新たな可能性を探すために他の二次創作を書いていました。
おそらく秋くらいに投稿すると思いますので、宜しければそちらもお願いします。
元は
後に、『妹達』は絶対能力進化計画に流用され、樹形図の設計者の算出したプランに従い、最強の超能力者一方通行を
実験内容は、『20000通りの戦闘環境で
順調に進行されていた実験は第九九八二次実験以降は御坂美琴による破壊工作が行われたが、計画を外部機関に引き継がせることで難を逃れている。そして今夜——————
あるビルの屋上。柵の上に立ちながら強風で体勢が微動だにしないそのバランス力は驚異的。強風の中、頬に着いた血をハンカチで拭いながら遠くの路地で行われている実験を観察していた。第一〇〇三二次実験。何時も通り進行されていた今回の実験は乱入者によって邪魔された。
何時ぞやは観察対象だった人物——————無能力者上条当麻が今回の実験の妨害に入り、一〇〇三二号を助けようと幻想殺しで喧嘩慣れしていない一方通行を一時は追い込んだが、大気に触れる事で風全体を操作した一方通行に追い込まれる——————
「おいおい、第一位様は無能力者相手に何ガチになってんだよ」
「……油断していたとはいえ、ああも一方的に一方通行にダメージを与えるとは、子供の喧嘩も馬鹿には出来ませんね」
「は、それで勝てるのは幻想殺しのあのガキだけだろ」
「おめーがガキって言うのか?あんま歳変わんないだろ」
「なら、俺がガキならお前はしょんべん臭いただの子供だな」
「な、なんだとっ!!」
「お、おねえちゃん。仕事の最中に喧嘩はダメだよ」
「ああ!?こいつが「静かにしなさい」……はい」
「相変わらずひとみっちには弱いな紗夜は」
「貴方も口を慎みなさい。瑠璃の言った通り今は仕事の最中なのですから」
「へいへい」
何故、彼等シークレットが第一〇〇三二次実験を監視しているのか、その理由は第一〇〇三二次実験が開始される一時間前にさかのぼる。
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「今回の実験で一方通行は無能力者上条当麻に
「「「……」」」
瞳の発言に誰も驚かない。それもそうだ。こうなることは絶対能力進化計画をやる以前の段階から知らされていた。
「問題はその後です。一方通行が敗れることが決定している今、あの方が来る可能性がとても高い。今回来ないのなら次からは問題ありませんが、現れるのなら……一方通行を倒した上条当麻が狙われる事になりますす。……詳しい説明は省きますが、一方通行が第一〇〇三二次実験を開始してから24時間以内に一方通行、上条当麻に接近する者。妹達、オリジナル、今計画の科学者、医者、学生、教師、神父、シスター、以外の怪しい者は拘束、もしくは排除をお願いします」
「除外枠多すぎじゃね?てか、最後の神父とシスターって学園都市に滅多に居ないぞ。そもそも『今計画の科学者、医者、学生、教師』以外に誰が上条当麻を狙うんだ?……は、まさか暗部か?」
学園都市の学生の数は総人口の8割に及ぶ。総人口が230万人。学生を外せば約28万人。教師などを含めれば更に減るだろう。だが、その約28万の人間から上条当麻を24時間護る事になる。普通に考えれば馬鹿じゃねーの?と言いたくなるが、この仕事は普段の仕事(暗殺)より楽だ。何故なら、『一方通行が第一〇〇三二次実験を開始してから24時間。一方通行と上条当麻を護る』。あらゆるゲームを最高一週間徹夜でプレイ可能な俺様にとって。24時間、一日などまったく問題ない。だが護衛対象が動き回るなら面倒だが、原作知識から(曖昧だが)病院では一日くらい起きないだろう。そんな一方通行、上条当麻を狙う奴、しかも病院でとなると自ずと答えが暗部しかない。
「いいえ、暗部の者ではありません。ですが、暗部の者を雇う可能性があるのでそこは各自の判断に任せます」
「何かめんどーだな……その言い方からもう襲撃者が誰なのか分かってんだろ?隠さず教えろ」
「それは無理です。向こうから襲撃して来ない限り私達から手を出す事はできません」
「…………なるほど」
「?。何がなるほどなんだ?」
「わ、わたしも、聞きたいです」
「ん?ああ、別にいいけど。……いいか神無城姉妹、今回の仕事は分かりやすく言えば『一方通行が第一〇〇三二次実験を開始してから24時間。一方通行、上条当麻を護る』だ。その中で『妹達、オリジナル、今計画の科学者、医者、学生、教師、神父、シスター』は除外。それ以外であの二人を狙う奴等は暗部しか居ないんだが、ひとみっちは違うと言った。ならもう答えは出てるだろ?」
「ん~~~———……警備員とか?」
「おねえちゃん。そ、それ、教師と被るよ?」
「あ、ほんとだ。なら……風紀委員だ!!」
「それだと、学生と、被るよ?」
「~~~~~!!わっかんねー!!こういうのは瑠璃の仕事だろ、何であたしが考えてんだよ!」
「え~、し、仕事は、関係ないと思うけど……」
「いいから瑠璃はなんだと思うんだよ?」
「わ、わたしは、えっと……ね、か、科学者とか?」
「おお~、流石瑠璃ちゃん。姉と違って頭がいいね」
「あたしが馬鹿って言いたいのか!?」
「そだけど(ニヤニヤ)」
「こ、こいつ!!」
「だ、だからおねえちゃん、話が進まないよ~。紀陸さんもあまりおねえちゃんをからかわないでください」
「おっけ~おっけ~。んじゃ何で科学者なのか、ひとみっちは『向こうから襲撃して来ない限り私達から手を出す事はできません』と言ったね。あのひとみっちだよ?敵対者、反逆者、仕事に置いて一切の慈悲なく相手の命を刈り取るひとみっちだよ?そのひとみっちが自分から手出し出来ないって言ったんだ。その時点で相手が誰で何者なのか簡単に見当がつく」
「……色々言いたい事がありますが、今から仕事ですしいいでしょう」
「あ?何か言ったひとみっち?「いえ何も」あそ、それでだ。答えは一択しかない。そう——————『木原』だ」
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「あ、第一位本当に負けやがった」
「あ、あの怖い人、負けちゃったね」
「……にしても実験の最中だってのにもう二十人目とは……これからが本番か」
「いえ、おそらくこれからは来ても三、四人程度ですかね」
「はっ?何でだよ。弱った、しかも手負いのターゲットだぞ?こっからが本番だろ」
「ええ、ここからが本番です。ですから先ほどまでのような金で雇った雑魚ではなく、少数精鋭の
「存在の確認だぁ?今回の木原は俺等の存在を知らないのか?」
その質問を瞳は肯定する。その様子から今回の木原は木原一族の中でも相当下っ端のようだ。もしかしたら木原円周よりも下かもしれないな。
今回の仕事の敵は『木原』……だが何だ?この引っ掛かる感じは……ま、どうでもいいか。んなことより仕事だ仕事。
「では、オリジナル・妹達が上条当麻を連れて
「けどそっち一人で大丈夫か?護衛対象が二人ならツーマンセルが妥当じゃね?」
「現状の戦力と何方が狙われるかを分析すると最も狙われるのは一方通行を撃破した上条当麻です。紗夜、瑠璃は実力は申し分ないのですが、経験がまだまだ浅い。紀陸は二人をフォローしつつ仕事に当たって下さい」
「なるほど。りょーかい」
瞳は能力的に一人の方が実力を発揮出来るので黙認した。紗夜は紀陸にフォローされるのが嫌らしく、駄々をこねるが瞳の睨みで渋々了承した。瞳にどんな教育を受ければあの紗夜がここまで従順になるのか気になったが、そこは野暮だろうと思い聞かないことにした。
「オリジナル、妹達が上条当麻を連れて移動を開始しました。それではご武運を」
三人はそれぞれ返事を返すとそのまま姿を消した。瞳もオリジナル、妹達が
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第七学区。冥土帰しが 務める病院から200メートル離れた病院に瞳は居た。
違う学区に移したほうが狙われにくいと考えるが、もしもを考慮して直ぐに加勢でき、一部の暗部しか知らないシェルター式の病室に一方通行を寝かした。怪我自体は大した事もなく軽傷。只の脳震盪なので薬で眠らせている。薬の量から二日は起きないだろう。
此処は限られたIDカードでしか開ける事はできない。一度そのIDで登録すると解除するまで他のIDでは出入り出来なくなる。外からでは絶対に開けることは出来ないが、内から開けることも出来ない。一方通行が目を覚ましたらシェルターなんて何の意味もないですが。
私が居るのはシェルター内。敵が襲撃に来てもシェルター内にいる限り余程の事がない限りまず安全です。もし敵が侵入に成功してもこのシェルター内は音を倍増し反響するようにできているので息を吐くだけでその音が反響しすぐに居場所が分かる仕組みになっている。
「……くっ!?」
その僅かな変化に気付けたのは瞳の暗部としての『勘』と日頃の『観察力』の賜物だ。
目の前には一定のリズムで呼吸を繰り返すアクセラレーターが眠っている。更に詳しく言えば毎秒二秒後とに呼吸を繰り返している。胸の動きから確かに息を吐いた筈だ、なのに『音』が無かったのだ。
最初は気のせいだと思った。だが、次も『音』が無かったため、疑心は確信へと変わった。
そこから瞳は迅速だった。すぐさま病室の扉を出て侵入者に向かい紙を投擲したのだ。このシェルターは病室が三つある。私は一番端の病室に居る。おそらく相手は音は消すことが出来る能力者か、機会を所持しているので見つかるのは最後だろう。
呼吸、ハッチの音がしなかった事から侵入を許してから十秒弱しか経っていない。
なら相手は侵入して一つ目の病室に入るとこだろう。
音速並の速度で放たれた紙の刃はそのまま侵入者の肉体を切り裂くだろう。だが、『刃』は侵入者の体をただの肉塊にすることなく、体に命中した時にはただの『紙』になっていた。
「な……貴方は……」
能力が無力化された事より、白衣を着た無精ひげが生えた男とその隣にちょこんといる女の子に注意がいった。
刃へと変えた紙がただの紙に戻された?あの子供、紀陸と同じ『振動』系の能力者とみて間違いないでしょう。だが何故あの男が此処にいる?こんな死ぬかもしれない戦場に。
「
とっさに背後に紙を展開して衝撃は最小限で済みましたけど……正直相性が最悪すぎです。振動系なら対処のしようがあるのですが——ァあ——ア————
余りの耳鳴りに脳が揺さぶられる。これは不味い……聴覚と前庭感覚を持ってかれましたか。
この狭い空間は相手の能力を反響させ更に倍増させている。相手が能力を使えば使うほど私の体は壁に埋め込まれていく。
反撃できない私に銃をむけた男は、そのまま何の躊躇もなく引き金を引く。衝撃を緩和させるために展開していた紙は防御が間に合わず、そのまま弾丸は私の眉間に命中した。
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