本当にありがとうございます。そして、次話投稿予告を完全に破ってしまい申し訳ありません。
正直なところ、一度間違えて五話の原稿を一部消去してしまってからというもの。
モチベーションが上がらずエタりかけていたのですが、一部残った部分を元に急ピッチで書き上げた次第です。
これからもよろしくお願いします。
教会から出ると、先ほどとは一転して和やかな雰囲気が漂っていた。
ルビー「いや〜ルビーちゃんにはかなりキツかったです〜」
イリヤ「やっと解放された…」
なのは「もう来たくないかな…」
まどか「あっ…質問したい事があったのに質問し忘れちゃった…」
と口々に話した後3人娘が揃ってため息をついていた。
3人ともすっかり消耗している様子。やはり、あの教会の雰囲気は初心者にはキツいものがあるだろう。
俺も初めて訪れた時には正直圧倒されてしまった。
すると。
響「ちょっとあの神父さんの顔見た後の士郎さん、マジで怖すぎですよ!イリヤちゃん達が怖がってたじゃないですか!」
当麻「一体、あの神父と何があったんだ?」
女の子3人組あちらで話をはじめたが、何故か高校生2人組からは追求が来た。
そんなにあいつに睨みつけいたつもりはなかったのだが…
響に至ってはかなりご立腹な様子。
士郎「あ〜…すまん。」
響「すまんじゃなくて!」
更に響を怒らせてしまったらしい。こうなった女性には経験上、誤魔化は効かないだろう。
言いづらいが白状する他、道はなさそうだ。
士郎「言いづらいだけど、あいつは過去に自分が殺してしまった筈の人間だったからな。」
響「え…?殺してって…?」
当麻「おい…一体何があったんだ?」
2人の顔が歪む、やはり気が早すぎたか…。
普通の反応だ、目の前の人間がいきなり殺人宣言なんてしたら俺だってこうなる。
とはいえこのままでは俺はただの殺人者認定されてしまう。
士郎「あいつ言ってただろ…世界の滅亡ってあいつは以前それを本気でやろうとしていた。正直それしかあの時の俺には止める術がなかった。」
響「世界の滅亡…?誰が得するんですか、それ。」
士郎「あいつは人の不幸を楽しむ人間だ、世界の滅亡は究極の愉悦だったんだろうな。」
唖然とする2人、そりゃそうだろう。すると当麻が縛り出すような声で。
当麻「あの人は神父だろ?キリスト教会には碌なやつがいないのか…?」
士郎「おいおい。あんなやつキリスト関係者でなくてもそうそういないだろ。それは、たまたま当麻が今まであったやつが異常だっただけじゃないか…?」
当麻は右手で頭を抱えながらため息をついているが、正直それは当麻自身の偏見ではないかと思う。
しかし、自分の記憶を辿ってみると…ヤバい…俺も知り合いのキリスト教関係者でマトモだった人が殆どいない…!
響「あの…それと士郎さん。聖杯戦争についてどれ位知っているんですか…?」
当麻「そうだな、あの神父が経験者に聞けと言って士郎の名前を挙げたからな。」
話の流れが淀んできたので修正をかける響。
俺は頭を一度リセットして質問に答える。
士郎「そうだな…まず聖杯戦争と言うものはサーヴァントを召喚しなくちゃ始まらない。サーヴァントとは通常、専用の復唱を用いて"英霊の座"から召喚する。」
まどか「専用の復唱ですか…?」
なのは「"英霊の座"って何なの?」
イリヤ「…」
さっきまであちらで別の話をしていた女の子3人組もこちらの話が気になったのか、急にこちらの話へ参加してきたがごもっともな疑問である。
士郎「例えば、アーサー王とかいるだろ?」
当麻「あ、ああ。アーサー王がどうしたんだ。」
士郎「アーサー王をはじめとした英雄達って今でも一般で語り継がれてるだろ?そういう英雄達の魂は、人々の信仰を得ると人間から一段階上にシフトして英霊という存在になる。」
響「そういう英霊達がいる場所って事ですね。」
腕を組みながら、うーんと唸りながら話を理解しようとしてくれている響。
反応が早かった事に純粋に驚いた。それに随分と理解が早い。
世間では英雄なんて物は神話と同じく所詮作り話と思ってる人が大半だと思うから、英霊とか言っても『何言ってんだお前…』と思われても不思議ではないと思うのだが…
士郎「え…?ああ。信じてくれるのか?英雄って話から突っ込まれるかと思ったんだが…」
響「アハハハ〜。私も色々ありまして〜」
当麻「あ、ああ…普通はそうだよな…」
どこか二人の様子がおかしい。もしかするとこれはフォローされてたりするのだろうか?
やはり変なやつだと思われているのだろうか?
だとしたらコレはコレで結構凹む。
((さっき30分も教会探ししていた時に延々とオーディンの話してたって言ったらどう思うのだろうか?))
と、2人揃って考えていたのは俺には知る由も無い。
なのは「ええっと、でもおかしくありませんか?」
まどか「私、英雄なんて物じゃ…」
士郎「うーん。それなんだが…」
ルビー「つまり、”士郎さんの参加した聖杯戦争”はそうだったというわけですね!」
イリヤ「ル…ルビー!」
同じく何故か飲み込みが早いこちらの2人組からまたも的確な指摘をされた。
正直俺も全く見当がつかないのでどう答えよう迷っていたら、さっきまで静かだったルビーが急にフヨフヨ飛びながら話の輪の中心に入って来た。
?”俺の参加した聖杯戦争”…?
士郎「おいルビー。"俺が参加した聖杯戦争”って…他に聖杯戦争があっちこっちであるっていうのか?」
ルビー「やっと名前で呼んでくれましたね、士郎さん!それについてはイリヤさんに聞いたら良いんじゃないでしょうか〜!」
とっさにイリヤの方を見つめる。ルビーの発言はイリヤにとっても不意打ちだったようで、
イリヤ「え…ええ〜!?何で私に話を振ったのルビー!」
ルビー「いや〜イリヤさんが先ほどから何か言いたさげな反応をしていたので〜。それにイリヤさん、さっきからだんまりじゃないですか〜」
イリヤ「だからってなんで私なの〜!そういうのはルビーの方が詳しいでしょ!」
ルビー「それだと、ルビーちゃんちょっとつまらないです!それに何言ってるんですかイリヤさん、途中でサファイアちゃんに浮気してたじゃないですか〜!」
みんなに注目されているのにも関わらず、パニックに陥っているのかルビーと言い争いを始めるイリヤ。
しかし、このままでは話にならないのでルビーにもう一度聞いてみる。
士郎「なあ、ルビー。素直に教えてくれないか?」
ルビー「絶対イリヤさんの方が詳しいのになんでルビーちゃんが!私では満足には答えられないと思いますよ〜!」
なのは「イリヤちゃん、話して欲しいな。」
イリヤ「なのはちゃん…」
士郎「ルビーはこれだし、気持ちは分かるが話してくれないか?イリヤ…」
聖杯戦争なんてロクなものでもないので正直なところルビーから聞きたかったのだが話すつもりは無いようなので気が進まないがイリヤに聞いてみる。
イリヤ「お兄ちゃんまで…でもうーん。何から話したらいいのかな…?」
「うー…」と唸りながら考え込むイリヤ。ここにいる全員の注目がイリヤに集まるなか、沈黙を破ったのは以外な人物(?)だった。
ルビー「すいません皆さん。話はここまでにしましょう。」
イリヤ「もう!ルビー今度は何なの!?」
士郎「お「マスター」
俺も思わず声を上げようとした瞬間。後ろから何かの機械的な声が聞こえた。後ろを見て何の声か確認しようとしたその時だった。
「やあ、話の最中にごめんね。君たちが真夜中に集団で教会で礼拝する変わり者っていう事も考えられたからね。僕も最初は君たちの話が終わるまで待つつもりだったけれども…」
突然前方から声が聞こえそちらを見ると、僅かな街灯に照らされた夜の路地の30m程先に人影が見える。そのせいで相手の顔が見えない。しかし…
「聖杯戦争という単語が君たちの会話に出てから僕のマスターからいい加減に戦えと指示が来たからね。少し付き合ってもらえるかい?」
ーーーその人物にはステータスが表示され、更にその右手には先が二つに割れている槍らしきものが握られていた…ーーー
サーヴァント(第一のランサー)
unkonwn
マスター
unkonwn
(ステータス)
筋力A 耐久B++ 速さB 魔力EX 幸運E+
(クラス別スキル)
『対魔力』ランクB
三節以下の詠唱による魔術を無効化。大魔術・儀礼呪法など大掛かりな魔術を持ってしても傷付けるのは難しい。
(固有スキル)
『unkonwn』ランクEX
unkonwn
『神性』ランクA++(EX)
unkonwn
(宝具)
『unkonwn』ランクA
unkonwn
『unkonwn』ランクEX
unkonwn
『unkonwn』ランクEX
unkonwn
『unkonwn』ランクEX
unkonwn
『unkonwn』ランクEX
unkonwn
うん、我ながらかなりチートですね…
でも、このキャラならこのくらいしてもしたりないかなと個人的に思っているのでこうさせて頂きました。