メビューム・ストラトス   作:ブレイズエッジ

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第3話

鐘の音がなり授業が終わる。

「風間、ちょっと話がある」

去り際に織斑先生に呼び出される。

まあ、先生だしと俺は廊下に出て先生の後ろに付いていくと防音完備の生徒指導室へと案内され俺なんかしたかなぁ〜と部屋に入る。

「よっ!」

「た、隊長っ⁈つかリュウさんなんでここにいるわけ?」

そう、生徒指導室で待っていたのは現 CREWGUYSJAPAN隊長のアイハラ リュウ 又の名をリューさん、硫酸、熱血バカなどなど……主に母などから言われているのだが、酷い言われようだ。まあそれぐらい硬い絆で結ばれていたチームだったのだが……

けどまああだ名の熱血バカに関しては母がいた時よりは冷静になったらしいので……うーんたまにとんでもなく熱くなる時があるけど……俺たちにとっては「隊長」と言うよりも「頼れる兄貴」って感じだ。

「俺がIS学園に入っちまって哨戒任務が大変だとか愚痴りに来たわけじゃあないですよね?」

「まあ、そうだな。それもそうなんだがな……GUYS総本部はな、お前にあんまり目立ってほしくねぇ見てぇだ」

はっ?why?

「お前バカか?そうかバカなのか?これだから自覚のない奴は……」

なんかリュウさんにバカにされてるのか褒められているのか…

「話が見えてこないのですが。アイハラ隊長、風間も私も次の時間も授業が入っているので」

そういえば織斑先生もいたのか

「ああ、織斑先生もご存知の通りコイツ士官学校上がりなんスよ。しかも主席で…俺たちがしごきまくったから当然っすけどね……話戻します。まあ普通に行けばIS適正があったとしても上の力で強引にGUYS総本部で研修受けてそのままエリート人生真っしぐらなんですがね。何せこのバカ俺たちが操縦したガンフェニックス………ああCREWGUYSJAPANが保有する主力の大型統合戦闘機の事っす……で、ガンフェニックスを自分で飛ばしてぇって無理言ってCREWGUYSJAPANに配属されたんすよ」

そうか、織斑先生はガンフェニックスを知らない世代なんだなぁ〜というか先生も最後に生で見たのはホントに3〜4歳ぐらいの年だからあんまり記憶にないのか…俺も実際飛ぶのは数回しか生で見てない。後は映像ってところだし…それにしても

「えっ?結構無理な配属だったんですか?」

「そうだよっ!上層部は大騒ぎだったんだよ特にミサキさんとサコミズさんはっ!補佐官……総監は胃に穴が空いてたよ……」

あー初耳だったけど苦労かけたな……おまけにIS適正まで出しちゃね……

「まあGUYSとしては宣伝という意味で目立っては欲しいんですがあまり目立ちすぎると各国からの風当たりってのもね…何せ今でも男性操縦者を寄越せと某諸国が五月蝿いんでね。払ってもらっても無いのに「誰が金を払ってる?」とかね?全く……」

まあ払ってない金ってのは「怪獣出てないんだから別に払わなくてよくね?」的な頭の中お花畑の国だ。まあ何処とは言わないけどね。だからGUYS支部も配備されず周辺のGUYS支部から救援を寄越すって感じだ……まあその国の財政は結構厳しいのはわかるんだけどなぁ流石に「誰が金払ってる?」は酷すぎだろ。おそらく総本部もスルーしてんだろうな……少なからず色々な人に迷惑かけちまってるか…菓子でも贈るか?…サコミズさんにはコーヒー豆だけど

「スイマセン……」

「まあしょうがねぇだろう。過ぎちまった事だしよ。織斑先生は今まで通り授業、行事を行っもらってかまわねぇって事です。ああ、織斑一夏とコイツへのハニートラップとかには相当な注意をお願いします。コイツは心配ねぇと思いますが何せ先日まで貴方の弟とはいえ、普通の中学生でしたから」

「わかっています」

「ああ、そうそう代表とかになっても引き立て役って事で…それと、アライソのとっつぁんが来週の週末フェニックネストの整備室に来いってよ……それと織斑先生コイツ是非こき使って貰って構いませんからよろしくお願いします」

こき使ってって………はぁ

「わかりました。では、そろそろ授業が始まるので失礼します」

ワシャワシャと俺の頭を掴む先生……絶対こき使われる…

「しっかりやれよ。あとマリナに連絡してやれよ!ニューヨークから戻って一度も顔合わせて無いんだろ?じゃあな」

「G.I.Gっ‼︎」

「貴様の上司は良い人間だな」

「はい、仲間思いで心の炎がとっても熱い人です」

「心の炎か………そうだ。まあこれは教師というより個人的な頼みだが一夏の勉強を見てやってくれないか?学年での成績はお前がトップだろう?すまないが頼まれてくれ」

先生は頭を下げる。

姉に裏でこうして頭を下げさせてるんだ。俺が言うのもなんだがお前は恵まれてるな。いい姉さんじゃないか……

「わかりました…頭を上げてください。まあやれるだけはやってみます。やって伸びるも伸びないも一夏次第ですから」

「すまない、頼む。あと風間、私は職員室に次の授業の為の資料を取ってくるから先に行っててくれ」

「わかりましたじゃあ先生、先教室に行きます」

まあ教室に戻るといっても直ぐそこなのだが。

「まあっ!なんですの?男の方ってのはそこまで無知なのですか⁈」

なんなんだ?教室に戻るとキーキーと騒ぐ声が聞こえる。

整理すればとりあえず織斑の席には金髪の明らかに髪の毛をセットしてバリバリに固めてあったので癖がついてセットしなくてもこの状態です。みたいなマグマライザーもびっくりなくるくるドリルヘアーの少女が大げさなリアクションをしていた。というわけだが状況が読めない……

「これどういう状況?」

「あっ、風間くん、今ねオルコットさんが織斑くんに色々とね。まあ男の人が普通習わないような用語を並べるから無理も無いんだけどそれで無知がどうのこうのって……」

あ〜あ、納得……

「それで?織斑くんがまた地雷を言ったんでしょ?」

「そうそう、ホントにオルコットさんの神経を逆なでするような事言ってね……」

「はぁ………この場所に2人いる男の片方としてはとても辛い状況だよ…あれ候補生でちょっとやばい思想の持ち主だろ?…さて、君たちもそろそらチャイムが鳴るから席に着いといた方がいいよ。織斑先生の事だから五分前とか言いそうでしょ」

俺の言葉に「確かに」とか納得して自分の席に戻っていく織斑の前にいるあの1人以外は……

「放っておくか……俺も頭叩かれたくないしなぁ」

ちょうど席に着いたところでチャイムがなる。

「このお話はまだ終わってません事よっ!逃げない事ね?よくってっ⁈」

金髪の声が教室に響き渡る。

うーんこの学園から逃げたら俺たちは完全な実験動物に早変わりなんだが……一体どこへ逃げればいいのか………教えてくれ

 

 

 

 

「そういえば、再来週の代表戦に出場するクラス代表を決めなければな……」

織斑先生がそう吐き電子黒板にクラス代表と表示される。

「まあクラス代表というのは字の通りクラスの代表、つまり代表戦にだけでなく普通は学級委員みたいなものだと思ってもらって構わない。まあクラス代表戦は入学時の各クラスのレベルを測るものだまあ気楽にやってもらって構わんが優勝すれば今年は………何だったか?山田くん」

「あっ!そうですね!今年は学食のスイーツ食べ放題チケット一年分だったような……」

「だ、そうだ。まあやるからには勝てる人間がいいだろう。それに各クラスに競争心を生ませるのもこの大会の目的でもある。それに代表は責任重大だ。決まったら一年変更無しだ。だれかやりたいものはいるか?」

シーン…………

誰もやりたくないわな………そりゃそうさ

「自薦推薦問わぬぞ」

その一言が不味かった

「はいっ!織斑くんを推薦しますっ!」

ハイキタァっ‼︎奴ら優勝じゃなく男を取りやがったっ!優勝賞品をチラつかせたのは俺たちIS経験が少ない人間ではなくもっと模範となれる人を代表にさせるための先生なりの配慮だったようだが……女子には関係無いようだった。まあ代表になればISの経験も積めるからまあ何方でも良かったのだと思うのだが……クラス代表はまあ一人しかなれないので経験値的には偏りができるが…

「ウェッ?俺っ⁈千冬姉っ!俺はやらないぞっ!」

「自薦推薦は問わないといった。他薦されたものに拒否権はない。選ばれた以上選んでくれた人物の期待に応えられるようにしろ」

「じゃ、じゃあ俺は風間をっ!風間明日夢を推薦するっ!」

なにっ⁈

俺は織斑先生にアイコンタクトするがすまない愚弟が迷惑をかける(土下座)と正確な文面がわかるような目線が送られてきた………

『い、いえ、大丈夫なはずです。まだ推薦の段階ですし、代表になっても引き立ててれば……目立たないようにすれば』

『そ、そうだな……だが、万が一のことも考えて私の方からもお前がそうならないように手配しておく』

『ありがとうございます』

以上が目線での会話だ………

俺たち人間辞めてるかな………いやただ苦労人なだけだよ……俺は苦労してないけど

まあそんなこんなで覚悟を決めた俺は織斑を見るとなんかドヤ顔してやがった……まじでイラッとした。

そして俺と織斑、二人が挙がった事によってこの人物も出る事となる

「待ってくださいっ!納得が行きませんわっ‼︎」

案の定セシリア・オルコットさん……女尊男卑の塊みたいな人だ。

「このような選出は認められません。本来なら私のようなエリィィィートが推薦されるべきです。大体、男がクラス代表だなんていい恥さらしですわっ‼︎この私に一年間そのような屈辱を味わえとおっしゃるのですかっ!」

別に誰もおっしゃった訳ではない……あとエリートの発音がまじでイラッとするからヤメろ。

とりあえずこの方は何故エリートの自分が他薦されないのか?とご不満のようだ。

「実力から行けば私がクラス代表になるのは必然、それを物珍しさからといって極東の猿にされては困りますっ!私はこのような島国までISの技術の修練に来てるのであってサーカスをする気は毛頭ございませんわっ‼︎」

あっそうですか……としか言いようがないのだがここでプルプルもさっきから今にも振り上げそうな手を抑える人物、そう織斑である。

まあ確かにここまで言われれば誰でもイラッとくるだろう。だがここで怒ってもしょうがない訳で……こんな事は日常茶飯事なんで……まあうるさいクレームとでもして聞き流すのが一番だ。

右の耳から入り左の耳から出る〜って感じで……上司のキツイお説教とかは大体これでなんとかなっちゃうんです。機嫌が直るまで黙ってる。これ鉄則、テスト出すからなっ!

「大体、文化として後進的な国で暮らさないといけない事自体私にとって耐え難い苦痛で………」

ああ、そうですか?実際に貴方が生活するのは世界の最新設備が揃ったこのIS学園の寮ですが?違うんですかね?これほどまでに文化的に進んだ寮はないと思うのですが……と思ってたら案の定織斑の堪忍袋がきれたようで

「イギリスだって大したお国自慢ないだろ?世界一不味い料理で何年覇者だよ」

別に全てが不味い訳じゃないし、日本だってどの国だって不味い料理の一つや二つあるだろ?ちなみにフィッシュアンドチップスとか俺たち大好きローストビーフはイギリスの伝統料理じゃなかったか?ごめん俺もそこまで詳しくわないんだ。crew GUYS UKに研修行った時食堂で出てきたんだけどさぁでも、確かそうだったはずだぜ。

そんなこんなで話はヒートアップしていたらしく

「そこの貴方もですのよっ!先ほどから黙って、そうですか?言い返す度胸もないのですわね。これだから男は……GUYSなんて大した事無いですわね。今となってはISが主流、古臭い戦闘機に乗って毎度同じように墜落、いい気味ですわ。それにこの約20年間怪獣は一切出現「それは違うぜ……」

えっ?今のは俺じゃ無いぞ……

全員がその声の主、教室の後ろのドアにもたれかかる一人の男に注目した。

「だ、誰ですのっ?」

「あ、アイハラさん一応授業中なので……「そんな事は関係ねぇっ!タダな、命張って平和を守ってる俺たちがバカにされちゃぁ黙っていられねぇだろ!本当の事教えといてやる。テメェのその空っぽの脳みそに叩き込んどけ。怪獣が出てねぇ?それは都市部に出現する事前に俺たちが叩いて撃退してっからだっ!」

「たっ隊長っ‼︎それ機密事項っ‼つかまだ帰ってなかったんすか⁈」

「機密事項が何だっ!現実をしらねぇ嬢ちゃん共が多すぎるから真実を言ってやったまでさ。のほほんと平和を謳歌してる裏で俺たちの誰かが命を落としてGUYSに文句いわれちゃあたまったもんじゃえねしな。それに今の地球をアイツには見せられねぇからな……」

「ミライさんですか……」

というかみんな絶句してるよ。そりゃ怪獣なんて歴史の教科書の中だけの話だと思ってた連中ばっかりだし……そして隊長ぉ〜あんなあっさり機密を……

「ああ、つうことだ。テメェらの平和は俺たちが命張ってる上に成り立つ仮初めの平和だ。それを理解して発言するんだな。あとそこの金髪の嬢ちゃんにメッセージが届いてるぜ……なんとcrew GUYS UKからだ」

それを聞いたオルコットさんは白目向き始めたし………

『そこの代表候補生が何かやらかしたんだって?まあ全部話の内容聴いてたけど、悪かったねぇ〜セシリア・オルコットっ!墜落ばっかりして、ああ、でもねそのにいるアイハラリーダー達は墜落は10回にも満たないて程度……うーん君のISでの墜落よりはるかに少ないね。まあでもあれだけ大口叩けるのなら今度からイギリスは君に防衛してもらうことにするよっ!ISの整備費の方が安上がりだし安全だしね。絶対防御とかあるわけだしさ。まあ少なくとも最低限民間人の避難はこちらでやっておくからっ!よろしくね!ソーリーっ!アスムっ!久しぶりに顔見たのにこんなになってしまって!今度飯奢るから大目に見てあげてチョウダイっ‼︎』

あ〜あ………現行のISで怪獣に勝てる訳ないのに……冗談だろうけど………まあGUYS製のISがあるのなら話は別だけどというか………まずISにGUYSの装備を載せるってのが夢のような話だと思うし

「メアリー久しぶりっ!飯は寿司で頼むわ。あとそれは隊長に言うことだと思うわけであって……」

「リュウっ!まあ彼女が無知だったと言うことで許してくれないかなぁ〜アスム、寿司は高いよ。私のお財布カラッポね。ファミリーレストランぐらいで勘弁してちょ。あっ今度そっち行くから合コンの用』

相変わらずすごいエセ外国人みたいな日本語喋るよな

「途中で通信切ってよかったんすか?メアリーって立場的に俺や隊長より上じゃあ……」

「いいんだよ……つーことだ。嬢ちゃん。まあ頑張りな、あと織斑先生、決闘の件だが別にいいってさ」

「わかりました。では、一週間後の放課後にクラス代表決定戦を行う。各自準備を怠らないようにっ!」

どうやら俺は決闘に出るらしい。

「ああ、アライソのおっちゃん多分カンカンだぜ?明日には連絡入れとけよ」

「G.I.G…………」

「ふっ、怪獣が今でも出現しているのには驚きましたが所詮怪獣、ISの足元にも及ばない野蛮な静物ですわ!いいでしょうっ‼︎私が、いえ私達イギリスのISがイギリスを守ることを約束しましょう」

まあ、こう宣言する彼女なのだがGUYSの技術力を目の当たりにしISでは攻撃は防げても決定打が入れられず敗退すると察するのはこの決闘が終わってのことだった。

 

 




メアリー・アルフォード
CREW GUYS UK 総監
かなりフレンドリーな感じ仲間意識などがすごく部下を大切にするのだが、プライベートが酷いので隊員からは無駄な通信を送ると切断される。

現在のCREW GUYSに配備されている戦闘機には光学迷彩
*ウルトラマンネクサスよりナイトレイダー主力兵器、チェスターの消える機能
が装備されている。これは人々に余計な恐怖を与えないようにとの配慮も兼ねている。都市部で怪獣が出現してしまった場合は防衛のシンボルとして光学迷彩を解いて戦闘を行う。

明日夢は幼い時に休暇中に地球に訪れたウルトラマンメビウス=ヒビノ ミライと出会っておりお互いに面識がある。

CREW GUYSの機密事項として怪獣のデータや出現などがありこれは殆どの国には知らされていない。それも市民への心的配慮が多くの所である。
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