後書きに今までの登場人物の人物紹介を書いてますのでそちらも良かったらどうぞ
ウォール・マリアに向かう船の上で
「そうですか、カルラさんは無事じゃったのか」
「無事……でしょうか? 記憶を無くして、足の完治は無理でしょうから」
「じゃが命があっただけでも良しとせんとな」
「……はい(命だけでもか……この老人もマリア奪還で巨人に喰われる……絶対守ってみせる)」
と船の中でアルミンのおじいさんに出会い話をした。そして、心の中で誓うヒロトである。着くまでの間お互いの居住区等を話していた
ウォール・マリア船着き場
「着いたぞ。早く降りろ!」
近くにある建物の屋上から大声で言う駐屯兵。何人かは船に積んである桑や鉈を持って突っ立っているが誰も降りる気配を見せない。そんな中1人降りて町に向かいゆっくり歩くヒロト
「お前達も早く続け!」
と怒鳴る様に言う駐屯兵だが、誰もが固まって動けないでいた。
そして、8m級の巨人がヒロトに気付き向かって来たが、構わず巨人に向かい歩き続けるヒロト
真正面までヒロトが来た時、掴まえ様と前屈みになる巨人
「遅いんだよ、薄のろが」
言った次の瞬間には巨人の右足の横に立ち蹴りを入れるヒロト
巨人は、そのまま前に倒されるとヒロトは直ぐ様巨人の両足を掴むとジャイアントスイングの要領で投げ飛ばした
投げ飛ばされた巨人は駐屯兵が立っている建物に激突した。堪らず地面に転げ落ちる駐屯兵
投げ飛ばされた巨人は項に致命傷を受けたのか崩れ落ちた瓦礫の隙間から煙が出ていた
「な、何の真似だ!? ……あっ、お、お…」
ヒロトに食ってかかる駐屯兵だが、此方に近付く数体の巨人を視界に捉え固まる駐屯兵
「死にたくなければ、闘う事だ」
そう駐屯兵に声をかけると船から未だ動けずに居る皆に向き直り大声で
「見て分かったと思うが、巨人とて無敵じゃない! 見た目より軽い、そして項の部分を削り落とせば絶命する!」
「でも、どうやって倒しゃあいいんだ?」
手前に立っている中年男性がオロオロながら聞いて来ると
「まず40人程のグループを作るんだ。そして10人程で巨人を引き付けて20人が巨人の両足を後ろに引っ張る。うつ伏せに倒れた所に残りがうなじを狙えば倒せる!」
「何故、それを知っているんだ!?」
ヒロトの言葉に驚く駐屯兵の横で顔を見合わせる中年男性達
そこへ10m級の巨人が向かって来た
一瞬躊躇するも直ぐに10人程が巨人の前に踊り出た
すると巨人は10人に引き付けられた。そして約20人がそれぞれ10人ずつ分かれ巨人の両足を掴み思いっきり後ろに引っ張ると前のめりに倒れた
そこへ、鉈や桑を持った10人が力一杯巨人のうなじを攻撃すると煙を上げて蒸発していく巨人
「た、倒した……俺達が巨人を……なぁ、あんた」
「ああ、倒せるんだ。落ち着いて、一体すつ倒して行こう」
少し高揚する男性に落ち着く様にと答えるヒロト
「ああ! 良しみんな行くぞ!!」
男性の声に『オオー!!』と言うとそれぞれグループを作って巨人に立ち向かっていった。それぞれの顔には来たばかりの時は絶望の色しか無かったのが、いつしか希望の表情になっていた
「(何者だ彼は? とても人間技とは思えない)」
ヒロトを見ながら思う駐屯兵に
「ここから一番近い駐屯兵団の駐屯所は何処にある?」
「えっ? あぁ、それは……」
場所の説明をする駐屯兵。それを聞いたヒロトは近くにいた女性に話をして駐屯所に向かった
駐屯所にて
駐屯所内の至る所から大小様々な巨人が煙を上げ蒸発していた。その奥で頭を抱えるヒロトがいた
「(立体機動は使えるのがある。補充用のガスもかなりあるが) ……ガスの補充の仕方が解らない (ガスボンベの交換なら解っているが、補充のやり方は資料がなかったな、仕方ない)」
そしてガスが入っているボンベを探すヒロトだった。暫くして何とか見つけ装置に取り付けたヒロト
その時外から何かが飛来する音と爆発音が聞こえた
「(今の音は……砲撃!?)」
慌てて外に出るヒロト。そこには、突然撃ち込まれている砲弾にパニックになる人々が逃げ惑っていた。更には何人も巨人に掴まり食べられている。
「(不味い!)……皆、落ち着け!!!……駄目だ、恐怖でパニックになり俺の声が届いていない (訓練された軍隊ならともかく彼等は、ただの一般市民。無理もないが……このままでは)」
必死に対策を考えるヒロトである
その頃城壁の上では1人の貴族の独断で固定砲台を使い砲撃が撃ち込まれていた
「あの……本当に宜しいのでしょうか?」
「何がだ? お前は一介の駐屯兵でありながら貴族の僕に逆らうのか?」
「い、いえ申し訳ありません……ギリアウス様」
と頭を下げる駐屯兵。ふんと鼻を鳴らすゲイル・ギリアウス伯爵。横に立っている隊長であるキッツに
「解ったらさっさと続けろキッツ隊長」
「ハッ! わかりました。どんどん撃て!」
敬礼して撃つ指示をだすキッツ。その時望遠鏡で見ていた駐屯兵が
「あれは……立体機動を使っている者がいます!?」
聞いて驚くキッツ達。何故ならウォール・マリアに送った開拓民の中に駐屯兵を忍ばせていた。そして彼等には撤退する時以外は立体機動を使う事を禁止していたからである。その為駐屯兵でないヒロトが使っていると思わず忍ばせている駐屯兵が命令無視をしたと思っていた
「キッツ隊長……見せしめにその命令違反をしている駐屯兵に向けて撃ちたまえ」
「なっ!? 我々の仲間を撃てと言われるのですか!」
その指示にキッツより先に驚きの声をあげる砲撃を担当している駐屯兵
「お前、命令違反している者を庇うのか? なんならお前もあそこに送ってやってもいいんだぞ」
とマリアを指差し言うゲイル
「っ!? ……いえ、その……申し訳ありませんでした」
敬礼して謝る駐屯兵
「わかったなら、さっさと用意しろ」
言われ次の砲弾を装填する駐屯兵
「(全くどいつもこいつもゴミの分際で、役にたたないな。早く終わらせて僕の力を示さないといけないのに…さっさと喰われろクズ共が)」
このゲイル・ギリアウスと言う貴族の男は王族・貴族以外は全て人間以下のゴミとしか見ていない
この作戦もゴミを掃除する位しか思っていない
その為か、いかに早く終らせて王にアピールをする事とこんな汚い所から早く帰る事しか考えていなかった。この砲撃がいかに意味が無くそして無駄遣いにしかなっていない事も考えずに………
「砲撃用意出来ました! 照準合わせも出来ています!!」
半ばやけくそになって言う砲撃担当の駐屯兵
「やれ」
「撃て!!」
ゲイルの一言で指示をだすキッツ
余り精度の高くない砲身から放たれた弾丸は無情にも真っ直ぐヒロトに向かって行った
〜次へ〜
登場人物紹介
主人公から
ヒロト・リグレイン(日本から跳ばされて16才に)
日本に居たときの名前は「渚 泰斗」
現代(日本)から進撃の巨人の世界に飛ばされた。どうやって飛ばされたか不明。自衛隊員の父親を持ち重火器を習い又格闘術(主に古武気流術)を習得している。母親の祖父にあらゆる製作(?) を教えてもらう。そのお陰か巨人を生身で叩き潰せる人間凶器(笑)。
所属は調査兵団
因みに104期訓練生
性格は明るく優しいが珠にドSがチラホラ(笑)
髪はショートカットの黒
身長は180㎝
主人公のコンセプトは素手で巨人を倒せる人間です。そのせいか化け物染みた強さに
仲田 晋吾(18)
大学の同級生にてアニ研所属。大の進撃ファンで泰斗に進撃のアニメを進めた人物。取り敢えず1Pのみ登場
キャロ・エプレア(10)
シガンシナ区でヒロトに助けられる女の子、訓練兵団に入るが成績は下から数えた方が早いが頭は良い
104期訓練生
性格は引っ込み思案で余り喋らないが芯は強い
髪はシルバーでショートのツインテール
身長152㎝
ディア・ナポリー(10)
シガンシナ区で出会った男の子。行動的で直ぐに熱くなる。運動神経、反射神経は良い。座学はまるで駄目。助けてくれたヒロトを兄の様に慕っている。
104期訓練生
髪はブラウンで若干ツンツンヘアー
身長162㎝
リュード・リガー(12)
アニメ番では「モーゼス」マンガ番では「ブラウン」の弟。調査兵団にいた兄を尊敬し誇りに思っている。その為か元団長であるキースを快く思っていない。
104期訓練生
髪は、シャンパンゴールド
身長は170㎝
ロザージュ・ヴィオラデル(13)
かつてグリシャから受けた恩を返す為、足の不自由なカルラの世話をしてくれている一家の娘。ウォール・ローゼ内でも比較的裕福な家庭。誰にでも優しく接する事ができる。
104期訓練生でもある
髪はグレーぽい黒色のストレート(訓練時は髪を纏める)
身長は168㎝
ゲイル・ギリアウス(27)
典型的な貴族の嫡男で貴族・王族以外家畜位しか思っていない。自分が良かったら全て良しな人間
貴族としての位は伯爵
髪はブラウン
身長は178㎝
人語を話す黒き巨人
突然ヒロトの前に現れた3m級の全身黒色の巨人。流暢な言葉使いで言葉を話す事が出来る。又、ヒロトの事を『マスター』と呼ぶ。戦闘力は未知数。
此処まで読んで頂きありがとうございます