仮面ライダーHearts   作:山石 悠

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 どうも、山石悠です。

 最近、何書けばいいかわからなくてさっぱり進みません。書きためているのも残り一つだし。そろそろ新フォームを出すしかないのかな?……戦闘なんてまだ二回しか書いてないのに(書きためのものを含む)。

 ……と、愚痴はこのくらいにしておきます。それで今回は転入生の三坂貴大君の話です。そして、頼れる委員長さんとか明るい性格なヒロインさんとかが出てくるはずです。

 それでは、お楽しみいただけたら幸いです。


[恰] 転入生の恰好

三坂貴大side 鈴谷町 鈴音東高等学校

 

「それでは三坂君、入ってきてください」

 

 

 ついに来たよ。どうしよう、ものすごく緊張する。……と、俺がこうなっているのは皆さんご察しの通り、転入生が教室に入って自己紹介するところだ。つまり俺は今学校にいるということだ。もちろん(?)ハーツドライバーは鞄にある。手のひらサイズなんて持ち運びが便利でいいよな。って、そういえばみなさんって誰のことだ?

 

 

「三坂君? どうかしましたか?」

「ひっ! い、いえ。な、何でもないです!」

 

 

しまった、考え事が長すぎた。覚悟を決めてIn our classroomだ。

 

 

ガラッ、タッタッタ

「ど、どうも初めまして。三坂貴大です。よろしくお願いします」

 

 

 真っ赤になっていただろうがきっと大丈夫なはずだ。それで、みなさんの反応は……?

 

 

 俺は、想像してないみんなの反応に驚いた。まあ、擬音語とかにするならば

クスクス・ププ・フフ……

とまあ、こんな感じだ。なぜ笑う皆?

 

 

「え? あ、み、みなさんどうして笑ってるんですか?」

「だ、だって、手と足が一緒に出てきてるし、ガッチガチだし。ねえ、みんな?」

「ああ、そうだぞ。なかなか面白いじゃんか三坂」

 

 

 そうだそうだ、とみんなが言ってくれたので安心した。何とか楽しく過ごせそうだ。

 

 

「それでは、みなさん仲良くしてください。三坂君の席はあそこですね」

「あ、はい」

 

 

 俺の席は窓から二列目で一番後ろの席だった。たったか移動して、席に着く。

 

 

「それではこれでホームルームを終わります。次の授業までは、三坂君に質問などをしていてもいいですよ」

「「「「はーい!」」」」

 

 

 皆さんの元気のいい返事を聞いて、疲れるんだろうなとか思う。だが、転校なんて初めてだからわくわくしたりもしている。……と、思っていると皆さんが俺の前にいる。

 

 

「なあ、三坂はどこから来たんだ」

「勉強は得意なのか」

「部活は何をしていたんだ」

「ここで何部に入るんだ」

 

 

 などなど一気に質問してきた。うわ、これは無理だ。

 

 

「おーい、三坂が困ってるぞ。一気に訊くな。まずは順番に並べ」

「「「「了解、委員長」」」」

「あ、ありがとうございます」

「気にしないで。あ、僕は西崎新二だ。委員長とか新二とでも呼んでくれ、敬語もいいから。よろしく」

「あ、ああ、よろしく」

 

 

 西崎新二ね。いいやつだ、何かあったら助けてもらうことにしようじゃないか。

 

 

「おい、質問にも答えてくれよ。お前部活は何に入るんだ? ここは必ず何処かの部活に入らないといけないぞ」

 

 

 え、まじかよ。“使心獣”と戦うから帰宅部がよかったんだけど。どうしようか……。

 

 

「なあ、委員長。何かいい部がないか。帰宅部だったからよくわからんしさ。できれば、そこまで出なくてもいいとこがいいんだけど……」

「うーん。それなら候補がひとつだけあるぞ。だがなあ……」

「そこはどこなんだ? 少しくらいおかしくても問題ないぞ」

「そうか? じゃあ、“都市伝説研究部”がいいと思うのだが」

 

 

 “都市伝説研究部”か……。初めて聞くところだな。なんか、ハーツのこととかばれそうだがまあ、いいか。

 

 

「そこって部室はどこだ。っていうか部員は誰がいるんだ」

「部室は北校舎の三階で、部員はあそこにいる永見だが」

「おう、そうか。ありがとうな」

 

 

 そして、俺は質問してくるクラスメイトたちを越えて、永見さんとやらに声をかけてみる。

 

 

「えっと、な、永見さん? 君、都市伝説研究部のメンバーなんだろ? 入部したいんだけど……」

 

 

 声をかけてみたが何も反応がない。どうしたんだろうか?

 

 

「お、おーい。どうしたんだ?」

「………しい」

「ん? どうした?」

「う、うれしい。うれしいよ! 新しい部員が来てくれて! 初めまして、私は永見優希。よろしくね、三坂君」

 

 

 都市伝説っていうし、なんか暗い感じの子かと思っていたけど、意外に元気で明るいし、いい子なんじゃないか?

 

 

 そんな感じで過ごしていたら、チャイムが鳴った。

 

 

 

高畑緑side 鈴原町 高畑緑宅

 

「できた」

 

 

 ようやく完成させた。今まで行っていた“ハーツシステム”については、貴大君が使えるようになって、彼自身もやってくれるといっていたから安心して他のことができる。そのほかのことというのが、“Hサーチャー”だ。これで“使心獣”が現れた時、どこにいるのかがすぐ分かるようになる。

 

 

「さあ、そろそろ神田さんもくるみたいだし……」

ピンポーン

「高畑さん、神田です。約束通り来ましたよ」

「はーい、ちょっと待ってて」

 

 

 ちょうどいい時間に来てくれた。これで、これから“Hサーチャー”を設置できる。

 

 

「いらっしゃい、早速だけど出かけるわよ」

「え? いきなりですか。というか何をするんですか?」

「私の作った“使心獣”探知機、“Hサーチャー”を設置するの。場所はこの紙に書いてあるから」

「“Hサーチャー”ですか……。分かりました、それでは行きましょうか。」

 

 

 出発だ。今日中には全て置いてしまいたい。これが置かれたら、“使心獣”が出てもすぐにわかるからちゃんとやりきりたい。

 

 

……そういえば、貴大君と翔逸君はどうしているかしら?

 

 

 

中森翔逸side 鈴谷町 鈴谷小学校

 

ガラガラッ

「あ、死神が来たぜ。もう来ないと思ってたのに」

「ホントだ。あいつに近づいたら俺たちも死ぬから、近づかないようにしないとな。アハハ」

 

 

 僕は最近よく問題だといわれている「いじめ」というのをされている。理由は家族がみんな死んでいる僕が危ないと言い出したのがきっかけだ。小さいうちは冗談と本気の区別がつかないらしい。だから、小さいうちに駄目と言わないといけないんだろうけど、うちの担任は“使心獣”を怖がっているからその被害者の僕に近づかない。これが更にみんなのいたずらや悪口をエスカレートさせる。この前までの僕なら気にしていたかもしれないが、お兄ちゃん達に会った今はもう大丈夫。いざというときはきっと、お兄ちゃんが助けてくれる。お兄ちゃんは僕のヒーローなのだ。

 

 

「なあ。死神、なんかおかしくないか?」

「そうか? 相変わらず無表情で何にも感じてないんだろ」

 

 

ガンッ!

 今の一言は許せない! 「死神だ、殺される」だの「気持ち悪い」だとかならまだしも、「何も感じてない」このことを言うのだけは、許せない! “ココロ”を喰われた人のことを知らないからあんなことが平気で言えるんだ! 僕はさっきの一言を言ったクラスメイトの所まで行って本気で殴った。

 

 

「おい、今何て言った! 何も感じてないなんてこと、絶対言うなよ! 本当に“ココロ”をなくした人を見たこともないんだろう? だからそんな事が平気で言えるんだ! “使心獣”に苦しめられている人たちに謝れ!」

 

 

 僕が怒鳴ったことがそんなに意外だったのか、教室にいる全員がポカンとしている。殴った奴は涙目になってこっちにらんでいる。

 

 

「なんだよ! 死神のくせに名前気だぞ!」

 

 

 クラスメートは僕に殴りかかってくる。はあ、喧嘩をするつもりはなかったのに……。教室にいる皆は面白いものが始まったという感じで楽しそうに野次を飛ばしている。人ごとだと思って楽しんで……。ホントこれをどうしようか?

 

 

 

三坂貴大side 鈴谷町 鈴音東高等学校

 

 俺は今、永見さんに都市伝説研究部の部室へと連れていかれている。あ、もう着きそうだ。

 

 

「はい、到着。三坂君、ようこそ都市伝説研究部へ」

 

 

 部室はよく文化部が使うような感じだった。でも、本棚に都市伝説関連の本があるのを見ると確かにここが部室なんだなと思った。

 

 

「あの、永見さん。ほかの部員はだれがいるんだ?」

「優希でいいよ。部員は私と三坂君の二人だけだよ」

 

 

 ……二人だけだと!? それじゃあ、今まで一人で部活してたのか!?

 

 

「優希、お前一人で部活してたのか?」

「そうだよ。最近はインターネットとかで調べたりしているんだ」

「何を調べていたんだ? やっぱり人面犬とか口裂け女とかなのか?」

「今まではね。最近は別の物を調べているんだ。外に出て探せたらいいけど、この街にはいないんだよね」

「何を探しているんだ?」

 

 

 興味本位で訊いてみた。この後の優希の答えは俺の思考を止めるには十分なほどの威力があった。

 

 

「仮面ライダーだよ」

「か、仮面ライダー、なのか?」

 

 

 ……はっ! 意識が飛んでた。やばい。ばれるかもなって思った俺、正解だな。冗談にならないほどの勘の良さ。もうヤダこれ。俺、優希に隠し通せるのか?

 

 

「ねえ、三坂君は仮面ライダー知ってるの?」

「あ、ああ。引っ越す前の町にいたんだ」

 

 

 ばれないようにしないといつ墓穴を掘るか分からない。早くこの話は終わらせて何か違うものを調べるように仕向けないと。

 

 

「な、なあ。俺って都市伝説とか良く分からないから、有名どころから始めたいんだけど」

「そうなの? 大丈夫、安心して。仮面ライダーはかなりの有名どころだし、情報も集まりやすいからちょうどいいね」

 

 

最悪だ! 最も悪いよ、この結果。都市伝説初心者だったのがあだになるなんて。これから“使心獣”の活動もどんどん活発になるし、こいつを危ない目に会わせるわけにはいかんだろ、男として。……それに、部員が一人なんて耐えられない。だから……

 

 

「……必ず守って見せる」

「え? み、三坂君!? え、えっと、私たち知り合ったばっかりだし、そ、そういうのは少しずつ仲良くなってじゃないと……」

「ん? 何言ってるんだ? 仮面ライダーのこと調べてたら危ないこともあるかもしれないだろ。お、俺は部員が一人だなんていやだからな」

「え、ああ、そういうことね。……なんだ告白じゃないのか。不思議なくらいドキッとしたのに」

 

 

 あれ、どうしたんだろうか?少し落ち込んでるけど。

 

 

「どうした? 付き合いは短いかもしれないが、俺は元気で明るい優希が好きだから落ち込むなよ」

「す、好きっ!? あ、あうう……」

 

 

あれ? 今度はオーバーヒートした。俺はどうすればよかったんだ?

 

 

「優希。それでこれからどうするんだ?もう終わりか?」

「………え? え、ああ、ううん。まあいいかな。今日は終わろうか。三坂君、部活は毎週火曜と木曜だからね。それじゃあ、また明日!」

「ああ、また明日」

 

 

 ふう、なんとか乗り切った。それにしてもどうしよう。遅かれ早かれ仮面ライダーの話は街に広がるだろうしな……。まあ、なるようになるか。

 

 

 そういえば、チップの方は何か増えたかな。まあ、増える要素があったかなんて覚えてないけど。えーっと、何々…。違う違う違う違う違うある違う違う……。って、あったー! なんだ、なんていうチップなんだ?

 

 

「……えっと、“Strain(ストレイン)”か」

 

 

確か意味は……そうだ“緊張”だった! ……ううん。何か微妙な気分だな。絶対クラスのみんなに挨拶したあのときに使えるようになったよな。

 

 

 ……まあ、それでもこんな感じでチップは使えるようになるんだな。なるほど、勉強になった。でも、いろんなことがあって疲れたかも。




 どうでしたか? よかったですか? ものすごく不安な山石悠です。

 やっと、普通の日常に出てくるメンバーが出始めました。とりあえず新二委員長! なんとか「しんじ」が出ました。次は「たくみ」君ですね。そして、ヒロイン(仮)の優希さん! 中学生ですが言わせてもらいます。高校生は青春すればいいんですよ。きっとそんなもの。

それでは。次は“使心獣”との戦い! そして新しいチップを湯水のように使ってやります。そして最後に戦闘シーンですが“犬”派の方、要注意です!

See you next time!
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