仮面ライダーHearts   作:山石 悠

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 どうも、この話を読もうとしていただきありがとうございます。
 あらすじにありましたようにオリジナルのライダーが登場します。
 もしよければこれからも読んでいただければ幸いです。


心と安定のプロローグ
[心] 始まりの心


 どこにでもあるような地方都市である鈴音市。

 街の北側には、海があり、南には山がある。夏には、キャンプ、海水浴。秋には紅葉狩り。冬には、スキー。などができ、交通の便もそこそこいい。

 そんなここ鈴音市には、十数年前から囁かれ始め、今では街にいるもなら皆が知っている奇妙な都市伝説がある。

 

 

 

一人で人目の付かないところに行ってはいけない。もしも行けば、“ココロ”を喰われてしまうと

 

ある者は、どんなに好きなことをしても決して“楽しい”と思うことができない

ある者は、どんなに痛めつけられても、罵られても決して“怒る”ことができない

ある者は、どんなに愛しく大切な者が亡くなっても決して“悲しむ”ことができない

 

そして、一度喰われれば二度と帰ってくることはない。そう、二度と

これは、この街のどうすることもできない常識

 

 

 

 これは、この街にやってきた少年とその仲間たちが物語を廻す歯車として、この常識作り出した者たちと戦う物語である。

 

 

 

 

 

 

 

 12月24日

 ついに私が作り出した者たちが目覚めた。一番初めに目覚めたのは、私が予想したとおり、NO,00だ。こいつは、最強の“使心獣”であり、NO,01以降の者たちを率いるリーダーとなる。まずは、こいつらに言葉を教えて仲間を自分たちで作れるようになってもらわないといけない。本当に先輩たちには感謝しないといけない。私のような嫌われ者でも置いていてくれた、私の恩人。だから、先輩達の創り出したこの理論を使ったこいつらで、あいつらを見返して見せる。

                         とある科学者の実験記録より抜粋

 

 

 3月25日

 今日で、にいさんの“ココロ”が喰われて三週間ぐらいたったと思う。兄さんは、相変わらず、事あるごとに手首を切ったり、首をつろうとする。この前までの兄さんは、父さんや母さんをあんな目にあわせたあいつらを殺すと叫んで暴れていた。僕もしょっちゅう八つ当たりされていたから、悲しいとは思いつつ嬉しくもある。できれば、“憎しみ”以外にも“絶望”とかも一緒に喰らってくれたら兄さんは、自殺しなかっただろうなと思う。もしかしたら、今僕のしていることは無駄なのだろうか。いっそ、兄さんを自殺させてもいいのかもしれない。もうしばらく頑張ってみよう。それでどうしようもなくなったら、僕も三人の所に行こうか。もう僕らの家庭は、あいつらのせいで滅茶苦茶なのだから……

                           とある男の子の日記より抜粋

 

 

 3月27日

 そろそろ、俺がここに配属されて一カ月がたとうとしている。この一カ月で感じたこの違和感は何だろうか。普通ではないような時期に来たこともあるだろう。だがそれだけではない。ここの人たちは、あの都市伝説を恐れている。そう、あの“ココロ”を喰らう怪物の話だ。どこにでもあるような少し怖い話。もしかしたら、子供たちが危ない所に行かないようにと、大人たちが作ったのかもしれない。だが、あの話を皆知っていて皆が恐れているのは、おかしいにもほどがある。もしかしたら、危険な何かのたとえではないのだろうか。もしそうなら、俺だって警察だ。市民のために頑張らないといけない。早速、街で調べてみよう。

                          とある新人警官の日誌より抜粋

 

 

 3月30日

 ここまで来るのに何年かかったのか。先輩たちが創ったあの理論をあいつが研究し始めて、あんな恐ろしいものを創り出した。慌てた私は、急いであの理論を使ってあれを止められるものを作ろうとした。だが、こんなにも時間がかかってしまった。しかも、使うのにも資格がいるなんて本当に私は凡人だ。先輩たちがいれば、きっとなんとかしてくれたはずなのに。とりあえず、システムは、完成した。ドライバーもチップもできている。まだ、“ココロ”が入ってないけれど……。早くしないといけない。そろそろ、あいつの計画も準備段階が終了しそうな感じだ。あいつの歪んだ先輩たちへの信仰心を止めないと。

                         とある科学者の製作記録より抜粋




 読んでいただきありがとうございました。
 今回は、プロローグでしたが次回から本編スタートです。
 これからも、この話を読んでいただければ幸いです。

 感想は、二十四時間三百六十五日(年中無休)待っています。
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