しいです」
「ありがとうね。それで悪いのだけど、早く次に行ってくれない?後ろが・・・・・」
「あっ・・・・・・」
「早くしてよ!!」
「ケーキ食べたい!!」
後ろから小等部のヤジが飛び出してきたので、急いで別の場所へと向かっていった龍亞達。俺もこのまま「遊輝っち!早く手伝ってよ!!」・・・・出来なかった(涙)
〜(数時間後 アカデミア・ホール会場)〜
・・・・・俺、結局あの後一回も休憩させてくれなかった(涙)噂を聞きつけた中等部・高等部の人達にも相手をするはめになった(涙)後ろで茜が「これで告られた回数は16回目・・・・」とかボソボソと呟いてきたのが心にグサグサと刺さった(涙)。
「何そこでコソコソとしてるのよ!!もうすぐ始まるよ!あんた、開幕ナンバーを歌うんでしょうが!!」
「・・・・・俺の傷ついた心はまだ治ってない」
「何バカなことをいってるのよ!!早くマイクと旗を持って!!」
レミに急かされてしまい、「はぁ」とため息をついて壁にかけていた大きな旗を手に取る。今の衣装は軽音部の衣装・・・・黒のTシャツにアカデミアの制服を腰あたりで袖の部分を結んだラフな格好だ。
『お待たせしました。15時開演の中等部軽音部によるコンサート、《LIVE FES in Halloween》を開催いたします』
《ワアアアア!!!!!!!》
・・・・・・・・・♪♪♪〜〜〜〜
ホールの幕が上がるのと同時に響のキーボードから響くピアノ音がホール全体を包む。それを聞いた観客はさらに盛り上がる。幕上がりきると開幕のヴォーカルを担当した俺は旗を左手に持ち、肩にかけて前に出る。
1 Dragon night 【SEKAI NO OWARI】
2 愛が叫ぶ方へ 【ポルノグラフィティ】
3 今夜月の見える丘に 【B'z】
「え〜・・・・今日は!」
《こんにちは!!!》
後ろでみんなが色々と準備をしている間に俺はマイクを持って観客とのMCを始める。
「今日は軽音部のライブに来てくれてありがとね!!開幕ナンバーを歌ったヴォーカル&ギターの遠藤遊輝です!!」
《イエエエエエ!!!!!!》
「開幕ナンバーは歌いましたが、こっから先はメインヴォーカルに任せますので、奏!!」
「はいは〜い!!みんな!!元気!?」
「イエエエエエ!!!!!!》
俺の叫び声でギターを置いた奏がマイクを手に持って前に出る。奏が前で話している間に俺はマイクをスタンドマイクにセットした俺は後ろに周り、自分のギターを手にして舞台に戻る。
「それじゃ遊輝も戻ったことだし、次の曲に行くよ!!嵐!!『愛を叫べ』!!」
「イエエエエエ!!!!!!」
「1・2・3!!」
♪♪♪〜〜〜〜♪♪♪♪,♪♪♪〜〜〜〜♪♪♪♪〜〜〜〜〜!!!!!!
ピアノによる結婚式に流れそうな明るい感じの音の後にドラムの音が始まり、俺がギターを弾き始めるとその音に合わせて奏もギターを弾いているような動作を始める。
4 愛を叫べ 【嵐】
5 サヨナラバス 【ゆず】
6 たとえ どんなに 【西野カナ】
7 茜色の約束 【いきものがかり】
8 奏 【スキマスイッチ】
9 ダイバー 【KANA BOON】
10 キミシダイ列車 【ONE OK ROCK】
11 Hello world 【BUNP OF CHICKEN】
12 オレンジ 【GReeeeN】
「え〜・・・・・次の曲は、初めてのトライですが・・・・・まぁぶっちゃけるとボーカロイドの曲です」
《イエエエエエ!!!!!》
スタンドからマイクを手にとって観客の歓声に応えるようにMCを始める。その間に俺と響で次の曲の入りを確認する。
「とりあえず何から歌う?というところから始まって、え〜・・・・まぁ結論を言うとやっぱり有名ところから歌おうと決まりました」
《イエエエエエ!!!!!!》
「それじゃ行くよ!初音ミク!!『千本桜』!!!」
《オオオオ!!!!!》
・・・・♪♪♪!!♪♪♪!!♪♪♪!!!♪♪♪!!♪♪♪!!♪♪♪!!♪♪〜〜〜
13 千本桜 【初音ミク】
14 マンピーのGスポット 【サザンオールスターズ】
15 空も飛べるはず 【スピッツ】
16 やさしいキスをして 【DREAMS COME TRUE】
17 Forever Love 【X JAPAN】
18 にじいろ 【絢香】
19 Dear WOMAN 【SMAP】
「それでは本日最後の曲です」
本日、ラストの曲の前に奏がマイクを持って1人で前に出る。俺もエレキからギターに持ち替えて奏のところにスタンドマイクを置く。
「季節的には少し早いですけど、星が綺麗に輝き、流れる季節です。まぁ、それだけの理由で選びました。アーティストがデュエットなので、遊輝と2人で歌います。コブクロ、【流星】」
♪♪♪〜〜〜〜♪♪♪♪♪♪
20 流星 【コブクロ】
『・・・・・・僕たちは同じ星座だと 信じてるから』
♪♪♪♪♪♪・・・・・・・・
最後の部分をレミと考えたアレンジでアコギを弾き終わり、観客の拍手に応え手を振る。
「以上、アカデミア中等部軽音部のコンサート、『LIVE FES in Hallween』でした!!ありがとうございました!!」
みんなが前に出てきて、肩を組み頭を下げる。観客の拍手が巻き起こり、その喝采のまま幕が下りてくる。
〜(その夜 軽音部部室)〜
「「「「「「カンパ〜イ!!!!」」」」」」
無事にライブも終わり、部室で成功を祝うのとハロウィンを祝うためのパーティが始まる。みんな、オレンジジュースを片手に取って、ライブの時と同じ以上で乾杯をする。後ろには今日のために作っておいた料理も並べている。
「今日も無事に終わってよかったよかった」
「久しぶりに大人しくライブをした感じで新鮮だったよ」
「ここ最近は観客が多すぎたもんな。肩を凝るようなライブじゃなくてよかったよ」
「まぁまぁ、そんな話は置いといて、料理を食べるよ!!」
バンッ!!!
「みんな!!お疲れ!!」
「(ボボッ!)ゲホッ、ゲホッ・・・・龍亞!?何でいるんだ!?帰ってたんじゃないのか!?」
突然ドアが開いたことに驚いて飲んでいたオレンジジュースが気管に入ってゲホッゲホッと咳き込んでしまう。部屋に入ってきたのはまだ仮装している龍亞たちだった。
「みんないるよ!!」
「遊輝、お疲れ様」
「師匠、今日も良かったです」
「ス、スバルさん」
「おぅ、祈も来たか。一緒に食べようぜ」
かぼちゃのスープを手にしたスバルが祈を呼ぶ。龍亞と龍可も後ろに並べてあるおかずを取りに行き、恭輔はレミたちと話し始めた。
「(ハロウィンか・・・・・俺が小さい時はここまで盛り上がらなかったけど、これはこれで楽しいなあ)」
「遊輝!!また仮装するよ!!」
「おう・・・・・!?!?まさかまたアレ!?」
「あったりまえじゃない!!みんなで写真撮るよ!」
「嫌だ!!!何で自分から女物を着ないといけないんだよ!!」
「つべこべ言わずに着替えなさい!!!」
パチン!!!
「・・・・ってああああ!!!!勝手に着替えられてる!?!?」
「ほら!!写真撮るからみんな並んで並んで!!」
いつの間にかあのゴーストリックの魔女の衣装に着せられていた。他のみんなもあの一瞬の間に着せ替えられたみたいで仮装した衣装になっている。レミは手にしているカメラをカメラスタンドに立てて、俺たち全員を呼び集める。俺以外のみんなは皿を置いて写真の前に集まる。俺も諦めてみんなの輪の中に入る。
「はい行くよ!!」
写真のボタンを押して、レミがダッシュでみんなの輪の中に入る。数秒経った後、シャッターの切れる音が聞こえた。
後日貰ったその写真には仮装したらみんなの笑顔が写っていた。
後書きに久しぶりに登場!!作者のDICHIです。今回はせっかくですので、なんで主要キャラがそのモンスターに仮装(コスプレ)したのか書いていきたいと思います。
・軽音部
仲間でやるんならカテゴリー統一だろうと決めました。ハロウィンっぽいカテゴリーというとアンデット族と魔法使い族が私の中のイメージでした。最初は適当にアンデット族モンスターで固めようと思ったのですが、「あっ、ゴーストリックがあるじゃん」と思いつき、ゴーストリックにしました。見るからにハロウィンの仮装にピッタリのモンスターだらけでしたからね。遊輝君は相変わらずの立場でしたが(笑)・・・・・えっ?アンデット族がいるのに何で遊輝は平気なんだって?すみれさんのありがたいお話(女装モデルになれという脅し)で無理矢理承諾いたしました(笑)
・龍亞、龍可
兄弟ですので、最初はダイヤ&パール(ガガガマジシャンとガガガガール)にしようと思ったのですが、龍可が合わないということに気づきました。龍亞は不良っぽい衣装でも合うのですが、龍可にはどうもそのイメージがつきません。よって、幼い方であるガガガキッドとサファイア(ガガガシスター)にしようと思いました。
・祈、恭輔
双子が魔法使い族なのでこの2人も魔法使い族にしようと思いました。定番はブラマジ&ブラマジガールですが、定番過ぎるのでやめました。んで、私が【魔術師(調整中)】を持ってることに気づき、アニメでも可愛い魔術師が出たので、祈には調律の魔術師にしました。恭輔は単純にお世話になったという意味を込めて慧眼の魔術師になりました。
以上、こんなイメージでメインキャラを仮装しました。
超特急のような速さで書いたので結構短かったですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。