仮面ライダー鎧武/ガイム 外伝 蒼天の剣   作:先詠む人

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ちょっと久々の鎧武だったんでリハビリがてら短いです。
長くかけなかった・・・・・orz


第2幕 真実を知るとき

 チーム鎧武の本拠地であるガレージでその場にいた全員の目を丸くさせたという事態を引き起こしたうえでその場を立ち去った俺は沢目に住んでた頃の家に帰っていた。

 

「只今・・。って誰もいないよなそりゃ・・・・。」

 

 

 誰もいない家の中。やはり数年間誰も過ごさなかったという事実はこの家に多くのイタミをもたらしたらしく、台所の扉は一部腐食して洗面台もカビが生えていた。

 

「とりあえず、何をするにも(ここ)を掃除しないとな。」

 

 俺はひとまず荷物を置きシャッター付の窓を開けて換気した後、風呂場などの掃除をするために掃除用具を買いに外に出た。

 

 

 ・・・・・なぜ親戚の家に帰らないのかって?それの理由は俺がガレージを出る直前に俺がミッチと交わした会話にある。

 

 

 ~数分前~

 

「丈さんはこれからどこに住むんですか?」

 

「え?いや、俺これから実家に帰るつもりだったんだけど。」

 

「何でですか?」

 

「いやだってそもそも俺ここに帰ってきたの墓参りが理由だったし。もともとの予定の通りに動こうとしてるだけだぞ?」

 

 実際墓参り(それ)を済ました後に貴虎さんと会ってそれでこのドライバーとかを返そうと思って貴虎さんについて行ったらこの事件に巻き込まれただけの一般人が俺の全てのはずだし。間違いはない・・・・・はずだ。

 

「いいですか丈さん。今この世界でインベスと戦えるのは僕たちアーマードライダーしかいないんです。」

 

「だ~か~ら~、俺は兄貴からこれ託されただけの一般人だっつーの。正直言って俺はこれ以上この案件にかかわりたくないんだ。」(だってせっかく乗り越えたトラウマを再発させたくないしな・・・。)

 

「それにアーマードライダーなら紘汰さんとかあのいけ好かない駆紋とかいんだろうがよ。俺みたいに半端もん頼るよりかそっちの方がマシだろ!」

 

 あまりにもミッチがくどいから俺はついにキレてしまった。

 

 俺がそういった瞬間ミッチの顔色が変わったのを見たときに俺はシャルモンのおっさんの言葉を思い出した。

 

『彼らは神と悪魔になったのよ』

 

 

 ・・・・・そういえばあの言葉ってどういう意味だったんだ?てかよくよく考えたら未だに紘汰さんたちの姿を見ないな。それに舞さんの姿も。あの人こんな時に何もしないようなたまじゃないと思うんだけどな。

 疑問に思ったからついミッチに俺は浮かんだ疑問を聞いてしまった。それがあいつの古傷を思いっきりえぐることになるとは知らなかったとはいえ相当ひどいことをしてしまった。

 

「舞さんは・・・・・僕のせいで死にました・・・・・・。今は紘汰さんと一緒にいます。」

 

 最初にその言葉を聞いたときの俺の顔は変顔を極めたような顔だったと思う。だって知人の様子を聞いたら「死にました」って帰ってきたらそりゃそうなるだろうがよ。

 

「・・・・・・死んだってどういうことだ?」

 

 ミッチは俺のその質問には答えず、そのまま走って逃げだした。

 

「どういうことなんだよ・・・・・・。」

 

 俺のその質問に答えてくれるものはもはやいなく、結局俺はもやもやしたまま家に帰るわけにはいかず、結局帰るに帰れず今に至る。

 

そんなことを考えながらサクラハリケーンに乗って近くのホームセンターに向かっていると公園で小さい子たちが楽しそうに遊んでいるのが目に入った。

 

「俺もあんな頃があったんだよな~。」

 

そう思って前を向いたときに悲鳴が聞こえた。

 

「なんだよ!」

 

反射的に悲鳴の方にバイクを走らせるとそこにはクラックが展開されていた。

 

・・・・そして俺の目の前で女性がクラックから出てきた手に掴まれてその中に引きずり込まれようとしていた。

 

「っざけんな!!変身!!!」≪ナシ!≫

 

<ロック・オン!! ソイヤ!! ナシアームズ 快刀乱麻 唯我独尊!>

 

俺は走りながら変身し、そして今にもクラックの中に連れて行かれそうになっていた女性をつかんでいた手ごとこちらに引っ張り出すことに成功した。

 

そして女性を背後に引っ張りながら

 

「今すぐ逃げろ!!」

 

と叫んだ。

 

女性が離れていくのを見ながら俺は右手に現れたナシアームズ専用武器の“ナシ刀”の切っ先をインベスに向けて構えた。

 

「お前がもともと人間なのかどうか俺は知らない。だけど人を襲うのを見過ごすことはできない!!」

 

そういうとともに俺はインベスの方へ駈け出した。

 

・・・・・・結果から言うと、俺はインベスを取り逃がした。

 

ただ、あのインベスは俺が知るインベスとは違うということに気が付けた戦闘だった。

 

気付いた相違点は二つ。

 

一つ目はインベスの体の一部に結晶体みたいなものが存在していること。

二つ目はその結晶体が光ると物理攻撃がまったく通らなくなること。

 

一つ目はただ見た目のことだからそれだけだった場合は特に深く考えないでよかったかもしれないけど、問題は二つ目の違いだった。

 

本来インベスに物理攻撃が通らないことなんてありえない。というか物理攻撃が通らないというか<攻撃をする→インベスの結晶体が光る→インベスの体が透ける→攻撃が空振る>といった感じだ。

 

俺は変身を解除して近くにあった壁に体を預けてロックシード状態のサクラハリケーンをいじくっていたらミッチたちが来た。

 

「兄さんここだ!!・・・・・って丈さん?」

 

「よぉ、ミッチ。それに貴虎さんも。」

 

「どうやらインベスはいないようだが、君が倒したのか?」

 

「いいえ。ただ、俺らが相手をしているインベス。あれ、インベスじゃないかもしんないです。」

 

「どういうことだ。教えてくれ。」

 

俺はさっきの戦闘で気づいたことをすべて話した。それと俺の仮説も同時に話した。

 

「もしかしたらあのクラックの咲はヘルヘイムじゃなくて別のヘルヘイムに似た何かなのかもしれないです。」

 

「そうなると、場合によっては我々自身があちらに行かなくてはいけなくなる可能性があるのか・・・・。」

 

「そういえば、ロックビークルはまだ残ってるの兄さん。」

 

「ほぼすべてのビークルはあの時処分した。そうとしか俺は答えれない。」

 

「そうなんだ・・・・・。ってことは僕の持っているこのローズアタッカーが頼りの綱か・・・・・。」

 

 

俺をほったらかしにして二人は話し始めた。まぁ、俺としてはその話も聞きたかったけど

 

「それよりも俺としては聞きたいことがあるんです。」

 

「俺がこの町からいなくなった後に起きたあの一連の事件の数か月間。その間に一体何が起きたのか教えてもらえないですか。他の人達が知っているのに俺だけ何も知らないなんて不公平だし、それになぜ舞さんが死ぬことになったのかの事実を俺は知りたい。」

 

「そ、それは・・・・。」

 

俺が切りだした瞬間、ミッチは逃げ出そうとして踏みとどまり、貴虎さんは困った顔をした。

 

「教えて下さい。」

 

俺が真剣な顔をしているのをみて貴虎さんは観念したらしくて

 

「これから話す話はあの時戦ったものと私しか知らない話だ。君にとっては本来関係ない話でもあるが、それでも聞きたいのか?」

 

「はい。」

 

「だったら話そう。「兄さん!!」だったら光実、お前が自分で話すのか?」

 

「う・・・・・、それでも!!」

 

「それでは話そうか。なんでこの状況でも葛葉達が動かないのかということの理由につながる戦いの話を・・・・。」

 

・・・・・・・・そして俺は貴虎さんからすべてを聞いた。

 

 




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