魔法少女リリカルなのは flame story   作:√Mr.N

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 他の作品が進んでないのに新作…
 何考えてんだろ俺…

 まぁ取り敢えず

 駄文です
 それでもよろしければ
 どうぞ



第一話

 日本にある1つの街、海鳴市。

 その街のとある公園で摩訶不思議な現象が起きた。

 火の気の無い公園の中央に突然火の手が上がり渦を巻いた。

 それは一瞬のうちに消えて無くなり、その場には1人の少年が蹲っていた。

 

「転移完了ってか?」

 

 所々癖毛のある黒多めの茶髪の少年、市川(イチカワ) (ゴウ)は呟きながら顔を上げ辺りを見渡した。

 

『全く…誰かに見られたらどうするつもりだったのだ』

 

 剛に話し掛けたのは剛の首にぶら下がっている赤いロザリオだった。

 

「いいだろ別に。結果誰もいないんだしよ」

『全く…君という奴は…』

「それよりもっ…と」

 

 剛は立ち上がりながらもう一度辺りを見渡した。

 黒に金色の炎をモチーフにした模様の服を着た立ち姿は何処か人を惹きつけるオーラを放っていた。

 

「ここが父さんと母さんの故郷か…」

『そう、君の生まれ故郷でもある第97管理区地球だ』

 

 少し懐かしむ様に目を細めるとすぐに普段の表情に戻った。

 

「さて、まずは寝床確保だな」

『それなら昔君の両親が住んでいた家を使いたまえ』

「そいつは都合がいい。後は食糧確保と情報収集だが…腹減った」

『近くに翠屋という喫茶店があるようだ』

「よし!そこに行くぞ!!」

『この時間帯は君の年代の子供達は学校に行ってるのだが…』

 

 市川 剛 御年9歳

 

「そんなのどうにでもなる。さぁ出発だ!!ナビ頼むぞ!!」

『…先行き不安だな』

 

 剛は翠屋に向けて歩き出した。

 

 

 

『ゴウ、逆だ』

「あ、わりぃ」

 

 

 

 時間は少し進んで夕方近く街中にある林道を3人の少女が歩いていた。

 

「ねぇ…この道で合ってるの?」

 

 普段使わない薄暗い道に不安になっている紫色の髪の毛の少女、月村(ツキムラ) すずかが金髪の少女、アリサ・バニングスに聞いた。

 

「大丈夫よ。私を信じなさい」

「あはは…」

 

 心配そうなすずかとは裏腹にアリサはどんどん進んで行く。

 そんな2人を見ている茶髪の少女、高町(タカマチ) なのははただ苦笑するしかなかった。

 

 

 

 

 

 

(…助けて!!)

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

 なのはは突然聞こえて来た声に反応して立ち止まり辺りを見回した。

 前を歩いていたすずかとアリサはいきなり立ち止まり周りを見回しているなのはに気付き立ち止まった。

 

「なのはちゃん?」

「今、何か聞こえなかった?」

「…何も聞こえなかったわよ」

 

 気のせいかとなのはが思った時

 

(誰か…!!助けて下さい!!)

「!!」

 

 今度は確かにはっきりと聞こえて来た。

 

「また…聞こえた…」

「なのは?」

「なのはちゃん?」

「こっち!!」

 

 なのはは2人の制止を振り切り道を突き走る。

 そしてなのはが見つけたのは赤い宝石をかけている傷付いたフェレットだった。

 

「この子が…?」

 

 なのはは傷付いたフェレットを抱え上げた時、真横の茂みが揺れて…

 

「あぐぁ!!」

 

 変な声が聞こえた。

 

「思ったより深かったな…おら!!」

 

 気合いの声と共に茂みから出て来たのは黒に炎の様な金色の刺繍が入った服を着て、所々癖毛のある茶髪の少年、剛だった。

 

「うん?」

 

 剛はなのはの顔を見た後彼女が抱えているフェレットに視線を移した。

 

「鼬か?」

「えっ?…いや…フェレットだと思うよ?」

「まぁどうでもいっか。ところでお前…「なのはー!!待ちなさいよ!!」」

 

 2人は顔を向けるとアリサとすずかが走って来た。

 

「いきなり走らないでよ…ってあんた誰!?」

「自己紹介は後だ。それより此奴をどうにかしねぇと」

「え?…ひどい傷…」

「確か近くに動物病院があったな。早く行くぞ」

 

 4人は近くの動物病院に向かって走りだした。

 

 

 

「遅えぞお前ら!!」

「あんたが速すぎるのよ!!」

「私でも…追い付けない…」

「3人共待ってよ~!!」

 

 

 

 なんだかんだで無事に4人は動物病院に辿り着いた時にはもう空が茜色に染まる頃だった。

 

「一応治療は終わったわ」

「「「「ありがとうございます」」」」

「それにしても不思議なフェレットね」

「そうですね」

「そうなの?」

「鼬かと思ったし」

「「「そこ!?」」」

「まぁ冗談はこれぐらいで金の方は…」

「「「あ…」」」

 

 女子3人が固まっていると獣医の先生は微笑みながら言った。

 

「大丈夫よ。こう言う動物はボランティアで治療を受け入れているから」

「あ、そりゃどうも」

「「「ありがとうございます」」」

「フフ、礼儀正しいわね」

「お、起きたみたいだぞ」

 

 剛の一言で全員フェレットに目線を向けた。

 フェレットは顔を上げてなのはと剛の2人を交互に見ていた。

 

「えっと…どうすれば…いいのかな」

「俺に聞くなし。取り敢えず指でも出したらいいんじゃね」

 

 なのはが指を差し出すとフェレットはちょっと指先を舐めるとまた眠ってしまった。

 

「暫く様子を見ましょう。暇な時様子を見に来てちょうだいね」

 

 4人は今日何度目かの礼を言うと動物病院を後にした。

 外に出ると剛は3人に向かって口を開いた。

 

「そう言えばあいつ誰が引き取るんだ?」

「そうね…私は無理よ。犬を飼ってるし」

「私も同じ様な理由だなぁ」

「因みに何を飼ってるんだ」

「猫だよ」

「よしそこに放り込もう」

「「「駄目だからね!?」」」

 

 目に見える結末を阻止すべく3人は必死に止めた。

 その時寝ていたフェレットはいきなり震えだしたとか…

 

「面白くなりそうなのに…んで、お前は?」

「多分大丈夫だけど…私の家飲食店やってるから…」

「んじゃしょうがねぇ俺が引き取るしかねぇな」

「え、でも…」

「事情が事情だしょうがねぇだろ。それにもう決定事項だ。異論は認めねぇ」

「そう言われても…」

「言っとくが俺がこの場にいる以上俺がルールだ」

「横暴過ぎるでしょ!!」

「それともあいつにプチリアル鬼ごっこをさせる気か?」

「「うっ…」」

「あはは…」

「んじゃ決定な。そう言えば紹介が遅れたな市川 剛だよろしく!!」

 

 自己紹介をしてきた剛に3人はちゃんと正面から向き合った。

 

「私は高町 なのはっていうの」

「月村 すずかです」

「アリサ・バニングスよ」

「なのはにすずか、それにアリサだな。確かに覚えたぜ」

「これからよろしくね」

「おう!!んじゃ、運がよければ明日な」

「「「えっ?」」」

 

 剛は3人が疑問をぶつける前に立ち去ってしまった。

 

「彼、何者なんだろうね」

「変わった奴ね」

「それよりも何か忘れて…」

 

 3人は目を合わせるとすぐさま走りだした。

 

 

 

「「「塾に遅れる~!!」」」

 

 

 

 その日の夜、綺麗に掃除をしたリビングルームで剛はくつろいでいた。

 

「今日は色々あったな」

『君にとっては刺激的な1日になっただろうね』

「まぁな」

 

 目を閉じて今日1日を振り返っている時だった。

 

 

 

 

 

(助けて!!)

 

 

 

 

 

「おい、逆探知」

『既に終わっている。あの動物病院だ』

「ここまでは予想通りっと…行くか」

 

 そうつぶやくと家を飛び出て夜の街を駆けていった。

 

 

 

 

「何分で着く?」

『真っ直ぐ行けば5分もかからない…真っ直ぐ行けばな』

「何で2回言ったし」

 

 

 

 剛が聞き取ったSOSは広範囲に渡って発せられたが殆どの者はそれを聞き取れてはいなかった。

 そう、殆どの者は…

 即ち剛の様に聞き取った者もいるのだ。

 動物病院の前に現れたのは剛ではなく

 

「やっとついたの…」

 

 高町 なのはだった。

 敷地内へ足を踏み入れようとすると怪我をして病院内で寝ている筈のフェレットが出て来てなのはの胸に飛び込んで来た。

 

「え?何?」

 

 咄嗟に抱き止めたがどうするか迷っていると轟音と共に病院の一部が壊れてその中から出て来たのは自分より大きい鼠の様な黒い何かだった。

 

「逃げて!!」

「喋った!?」

「それよりも早く!!」

 

 フェレットに急かされて逃げ出すと鼠も追ってくる。

 ただ知能が低いのかなのはに飛びついて避けられて地面や壁に激突を繰り返していた。

 だが徐々にその距離が縮まっていた。

 

「追い付かれちゃうよ~」

「こうなったら…あの!!お願いがあります!!」

 

 フェレットはなのはの腕から降りると目を向けて喋り出した。

 

「力を貸して下さい!!」

「えっ!?」

「あなたには素質がある。だから力を貸して下さい!!」

「でも何をすれば…」

「これを!!」

 

 フェレットが自分が持っていた赤い宝石を渡した。

 だがそれと同時に鼠が飛び掛かって来た。

 なのはは頭の中が真っ白になって動けなくなりこのまま食べられてしまうと思って目をつぶった。

 

 

 

 

 

 

 

 

『Protect』

「オラァァァァ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 雄叫びの様な声と爆発音の様な轟音がしにて目を開けると今日会ったばかりの少年が片膝を付いた状態で背を向けていた。

 

「君はあの時の!!」

「市川…君?」

「間一髪ってか?」

『ここは私達に任せたまえ』

 

 なのはは呆然としながらも頷いた。

 それを見た剛は前を向き敵を見据えた。

 

「にしても何だありゃ」 

『気を付けたまえ剛、この物体からロストロギアの反応をキャッチした』

「ロスロギ?何でまた」

『原因は分からないが兎に角やることは1つだ』

「あぁ」

 

 剛は立ち上がりながら指を慣らす。その時の剛の表情(かお)は不敵に笑っており闘志が分かりやすいほど溢れ出していた。

 

「行くぜ、アレス!!」

『OK Standing dy!!』

 

 剛の赤いロザリオーアレスーが英語で応えると赤いロザリオは光と共に分離して剛の腰に赤いトンファーになって装備された。

 

「何なの…これ…」

「君は一体…」

「よく聞いた鼬」

「いや、フェレットです…」

「俺が何者かって?」

 

 剛はなのは達の方を向くと自分の胸に拳を当てて言った。

 

「この物語の主人公(ヒーロー)さ!!」

『Set up !!』

 

 剛の足下から炎が渦を巻き一瞬のうちに包み込むと爆ぜる様に消え去るとそこに立っていた剛の姿は黒い服装ではなく赤い半袖インナーの上に簡単な鎧を纏った戦士の様な姿だった。

 その特徴は全身が炎を具現するかの様に赤く金色の装飾がそれを引き出していた。

 剛は敵を見据えるとトンファーを引き抜き一回転させて構えをとった。

 

「さぁ、クールに行くぜ!!」

 

 クールとは程遠い声を上げ四肢に炎を宿すと鼠に向かって走り出していった。

 




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