飛ばしても構いませんのでご自由にどうぞ。
その物語のヒーローはチェーンソーを武器に戦うメイド衣装の少女がいた。そんな彼女には主人がいた。”彼女”と主人の出会いはあるスラム街でのことだった。
”彼女”は普通の家系に生まれたどこにでもいる普通の娘だった。まだ年も幼い頃の”彼女”は誘拐犯に連れ去られ、その人生の大半を薄暗い部屋に軟禁されて過ごしていた。布一枚だけを体にはおり、他の人が食べた食べ残しを食べて飢えをしのいでた。そんなある日、”彼女”に運命の時がやってきた。誘拐犯は捕まり、彼女は解放された。
そんな”彼女”を助けたのはチェーンソーを持ったメイドと、”彼女”の手を握った一人の《
そんなある日主人の両親、旦那様を狙う《悪の組織》が屋敷を襲ってきた。旦那様は《悪の組織》に捕まってしまい、メイド長は彼女と主人を逃がすために屋敷に一人残り戦った、彼女は主人を連れて隠れ家へと逃げていく。これからどうすべきか分からない今、”彼女”はただ迷っていた。
旦那様、メイド長、使用人たちは、彼女を、主人を、逃がすために犠牲になったのだった。この隠れ家はメイド長がもしもの時とよういしていた別荘だった。そこには、彼女には常に厳しく、普段から仏頂面で、笑顔以外はメイドとして完璧だったメイド長からは予想がつかない物がそこには置いてあった。それは、《アルバム》だった。彼女が主人に拾われてからの今までの写真が貼ってあった。彼女はそれで理解した。彼女はメイド長に嫌われていると思っていた。確かに彼女はメイド長に憧れを抱いていた。主人を護りながら”悪”と戦うその姿はまさに”ヒーロー”だった。しかし、当時は主人につかえていたメイド長にメイドの心得を教えていただき、あまつさえ主人のメイドとしてつかえることを無理にお願いした私が、メイド長に嫌われようと仕方がないと思っていた。しかし、現実はどうだろうか、この別荘に貼ってある写真の数々はどれもシミはなく、汚れもなく、キレイに保管されていた。手にとってみればどれも新品とかわりないほど保存状態はよかった。それをしばらく眺めていると、写真の間に何かが挟まっていることにきがついた。そこには一通の手紙が入っていた。よくみると宛先は彼女の名前が記入されていた。それに気がついた彼女はすぐに手紙は開いた。そこには、たった一言が書かれていた――――――
「 信じるモノを守れ 」
自然に顔がほころんだ。実にメイド長らしいと”彼女”は思った。これで答えが決まった。もう”彼女”に迷いはなかった。ただ自分が「信じるモノを守れ」と。
旦那様、奥様、メイドの同期たち、そして・・・・・・メイド長のことを守ることができなかった。逆に”彼女”と主人は彼らに助けられていた。拾われたあの日から今日という日まで私達は皆に守られていたのだ。しかし、この場に助けてくれる人はいない、いや、助けなんていらない、今―――これからは・・・・私が「
そして、”彼女”は主人《マスター》と共に《悪の組織》から皆を助け出すために立ち上がった。
それからは大変だった。二人は各地を転々とし、刺客を倒しながら《悪の組織》の情報を集めていった。そして、二人は長い旅路を乗り越え、2人は恋に落ちて強い絆を紡ぎ、最後に悪を打ち滅ぼすのであった。
―END―
やっと本編です!!