ここはただとても静かで暗かった。外からは隔離された正方形の空間。唯一聞こえてくるのは水が滴る音とたまにくるネズミの鳴き声くらいのものだ
滴る水がわたしの体を濡らしていく、壁も床ももう冷たいと感じることができないほどわたしの体温は低下
していた
意識がはっきりとしない、ここに閉じ込められてから何も食べていない、最初はうるさかったわたしの腹の
虫は今ではすっかり静かになった。
「キュル~~」//////////
けど、減るものは減るのである
ぶるぶる{{ }}(外の凍えた風が私の肌を撫でる。)
どうやら感じなくても体は正直らしい
「はー」白い吐息がわたしの口からこぼれ出る
ただでさえ小さな体がさらに縮こまる
「また、よみたいな」
お父さんがわたしに初めて買ってくれた漫画があった。
「とある正義のヒーローが悪の組織を打ち倒すアクション漫画」といううもの。
二人は長い旅路を乗り越
え、2人は恋に落ちて強い絆を紡ぎ、最後に悪を打ち滅ぼす。
わたしはそんな二人に憧れた。美しかった。そうなりたかった。
だけど今のわたしは
”ジャラララララ”
わずかの動作でさえ足に繋がれた鎖はこの狭い空間では無慈悲な音をたてる
「はーっ」
今日何度目になるかわからないため息をついた
ここに来てもうどれくらいたっただろう。まだ数日しか経っていないのか、それとももう数ヶ月間経ってい
るのか、もう時間の感覚が薄れてきている。今は、ただ無抵抗のままでいる。
ここにつれてこられてからはただ無干渉に、ずっとここにいる
最初は見張りがいたけど、いまでは見張りもつけずただ放置するだけ
おそらくもうこの建物には誰もいないだろう。
理由はわかったいた・・・・見張りの人も・・・・警備の人も・・・・・ほかの檻の中の囚
人たちも・・・・・・・・・・・・・・この建物にいた全員
が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・この・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
わ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・た
し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・―――――――――――――――を―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
”怯えた眼でみていた”
~??月??日~
だいぶ時間が経過した
もううごかない
ここに閉じ込められてからどのくらい経っただろうか
体は痩せこけ
唯一着ていた服も今では大事な所を隠すためだけに機能している
鎖で繋がれた足はアザができておりサビがびりついている
わたしは罪を犯した(そお)
決して犯してはならない罪を犯した(そうだ)
憎まれても仕方がない(そのとおり)
恨まれても仕方がない(仕方ない)
憎悪されようが復讐されても仕方がない(そうだ仕方ない)
苦しい(苦しめ)
鎖に繋がれた足が痛い(痛がれ)
お腹がすいた喉が渇いた(もっと苦しめ)
滴る水飛沫が 床の冷たさがわたしの体温をさらに奪っていく(もっとだもっとだ)
このまま生きてて意味があるのかな?(意味などない)
意味がないならどうすればいいのかな?(簡単なことだ)
簡単なこと?(ああ、簡単なことだ)
どうすればいいの?(死ねばいい)
死ぬ?(そうだ死ね)
死ねば楽になれるのかな?(ああ、楽になれる)
死ねばみんな許してくれるかな?(許してくれるさ)
死ねば全てが解決できるのかな?(全て解決だ)
死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)
死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)
死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)
死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)
死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)
死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)
死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)
死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)
死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)
死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)
死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)
死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)
死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)
死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)死のう(死ね)
すぐ近くに破れたガラスがあった
わたしはそれを手に取り――――そして・・・・・・・
意識が遠のいていく・・・・
血が流れ出て行く・・・・
血が水に混ざりわたしの鼻をくすぐる・・・・
冷たかった水がいまではあたたかく感じる・・・・
体が軽くなっていく・・・・
「声」は語りかけてこない・・・・
ただわらうだけ・・・・ アハハ
それだけでわたしは楽になった・・・・
わたしが死ねばみんながよろこぶ・・・・
これでいいんだ・・・・
アッハッハハッハッハハハhッハ
いいんだ・・・・ あっははっはっはhっはっはははあああはっはっはははあっ
aaahあhっはaaaaaaaahhhhahahahahhhaああっは
・・・・
・・・
・・
・
でも――――(だめ)
もし――――(だめだ)
わたしg――(それだけは)
誰か―――――(それだけはいけない)
誰かが―――(げんそuだァ)
しね――(aりえナいぃi)
かな?―――(kaンがェるぅn)
くれる―(ヤメロ!)
悲しい(ヤm――――――――)
わたしが死ねば誰か悲しんでくれるのかな?
お母さんはわたしが生まれた時に死んだ
お父さんはわたしが、、、、、、お父さんはわたしが――――――
友達もいない
ああ、そうか・・・考えるまでもなかったんだ・・・・・
けっきょくわたしはひとりだったのか・・・・
また「
さっきとちがい、憎しみや恨みの「声」ではなく、ただじじつだけをタンタンと言いつづける「声」がわた
しをうめつくした―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない いない
誰も悲しんではくれない
悲しんでくれる家族はもういない
「もういないんだ・・・・」
その小さなつぶやきは、うるさかったお腹の音や、鎖の擦れ合う音や、頭の中にささやく声たちより
も・・・・わたしの「
もうなにも考えられない なにも感じない
ただこのまま死ぬのをまつだけ
自分がもうすぐ死ぬのもなんとなくわかる
からだから大切な「
自分のからだの中の「
体を濡らす”水”が冷たく感じる
このひと時ががとても長く感じる
でも、これでやっと死ねる
この時からやっと解放される
(おやすみ)
重いまぶたがゆっくりととじようとしていくと・・・・・・
「ザァッ」(何かの音が響いた)
閉じかけていたまぶたがとまった。最初はネズミか鳥だと思った。ここにはもうわたし以外がいるはずがな
いのだからそれは仕方がないことだと思う。しかし、それはよく聞くとそれは足音だとわかった。音は誰もい
ないこの無駄に広い建物に響き渡る。
足音はペースを落とさずに確実にこちらに近づいて来ている
そして―――
ついに―――
足音が『私』のいる扉の前で―――――――――――――止まった。
「カチッ」
今までわたしを閉じ込めていた扉の鍵がいとも簡単に空いた。
わたしは無意識に『その』扉を見つめていた。
"ギィィィィィイイイイィィイイィィィィィィイイ―――――――――――――"
光が、漏れた。
数日、数ヶ月、ヘタをすれば数年ぶりの光。
光がわたしの凍えた体をつつみこんでくる
わたしは反射的に目を細めた。
光は『影』を覆うように、扉をこえてわたしに迫ってくる。
その『影』はわたしの前までくると、同じ目線になるように膝を織り、わたしを見つめてくる。
『影』がスっと右手をわたしにむけてくる。
その『手』にたいしてわたしは動かないからだを総動員させた。
体が悲鳴を上げる。
体は骨に皮がくっつくくらい痩せこけている。
そして、なにより血を失いすぎた。
わたしはなんとかして右手を伸ばそうとする。
全神経を右手に集中し、今出せる力を限界まで出し尽くし、手を伸ばそうとした。
しかし、実際にはピクリと指先がすこし動いただけ。
(とどかない・・・・今まで求めていた『
もとめていたもとめていた―――ずっともとめていた。
しかし、わたしは『
これは
なら、これもしかたがないこと・・・・うけいれるしかない。
しかし、その思いとは裏腹に『影』はわたしの手に『手』を伸ばした。
人のぬくもりがする。
触れられた指先からからだがあつくなっていく。
からだの痛みが不思議と引いていく。
眠気が急激に襲ってくる。
意識が遠のいていく。
『影』がわたしに語りかける。
「やっ・・・みつけ・・・た・・・世かい・・・・50にn・・天ネん・・げんせk」
今までの疲労と眠気のせいもあり、よく聞き取れい。
冷えた
それが、『彼』とわたしとの初めてのであいだった。
プロロだけで時間かけすぎました(沙*・ω・)