基本本編の丸写しな件
「私達は三人、死ぬ時は同じと誓わん!」
「おう!帝都で出世して金稼ぎだ!」
「俺達で貧乏故郷を救うんだ‼」
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「とか言ってたのによ...俺、一人になっちまったじゃねぇか...」
あれから3日、作られた二人の墓の前でタツミは居た。
ハジメは約束通りに遺品と遺髪を故郷に送りとどけ、残された遺体はナイトレイドのアジトの近くに作られた墓に埋葬された。
ドサッ
「おおおおおお!?」
「いきなり何すんだよ!!」
レオーネが背後から突然現れ、その豊満な胸をタツミの頭に荒く乗せるも驚きのあまり「ザザザザザッ!!」っと音を立て後退りタツミであった。
「いつまでもウジウジしない!」
「あれからもう3日だ、私達ナイトレイドの仲間になる決心はついたか?」
「だから俺は!」
「私は素質あると思うよ、なにせあの男が推薦したくらいだからね、まぁとにかく今日はアジトを案内してやるよ」
「ちなみに、ここは帝都から北に10キロの山の中だからね。」
「いいのかよ、殺し屋がそんなオーブンな感じで!?」
レオーネは、そのままタツミの首を引き摺りながらアジトの中へと入っていく。
会議室で髪の長い眼鏡を掛けた落ち着いた印象を与える『シェーレ』と言う女性にあい、そのあと長いツインテールの『マイン』という女の子にあった、強気なマインと言い争いをしたあと訓練所に向かう。
「どぉりゃああああ」
「でやでやでや」
「ここが訓練所という名目のストレス発散場所だ、そしてあそこに居る...」
「ぬおおおおおおお!!!」
「見るからに汗臭そうなのが『ブラート』だ。」
ギュオオオオオオ
と風を斬る音を立てながら目にも止まらぬ槍さばきを見せるリーゼントの男が居た。
(すげぇ!!なんて槍さばきだ!)
「ふぅーっ」
「なんだレオーネじゃねーか、とそこの少年は?...あぁ、この間の奴か。」
「なんで俺の事を?」
「ん?そうか、初対面の時は鎧着てたもんな。」
「あ、あの鎧の奴!」
「ブラートだ、ヨロシクな。」
「ド...ドモ。」
手を差し出され『ガシッ』と握手をする二人、そんなタツミにレオーネがある事を伝える。
「気を付けろ、コイツはホモだぞ」
「えっ!?」
「オイオイ、誤解されちまうだろ、なぁ?」
上半身裸の男が顔を赤らめながらそんな事をいっても正直説得力の欠片も無い、はっきり否定してほしかったタツミであった。
さらにその後、レオーネの水浴びを覗き見しようとするも失敗し逆に締め上げられた少年、『ラバック』の話しは些末な事なので省略させてもらう。
~河原~
「なんかもう、お腹いっぱいなんだけど...」
「アハハ、次は美少女だから期待してろって!」
しばらく歩いた先に巨大な鳥を丸焼きにして食っている少女、『アカメ』が居た。
「アイツが食ってんのエビルバード!?まさか一人で仕留めたのか!?」
「アカメはあれで、野性児だからな。」
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【捕捉情報】
名称『エビルバード』
特級危険度種、1匹で村を1つ滅ぼす程の大食漢である。
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二人を見つけたアカメがレオーネに肉を投げ渡す。
「レオーネも喰え」
「おっ、サンキュー」
じーーーーっ...
「...なんだよ?」
「お前...仲間になったのか?」
「いや...」
「だったらこの肉をやる訳にはいかない」
(いや、いらねぇ...)
「残念だったな、タツミ」
(コイツ、何考えてるかわかんねぇ、正直苦手だぜ...)
「それにしても今回は奮発してないか?」
「ボスがかえってきてる」
「よっ」
アカメの隣の椅子に座って居た人物、右目の眼帯と右腕の義手、美しい銀髪が特徴のイケメンな女性。
彼女が暗殺者集団「ナイトレイド」のボス『ナジェンダ』であった。
「ボス!お帰り、何かにお土産ありますー?」
「それよりもレオーネ...3日前の仕事お前だけ作戦時間オーバーしたそうだな?」
右手の義手が「ギリギリッ」と音を立てる
(やばっ!!)
義手の手首から先が飛び出し一目散に逃げ出すレオーネの肩を掴み取る
「ひぃぃぃぃぃっ!!」
「ふん、大方愛する男に出会えて舞い上がってた所か?、その癖は良くないな、なんとか直すようにしろ...」
「わかったから、そのキリキリ音を停めてくれボス!!」
「所で、その少年はなんだ?」
「あっ、そうだボス!!この人材推挙!」
「おい!だから勝手に!!」
「ほぅ、見込みは?」
「ハジメが家に送りこむ位ですからね。」
「ふむ、なるほどな。」
「ま、とにかくやってみろって、な!」
「バイトかよ!!」
「時給も高いぞ」
「だからバイトかよ!!」
「...アカメ、会議室に皆を集めろ、この少年の件を含め、前作戦の結果を詳細に聞きたい。」
次回か次々はハジメsideの予定