「…………」
暇だ。
男の俺が女の子の話題についていけるはずもなくと言うか女の子達らは俺とそこの馬鹿?をパンダのように見つめる。まあとても話しかけられる状況じゃない。
仕方ないのでアイハラ隊長、つまりはリュウさんから直接もらった傷だらけのメモリーディスプレイを手にして眺める。
裏表に自前の炎の紋章?が塗装されていて所々塗りムラが目立つがそれでも年期の入った品であり今ではこのメモリーディスプレイに印された心の炎は俺が受け継いだと思っている。
「オーシャンに行ったハルザキ先輩とナタルは今どうしてっかなぁ〜?」
硫酸に程よい影響を受けたハルザキ先輩は勇魚さんトコのGUYSオーシャンへ俺の配属と同時に異動しナタルは母国のGUYSUSAに配属された。後で連絡してみっか……
そんな事を考えていると
「よぉっ!」
「ん?」
席の前には織斑一夏が立っていた。
「これからよろしくな!明日夢っ!」
え……いきなり呼び捨て……馴れ馴れしいな……
「うん、よろしく頼むよ。織斑君」
多分大体の人間が初対面じゃあ君付けなんじゃないのかと思うんだが?まあ世の中色んな人がいるわけだが……
「おいおい、織斑ってのは千冬姉と被っちまうから一夏で頼むぜ」
何故下の名前で呼ぶことを進めるのだ
「いやいや、織斑先生は先生つけるし、あまり友達をさ俺は下の名前で呼ばないから〜ちょっと違和感がね」
まあ、常に苗字を呼ぶ人だっているわけだしこの理由ならまあいいか
「なら仕方ねぇな。じゃあよろしく頼むぜ!」
「こちらこそ」
まあ、これからISについて学ぶんだISに近い人と親しくして損はないだろう。ここで学んだことはアライソ整備長達に伝えるためでもあるのんだから。
それにしても物凄い殺気を感じるのだが……
「おい、いつまでそいつと喋っている。コイツを借りるぞ」
「お、おいちょっ!箒っ‼︎」
ポニーテールが似合うthe侍のような女の子が織斑一夏を引っ張っていく。周りの女の子は「キャーっ!」とか「大胆〜」とかあの女の子との関係を調べようとする子まで…
まあ織斑一夏との関係は資料を見ると………
あった……
「篠ノ之?ああ、ナルホドね……」
幼馴染ってところだろう。資料では失踪前の篠ノ之束博士と織斑先生は大親友だったようで度々篠ノ之束博士の御実家の剣道道場にお邪魔していたとかなんとか?
剣道か〜そういえば最近やってないや……
トリピーめちゃくちゃ強かったな〜剣道だけは本当に……マルさん大変そ〜
そろそろ授業か……
俺は鞄の中から次の講義のテキストを取り出す。最近はパソコンのメモリーばっかりだがIS学園は紙媒体の資料を使ったりすることが多い。まあ士官学校も貸し出し専用の紙媒体テキストだったので慣れてるが周りの普通の公立出身や私立出身の子達はパソコンを使ったテキストなので紙媒体の重さには少々慣れないみたいだ。
おっと、鐘がなった。
「さて、鐘がなった。席に全員……?織斑と篠ノ之はどうした?」
織斑先生が織斑一夏と篠ノ之箒を探す。すると廊下からバタバタと音がし肩で息をする2人が入ってくる。案の定無言で入室したため、謝罪とか色々何か言うことがあるだろうと言う事で出席簿で(多分ウルトラブレスレットが変形したんじゃないかな……汗)プスプスと煙が出るほどの威力で叩かれていた。ご愁傷様………だが遅刻、そして無言入室をした君達が悪いのさ
授業が進み織斑が挙動不審な行動にでる。というか必要以上にキョロキョロし始める。
まあその事に気付いてしまう俺も集中してないなと反省するが……
すると、山田先生が授業を中断し織斑に何かあるか?具合は大丈夫か?と聞く。まあ女子ばっかりのところにいきなり放り込まれたら流石に気分の悪くなるやつも出てくるだろうが、普通は多分聞かないと思うので山田先生の気遣いがしみる。
そこで案の定、織斑は
「全部わかりませんっ‼︎」
惜しいっ!50点だ。そこは「わかりませ〜んっ‼︎やりましたっ!やったんですよっ!必死にっ!その結果がこれなんですよ!ISに触って!動かして!今度はIS学園でISの運用について勉強している!これ以上なにをどうしろって言うんです⁈何を勉強しろって言うんですか⁈」が100点の模範回答だ。ちなみに今の時間はISの歴史についてだ。まあ10年くらいしかたってないが……
「風間、後で職員「スイマセンでした」
くそっ!織斑先生は何なのだ?彼女って実はウルトラ一族とかじゃねぇの?本当に……心ん中読むって……
「で?風間、貴様は理解しているのか?」
「ええ、まだ事前資料の範囲ですので……」
アライソ整備長他、整備班の皆さんと母さん、コノミさん、ミサキさん後は士官学校時代の友人?先輩かな?とで必死に勉強させて頂きました。
そうやって答えると織斑は驚愕の眼差しを俺へ向ける。
イヤイヤ、今回は君が勉強しなかっただけじゃないのか?
「まあ風間君、GUYS士官学校出身だしね」
うん、これくらいは勉強すればみんなわかるレベルだと思う。
「風間の言った通りこれは入学前に事前に配布した資料に記載されている内容だ。織斑、机の上に何もないようだが?資料はどうした?」
ワァオ……授業放棄は不良の始まり…
「電話帳と間違えて捨てました………」
「なんだ?聞こえん。もっと大きな声でハッキリと言ってみろ?ん?」
なんだこの姉……鬼じゃないか……
「電話帳と間違えて捨てました‼︎」
顔を真っ赤にして織斑は叫ぶ。なぜか満足した顔をする織斑先生………
「後で職員室に来い。再発行してやる。だが一週間以内に頭に叩き込め。いいな?」
「えっ⁈千冬姉っ!いくらなんだっても無理だって‼︎」
「やれと言っている。それと………織斑先生だっ‼︎」
又もや出席簿が振り落とされる
「ISは機動、攻撃、制圧、全てにおいて現行の兵器を上回る最強の兵器だ。それを扱うお前にはこれらを覚える責任がある」
まあ、そうだろうな。メテオールとか色々GUYSもそういう面はしっかりしてるしね。
「風間も含め織斑、自分が望んでここにいるわけではないと思っているようだが、まあいいモルモットになりたければいつでも私に言え………」
すごいこと言う人だな……軽い脅しだよこれ……まあそれをこのクラスの全員が理解はしているわけだが………
「え、えっと織斑くん。わからないことがあれば放課後教えてあげますから。頑張って?ね?ねっ?あっでも二人っきりって……放課後に教師と生徒の禁断の関係……でも私強引にされると弱いっていうか……あっでも私、男の人は初めてで……できれば優しくしてほしいっていうか……で、でも織斑先生の弟さんだし………」
山田先生………アウト……
男の人は初めてって女の人は初めてじゃないんですかねぇ〜?というか教師がすぐにそんな妄想にはいったらダメっしょ
「あ、ゴホンッ!山田先生、授業の続きを……」
「はっ⁈スイマセン………」
織斑先生の言葉で自分のしていた事を自覚し顔を手で隠す。
織斑先生がストッパーとしているが大丈夫なんだろうか………このクラス………